オーバーチュアスポンサードサーチ[公式ガイド]
使いやすくなったスポンサードサーチ®で
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使いやすくなった「スポンサードサーチ®」の活用法をオーバーチュアの専門スタッフが解説する初の公式ガイド。
この記事は、第7章「広告のパフォーマンスを上げる 改善のサイクルと効果向上の方法」の記事です。
この記事は、前後編で解説している記事の後編です。前編では「広告テスト」「異なる訴求ポイント」を説明していますので、ぜひご覧ください。
説明文の訴求点を比較してみよう
タイトルの訴求ポイントの違いで広告テストを行ってみたところ、安さを訴求した広告Bのクリック率が2.0%と最も高くなりました。その他は広告Aが1.7%、広告Cが1.6%、広告Dが0.8%という結果になりました。
まず広告Aを採用してみるのがいいのですが、まだ改善の余地があります。次に行ってほしいのは、説明文の訴求ポイントを変更して広告テストをさらに続ける作業です。前出の広告Bのほかに、「5000円以上で送料無料!」の個所を差し替えてさらに安さを強調する広告E、品揃えの良さを訴求する広告Fを追加しました。宣伝・コミュニケーション(グッズ抽選)の訴求はタイトルでの広告テストの結果が突出して悪かったため、やめてしまいます。下記の3つの広告での広告テストになります。
- 広告B
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5000円以上で送料無料! - 広告E
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激安バーゲン実施中! - 広告F
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この結果、広告Fのクリック率が最も高くなりました。それまで登録していた広告Aに代えて広告Fを登録することで、さらにクリック率の改善が見込めるはずです。
広告テストによる広告の改善は、タイトルと説明文の2回のテストだけで終わりではありません。広告の表現方法の違いや広告中に使用するキーワードの違いなどに対しても広告テストを行ってデータを基に改善していけば、さらなるクリック率向上が期待できます。クリック率向上にゴールはありませんが、相対的な指標として品質インデックスの数値を参考にするのも1つの手です。少なくとも広告テスト前よりも品質インデックスが改善されるまで実施してみてください。
広告テスト実施のポイント
広告テストを実施する際の基本的なポイントをまとめておきましょう。
- 比較するポイントを1つに絞る
まず重要なのは、比較するポイントを1か所に絞るということです。広告の複数か所を変更してテストを実施すると、成果の上がった広告のどこが良かったのかが見極められなくなってしまいます。あちこちに手を広げて比較するのは禁物です。
- 成績の悪い順にテストをする
成績の悪い広告グループから優先的にテストを行うことも重要です。クリック率や品質インデックスが満足いく結果になっている広告よりも、成績の悪い広告のほうが効果的でない文章・単語が多く含まれていることが考えられます。改善の余地が大きい分だけ、広告テストの効果がはっきり現れる可能性も高くなります。
- 広告グループで優先順位をつける
また広告テストは、手間も時間もかかってしまう作業です。労力に見合うリターンが得られなくては継続は困難です。クリック率が上がった時に大きな成果を得られそうな広告グループ、インプレッション数の多い広告グループ、予算規模の大きいグループなどから優先してテストをしましょう。すべての広告グループに対して広告テストを行おうとすると、大変な手間がかかってしまう場合があります。たとえば「インプレッション数が多い大規模な広告グループの中から成績の悪い順にテストしていく」など優先順位をつけて取り組んでください。
広告最適化機能を併用してクリック率を上げる
スポンサードサーチには、クリック率を上げるための「広告最適化機能」も搭載されています。この機能は、1つの広告グループに複数の広告を登録した際に利用できます。前述の通り初期設定は「オン」となっており、登録されている広告を一定期間ローテーション表示したあと、システムが広告効果の高い広告を判断し、優先的に表示してくれます。一方「オフ」の場合は、どの広告も均等にローテーション表示します。
広告最適化機能の設定
どの広告がより多く表示されているかは、広告グループの[広告]タブをクリックし、「配信頻度」の項目を見れば確認できます。効果が高い広告ほど配信頻度が上がって表示されやすくなります。
広告の配信頻度を確認する
この記事は、書籍『オーバーチュアスポンサードサーチ公式ガイド』の内容を、Web担向けに特別にオンラインで公開しているものです。
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オーバーチュアスポンサードサーチ公式ガイド
スポンサードサーチをより上手に活用するために必要な考え方を中心に、なるべく平易な言葉を用いてオーバーチュアスポンサードサーチを説明している公式ガイド。
オンライン版では紹介した内容以外にも、利用申し込みのステップ、基本となるアカウント構造についての理解、キャンペーン管理、さまざまな広告主がスポンサードサーチを活用しどのようにビジネスを発展させているのかの事例などがある。
オンライン版で紹介する、キーワードの選定に必要な発想法や広告作成のヒント、また運用に必要なレポートの見方やパフォーマンスの改善に関する情報、費用対効果の改善などの実践的なアドバイスと併せて、手元に置いておけばオーバーチュアスポンサードサーチでのキーワード広告の大きな助けとなるだろう。
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