新規ユーザーの満足度が高いページをみつけよう(第9回)
あなたのホームページに、新規のお客さんがどのくらい訪問しているか知っていますか?また、新規のお客さんの満足度が高いページを知っていますか?
今回は新規ユーザーにより満足してもらえるホームページを考えてみましょう。
この連載では、名古屋にある国産黒毛和牛ハンバーグ店「グリルアラベル」のホームページを分析しながら改善していく様子を紹介しています。
Google アナリティクスで新規ユーザーを調べてみよう
まずは、ホームページに訪問する新規のお客さんがどのくらいいるのか、Google アナリティクスを使って調べてみましょう。
Google アナリティクスのメニューから、ユーザー > 行動 > 新規とリピーターを開きます。
赤枠で囲ってある「New Visitor」が新規です。新規は、71.96%ということがわかりますね。
New Visitor(新規) とは?
直近2年でホームページに訪問したことがないユーザーの期間内初回セッションを、New Visitor(新規)といいます。簡単に言うと、初めてホームページに訪問したお客さんの初回訪問ということです。
新規ユーザーの満足度が高いページを探してみよう
次に、どのページが新規ユーザーの満足度が高いのか、ランディングページを使って調べてみましょう。
ランディングページは、ホームページに訪問したときに最初に閲覧されたページです。どのページを入り口として使っているのかを知ることができます。
- 1. 先ほどのレポート画面の、New Visitor をクリック
- 2. セカンダリディメンションに「ランディング ページ」を入力する
新規ユーザーのランディングページが表示されます。(画像をクリックすると大きくなります。)
一番上のトップページ( / )が一番多く入り口に使われていることがわかりますね。
赤枠で囲っている「アラベルのこだわり」を見てみましょう。
「アラベルのこだわり」を入り口にした新規ユーザーは、他のページよりもコンバージョン率が高いことがわかります。アラベルのホームページでは、「お店に行ってみたい」というユーザーを増やすため、店舗情報のページを目標に設定し、コンバージョン率を確認しています。
(目標設定については、「第4回:ホームページの目的にあわせてゴールを決めよう※「はじめてWEB」は
サービスを終了しました」をご覧ください。)
また、直帰率も低く、セッションあたりのページビュー数も多いことがわかります。
- 直帰率・・・1ページだけを見てサイトを離れてしまったセッションの割合
- ページ/セッション・・・1回のセッションで閲覧された平均ページ数
この情報から、「アラベルのこだわり」を最初に見た新規ユーザーは、他のページを見た新規ユーザーに比べ、アラベルにより興味を持ち、お店に行ってみたいと思ってくれていることがわかりますね。
「アラベルのこだわり」は、新規ユーザーの満足度が高いページだといえます。
新規ユーザーのために、なにをどう改善したらいいの?
満足度が高いページ「アラベルのこだわり」を、より多くの新規ユーザーに見てもらえるよう、工夫をします。
1. ページを改善する
例えば、新規ユーザーがランディングページとしてよく使うトップページに「はじめての方はこちら!」といった、新規ユーザー向けの動線をつくり、「アラベルのこだわり」へ誘導することができます。
2. 集客をする
また、新規ユーザーを集客するときには、「アラベルのこだわり」のページを最初に見せるようにします。そうすることで、より多くの新規ユーザーの満足度をあげることができます。
みなさんのホームページに置き換えて考える場合、「新規ユーザー」にコンバージョンされやすい「ランディングページ」をみつけて、その「ランディングページ」を多くの「新規ユーザー」に見せるようにしましょう。
まとめ
今回は、新規ユーザーによく使われているランディングページをみつけて、新規ユーザーに満足されるホームページの改善方法を紹介しました。
「はじめてのホームページ改善」は毎月第3月曜日に更新予定です。次回もぜひご覧ください!
このコーナーのコンテンツは、KDDI提供の情報サイト「はじめてWEB」掲載の「エキスパート(専門家)コラム」の情報を、許諾を得てWeb担の読者向けにお届けしているものです。
※「はじめてWEB」のオリジナル版は掲載を終了しました
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