有料リンクだとみなされることなくリンクを手に入れる8つの方法(後編)
この記事は、前後編の2回に分けてお届けしている。前回に引き続き、「リンク購入」と見なされることなくリンクを買う方法を見ていこう。
「リンク購入」とみなされることなくリンクを買う8つの方法(後半の4つ)
5. 広告でバイラルなトラフィックを生み出す
基本的な考え方自然なリンクをより多く獲得するために、バイラル的な価値を持つコンテンツにリンケラティたちを引きつける広告を購入する。
手順まず、サイトにリンクを張る価値があるバイラル的なコンテンツを作成しよう。次に、「リンケラティ」が多く集まるポータル、つまりDiggやTechCrunch、Reddit、StumbleUpon、Techmeme、Memeorandum、Facebookなどに広告を出し、そこのユーザーたちを活用する。ユーザーたちを引きつけることができたら、バッジ、埋め込み可能なウィジェット、ツール、インタラクティブなコンテンツ、感情に訴える要素(ユーモア、議論など)といった戦略を使って、共有を促す。
具体例Farecast.com(Microsoftに買収される前)は、自社のサービスについて記事を書いたりリンクを張ったりしてくれそうなブロガー、フォーラムの投稿者、ジャーナリストたちを引きつけるために、StumbleUponの広告プログラム利用した。
6. ブロガーによる製品レビュー
基本的な考え方直接ブロガー個人個人に製品やサービスを紹介し、相手がそれに関心を持ってレビューを書き、サイトにリンクを張るよう働きかける。
手順手始めにブロガーとの関係を築いておくと役に立つ。カンファレンスで直接会うことは信頼を構築するのにうってつけだが、時おりメールや電話でやりとりするだけでも役に立つ。親密な関係を築けたら、(積極的にリンクを獲得したければ)レビューを依頼するか、あるいは単に無料の製品やサービスを提供してフィードバックを頼んでみよう。これまでの僕の経験では、フィードバックを頼んだだけでもブログで言及してくれる(およびリンクを張ってくれる)確率は非常に高かった。
具体例『Web Design for ROI』の著者は見本誌をSEOmozに送ってきた。レベッカがこの本を読んで、リンクを掲載した記事をいくつか投稿した。
7. コンテンツで提携する
基本的な考え方ユーザー層が非常に近そうなサイト同士で、コンテンツとリンクの共有に関する提携関係を結ぶ。
手順自分のサイトのコンテンツを利用できそうなサイトを見つける。そのサイトの運営者に、君のコンテンツを利用することでトラフィックやクリック数、ページビューを増やせると提案する。もし交渉が進まない場合は、コンテンツを取り上げてもらう代価を支払うことを提案してもいい。(これらの記事に対するSEOトラフィックを失う危険を冒したくなければ)必ずオリジナルのページへリンクを張ってもらうことが大事だ。
具体例NYTimes.comはTechnologyセクションで、VenturBeat.comおよびReadWriteWeb.comとライセンス契約を結んでコンテンツを利用しており、両サイトのコンテンツとトップページにリンクを張っている。
8. ブログの育成
基本的な考え方ブログの執筆者、運営者、プラットフォーム、コンテンツを支援することにより、独自のブログを育成する。
手順まず、ブロガー募集の広告を掲載する。そして、ブロガーが所有し運営できるブログを、開発チームに特別に構築してもらうか、あるいはブロガーたちが自分で構築するのを支援しよう。さらに、ブロガーたちにマーケティングに関する計画や訓練を提供することで、彼らが身内だけの狭い範囲を超えて成長し、リンクジュースを獲得して検索順位を向上させる方法を理解できるようにする。それが済んだら、ブログの記事、リンク、メッセージングの予定や目標を設定してから、サイトを開設しよう。
具体例「コロンビア・ジャーナリズム・レビュー」の記事によると、2008年の大統領候補ジョン・マケイン氏のキャンペーンではこの戦略を採用し、多数のブロガーを育成したという。彼らは、特定のテーマに関する話題作りや、主流メディアが取り上げてくれそうな話を広めるのに役立ってくれた。キャンペーンのメッセージを広める(と同時に自分たちの検索順位を向上させる)のに役立つ記事についてブログを書いたり、そうした記事にリンクを張ったりしてくれたんだ。
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これらの戦略は、それぞれ誰かしらが実践して有効なことが証明されているけれど、比較的慎重に行うべきだ。SEO、具体的にはリンク資産の拡大が取引や関係構築の主要な動機であることが明らかな戦略は、どんな場合でもある程度(通常は小さな)リスクが必然的について回るものなんだ。
資金を投じることで間接的にリンクを獲得する方法について、今回挙げた以外の戦略を知っている人は、ぜひコメント欄で教えてほしい。
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