すべてのサイト管理者がGmailに設定しておくべきフィルタ【必須】
今日は、Webサイトを管理・担当している人ならば、全員がGmailに設定しておくべきフィルタの情報をお届けします。それは、通知メールが迷惑メール扱いされないためのものです。
その「必須フィルタ設定」とは、次のものです。
まず、フィルタ条件は[From]に次のように指定します。
{wmt-noreply@google.com sc-noreply@google.com}
これは、fromアドレスが「wmt-noreply@google.com」または「sc-noreply@google.com」のメールを処理対象にするという指定です(「{}」は「そのなかに書いたもののいずれか」の意味)。
フィルタ処理は次のようにします。
- スターを付ける
- 迷惑メールにしない
- 常に重要マークを付ける
要は、Search Console(ウェブマスターツール)から届くメール通知は、何があっても迷惑メールとして扱わず、必ず重要メールとして受信トレイに表示するというフィルタです。
必要ならば、さらに何らかのラベルを付けるようにしてもいいでしょう。
なぜ、このメールフィルタが必須なのでしょうか?
ここのところ、Gmailのフィルタが賢くなったのかアホになったのかよくわからない動きをしていると思いませんか?
私のところでも、サイトへの問い合わせメールやリリースメールが迷惑メール扱いされるのは日常茶飯事です(特に、グーグルさんからのプレスリリースメールは必ず迷惑メール判定されていました)。
さらに、Search Consoleからの非常に重要なメールも迷惑メール判定されてしまっていた環境があったために、このフィルタを設定した次第です。
Search Consoleって何? メール通知って何?
改めて説明すると、Search Console(サーチ・コンソール)は、自分が管理しているサイトを登録しておくと、そのサイトに関する「グーグルしか知らない情報」を含めて確認でき、場合によってはグーグルが重要な情報を教えてくれるものです。
昔は「ウェブマスターツール」と呼ばれていたのですが、ウェブに限らずアプリなども対象となってきたため、名称が変更されました。
このSearch Consoleに関して、すべてのサイト管理者がしておくべきことが、次の3つなのです。
自分のサイト(このツール上では「プロパティ」と呼ばれていますが)を追加しておく(サイトの管理者であることをグーグルに示す必要があります)。
「メール通知」を設定して、何かサイトに関して重大な問題があったときには、グーグルからメールが届くようにしておく(スパム的なSEOをしているサイトだとグーグルが判断したとき、サイトがハッキングされているときなど)。
そのメールがGmailで迷惑メールに判定されないように、フィルタを設定しておく(この記事で解説したもの)。
Gmail以外のメーラーや迷惑メールフィルタを使っている方も、同様に「Search Consoleからのメールは絶対に見逃さない」ように設定しておくといいでしょう。
まさか、あなたの迷惑メールフォルダに、Search Consoleからの重要なメール通知が……入ってませんよね?
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