検索結果のページタイトルの長さは“文字数”ではなく“幅”でも決まる?
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検索結果のページタイトルの長さは“文字数”ではなく“幅”でも決まる?
500ピクセル以内に収める (Search Engine Round Table)
グーグルの検索結果に表示されるページのタイトルは長くて収まりきらない場合に「...」で省略される。一定の文字数を超えたときに省略されると一般的に言われている。
ところが文字数ではなく全体の幅(長さ)によって判断されているようだという別々の2人による発見をこちらの記事では伝えている。
検索結果のレイアウトを考慮に入れると文字数よりも幅で決められるという仕様には確かに納得がいく。もっとも1文字の幅が著しく違うということはないので文字数で考えても大きな支障はなさそうだが。
元記事では「幅で決まる」としているが、実際には、文字数と幅の両方が使われているようだ。というのも、検索結果ページで省略表示されている場合でも、HTML上(つまりグーグルのサーバーから送られる時点)でタイトルが短縮されている場合(末尾が「...」で省略されたHTML)と、サーバーから送られるHTMLは短縮されていないがブラウザで表示される際に短縮して表示される場合があるのだ。
後者のスタイルで省略される場合に表示される範囲は、現在の日本語向けGoogle検索では480ピクセル強~500ピクセル弱(ブラウザやフォントによって異なる)となっているようだ。
ここからは推測になるが、さまざまな環境で問題なく表示されるようにするために、サーバーから送り出すHTMLはマージンをもって省略していて、最終的にブラウザで表示を調整しているのだと思われる。
グーグルのアルゴリズムはまだまだ騙せる!
インデックス削除の覚悟があるならばの条件付き (3 Door Digital)
イスラエルで1月6日に開催されたSMXという検索エンジンマーケティングのカンファレンスのセッションからの役立ち情報を121個まとめた記事。そのなかから上位表示を狙うための“アグレッシブ”な情報を3つ紹介する。
- アルゴリズムの更新や変更にもかかわらずブラックハットSEOの手法は短期間の企みであれば依然としてうまくいく。とはいえ、インデックス削除されてもかまわないサイトで、しかも細心の注意を払ってでなければ使ってはいけない。
- 質が低い海外のページから完全一致のアンカーテキストのリンクを買うことは、効果がある。ペンギンアップデートはそういったリンクを検出することにまだ十分機能していない。
- アンカーテキストやURLを小さくして隠すCSSの裏ワザをグーグルは捕えることができていない。たとえばCSSを使って画面から見えないところにテキストを飛ばしてしまう手法がある。
こういった方法を取り入れるといいといった意図で紹介したわけではもちろんない。1つ目で言っているように、ブラックハットなSEOは、たとえうまくいったとしても短命であるし、インデックス削除の危険が絶対につきまとう。
「今ままだ大丈夫だからと」いう浅はかな考えで悪いことには手を出さないほうが賢明だ。Web担の読者には安定して持続するSEOを今年も心がけてほしい。
コンテンツとHTMLコードの比率はランキングに影響するのか
常識の範囲内なら影響なし (Pro Webmasters)
“コンテンツの量に対してHTMLのコードの割合が多すぎる”状況に対してグーグルがペナルティを与えるかもしれない、そんな話がある。これは本当だろうか?
