はじめてWEBエキスパート(専門家)コラム はじめてのホームページ改善(全12回)

ユーザーが知りたい情報を増やしてホームページに集客する方法(第3回)

ホームページを見てもらうためには、集客が必要です。ユーザーが知りたい情報をきちんと載せてあれば、検索結果に表示されやすくなり、結果アクセスされるようになります
※「はじめてWEB」は2020年10月13日をもってサービスを終了しました。

前回の「第2回:Google アナリティクスを使うとどんなことがわかるの?※「はじめてWEB」は
サービスを終了しました
」では、

  • どんなお客さまが
  • どんなきっかけでホームページに来て
  • ホームページのどこを見てくれたのか

といった情報の調べ方を紹介しました。
みなさんのホームページには、1日にどのくらいのアクセス数があるかわかるようになりましたか?

アクセス数はわかったけど、「1日10人(ユーザー)以下しか訪問されていない...」という方もいらっしゃるかもしれませんね。

「Google アナリティクスを使って、ホームページを分析、改善しよう!」と思っても、ホームページが見られていなければ、分析に必要なデータは集まりません。

どうしたらホームページを見てもらえるようになるの?

ホームページを見てもらうためには、集客が必要です。

  • 検索結果の上位に表示されるように対策(SEO)をする
  • 他のホームページやブログで紹介してもらう
  • インターネット上に広告を出す(リスティング広告など)
  • FacebookやTwitterなどのSNSで宣伝をする
  • メールマガジンを配信する

など、様々な集客方法があります。

その中のひとつに「ユーザーが知りたい情報(コンテンツ)を増やす」という方法があります。

ユーザーが知りたい情報をきちんと載せてあれば、検索結果に表示されやすくなります。また、他のホームページやブログでも紹介してもらえるようになり、結果アクセスされるホームページになります。

逆に、知りたい情報が載っていなければ、検索結果には表示されず、ユーザーはそのホームページに訪れることはないため、アクセスされないホームページになってしまいます。

ユーザーが知りたい情報ってどうやって増やすの?

今回から、名古屋・新栄にある、国産黒毛和牛100%「生」ハンバーグで有名な「グリルアラベル 名古屋分店」さんにご協力をいただけることになりました。

アラベルさんは、Jimdoを使ってホームページを運用されています。この連載では、実際にアラベルさんのアクセス解析をしながら、改善をしていく様子をご紹介していきます。

それでは、アラベルさんを例に、ユーザーが知りたい情報の増やし方を説明します。

1. お店の情報を掲載しましょう

名古屋でハンバーグのお店を探している人に、「どんなお店なのか」「どんなメニューがあるのか」「何時からやっているのか」「どこにあるのか」「予約はいるのか」といった、店舗・商品・サービスの情報をきちんと伝えましょう。

  • メニュー、ランチ、ディナー、ドリンク、デザート
  • 材料、原産地、品質、安全性、量、カロリー、アレルギー
  • 店内の雰囲気、席数、個室、テーブル、カウンター、ソファー
  • 料金、割引クーポン、クレジットカードの使用可否
  • 営業時間、定休日、ランチ営業、臨時休業
  • 住所、電話番号、地図、最寄り駅、駅からの距離、駐車場の有無
  • 予約受付、貸切受付
  • 利用シーン、客層(家族連れ、カップル、団体)
  • 禁煙・喫煙 etc.

ユーザーは「信頼」できる情報を求めています。「情報の鮮度」「運営者情報」「第三者の評価」も掲載しましょう。

  • 更新日時
  • オーナーやスタッフの情報
  • お客様の声
  • メディア掲載情報(雑誌やTV、ホームページで紹介されたなど)

どんな情報を載せていいかわからない場合は、以下のホームページを参考にしてください。様々な業種のホームページが載っています。

2. お客さまからいただいた質問を掲載しましょう

電話や店頭でいただいた質問は、「ユーザーが知りたい情報」そのものです。

  • おすすめ、人気メニューはどれですか?
  • 子供を連れていっても大丈夫ですか?
  • ベビーカーは入れますか?
  • 何時頃が空いてますか?
  • 今日は営業していますか?
  • ラストオーダーは何時までですか?
  • テイクアウトはできますか?
  • このドレッシングは販売していますか?
  • オープンしたのはいつですか?
  • 誕生日や記念日のお祝いはできますか?

