国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
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GA4のおかげで「直帰率ランキング要因なのでは」の声が消え、「ロイヤルティが要因なのでは」になる?

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グーグル検索SEO情報②

GA4のおかげで「直帰率ランキング要因なのでは」の声が消え、「ロイヤルティが要因なのでは」になる?
人は目に見える信じたいものを信じる (Cyrus - Zyppy SEO on Twitter) 海外情報

Googleアナリティクスのユニバーサルアナリティクスがデータ収集を2023年7月1日で終了することをグーグルはアナウンスした。そして、Googleアナリティクス4(GA4)への早いうちの移行を促している。

ほぼ強制的なGA4への移行には非難の声もあがる一方で、実力派のSEOコンサルタントであるサイラス・シェパード氏は次のようなメリットを指摘している:

GA4の(指標では直帰率が廃止された)おかげで、直帰率がランキング要因かどうかの質問がなくなる。

本当にありがたい!

(検索結果への)直帰がグーグル検索のランキング要因になっているかどうかは絶えず議論になってきた。検索結果の品質を判断するうえで直帰率も参考にはしているが、直接のランキング要因としては用いていない(とグーグルは言っている)。

GA4では、標準的な指標から直帰率が廃止された。直帰率を見ることがなくなれば、ランキング要因かどうかを知りたがる人もいなくなるだろうというのが、シェパード氏が歓喜した理由だ。

ところが、GA4では新たに「ロイヤリティ」という指標が登場した。これは、ユーザーをどのくらい維持できたかを表すものだ。簡単に言えば、ロイヤリティが高いほどユーザーがサイトを気に入って長い時間、繰り返し訪問してくれることを示す。

ユーザーのロイヤリティ

GA4時代の対応したくない質問として「ロイヤリティがランキング要因になっているか」が出てくるのではないかとシェパード氏は危惧している。

★★★☆☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

2022年3月のオフィスアワー: カテゴリ一覧ページをnoindexすべきか、画像サイトのSEO、GA4のAMPサポートほか
パブリッシャーポリシーの質問が増えた (Google ポリシー オフィスアワー) 国内情報

3月のオフィスアワーが開催された。金谷氏とあんな氏が回答したのは次の質問だ。

  • カテゴリ一覧ページを noindex にすべきか(6:03
  • 「事実上のペナルティ」の対処方法(9:03
  • 画像を中心としたサイトの SEO(14:05
  • robots.txt の disallow の動き(20:06
  • ユーザーが探してる検索結果を返していない(27:03
  • 検索結果で上位表示されない(34:11
  • Googlebot はクリックイベントを認識するか(38:37
  • ページエクスペリエンスアップデート・CrUX(41:36
  • AMP の GA4 サポート(42:31

パブリッシャーポリシー関連の質問も今回は多く出ている。

※筆者補足: 現在のオフィスアワーは、検索だけではなく次のプロダクトの質問も扱っている:
  • アドセンス
  • アドモブ
  • Google アド マネージャー
  • 複数ページでひとつを構成しているコンテンツ(44:16
  • 急激なトラフィック増加があった場合の対応(48:23
  • 無効なトラフィックへの対応(49:55
  • アドセンスのポリシーと CWV の関係(51:46
  • アドセンス自動広告の制御方法(55:04

気になる質問の回答をすぐに確認できるように再生時間の場所にリンクしてある。通しでも視聴できるように録画を貼り付けておく。

★★★★★
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Search Console+データポータルで検索トラフィック分析する方法
SCのデータを視覚化してモニタリングと分析 (グーグル 検索セントラル ブログ) 国内情報

Search Console をデータポータルと接続して、データを視覚的にモニタリングしたり分析したりする方法を、検索チームのダニエル・ウェイズバーグ氏がブログで解説した。ウェイズバーグ氏は以前アナリティクスチームに所属していたのでアクセス解析に精通している。

Search ConsoleのデータをGoogleデータポータルで扱うには、次の2つのやり方がある:

  • Googleデータポータルで「データコネクタ」を使ってSearch Console のデータを扱う方法
  • Search Consoleのデータを、Googleスプレッドシートなどにいったんエクスポートし、加工してから「データコネクタ」でGoogleデータポータルに取り込む方法

元記事でウェイズバーグ氏が解説しているのは、データをいったん加工して取り込む方法だ。たとえば国別のデータを表示するときに、次のどちらのほうが確認しやすいと感じるだろうか?