こうした質問に、グーグルのジョン・ミューラー氏が回答した。
HTMLページが妥当なサイズの大きさだったと仮定して(2006年に遡ると500KBだったが今はもっとずっと大きいはず)、テキストのコンテンツとコードの比率をグーグルが気にすることはない。SEOの観点からマークアップについて心配するよりも、優れたコンテンツを作成することに注力してほしい。
ユーザーの観点からすれば、ページの表示速度が速いのはいいことだ。だからもし不要なものを発見したら気をつけたほうがいい。それにさまざまなブラウザやデバイスでページをきれいに表示させようとすることもいい考えだ。ときには適切な量のHTMLに抑えることが役立つこともある。
しかし、こういったことがグーグルのページの評価に直接影響することはない。ただし、注意してほしい。ユーザーを遠ざけてしまったとしたら、そのときはユーザーは他の人にあなたのサイトをおそらく勧めたりはしないだろう。
質問者の意図は、検索エンジンにデータの意味を伝える目的で構造化マークアップを追加するとコードの割合が増えてしまうが、これが問題となりえるのかを知りたいということだった。
常識をはるかに超えるほどに極端にコードが多いのでなければ、心配することはないとのことだ。ページの表示速度に影響することがあったとしても構造化マークアップのコードが増えたくらいで体感的なスピードに違いはないのではないだろうか。
新規サイトがインデックスされない理由
リンクが必要 (Google Webmaster Help Forum)
新しいサイトを公開したがなかなかインデックスされないサイト管理者に、グーグルのマット・カッツ氏が公式ヘルプフォーラムで次のようにアドバイスした。
このサイトはまだほんのできたばかりでリンクがほとんどない。
さらに非常に負荷がかかっているサーバーで運用されている。結果的に僕たちのクロール優先度が低くなってしまっている。
Webスパムとして手動対応されているわけではないので、グーグルにサイトを登録したり、リンクを多少なりとも集めるように考えたりするといい。
新規サイトを少しでも早くインデックスさせるには、やはり外部サイトからのリンクがいちばん効果的であろう。
とはいえ、自作自演リンクや有料リンクを張れということではない。すでに運用中のサイトを所有していれば別のサイトを新たに公開したことを(リンク付きで)紹介できる。PRのためにプレスリリースを打ってもいいし、ソーシャルメディアで告知してもいいだろう。良いコンテンツがあるならば一度だれかの目に触れれば徐々にリンクが集まるはずだ。
また、マット・カッツ氏のアドバイスによれば、サーバーの性能にも気をつけたほうがよさそうだ。反応速度が遅いと人間のユーザーのアクセスを妨げないためにGooglebotはクロールを通常よりも控える。結果としてインデックスされにくくなってしまうからだ。
グーグルに睨まれない適切な広告の設置方法
ユーザーエクスペリエンスを第一に考える (Google Webmaster Help Forum)
ファーストビューに広告が多すぎるサイトの評価を下げるアルゴリズムをグーグルは1年近く前に導入している。
このアルゴリズムを考慮に入れた場合、小さい広告を今のページに1つ追加しても安全かどうかを尋ねる質問が公式ヘルプフォーラムに投稿された。
グーグルのマット・カッツ氏が助言を書き込んだ。
誰もが思い描くイメージとして僕が提案したいのは、次のようなことだ。
- そのページに訪れたときに広告がユーザーをいらつかせることがないか
- ユーザーが真っ先に見たいのは広告なのか
たとえばこのページにはすでに大きな広告がある。
さらにパイソン(筆者注: プログラミング言語の1つ)のチュートリアルと言いながらたったの2段落しか説明がない。これはチュートリアルとは言わない。
チュートリアルではないのにチュートリアルだと呼ぶ見識をよく考えたほうがいいかもしれない。「python tutorial」で検索してやってきてそんな少しのコンテンツしかなかったらユーザーはムッとするだろう。なぜならユーザーエクスペリエンスがあまり良くないからだ。
広告がいくつまでならセーフなのか、画面の何割以上を広告が占めるとアウトなのか、そんなふうに定量の数値で考えること自体がナンセンスだ。検索結果からそのページを訪れたユーザーに対してその検索意図を満たすページになっているか、広告がユーザーの閲覧をじゃましていないか、十分な量のコンテンツがなく広告ばかりになっていないか。そういったユーザーエクスペリエンスを第一に考えれば、広告の適切な設置方法を判断できるということになる。
URL変更でパンダ&ペンギンから逃げられるか?
無理っぽい (WebmasterWorld)
URLを変えたらパンダアップデートやペンギンアップデートで順位が下がったページを復活させることができるだろうか?
こんな質問がWebmasterWorldに投稿された。
何人かの経験者がコメントしている。どうやら無理なようだ。
同じドメイン名のサイトのなかでファイル名だけを変更することを質問者は想定している。301リダイレクトはマイナスの評価も引き継ぐ可能性があるので設定しない。それでもやはりURLを変えたくらいではパンダやペンギンから逃げるのは不可能だと思われる。
フォーラム管理者はURL変更でリカバリした事例をいくつか知っていると言っているが、それも短命で、結局は次のアップデートでまた捕まったとのことだ。またURLの変更といっても別ドメイン名への変更の可能性もある。
いずれにしても、URLを変えてもパンダ・ペンギンからの回復は見込めないと認識しておくのがいいだろう。
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