104のメディアサイトの再訪率・回遊率を調査。エンタメ、ビジネスのカテゴリーは高い【ログリー調べ】

ログリーはメディアサイト104媒体のデータをもとに、ユーザーの閲読行動と再訪性について分析を行った。

ログリーは、サイト来訪者の行動分析ツール「Loyalfarm」を導入中のメディアサイト104媒体のデータをもとに、閲読行動と再訪性に関する分析を行った。以下にその結果を紹介する。

月間PV数別の再訪率・回遊率

メディアサイトを月間100万PV以上(青)、月間10万PV以上(赤)、月間10万PV未満(黄)の3グループに分け、横軸に再訪率、縦軸に回遊率をとったものがこちら。各バブルの大きさはPVを示す。

なお、この調査における再訪率、回遊率の定義はそれぞれ以下のとおり。

  • 再訪率: 全体ユニークユーザー(UU)に対する再訪UUの割合。再訪UU = 30日以内に2日以上訪問しているユーザー数
  • 回遊率: 全体UUに対する回遊UUの割合。回遊UU = 1セッション内で2PV以上見ていたユーザー数(違うページを見て初めて2PV以上とする。リロードなど同一ページを2回見ただけでは回遊と判定しない。1日内に同ユーザーが別セッションの中でそれぞれ回遊をしたとしても、カウントは1回のみ)

媒体カテゴリーによって再訪・回遊に大きな差

メディアの再訪率・回遊率は、取り扱うカテゴリーによって大きな差が見られた。特にビジネス、エンタメ、趣味・ホビーのカテゴリーで高く、ニュースポータルやグルメ、旅行のカテゴリーで低い傾向があった。

流入元による再訪率の違い

流入元(直前にどのサイトにいたか)によっても再訪率に差が見られた。

なお、検索(図ではSearch)から流入したユーザーの再訪率は9.7%と相対的に低いが、絶対数が多いため、流入元別の再訪者数において30%以上を占めている。もっとも再訪性が高いのはRSSだが(61.8%)、再訪者に占めるシェアとしては1%を下回っている。

このほか、読了性やアテンションなどの熟読指標と、回遊率・再訪率にはあまり相関が認められなかったとのこと。ログリーは「熟読指標は単体の記事を評価するためには有効な施策だが、サイト全体のエンゲージメントを測るには、それだけでは不十分だ」と指摘。「取り扱う記事のカテゴリーや各種流入元の特性を理解した上で、再訪率・回遊率を計測・改善していくことがメディア運営において重要だ」とコメントしている。

調査概要

  • 【調査対象】分析ツール「Loyalfarm」を導入中のオンラインメディア
  • 【対象媒体数】104媒体
  • 【調査方法】Loyalfarmによるデータ取得
  • 【調査時期】2017年9月1日~2017年9月30日
この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

メールマーケティング
デジタルマーケティングの一種で、目的達成のためにEメール(電子メール)を用いてユ ...→用語集へ

連載/特集コーナーから探す

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]