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有料リンクだとみなされることなくリンクを手に入れる8つの方法(前編)

有料リンクとして取り締まられない被リンク獲得の合法な手段とは?
イメージ画像:「リンク購入」と見なされることなくリンクを買う8つの方法

今回の記事は、Pubconの「Linkfluence:最小限のリスクでリンクを購入し、最大限のリンクジュースを得る方法」というセッションでやった僕のプレゼンテーションが元ネタなんだ。これについて非常に好意的なフィードバックや、共有してほしいというリクエストを数多くもらったので、このブログでより参照しやすい形で提供しようと思ったってわけ。

スライド一式をダウンロードしたい場合は、Powerpoint形式のファイルをどうぞ。

「リンク購入」とみなされることなくリンクを買う8つの方法(最初の4つ)

グーグルの検索品質部門に属するマット・カッツ氏のウェブスパム対策チームは、過去3年にわたり、検索順位を上げることを目的としたリンク売買について、自分たちの姿勢をかなり明確に示してきた。リンク売買という行為はひどく嫌われていている。検索エンジンは検索順位を判断するうえで、重要度を示すシグナルとしてリンクを利用しているが、リンク売買が行われるとそれができなくなるため、容認できないものとして考えられているからだ。その対策として、手作業によるペナルティと、アルゴリズム的フィルタリングが適用されていて、リンクを購入しているサイトの検索順位を下げるとともに、リンクを販売するサイトの影響力を低くしている。

当然、こうした措置によって、より高い検索順位を求める多数の個人やサイト、企業などは、表面上リンクと金銭を直接交換するような戦略を採用しなくなった。リンクの仲介や販売は今も繁盛しているが、見つかって評価が下げられるリスクを避けるため、病的と言えるほどますます水面下の見えないところで行われているんだ。そこで僕は今回、グーグルにウェブスパム扱いされるのを避けつつ、資金を活用してリンク資産を拡大するより有益で直接的に適用可能な方法を、具体例とともに紹介しようと思う。

1. イベントのスポンサーになる

基本的な考え方オンラインやオフラインのイベントのスポンサーになり、そのイベントのWebサイトからリンクを獲得する。うまくいけば、イベントに参加するブロガーやサイトオーナーからもリンクを獲得できるかもしれない。

手順近隣地域や関連性のあるテーマでイベントを検索する(検索エンジンが便利だが、Upcoming.orgCraigslist.orgといったサイトのイベントカレンダーも役に立つ)。直接連絡を取って、スポンサーになることを申し出よう。自分の意気込み次第だけど、直接リンクを要求してもいいし、いくつかリンクが獲得できるよう単に祈るだけでも構わない。僕の経験からすると、観客や参加者たちが比較的ウェブに精通した人たちなら、リンクを獲得できる可能性は非常に高い。たとえリンクを獲得できなかったり、評価が下がったとしても、人脈作り、信用、ブランド構築といった副次的なメリットはそれだけでも価値がある。

具体例今年SEOmozは地元シアトルで、地域イベント「Startup Weekend」を後援し、「スポンサーに感謝」というページのほか、関連する複数のブログ記事からリンクを獲得した。

2. 慈善団体への寄付

基本的な考え方慈善団体や非営利組織に寄付を提供し、そこのWebサイトからリンクを獲得する。

手順オンラインで非営利組織や慈善団体を探そう。Charity NavigatorBBBのAccredited Charity Directoryが役に立つが、テーマの関連性や地域などで絞り込んだ団体を見つけるのが賢明だ。見つかった団体の資金提供者リストを探して、リンクを張っているかどうか確認しよう。一般的に、見返りとしてリンクを求める場合は、オンラインフォームを使うのではなく、直接連絡を取るほうがいいだろう。付加的なメリットとして、慈善活動を行っている団体を支援することで社会に貢献できるし、寄付行為はたいてい税控除の対象になる。

具体例グーグル自身もFreeBSD Foundationに寄付していて、同団体の資金提供者リストからリンクを獲得している。

3. Webサイトの購入

基本的な考え方他のWebサイトを買い取ることで、そこからリンクを張ったり、任意のURLにリダイレクトしたりできるようになる。

手順購入対象となる関連Webサイトを見つけ、買収の交渉をする。これは複雑なプロセスで、買収契約に必要な詳細はこの記事で扱える範囲を超えているが、優れた情報源としてこちらのページこちらのページがある。Webサイトの権利を獲得したら、301リダイレクトを使ってサイトのコンテンツ(およびリンク資産)を自分が管理しているドメイン名に移動させるのか、あるいは獲得したドメイン名を維持して必要な場所に外部向けリンクを張るだけにするのかを決めよう。

具体例Condé Nast PublicationsはReddit.comを購入した。現在Redditのサイトは、全ページにWired.comおよびHowto.Wired.comへのリンクを掲載している。

4. コンテンツの買収

基本的な考え方上位にランクインしているコンテンツや、特定のテーマに関してかなりのリンク人気を獲得しているコンテンツを探して、オーナーからそれを買い取り、自分のサイトに移植する。

手順すでにかなりのリンク資産を獲得しているコンテンツを探して買い取りを申し込み、オーナーに該当するページを自分のドメイン名に301リダイレクトしてもらうというやり方は、簡単だが費用のかかる方法だ。この方法は実質的に、サイトの一部を購入することに近い。それに対して、時間はかかるがもっと安く上げる方法として、適切なSEOとマーケティングに取り組めば大量のリンクを見込めそうなコンテンツを発掘し、それを購入してプロモーションを行うというやり方がある。

具体例BuddyTV.comOnlyWentWorth.orgのコンテンツを購入し、それをBuddyTVのWentworth Millerのページにリダイレクトしている。

この記事は、前後編の2回に分けてお届けする。次回も今回に引き続き、「リンク購入」と見なされることなくリンクを手に入れる残り4つの方法をお伝えしよう。→後編を読む

用語集
SEO / SEOスパム / セッション / ダウンロード / ドメイン名 / フィード / リンク / 検索エンジン
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