はじめてWEBエキスパート(専門家)コラム はじめてのホームページ改善(全12回)

新規ユーザーの満足度が高いページをみつけよう(第9回)

今回は、新規ユーザーにより満足してもらえるホームページを考えてみましょう
※「はじめてWEB」は2020年10月13日をもってサービスを終了しました。

あなたのホームページに、新規のお客さんがどのくらい訪問しているか知っていますか?また、新規のお客さんの満足度が高いページを知っていますか?

今回は新規ユーザーにより満足してもらえるホームページを考えてみましょう。

この連載では、名古屋にある国産黒毛和牛ハンバーグ店「グリルアラベル」のホームページを分析しながら改善していく様子を紹介しています。

Google アナリティクスで新規ユーザーを調べてみよう

まずは、ホームページに訪問する新規のお客さんがどのくらいいるのか、Google アナリティクスを使って調べてみましょう。

Google アナリティクスのメニューから、ユーザー > 行動 > 新規とリピーターを開きます。

赤枠で囲ってある「New Visitor」が新規です。新規は、71.96%ということがわかりますね。

New Visitor(新規) とは?

直近2年でホームページに訪問したことがないユーザーの期間内初回セッションを、New Visitor(新規)といいます。簡単に言うと、初めてホームページに訪問したお客さんの初回訪問ということです。

新規ユーザーの満足度が高いページを探してみよう

次に、どのページが新規ユーザーの満足度が高いのか、ランディングページを使って調べてみましょう。

ランディングページは、ホームページに訪問したときに最初に閲覧されたページです。どのページを入り口として使っているのかを知ることができます。

  • 1. 先ほどのレポート画面の、New Visitor をクリック
  • 2. セカンダリディメンションに「ランディング ページ」を入力する

新規ユーザーのランディングページが表示されます。(画像をクリックすると大きくなります。)

一番上のトップページ( / )が一番多く入り口に使われていることがわかりますね。

赤枠で囲っている「アラベルのこだわり」を見てみましょう。

「アラベルのこだわり」を入り口にした新規ユーザーは、他のページよりもコンバージョン率が高いことがわかります。アラベルのホームページでは、「お店に行ってみたい」というユーザーを増やすため、店舗情報のページを目標に設定し、コンバージョン率を確認しています。
(目標設定については、「第4回:ホームページの目的にあわせてゴールを決めよう※「はじめてWEB」は
サービスを終了しました
」をご覧ください。)

また、直帰率も低く、セッションあたりのページビュー数も多いことがわかります。

  • 直帰率・・・1ページだけを見てサイトを離れてしまったセッションの割合
  • ページ/セッション・・・1回のセッションで閲覧された平均ページ数

この情報から、「アラベルのこだわり」を最初に見た新規ユーザーは、他のページを見た新規ユーザーに比べ、アラベルにより興味を持ち、お店に行ってみたいと思ってくれていることがわかりますね。

「アラベルのこだわり」は、新規ユーザーの満足度が高いページだといえます。

新規ユーザーのために、なにをどう改善したらいいの?

満足度が高いページ「アラベルのこだわり」を、より多くの新規ユーザーに見てもらえるよう、工夫をします。

1. ページを改善する

例えば、新規ユーザーがランディングページとしてよく使うトップページに「はじめての方はこちら!」といった、新規ユーザー向けの動線をつくり、「アラベルのこだわり」へ誘導することができます。

2. 集客をする

また、新規ユーザーを集客するときには、「アラベルのこだわり」のページを最初に見せるようにします。そうすることで、より多くの新規ユーザーの満足度をあげることができます。

みなさんのホームページに置き換えて考える場合、「新規ユーザー」にコンバージョンされやすい「ランディングページ」をみつけて、その「ランディングページ」を多くの「新規ユーザー」に見せるようにしましょう。

まとめ

今回は、新規ユーザーによく使われているランディングページをみつけて、新規ユーザーに満足されるホームページの改善方法を紹介しました。

「はじめてのホームページ改善」は毎月第3月曜日に更新予定です。次回もぜひご覧ください!

このコーナーのコンテンツは、KDDI提供の情報サイト「はじめてWEB」掲載の「エキスパート(専門家)コラム」の情報を、許諾を得てWeb担の読者向けにお届けしているものです。

※「はじめてWEB」のオリジナル版は掲載を終了しました

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