国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
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有料リンク販売は地方自治体の新財源? など10+1記事(海外&国内SEO情報)

日経BPネットの表示ページランクが(有料リンク販売が原因か)落ちている話題なども取り上げている

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海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ

  • hタグ・alt属性・キーワード密度はどのくらい重要か
    (SEOmoz Blog)

    Web担でおなじみのSEOmozのランド・フィッシュキン氏がスピーカーとしてSMX Londonで先日プレゼンした。そのとき使用した「2010年検索エンジン ランキング要因」というタイトルのスライドをブログで公開した。読者のコメントへの返信に有益な情報があったので紹介する。

    • hタグ

      誰もが言っているほど効果がないように思える。ページの上部にある見出し部分にキーワードを入れるのが効果的だとしても、それをh1タグで囲んだからといってごくわずかな価値しかなさそうだ。ひょっとすると今に始まったことではなく、もともとh1タグには効果がなかったのかもしれない。

    • alt属性

      誤差はあるかもしれないが、h1タグより多少役に立ちそうだ。画像検索にはかなり効く。h1タグよりも関連する画像のalt属性にキーワードを入れることを推奨する。

    • キーワード密度

      ランキングと相関関係はあるが、因果関係はない(結果として関連があるようなデータが出ているが、キーワード密度を変えたからといって順位が変わるわけではない)。ターゲットとするキーワードをコンテンツに入れるのはいいことだけれど、キーワード密度(ターゲットキーワードの出現数/総単語数)の公式は、指標としてはまったく使えない。

    LDA(Latent Dirichlet Allocation、潜在的ディリクレ配分法)によるキーワード選定の話題もあったが、技術的な難しい話なので、ここでは省略する。興味のある人は自分で調べてみてほしい。

  • 「画像リンクはテキストリンクより弱い」は間違い
    (High Rankings Advisor)

    High RankingsのCEOジル・ワーレン女史が、alt属性についてのブログ読者からのコメントに次のように返信している。

    私の経験からいうと、しっかりと記述したalt属性が付いた画像のリンクは、テキストリンクとなんら変わらない効果がある。クリックできる画像のalt属性は、検索エンジンに非常によくインデックスされる。何度もテストした結果だ。

    クリックできない(つまりリンクじゃない)画像のalt属性は、インデックスされるときもされないときもある模様。

    ともあれ、クリックできるリンク画像のalt属性は必ずインデックスされるし、アンカーテキストと同様にランキングに影響がある。

  • titleタグ & meta descriptionタグの最適化 -- Bing編
    (Bing Webmaster Blog)

    Bingのウェブマスター向け公式ブログが、「hタグ」と「meta descriptionタグ」の最適化について解説した。要点をまとめる。

    • ターゲットにするキーワードを入れる。ただし必ずユーザーに取って読みやすく意味がわかるようにする。
    • 検索エンジンのロボットに限って言えば語順が重要で、いちばん重要なキーワードは最初に持ってくる。
    • 当たり前で一般的な記述は書かない、特に始めのほう。ページに関連する簡潔な記述にする。
    • 絶対にキーワードの詰め込みをしない

    重要なキーワードは先頭に配置した方がいいというのはよく聞くSEOだが、検索エンジン会社が明示的に語ったのを筆者は初めて耳にした。

  • ビデオSEO from SMX London
    (SEOptimise)

    SMX Londonの参加者のツイートが39個引用されている。このなかから、ビデオSEO関するツイートを3つ紹介する。

    1. ビデオのようなブレンド検索(※筆者注:グーグルで言うユニバーサル検索)は、検索ユーザーの目を引いてCTRを上げる
    2. ビデオサイトマップは、グーグルにインデックスさせてユニバーサル検索でビデオを出すのに役立つ
    3. ビデオの再生回数とチャンネルの評価がユニバーサル検索検索表示の要因になっている模様である
  • サイトの対象国を決める要因トップ3
    (Buzz by Matt Cutts)

    英語のように複数の国で使われる言語でウェブサイトを構築した場合、ターゲットにする国を検索エンジンに認識させたいことがある。検索エンジンはいくつかの要素で対象国を判断する。Googleは次の優先度で対象国を判断するとマット・カッツ氏がGoogle Buzzで説明した。

    1. .deや .frのような国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)
    2. Googleウェブマスターツールでの「ターゲットユーザーの地域」設定
    3. IPアドレス

SEO Japanの掲載記事からピックアップ

今週はSEOではなくCRO(Conversion Rate Optimization)とも呼ばれるコンバージョン率を向上させる施策の翻訳記事をピックアップ。実例に基づいた解説である

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