テレビをあまり見ないPCユーザーの利用割合が高いサイトで「dwango」が1位

ニールセンデジタル調査、dwango利用者が参考にするネット広告は「日常の食料品・飲料」

視聴行動分析サービスのニールセンデジタルは、国内PCユーザーの3月時点のメディア接触状況をまとめ、5月30日に発表した。テレビの視聴時間が短いユーザーの割合が高いPCサイトの中で最も利用者数が多いのは「dwango」だった。データベース「NetView Lifestyle Powered by Video Research Interactive(ネットビュー・ライフスタイルパワードバイビデオリサーチインタラクティブ)」を基にした。同データベースはPC版インターネット視聴率情報と、調査対象の詳細な商品所有・認知情報や他メディアの接触情報などを融合している。

3月のPC利用者数は3870万人で男性57%、女性43%、34歳以下が29%、35~49歳29%、50歳以上42%だった。前年3月は3752万人、男女比58%・42%、年代別は各30%、30%、40%で、大きな変化はなかった。マスメディアの利用状況では1位がテレビ視聴の94%、次いで新聞(朝刊)購読の63%となった。テレビを視聴しない5%と1日30分未満の8%を合わせた12%をライトユーザーとし、その割合が高いPCサイトは「Impress Watch」「pixiv」「dailymotion」「ITmedia Inc」「dwango」の順だった。利用者の数ではdwangoが531万人で最も多かった。

インターネットサイトやメールマガジン上の広告が興味を持つきっかけや、購入・契約の参考になったジャンルの割合を調べたところ、全体では「旅行関連」が4.2%でトップなのに対し、dwangoの利用者は「日常の食料品・飲料」が6.7%と1位で全体と比べて2.7ポイント多かった。dwangoユーザーは「音楽・音声コンテンツ」の割合も4.4%(全体は2.9%)と高い。反対にレストラン・飲食店」は1.1%(全体は3.5%)と低かった。ニールセンは、広告主はサイトごとに広告費用や対応の配分を考慮し、最適化することが必要になる、としている。

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