2019年にもっとも注視されたテレビCMは、クボタ「壁がある。だから、行く。Try For Dreams.篇」【TVISION調べ】
TVISION INSIGHTSは、「2019年 年間テレビCM注視度ランキング」を発表した。独自に計測した視聴質データを基に、AI値(注視度)の高い順にCMを順位づけしている。
全年代でのテレビCM注視度トップは、クボタCM
それによると、個人全体での2019年年間テレビCM注視度ランキングの1位は、「クボタ」(壁がある。だから、行く。Try For Dreams.)のCMが、AI値0.92で1位だった。2位には「サントリー」(ボス老舗篇)がランクイン。インスタ女子の「映えー!」の言うシーンでもっとも注視が集まっていたという。3位の「ソフトバンク」(真夏のバッキャロー篇)は、盛り上がるシーンでフリーズする仕掛けで注視を獲得した。
M1層とF1層で、大きく異なるCM注視度
これを年齢・性別に「M1層」(20歳~34歳の男性)、「F1層」(20歳~34歳の女性)で見ると、M1層では、「ジャパネットたかた」(富士通 スマートフォンarrows J新商品2019年11月1日発売篇)が1位。以下「イエローハット」「JXTGエネルギー」が続く。
一方、F1層では、「綜合警備保障」(HOME ALSOK「今こそ、おうちに。ALSOK~家族~」篇30秒)が1位。男子プロテニス選手の錦織圭とお笑いタレントの野性爆弾くっきー!が出演する「Uber Eats」(今夜、私がいただくのは… 似顔絵篇30秒)が2位に続くなど、M1層と異なる様相を見せた。
M3層とF3層も、大きく変動
同様に「M3層」(50歳以上の男性)、「F3層」(50歳以上の女性)で見ると、M3層1位は「KDDI」(au WALLETポイント CP「意識高すぎ!高杉くん 真剣勝負」篇30秒)。前年は携帯キャリアが7件ランクインしたが本年は2件に減少し、代わりに自動車、生命保険、基礎化粧品のCMがランクインした。
F3層は、個人全体2位にもランクインした「サントリー」(ボス老舗篇)が1位となった。
調査概要
- 【データの収集方法】関東800世帯の一般視聴者宅に人体認識アルゴリズムを組み込んだセンサーを設置し、顔認証システムを用いてテレビの前に人がいるか、視聴者の表情、番組のどこで画面に注目したかといった視聴態勢を判断・計測
- 【対象CM】2019年1月1日~12月31日に放送されたCM
- 【集計方法】1000GRP(延べ世帯視聴率)以上流れたCMにおける、最初の1000GRPのAI値を抽出
※2020年1月24日追記:本記事公開後に、発表内容の修正があったため、記事タイトルおよび内容を変更しました。『当初「長澤まさみさん出演のクボタ『壁がある。だから、行く。 Try For Dreams.』篇 60秒」と記述しておりましたが、このCMに長澤まさみさんは出演されておりません。お詫びして訂正をさせていただきます。』とのことです。長澤まさみさんが出演していたのは、同CMシリーズの「日本アグリロボ篇」で「Try For Dreams.篇」には出演していませんでした。
参照元:
ホームページの記載内容に関するお詫びと訂正 | TVISION INSIGHTS株式会社
https://tvisioninsights.co.jp/news/2020/4344/
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