  • 国名コードでの表示
    国名コード平均順位
    IE10.4
    LV12.1
    MM14.8
    ZA9.1
  • 国名での表示
    国名平均順位
    Ireland10.4
    Latvia12.1
    Myanmar14.8
    South Africa9.1

後者の国名表示のほうが多くの人間にはわかりやすいだろう。しかし、Search ConsoleのデータをそのままGoogleデータポータルに接続しても、国名コードしか取得できない。

そこでウェイズバーグ氏は、Googleデータポータルでレポートに国名を表示するために、次のような手順を紹介している:

  1. Search ConsoleのデータをGoogleスプレッドシートにいったんエクスポートする。

  2. 国名コードと国名の対照表をGoogleスプレッドシートに取り込む。

  3. Googleスプレッドシート上でわかりやすい国名(や地域ブロック)を含めたデータを作る。

  4. 作ったGoogleスプレッドシートをGoogleデータポータルに接続し、データポータル上で見栄えを整える。

具体的なやり方は元記事を参照してほしい。Googleスプレッドシートに保存できるセル数の上限が500万→1000万に拡大されたため、大規模データでもこうした処理をしやすくなっている。

ウェイズバーグ氏によるSCとデータポータルの連携解説は、連載シリーズとしての展開を予定しているということだ。次回の投稿では、さまざまなタイプのダッシュボードについて説明し、参照用に詳細な例を紹介してくれるそうだ。楽しみだ。

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グーグルのマップスパム対策: 700万超の偽ビジネスプロフィールを削除、9500万超のポリシー違反クチコミをブロック/削除
ローカルビジネス運営者には心強い (Google Japan Blog) 国内情報

Googleマップ上の情報の信頼性を保つ取り組みとして2021年に実施した対応を、グーグルが公式ブログで紹介した。

グーグルによれば、マップのユーザーが投稿するコンテンツは1日あたり約2,000万件にのぼるそうだ。投稿コンテンツとはたとえば次のようなものが該当する:

  • 営業時間
  • 電話番号
  • 写真
  • クチコミ

グーグルは、機械学習とオペレーターによるチェックを組み合わせることで、不正コンテンツや虚偽コンテンツの削減に継続的に取り組んでいる。こうした不適切なコンテンツがマップでユーザーの目に触れる割合はコンテンツ全体の1%未満とのことだ。

マップスパム対策の成果として、次のような数字をグーグルは誇っている:

  • 700万を超える虚偽のビジネス プロフィールを特定し削除

    • うち 63万件以上は、ユーザーからの報告によるもの

  • 悪意のあるユーザーによる行動を阻止:

    • 悪意のあるユーザーが虚偽の Google ビジネス プロフィールを作ろうとする試みを1,200万回以上阻止

    • 悪意のあるユーザーが自分のものではない Google ビジネス プロフィールを乗っ取ろうとする試みを 800万件近く阻止

  • 情報の改ざんや不正行為に関するポリシーに違反した 100万を超えるユーザーアカウントを無効に

  • 9,500万件を超えるポリシー違反のクチコミをブロックまたは削除

    • うち 6万件以上は、新型コロナウイルス感染症関連

  • ユーザーからの直接の報告によって 100万件を超えるクチコミを削除

  • 1億9,000万枚以上の写真と 500万本の動画をブロックまたは削除(不鮮明、低品質、コンテンツポリシー違反などの理由で)

桁の大きさに驚く。それだけ膨大な数のマップスパムが日々発生しているということだ。ローカルビジネスにとってはグーグルマップからの集客はものすごく重要だ。グーグルがマップスパム対策に精力的に取り組んでくれているのは心強い。

★★★☆☆
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SEOに強いライティングは本来の書き方を忘れさせる!?
記事を最終的に評価するのは人間 (Pedro Dias on Twitter) 海外情報

元グーグル社員で今はSEOコンサルタントのペドロ・ディアス氏がツイッターで次のようにつぶやいた。

コンテンツの執筆時に、

すべての同義語を使っただろうか?
すべての関連語を使っただろうか?
ターゲットのキーワードを何回使っただろうか?
近接させるワードはほかに何があるだろうか?

なんてことばかり考えてしまう ―― 「文章の書き方」を忘れてしまったかのようだ。

いかにも「SEOに強いライティング」に出てきそうなチェック項目だ。こうしたことを意識するのは愚策だとまでは言わないが、ユーザーである人間に読んでもらうための良質な記事を書くことにはどれも貢献しなさそうだ。

あなたが書いた記事を最終的に評価するのは人間だということを忘れてはいけない。

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