送信タイミングは関係なかった! メールの“反応率”を高めるのは「件名」【WACUL・ラクス調べ】

「配配メール」で配信された約5,000通をサンプルとして、「開封率」「クリック率」「反応率」を分析。
よろしければこちらもご覧ください

WACUL(ワカル)は、「配配メール」を提供するラクスとの共同研究レポート「クリックしてもらえる可能性が高いメールの件名と本文とは?メールのベストプラクティス研究(Vol.1)」を発表した。配配メールのユーザーのなかから分析の承諾を得ることができたメールデータ約5,000通をサンプルとして分析を行っている。

開封率の高いメール、「件名」に4つのポイント

この報告書ではメールの成果を「開封率」「クリック率」「反応率(=開封後のクリック率)」の3つの観点から分析している。

開封率に影響する要因としては、「1:配信者名」「2:件名」「3:配信タイミング」「4:配信対象者」の4つが考えられるが、本調査では「2:件名」「3:配信タイミング」について開封率の高いメールの特性の有無を確認している。また調査対象としたメールを、「情報提供型:コンテンツ(読み物)の配信」「商品・サービス販促型」の2種類に分類している。

その結果、開封率の高いメールでは、「2:件名」において、以下のような傾向が見られたという。

  • 知見や知恵を得られると思わせる。
     一過性でない知見になる件名のほうが開封率が高い。
  • 限定感を醸成する。
     「冬季限定」「母の日」「無料」など、背中押し要素を件名に明記すると開封率が高い。
  • 読んで欲しい対象者を限定する。
     「分野」「テーマ」の分類など、焦点を絞り込む要素を件名に明記すると良い。
  • 社名・サイト名を含めない。
     社名やサイト名を含むメールは、開封率が低い傾向にある。

開封率の高いメール、配信タイミング・周期には相関なし

また深夜帯をのぞいて、本調査で用いたサンプルでは、配信月、配信日、配信曜日、配信時間によって開封率との相関は見当たらなかったという。これについてレポートでは「商材によっては、配信タイミングによる特性がある可能性はある」としつつ、「メールの配信は、特段タイミングや周期を気にせず、定期的に配信してよい」と結論づけている。

開封率が高くてもクリックされない? 反応率を高める要素を考察

通常は開封率が高いメールは、クリック率も同様に高くなるはずだ。しかし、開封率が高いメールが開封された後に、本文内のリンクがクリックされる割合にはバラつきがあった。開封率が100%でもクリック率が0%というケースもあるという。

そこでこの調査では、各メールのデータを4象限にプロットし、反応率に影響を与える要素を分析。その結果、反応率は開封後の要素のみではなく、メールの件名によっても差分があることが判明した。“件名をみた段階でメール本文内のリンクをクリックするかがすでに決まっている”と、同報告書では推察している。そうした分析を踏まえ、以下の3点が反応率を高める要素として指摘されている。

  • 件名でメール本文のサマリーを「具体的に」記載する
  • メール本文のファーストビューに「件名に関する詳細情報」を記載する。
  • リンクは、クリッカブルな見た目にする。

WACULの提言とラクス安藤氏のコメント

これらを踏まえ、報告書は以下の4つのポイントを提言している。

  • 提言1:メールの運用では、件名の作成に集中する。
  • 提言2:メール本文は、ファーストビューで件名の補足をする。
  • 提言3:リンクは、はっきりとクリッカブルだとわかるように設置する。
  • 提言4:メールのデータ分析ができるように設定する。

またラクスのマーケティング・クラウド事業部事業部長で、「配配メール」総責任者でもある安藤健作氏は、「メルマガそのものはデジタルマーケティングの手法としては非常に歴史の長いマーケティング施策であるが、外部環境やメール配信ツールの進化にともない、その手法の中身は大きく変化をはたしている。端的に言うと、“情報を伝えるメルマガ”から“態0度変容を起こすメールマーケティング”にその役割を変えている」と指摘。そのうえで「“いかに開封してもらいクリックしてもらうか”ではなく“いかにクリックしてもらう件名をつけるか”という発想の転換が必要となるだろう」とコメントしている。

調査概要

  • 【調査対象】「配配メール」(ラクス)のユーザーのなかから分析の承諾を得ることができたメールデータ
  • 【調査方法】メールの成果を、以下の3つの指標で分析。
    • 開封率:開封数 / 配信成功数
    • クリック率:メール内のリンククリックの発生数 / 配信成功数
    • 反応率(=開封後のクリック率):メール内のリンククリックの発生数 / 開封数
  • 【扱った商材】指標の実数値の大小は、商材によって影響を受けるため、商材を横断した比較は実施していない。
    • アパレル、ファッション関連の人材派遣サイト
    • 有料職業紹介事業サイト
    • 加工食品・冷凍食品、無添加基礎化粧品の宅配・通販サービス
    • 投資助言・代理業 コーポレートサイト
    • 食品関連企業(toC/toB)のマーケティング支援事業サイト
  • 【調査期間】2019年5月1日~8月31日
  • 【対象数】約5,000通
よろしければこちらもご覧ください
この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

Web業界の転職情報

もっと見る
Sponsored by

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

クローキング
アクセスしている人によって表示されるHTMLの内容を変えること。多くの場合、IP ...→用語集へ

連載/特集コーナーから探す

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]