ITSUKIは、「生成AIのプライベート利用におけるハルシネーション」に関する調査を実施した。生成AIが事実に基づかない誤った情報を生成する「ハルシネーション」という現象について、プライベートで生成AIを利用している324名が回答している。
意外と知らない? 「ハルシネーション」の認知度は34.6%
まず、生成AIの「ハルシネーション」を知っているかを聞くと、「知らない」が41.0%で最も多く、「聞いたことはあるが、よく知らない」は24.4%、「知っている」は34.6%となった。このことから、約3人に2人が「ハルシネーション」を十分に理解しないまま生成AIを利用していることがわかった。
プライベートで生成AIを利用した際に、「ハルシネーション」を経験したことがあるかを聞くと、「ある」は44.7%、「ない」は55.3%となった。
また、生成AIを利用する上で「ハルシネーション」をどの程度警戒しているかという質問では、「ある程度警戒している・非常に警戒している」が合計で67.9%にのぼった。
ハルシネーションへの対策は「情報を鵜吞みにしないこと」
続いて、生成AIの「ハルシネーション」に対して何らかの対策をしているかを聞くと、「はい」は39.8%となった。
具体的にどのような対策をしているかを聞くと、1位は「回答はあくまで参考情報やたたき台として扱う(53.5%)」、2位は「生成AIは間違う可能性があるという前提で利用する(51.9%)」、3位は「複数の検索エンジンや情報サイトで内容を照合する(50.4%)」で上位となった。
調査概要
- 【調査期間】2025年8月4日〜8月6日
- 【調査対象】プライベートで生成AIを利用している20代〜50代の男女
- 【有効回答数】324人
- 【調査方法】インターネット調査
- 【モニター提供元】RCリサーチデータ