ミレニアル世代の5人に1人、友人の電話番号やメアドを知らずSNSで連絡【Galaxy調べ】

1980年～2000年代生まれの「ミレニアル世代」に、スマートフォンに求める機能などを聞いた。

冨岡晶（Web担編集部） 2019/6/4 7:30 調査／リサーチ／統計

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サムスン電子が展開するブランド「Galaxy」とディグラム・ラボは、「スマートフォンの機能に対する意識調査」を実施した。ミレニアル世代のスマートフォンに求める機能などについて、深層心理も踏まえ分析したという。「ミレニアル世代」は、西暦2000年以降に成人を迎える、1980年～2000年代初頭生まれの世代を指し、本調査は15歳～39歳男女を対象としている。

20代以降のミレニアル世代は、スマホ歴5年以上

まず「あなたがスマートフォンを初めて所有してから何年ほど経過しますか」と聞くと、「5年以上」との回答は69.0％。「3年以上」だと87.5％で、スマートフォンの普及時期と重なる。これを年齢別で見ると、「5年以上」の所有歴は、「15～19歳」30.5％、「20～24歳」79.5％、「25～29歳」79.5％、「30～34歳」78.5％、「35～39歳」77.0％となり、20代以降は約8割が5年以上スマホを使う「スマホネイティブ世代」に区分できる。

「あなたが使っているスマートフォンはAndroidとiOSのどちらですか」と聞くと、467名がAndroid、533名がiOSと回答。年齢別では、若い年代ほどiOSの比率が高くなる。

Androidユーザーは「機能」、iOSユーザーは「ブランドイメージ」で判断？

あわせて「利用OS別のディグラム性格診断」を行ったところ、Androidユーザー比率がiOSユーザー比率を上回ったのは「無関心・サイレントマジョリティ」「マイペース・引込み思案」「合理主義・クレバー」の項目、逆に

iOSユーザー比率がAndroidユーザー比率を上回ったのは「アクティブ・スマート」「ポジティブ・楽天家」「豪快・アグレッシブ」「直感ひらめき・突撃」といった項目だった。

「Android端末もしくはiOS端末を持っている理由はなぜですか」と聞くと、両ユーザーともに「初めて使った端末がAndroid/iOSだったから」という回答が首位だった（Android：42.4％、iOS：46.7％）。

2位以下を見ると、Android端末では「機能が優れているから」「自分が使いたい端末があったから」「安かったから」が続くが、iOS端末では「Appleが好きだから」「機能が優れているから」「周りが持っているから」が続くなど、やはり意識に差が見られた。調査では「Androidユーザーは合理主義でクレバーな性格であるからこそ“機能”を判断基準に選び、iOSユーザーは直感派や楽天家である性格から“ブランドイメージ”を判断基準に選ぶ傾向にある」と指摘している。

スマホ購入時に重視する機能、1位は「高画質なカメラスペック」

具体的に「スマートフォンを購入する際に重視する機能」を全体で聞くと、「高画質なカメラスペック」30.6％がトップ。これは“思い出を綺麗に残す”ということに加え、“SNSでシェアする”ことも視野に入れているためと考えられる。

ただし、2位以下も「たくさんのファイルを保存できる容量」26.2％、「快適にゲームを楽しむことができるCPUやバッテリースペック」24.6％、「高いコストパフォーマンス」24.6％と比較的高い数字が続き、ニーズの分散が伺える。スマホネイティブなミレニアル世代は、スマホに求める機能も多様化していると推察できる。

5人に1人は、友人の電話番号やメアドを知らず、SNSで連絡する

各世代別のSNS利用状況について、「1日にどのくらいSNSを見ているか」を聞くと、男性より女性のほうが長く、とくに10代後半～20代前半の女性においては「4時間以上」が、ほぼ30％に達している。「自分にとってSNSは不可欠になっていますか」という問いに対しても、10代後半～20代前半女性の77％は「不可欠なツールとなっている」と回答している。

「SNSが不可欠なツールとなっている」と回答した555名にその理由を聞くと、「時間があるときはSNSを見ることが癖になっているから」57.3％、「友人の日常の把握や自分の日常の発信に使っているから」49.5％が上位だったが、「友人のメールアドレスや電話番号を知らないから」22.0％も存在。ミレニアル世代の5人に1人は、友人の連絡先をSNSしか知らない実態が判明した。