2023年に躍進するテクノロジートレンド9選、AI新時代がいよいよ幕開け【カウンターポイント調べ】

AIがIoTやブロックチェイン、仮想世界と融合し、“あらゆる場所に存在するもの”に。

Counterpoint Technology Market Research(カウンターポイント社)は、「Technology Trends 2023」に関する最新調査結果を発表した。AI、デジタルツイン、リアルタイムコンピューティングなど、2023年に鍵となるテクノロジートレンドを選出している。

「2023年にプライムタイムの準備が整う」

それによると、2023年の技術トレンドとして以下の潮流があげられている。

  • IoTにAIとブロックチェインが合体した技術(ABIoT)の幕開け
  • デジタルツインの台頭
  • サイバーセキュリティ ― ゼロトラストアーキテクチャが必要不可欠に
  • クラウドプロバイダがサポートすることで、ユビキタス化するリアルタイムコンピューティング
  • ジェネレーティブAIが2023年に大きく飛躍
  • eSIMが主役に向け、準備整う
  • XR ― 戦略の見直しと、新たな市場機会の登場
  • サステナビリティ ― テクノロジーが原因究明に活躍
  • IoT ― 企業の統合が加速
テクノロジートレンドのマトリックス

IoTにAIとブロックチェインが合体した「ABIoT」は、信頼やセキュリティを強化し、さまざまな展開を拡大すると期待されている。また現実世界と仮想世界が併走する「デジタルツイン」もAI活用により各種リソースや機械、業務プロセスをリアルタイムにシミュレーションすることが期待されている。そのほか項目でも最大の鍵は「AI」となっており、市民生活に密着した活用がいよいよ始まる年となりそうだ。

カウンターポイント社のアソシエイトディレクターであるMohit Agrawal氏は「ChatGPTがリリース直後から成功を収めている通り、業界問わずAIのユースケース普及が進むだろう。ジェネレーティブAIを使った会話型チャットボットやテキストは、2023年にプライムタイムの準備が整い、その後、来年早々にコードライティングが始まるだろう」とコメントしている。

調査概要

  • 【調査方法】チャンネル情報、POSデータ、ディストリビューターアンケート調査、公開データなどボトムアップデータソースとトップダウンリサーチの組み合わせによるカウンターポイント社独自の調査方法で実施
  • 【調査時期】2022年1月1日~12月31日
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