2020年4月~7月の新規出稿CM、“視聴質”1位はスマレジ【TVISION INSIGHTS調べ】

独自の「VI値(滞在度=Viewability Index)」×「AI値(注視度=Attention Index)」で“視聴質”を計測。

TVISION INSIGHTSは、「新規出稿CM視聴質ランキング(2020年4月~7月)」を発表した。独自に計測した“視聴質”をもとに、視聴者がどんなCMを注視していたかを推定している。

分析対象CMは、過去にCMを出稿していないブランドで、2020年4月~7月に新規に放送されたブランド。スポットとタイムを合算している。同社では、テレビが点いている際に、どれくらいTVの前に滞在しているかの度合いを示す「VI値(滞在度=Viewability Index)」と、テレビの前に人が滞在している際に、どれくらいテレビ画面に人の顔が向いているかの度合いを示す「AI値(注視度=Attention Index)」とをかけ合わせ、「VI値×AI値(専念視聴度)」により“視聴質”(数値が高いほどそのCMがより注視されていることを示す)を算定している。

2020年4月~7月の新規出稿CM、もっとも専念視聴度が高かったのは「スマレジ」

データ収集においては、一般視聴者宅に人体認識アルゴリズムを組み込んだセンサーを設置し、顔認証システムを用いてテレビの前に人がいるか、視聴者の表情、番組のどこで画面に注目したかといった視聴態勢を判断・計測した。

その結果、「新規出稿CM視聴質ランキング(2020年4月~7月)」で、もっともVI値×AI値(専念視聴度)が高かったのは「スマレジ(スマレジ)」0.76、次いで「農林中金パートナーズおおぶね(SBI証券)」0.72だった。

同社では、「スマレジ」が1位となった理由として、「ターゲットが注視しやすい番組での出稿ができていたこと」と分析している。実際にはテレビ朝日のみでの出稿だったが、『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』『ナニコレ珍百景』など、人気番組でよく見られていたという。

実際に毎秒グラフのAI値を集計したところ、「圧倒的高機能レジ」という発言の後に注視が高まっていた。

調査概要

【集計対象】過去にCMを出稿していないブランド
【集計期間】2020年4月~7月に新規に放送されたブランドのスポットとタイムを合算

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