「よくある質問」のページを作成するか、内容によっては新しく1ページ作成してもいいですね。

検索キーワードから、ユーザーの疑問・質問を考える

検索した時に自動で出てくるキーワードから、検索ユーザーの疑問・質問を読み取ることができます。「Googleサジェスト」といって、キーワードを入力すると、次に入力される単語を予測してくれる機能です。

「名古屋 ハンバーグ」と入力した場合、以下のような単語が出てきます。

この中で「名古屋 ハンバーグ デート」と検索しているユーザーを想像してみましょう。

「彼女とのデートに名古屋で美味しいハンバーグが食べられるお店はないかな?いいお店を見つけて彼女に喜んでもらいたいなー 」

という男性ユーザーだと仮定し、「ふたりで楽しめる人気のコースメニュー」のページを作成した場合に、

「このお店はカップルで利用する人も多いんだな、ふんふん、女性にはアボカドのトッピングが人気なのか、あー女の子ってなぜかアボカド好きだよねぇ、確かに彼女も好きそうだな。ふんふん、お酒は無添加ワインがオススメなのか、彼女健康志向だから喜びそうだな、スイーツは自家製プリンか、これは美味しいそう(俺も食べたい)。雰囲気も落ち着いてるから、ゆっくりできそうだな。人気ありそうなお店だから予約しておくか。」

といったように、当日のデートをイメージをしてもらうことができます。

ユーザーに合わせて利用シーンがイメージしやすいコンテンツを作成することで、「ユーザーの知りたい情報」を増やすことができます。

関連するキーワードは、まとめて一覧で取得できるツールがあるので、ぜひ使ってみてください。

3. 競合のお店と比べてみましょう

競合や近隣のホームページを調べてみます。

例えば、「名古屋 ハンバーグ」や「名古屋 ランチ」で検索します。みなさんもご自分のお店にあったキーワードで検索してみてください。

競合のホームページと比べて、自分のホームページに不足している情報はありませんか?もしあるようなら、情報を追加しましょう。

また、自分のお店だけが提供できる商品やサービスはありませんか?もしあれば、それは強みになるかもしれません。ホームページだけでなく、実際の店舗とも比較をしてくださいね。

飲食店であれば、食べログで、同じジャンルや競合の口コミもチェックしましょう。ユーザーのニーズが発見できます。

まとめ

「Google アナリティクスを使って、ホームページを分析、改善しよう!」と思っても、ホームページが見られていなければ、分析に必要なデータは集まりません。

ホームページを見てもらえるように、

  1. 店舗情報、商品、サービス内容
  2. 電話や店頭でいただいた質問、検索ユーザーのニーズ
  3. 競合と比べて不足している情報、自分のお店だけが提供できる商品やサービス

を掲載して、ユーザーが知りたいコンテンツ(情報) を増やしましょう。

重要なのは、そうして掲載した情報が、ユーザーが知りたい情報なのかどうかは、検証をしてはじめてわかる、ということです。

そこでGoogle アナリティクスを使って、追加したコンテンツ(情報)が本当に集客に役立っているかを分析します。

次回は、ホームページを分析・改善する上で重要な「ホームページの目標設定」について、紹介します。

このコーナーのコンテンツは、KDDI提供の情報サイト「はじめてWEB」掲載の「エキスパート(専門家)コラム」の情報を、許諾を得てWeb担の読者向けにお届けしているものです。

※「はじめてWEB」のオリジナル版は掲載を終了しました

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