Webユーザーの半数以上が中高年
Webユーザーの半数以上が中高年
みなさんは、実はWebサイトのユーザーの多くがすでに中年以降であることをご存じだろうか。下図は総務省の2009年末時点の通信利用動向調査と、2010年1月1日時点の日本の人口推計値をもとに、インターネットユーザーの年齢別シェアをグラフ化したものである。20歳代から50歳代がほぼ均一にばらついていることが分かる。インターネットをやっている人は技術系の若い人が多いといった10年前の状況を引きずっている人はもはや少ないと思うが、もう40代以上がインターネットユーザーの過半数を占めているのだ。日本の総人口はすでに減少し始め、5年も経てばさらにこの分布は高齢者の方へ歪んでいくことを、まずは知っておいてほしい。
この通信利用動向調査の結果はモバイルなども含めたインターネット利用について聞いたもので、上記もそれをベースにしている。ということは、携帯などの利用が主と思われる若年層のことも考え合わせると、PCのブラウザからWebサイトを見ている人の年齢シェアの実態は、もっと高齢化しているかもしれない。もちろん利用頻度でウェイトを掛けるとまた違った様子になるかもしれないが、この点は心に刻んでおこう。
高年齢化すると、一般に老眼が進み、小さい文字やコントラストの低いデザインが大変も見づらくなる。筆者は、トヨタのサイトだけでなく、非常に多くのサイトで、このコントラストの低い、淡い基調のデザインが流行っていることを危惧している。トヨタの自動車の保有者、あるいはサイト訪問者の年齢分布は知るよしもないが、図3の日本全体のインターネットユーザー分布と大幅に違っているとは考えにくい。若年層と高齢者層を除いた20歳代から50歳代にばらついていることは間違いないだろう。
グローバルナビゲーションが見づらい
トップページの色使いの話をもう1つだけしておくと、グローバルナビゲーションが見づらいという問題がある。全体が白を基調としたデザインだが、グローバルナビゲーションは赤をバックに白字となっている。これだけならまだしもバックの赤にグラデーションが掛かっている。これによって文字の上半分の視認性が悪くなっているのだ。
さて、そんな風に勝手にレビューしている間に、このサイトはリニューアルされてしまった。
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この記事の筆者
衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ)
1960年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。大手電気メーカー勤務後、日経BP社へ。調査部、インターネット視聴率センター長などを経て、2000年ネットレイティングスへ。視聴率サービスやアクセス解析サービスの立ち上げに尽力。2006年株式会社クロス・フュージョンを設立し代表取締役に。2023年活動停止。
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