発話データ収集ウエアラブルデバイス「ELI」をデータ活用プラットフォームとして新開発

博報堂の「ミライの事業室」、「語学学習」「ヘルスケア」「営業支援」の領域で実証実験

博報堂は、同社の新規事業開発組織「ミライの事業室」が、発話データを収集するウエアラブルデバイス「ELI」をアップデートし、蓄積された発話データをさまざまなサービスで活用するためのプラットフォームとして新たに開発した、と7月26日発表した。βテスト版を使って「語学学習」「ヘルスケア」「営業支援」の3つの領域で実証実験を始める。

ELIは自分の会話を解析して最適な英会話を学ぶ機器。声のトーンには感情やストレスの度合いなどの情報が含まれる。自然言語処理や音声解析技術の向上で発話データが注目され、オンラインのデータ解析サービスが普及する一方、現実の場での発話データは環境音による認識精度の低下やデータ分析に手間がかかることから、活用が進んでいなかった。

今回こうした課題の解決を目指し、ELIを発話データ活用のプラットフォームにした。普段の会話を記録して解析することで、学習や仕事の効率化を図ったり、メンタルコンディションの変化を計測したりするなど、心や脳の健康状態のモニタリングが可能になる。まず3つの領域での活用を目指し、ともに取り組むパートナー企業を募って実験を進める。

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