マーケターの価値を社内で認めてもらうにはどうしたらいいの? 菅原健ーさんに聞いてみた
マーケティングって何でしょう。定義をきちんと説明することはできますか。
「私はマーケティングはこうだと思う」
「マーケティングってこういう意味では?」
マーケティングの定義がバラバラだと、社内メンバーと仕事を進めるときも無駄な時間を使います。2019年、平成最後の年ですし、1度原点回帰でマーケティングについてじっくり考えてみませんか?
そこで今回は、1/18(金)19:00から渋谷で行う「目指せマーケターの給料UP! マーケター120人大集合! Web担当者Forumオフ会」のゲスト、Moonshot Inc.の菅原健一氏に直前インタビュー、記事化できるぎりぎりの内容を紹介します。
オフ会当日はもっと濃い話が聞けます! 120人でわいわいお話をしながら、ワンステップ先を目指しましょう!
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マーケターは評価されにくい?
――今回のテーマは「マーケターの給料アップ」ですが、そもそもなぜ評価されにくいんでしょうか?
菅原健一氏(以下、菅原): 30歳を超えて広告業界に入ってずっと変だなと感じたことがあります。それは、マーケターの給料が構造的に上がりにくいなということです。
たとえば、外資系のマーケティングに強い会社はCMOがいたり、社長になれるようなキャリアパスがあったりします。
でも、他の会社は外から見ても分かるくらい明らかに情シス部門や広告宣伝部門が出世ライン上にいません。製造部門や営業部門の人たちのほうが圧倒的に強いんです。
評価を上げるにはどうすべき?
――評価を上げるにはどうアピールしていけばいいんでしょうか?
菅原: 社内の評価を上げるには、まず自分たちのコミュニティの外に向けて、「マーケティングは企業の成長の武器になるよ」と伝えていかなければならないなと思いました。
マーケターの人は、社内に少なく、社外の結束が強い場合が多いと思います。社外の結束という周囲の力を使って、企業の中の人たちに「マーケティングは力になる」とアピールしていきましょう。
――具体的にアピールするにはどうしたらいいですか?
菅原: まずは言葉の定義をしっかりと理解することですね。アメリカでマーケティングをしている人たちと話していると、マーケティングやブランディングの定義がはっきりしています。
日本では用語の解釈すらばらついていることが多いです。そうなると、経営者からしたら怪しいですよね。あの人とこの人が言ってるマーケティングが違うし、施策も違うので任せられないということになってしまいます。
社内での信用を得るためにも、用語の解釈、定義はしっかりと共通化しておいた方がいいですね。
定義づけすることでステップアップに使える?
――ステップアップするにはどうしたらいいんでしょうか
菅原: 用語の定義付けをしたら、ツリーのイメージで物事をとらえるといいと思います。たとえば、マーケティングは企業の成長を助ける手段の1つにすぎません。
そこからさらに、「マーケティングの中のSEOの話」「収益化の中の、Webサイトの集客アップの話」など、どのカテゴリのどの話かを構造でとらえれば、話の距離感がわかります。
「結局の目的は○○なんだから、こっちのほうが楽じゃない?」という話が初めてできるようになるんです。これをするためにはマーケティングの定義をみんなが理解して共通化する必要があります。定義について確認しあう時間がなくなれば、多くの時間を次のステップの会話に割けますよね。定義を確認しあう時間を、より良くするための議論の時間に変えられます。
用語の定義をきちんと身に着ける、そして次のステップの議論を周囲と一緒にして、考える力を身に着けていく。そうすることで、戦略を活かしたマーケティングができるようになっていって、マーケターの価値は上がっていくはずです。
参加者と話したいことは?
――今回、参加者の方々とどんなお話がしたいですか?
菅原: 企業の成長に対して、マーケティングやマーケターがどのように役に立っているのかを、企業にどう証明するかをぜひ120人が集まる場で意見交換したいですね!
ここだけでも結構深いお話を聞いたのですが、当日はもっと……! ということで、編集部もオフ会でお話の続きを聞くのを楽しみにしています。それから、読者の皆さまとの交流も本当に楽しみです。
皆さんのステップアップにつながるオフ会になるはず!
「目指せマーケターの給料UP! マーケター120人大集合! Web担当者Forumオフ会」1/18(金)19:00から渋谷で開催
年明け早々に開催するWeb担オフ会のテーマは「目指せマーケターの給料UP」です。120人のマーケターや関係者が集まって、日々の悩みを相談したり、仲間を作ったり、議論をしたりするための場です。
今回のオフ会では、参加までに皆様にちょっと考えていただきたいこともあります。
- 企業の成長に対して、マーケティングやマーケターはどのように役に立ち、どう証明するのか
私はこう考える! というのを、TwitterやFacebookでハッシュタグ(#wtoff)をつけて発信してみてください。
※TwitterではRTや、オフ会当日にご紹介させていただくこともあります。
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