SEOでHTML文法の正しさよりも大切なこと
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SEOでHTML文法の正しさよりも大切なこと
コンバージョンさせること (John Mueller on Twitter) 海外情報
HTMLの文法エラーはランキングに影響しますか?
グーグルのジョン・ミューラー氏にツイッターでフォロワーがこのように質問した。
ミューラー氏はこう答えた。
「HTMLが文法的に正しいかどうか」を、グーグルは検索ランキングを決定する指標としては使っていない。
でも、「正しいHTML」に意味がないわけではない。
構造化データの正しい記述には関係するだろうし、HTMLをちゃんと書いておけば、より多くのデバイスでコンテンツをちゃんと見られるようになる。
「HTMLの正しさ」は、検索エンジンでのランキングとは無関係だ。これは、SEOに慣れていない人が昔から何度も質問しては説明されてきたことだが、改めて明記しておく。
とはいえ「それならば、HTMLの文法なんて気にしなくていい」とは考えないでほしい。構造化データの記述部分で文法ミスがあれば、グーグルにきちんと理解してもらえないことがありそうだ――ページ自体が問題なく表示できたとしても。
ミューラー氏は、ランキングのことばかり気にしている質問者に次のように釘を刺した。
グーグルで上位表示できても、訪問者がコンバージョンしなければ、何にもならない。どんな環境でもページがきちんと機能するようにすることが、目指すべきゴールだ。
ミューラー氏が追加したことは非常に重要だ。いくら検索結果で1位を獲得してたくさんのアクセスを集めたとしても、購入や登録、申し込みなどあなたがユーザーに求めているアクションを起こしてもらわなければ意味がないのだから。
That post was from the webmaster team (folks making webpages here), not specific to websearch. We don't use valid HTML as a ranking signal. It probably helps with some structured data formats and to make content accessible on more devices though.
— John ☆.o(≧▽≦)o.☆ (@JohnMu) 2018年5月17日
HTML validation can be weird, some pages have lots of issues which have little effect at all. Sometimes a single issue will break it across many browsers :). Ranking is nothing without conversion, so making pages work well everywhere is a good goal.
— John ☆.o(≧▽≦)o.☆ (@JohnMu) 2018年5月17日
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モバイル検索で「待ち時間」「メニュー」の検索が増加傾向
米国の話だが参考にしたい (Think with Google) 海外情報
モバイル検索における検索行動の変化について、グーグルが次のようなデータを紹介している。
「wait time」(待ち時間)に関するモバイル検索が、過去2年間で120%増加
「menus」(メニュー)に関するモバイル検索が、過去2年間で55%増加
興味深いデータではあるが、どちらも米国のデータだ。
Googleトレンドで見ると、日本でも「メニュー」の検索は緩やかながら増加傾向にある。
しかし、「待ち時間」の検索は、目立った変化がみられなかった(「行列」などでも同様だった)。
ただし、Googleトレンドのデータはデスクトップ検索とモバイル検索を分けて確認できないので、モバイル検索だけを見ればまた違っているのかもしれない。
来店型のビジネスを営んでいるのであれば、次の情報をモバイルサイトですぐに見つけられるようにしておけば、ユーザー体験の向上に役立つかもしれない。
- 現在の待ち時間
- 混雑する時間帯・空いてる時間帯
- メニュー
- ローカルビジネス運営者は興味を持ちたい
AMPページで、米国ユーザーには「サッカー」、英国ユーザーには「フットボール」を使うパーソナライズ!?
ロケーションでコンテンツを変化させるamp-geo (Google Developers Japan) 国内情報
ユーザーの物理的な現在地に応じてコンテンツの一部を変化させることがAMPページで可能になった。
異なる国に対してページ全体を変えるのであれば hreflang 属性で対応できる。しかしコンテンツの一部だけを変えたい場合にはhreflangは適していない。
新しいamp-geoコンポーネントを使うと、同じ記事ページ内の言葉の表現を、たとえば次のように切り替えられるようになる。
米国からアクセスしたユーザーには"Soccer"(サッカー)という言葉を表示
英国からアクセスしたユーザーには"Football"(フットボール)をいう言葉を表示
多言語・多地域向けのコンテンツをAMPで配信していてユーザーのアクセス元に応じてコンテンツをパーソナライズする必要があるならamp-geoについて調べておくといい。
- グローバルサイトWeb担当者 必見!
- ホントにAMPを極めたい人だけ
グーグルマイビジネスのレビュー数が激減! その理由は?
匿名ユーザーの除外 (Understanding Google My Business & Local Search) 海外情報
ウェブ検索やグーグルマップのローカルビジネスリスティングには、そのビジネスに対して投稿されたレビューの数が表示される。
この数字は、一般ユーザーがグーグルに投稿したレビューに基づいたものなのだが、この表示数が減少するかもしれない仕様変更があったようだ。匿名ユーザーの投稿がカウントされなくなったのだ(追記情報によれば匿名ユーザーのレビューそのものが削除されたようだ)。
グーグルアカウントにログインしていないと現在はレビューを投稿できないのだが、以前は匿名でも投稿できた。そうした昔のレビューをグーグルは一掃したと思われる。
もしあなたのローカルリスティングに匿名ユーザーのレビューが多かったとしたら、すでにレビュー数が減っているだろう。だが、名前があるユーザーのレビューだけになるのは、信用性の観点からは悪いことではないと筆者は思う。
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GDPRがもたらした高速化という副作用
トラッキングJSも広告も削除したGDPR用の軽量版サイト (Marcel Freinbichler on Twitter) 海外情報
GDPRの施行にともない、USA Today(USAトゥディ)紙はGDPRに抵触する心配がないバージョンのサイトを公開した。
新たに公開したバージョンのサイトは、個人情報を取得する恐れがある広告やトラッキング用のJavaScriptなどを排除した軽量版だ。基本的には記事しかない。
その結果、ページのデータサイズが5.2MBから500KBに削減されたそうだ。10分の1以下になっている。
ページサイズが小さくなり、しかもJavaScriptの実行がなくなった。表示速度がなんと約28.9秒から約3.1秒に縮まった(ここでの「表示速度」はスクロールなどユーザーが最初に何らかアクションを起こせる状態になるまでの時間)。
Because of #GDPR, USA Today decided to run a separate version of their website for EU users, which has all the tracking scripts and ads removed. The site seemed very fast, so I did a performance audit. How fast the internet could be without all the junk! 🙄
— Marcel Freinbichler (@fr3ino) 2018年5月26日
5.2MB → 500KB pic.twitter.com/xwSqqsQR3s
GDPR対応はここでは脇に置き、USAトゥディの例からわかるのは、表示速度を遅くしている要因が通常のサイトにいかに多く含まれているかということだ。GDPRはサイト管理者にとってはやっかいな規則ではあるが、ユーザー体験を大幅に高めるという、逆の意味での副作用をもたらす可能性もある。
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海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ
前回ピックアップなしだった分、今回は3本に増量して筆者が参加してきたGoogle I/OカンファレンスからSEO関連情報を紹介する。
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UXとSEOを両立できる。
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さらなる詳細は公式発表を待とう。
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