生活を変える“81の新サービス”、日本は「お薬情報共有」「快眠ベッド」に強い興味?【博報堂DYMP調べ】
博報堂DYメディアパートナーズのメディア環境研究所は、「第4回メディアイノベーション調査」の結果を発表した。「日本(東京)」「米国(ロサンゼルス=L.A.」「中国(上海)」「タイ(バンコク)」の4国4都市の15~59歳の男女を対象に、“生活を変える81の新しいサービス”についてアンケートを行った。
81の新しいサービス、“スマホ起点の便利な生活”にすべての国が興味
“生活を変える81の新しいサービス”は、スマートスピーカー、透明スクリーン、VR、無人運転、ドローン配送、QRコード決済、AIによる健康診断、スマート家電、自動調理、自動翻訳、信用度スコア化、IoT歯ブラシ、ロボットコミュニケーション、人工肉など多岐にわたる。
これらの“生活を変える81の新しいサービス”についての興味度を聞くと、日本の1位は「カゴで決済完了する無人店舗」47.9%だったが、米国は「映画などを視聴できるTV用小型スティック」54.4%。中国は「スマホアプリ・QRコードで決済」67.8%、タイも「スマホアプリ・QRコードで決済」75.9%だった。
トップ10の項目で、日本だけがランクインしたものとしては、「持病や服薬情報を薬局間で共有」「快眠ベッド」がある。逆に米国のみは「車載スピーカー×検索」、中国のみは「情報表示される鏡」、タイのみは「運転中も音声で車載エンタメ操作可能」などがあがっており、お国柄が垣間見える。
生活を変える81の新しいサービスに対する各国の興味度ランキング
「外出先からスマホで家電操作」「スマホアプリ・QRコードで決済」「映画などを視聴できるTV用小型スティック」「スマホアプリで買物・宅配・荷物運搬」の4項目が、4カ国共通でトップ10にランクインしており、“スマートフォンを起点とした便利な生活”が注目されていた。
日本は「家」、米国は「移動」、中国は「健康」、タイは「食」
また、新しいサービスに対する興味度を、各国それぞれ、調査対象者全体と「未来生活イノベーター」の差分で比較すると、日本は「家」、米国は「移動」、中国は「健康」、タイは「食」の領域への興味が高かった。「未来生活イノベーター」とは、生活を変えるさまざまなサービスを積極的に受容する、イノベーション受容度の高い層を指す。
各国の「未来生活イノベーター」が興味のある生活領域
各国全体と「未来生活イノベーター」の興味度差分ランキング トップ20
調査概要
- 【調査エリア】日本(東京)、米国(ロサンゼルス=L.A.)、中国(上海)、タイ(バンコク)
- 【調査対象】15~59歳の男女(SEC C以上を対象)
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査期間】2019年4月16日(火)~5月7日(火)
- 【サンプル数】各都市900サンプル、総計3,600サンプル
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