Webワーカー向け便利サービス

Dropbox(ドロップボックス)の使い方 ファイル共有や同期を簡単に

Dropboxというオンラインストレージサービスを知っていますか? リモートワークが主流となった昨今、仕事に欠かすことのできないファイル同期・バックアップシステムであるドロップボックス。今回は、そのインストールの方法から「リビジョン」「まとめてダウンロード」「パブリックフォルダ」などの便利機能、削除したファイルを戻す方法まで、分かりやすく解説します。2GBまで無料で使える便利ツール、徹底解剖!

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Dropboxの便利機能その5
フォトフォルダ
たくさん撮ったデジカメ写真をみんなに見せたい!

「フォトフォルダ」は、写真専用のフォルダだ。フォトフォルダ内に新規にフォルダを作成すると、そのフォルダはパブリックギャラリーと呼ばれるWebアルバムとなり、フォルダ内に保存した写真をユーザー以外にも公開できるようになる。

フォトフォルダはパブリックフォルダと違い、フォルダ単位で独自のURLが付与されるので、1つのURLを教えるだけでたくさんの写真を一度に公開できる。

たとえば、同窓会やオフ会の写真などをすべてパブリックギャラリー内に入れ、参加者にそのURLを伝えるだけで、Webアルバムなどにわざわざアップロードすることなく、手軽に写真を共有できるようになる。

  1. 「Photos」フォルダも「My Dropbox」フォルダの中に最初から用意されている。

    Dropbox徹底解剖:画像29
  2. 「Photos」フォルダの中にフォルダを作り、その中に写真を保存しよう。

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  3. 作成したフォルダを右クリックし、コンテキストメニューから「Copy Public Gallery Link」を選ぶと、パブリックギャラリーのURLがクリップボードにコピーされる。

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  4. パブリックギャラリーのURLをメールなどで送れば、メールを受け取った人はそのURLをクリックするだけで、誰でもブラウザからギャラリーに保存された写真を閲覧できる。

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  5. ギャラリーに表示されるサムネイルをクリックすると、写真が拡大表示される。

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Dropboxの便利機能その6
シェアフォルダ
Dropboxを使っているあの人となら、簡単にフォルダごと共有!

「シェアフォルダ」は、Dropboxを使っているユーザー同士で共有できる特殊なフォルダだ。

シェアフォルダに指定したフォルダ内のファイルは、共有しているメンバー全員が閲覧、変更、削除を行うことができる。もちろんファイルの新規アップロードも可能だ。

この機能は複数のメンバーで共同作業を行うときに便利だ。たとえばWebサイト制作の現場なら、企業のWeb担当、デザイナー、プログラマ、ライターなどで1つのシェアフォルダを登録し、サイト更新に使うテキスト、画像、HTMLファイル、スケジュール表、運用マニュアルなどの素材を共有するといった使い方ができる。特にテキストのチェックなどは、メール添付でいちいち回覧するよりも、シェアフォルダを利用してテキストファイルを直接修正してもらうほうが数倍早いだろう。

  1. Webインターフェイスの左側にあるメニューから「Share」を選び、新しく作るシェアフォルダの名前と、シェアしたい人のメールアドレスを入力し、「Share Folder」ボタンをクリックする。シェアする相手もDropboxを使っている必要がある。

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  2. 「My Dropbox」フォルダ内にシェアフォルダが作成される。

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  3. Webインターフェイスでシェアフォルダにアクセスすると、最新のアクティビティがわかるだけではなく、メンバー同士でコメントを残すこともできる。また、新しいメンバーの招待もここから行う。

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  4. すでにあるフォルダもメニューから「Share Folder」を選ぶことによってシェアフォルダにすることが可能だ。

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Dropboxのその他の便利な機能

これでDropboxの主要な機能の紹介は終了だ。文字や図版が多いため、もしかしたら複雑に思えてしまうかもしれないが、一度でも使ってみるとシンプルながら洗練された使用感にきっと驚くことだろう。恐らく長期間のベータテストの成果だと思われる。

説明に漏れた機能をいくつか列挙しておこう。

  • フォルダを1クリックでまとめてダウンロード

    Webインターフェイスから「Download Zip」をクリックすることによってフォルダをZip圧縮してダウンロードできる。ファイルを1個ずつダウンロードする手間が省ける、気の利いた機能だ。

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  • 利用しているPCを確認・管理

    AccountメニューのManage Computerタブを開くと、DropboxクライアントをインストールしているPCを確認できる。PCの名前を変更したり、一時的に同期を停止することも可能だ。

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  • サーバーの利用容量を確認

    Account Infoタブを選ぶと、現在使用しているディスク容量を確認できる。また、「Upgrade」をクリックすると有償バージョンにアップロードできる。

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  • サーバー容量が足りなければ追加可能

    有償バージョン(9.99ドル/月、99.99ドル/年)を契約すると、容量が一気に2GBから50GBにアップする。筆者は利用開始初日に1年契約を行った。

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  • トレイアイコンから操作

    システムトレイに表示されているDropboxアイコンを右クリックすると、いくつかのメニューが表示される。

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  • My Dropboxフォルダの場所は変更可能

    システムトレイメニューから「Preference」を選び、MainタブからMy Dropboxフォルダの場所を変更できる。システムトレイアイコンの表示/非表示も設定可能。

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  • ネットワーク回線の使い方も調整可能

    Networkタブでは、使用帯域の制限やProxyの設定などを行うことができる。オンラインのビデオ共有サービスで動画を見ながら作業をしているときなどにも、Dropboxの通信でストリーミングが乱れないように調整できるのだ。

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  • サポートはオンラインで(ただし英語)

    Dropboxの公式フォーラム(掲示板)では、さまざまな課題について活発に議論が行われている。気付いたことや要望があったら書き込んでみるといいだろう。ただし、当然ながらすべて英語だ。

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本気でおすすめ! マジですよ

以上でDropboxの機能紹介は終了だ。筆者がこのサービスを使い始めてから2週間が過ぎたが、すでにDropboxなしでは仕事が進められないほど活用(依存?)している。特にフリーライターという仕事柄、リビジョン管理機能がとんでもなく重宝している。

唯一不安な点があるとすれば、会社の都合による急なサービスの停止だろうか。だがこればかりはどのサービスも同様なので考えてもしかたがない。定期的にローカルでもバックアップをとって自衛するしかないだろう。

将来的にはiTunesのライブラリをMy Dropboxに移動し、自宅と事務所のPCで音楽を共有したいと思っている。

また、担当編集者とシェアフォルダを利用して原稿を共有、校正作業などもすべてこの中でできるようになればいいかなと思っている。ただし、その時は原稿の進捗具合が編集者に丸わかりなので迂闊にさぼれなくなってしまうという欠点もあるのだが……。

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