Live Searchのウェブマスター向けツールは外部向けリンクも調べられるSEO必携ツールだ
今日は記念すべき日だ! Mozplex 2.0(Mozoleumと呼ぶ人も)にできたSEOmozの新しいスタジオから、初めてWhiteboard Fridayのインタビューをお届けする日なんだ。ゲストは誰かって? それは、僕らの親友でマイクロソフトLive Search Webmaster Center(WMC)のボス、ネイサン・ブジア氏だ。
みんなも知っているとおり、Live Search WMCは最近、ベータテスト期間を終え、多数の新機能を搭載して正式運用が始まった。
インタビューで、ランドはブジア氏から、これらの機能がどのようにウェブマスターの役に立つのかをはじめ、将来的にLive Search WMCで何が見込めるのか、さらにはLive Searchが機能する仕組みについても、ちょっとしたヒントのような情報を引き出している。
ほかにもブジア氏は、最近増えてきたブラックハットをテーマにしたブログ記事についても、彼がどんな印象を持っているのか話してくれた。ブラック(またはグレー)ハット戦術の蔓延が、なぜ検索エンジンとウェブマスターの双方に困難な状況をもたらすかについて、ブジア氏は非常に説得力のある議論を展開している。
このインタビューはちょっと長い(20分超)けど、すばらしい情報満載だから、絶対に見る価値ありだよ(※Web担編注:残念ながら英語だが)。
このビデオの中には、ランドがぜひともみんなに教えてあげたいと思っている有益な情報がぎっしり詰まっている。それもこれも、彼がみんなのことを大好きだからなんだよ。
では、インタビューの内容から印象に残ったLive Search WMCに関する情報を、ランドに紹介してもらおう。
Live Searchのウェブマスター向けツール最新機能紹介
ここで、このインタビューには本当に価値のある話が詰まっているというスコットの印象をさらに強調しておきたい。ブジア氏はほかの検索エンジン関係者よりもはるかにオープンに話してくれたから、実に値打ちのある有益なインタビューができた。20分もあるインタビュー映像が長いのは僕もわかっている。でも、週末にそれぐらいの時間はなんとか作れるんじゃないかな。
スコットも触れていたが、まずは現在Live SearchがWebmaster Centerで提供している機能をざっと挙げておこう。
「ドメイン・スコア」というコンセプトはすばらしい。SEOとして、僕らは長い間、検索エンジンはページ単位の測定基準だけでなく、ドメイン名単位の測定基準も使っているのではと、薄々は感じていた。そしてそのことが、今回初めて正式に確認できたわけだ(とはいえ、先週僕がWM Radioの対談でダニーに話したように、以前からグーグル関係者の多くが、一部のドメイン名は他のドメイン名より高いオーソリティと重要性を持ち合わせているとほのめかしてたけどね)。
上の図は、Live Searchが示す標準的なリンクの一覧だ。最初の1000件をCSV形式でダウンロードすることもできる。リスト自体は「重要度」順になっているわけではないけれど、やはり重要性の高いリンクの方が、重要性の低いものより先に表示される傾向がある(この辺はYahoo!サイトエクスプローラとよく似ている)。
本当にいかした機能が始まるのは、ここからだ。Yahoo!で「linkdomain:seomoz.org site:.gov」とコマンド入力するのとまったく同じように、Live Searchのウェブマスター向けツールでも、サブドメイン名、ドメイン名、あるいはサブフォルダでリンクを絞り込むことができる。
外部向けリンクについても、同じ上出来のフィルタ機能を行って絞り込むことができる。外部向けリンクについては、今のところLive Searchが唯一の情報源だ(さらに、検索エンジンの「linkfromdomain」コマンドでも、これに関するデータをいくらか提供している)。
全体として、僕はこれらの新機能が気に入った。これでLive Searchも、検索マーケティング担当者にとって、一層「必要不可欠な」ツールセットになるんじゃないかと思う。そして、ブジア氏が強調していた通り、こうしたツール提供が牽引する形で、Live Searchのパフォーマンスが向上し、市場シェアが伸び続けることを僕も期待している。
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