初代編集長ブログ―安田英久

Webマーケ担当者と編集長の10の約束 ~Web担/日経BP/MarkeZine連動コラム

このコラムは、Web担当者Forumと「日経ネットマーケティング」「Markezine」各誌の編集長が、毎回共通のテーマでネットマーケティングを語るコーナーです。

第2回のテーマは「ネットマーケティングに向く人、向かない人」。

他誌編集長のコラムも同時に公開されていますので、併せてご覧ください。

Webマーケ担当者と編集長の10の約束

  1. ウェブに興味があるのは良いことなのですが、ビジネスの視点をもっていてください。個人のブログならば「素敵なデザイン」「良いコンテンツ」だけでもいいのですが、Webマーケの仕事では、収益などビジネス上の目的や、組織内の他の部門との関連、時間や予算の管理といったことも意識する必要があります。私があなたに求めているのはビジネス上の成果なのです。Webマーケを仕事に選ぶ前に、どうかそのことを考えてください。

    ×ウェブのことにしか興味がなく、ビジネスの視点に欠けている
    社会人として当然ビジネスも考慮して行動できる
  2. 首都圏全路線の中吊り広告をチェックしろとは言いません。でも、ネット以外に少し時間をとって、折り込み、駅看、ミニコミ誌などのオフラインマーケや、既存4マスのことも知っておいてください。施策の幅が広がりますし、ほとんどの人はオンラインよりもオフラインでの行動のほうが多いのですから。

    ×マーケティングといってもネットマーケティングのことにしか興味がない
    オンラインのことだけでなく、オフラインも含めた全体的なマーケを把握している
  3. 施策のプラン時にも、検証時にも、数値データを元にちゃんと判断できる人でいてください。ネットマーケティングの最大のメリットの1つに、多くの数字データを取得できることがあるのですから。マーケにとって、それが大事なことなのです。

    ×数字よりも自分の興味や思いこみを重視する
    数値データを論理的に解釈して判断できる
  4. 張り切って企画書にグラフをたくさん載せる前に思い出してください。いくら数値データがたくさんとれるからといって、それがすべてではないということを。自分に都合の良い数値にこだわってしまい、いち生活者としての常識は忘れるということはしないでください。

    ×取得できるデータの数字にこだわりすぎる
    数値データをとれるものととれないものを把握し、恣意的な数字の使い方はしない
  5. 新しい企画を考える前に、まずは自分に問い掛けてみてください。きちんと仮説を立てましたか? その仮説を検証可能な形でデータをとれるように施策を設計しましたか?

    ×仮説を立てない
    仮説に基づいて企画を作り、検証していく
  6. 常に細かく試して検証してを繰り返していますか? うまくいった点といかなかった点を分析して、視点を変えたり改善したりを繰り返していますか? もしかすると、今回の結果はたまたまだっただけかもしれません。

    ×何かアクションを実施したら、やりっぱなし
    要因ごとに検証可能な状態で施策を実行し、常に改善を繰り返すことでPDCAサイクルを高速に回せる
  7. 打つ手がないと嘆く前に、システムの人に話しかけてください。システムの人の言うことの意味があなたにはわからなくても、あなたが求めていることを適切に伝えられれば、それを実現する新しい仕組みを提案してくれるかもしれません。

    ×システム的な仕組みに興味がなく、既存の枠組みで何とかしようとする
    ウェブの技術的な仕組みについて基本的な理解は備えていて、技術で改善するためのアイデアも検討できる
  8. 時々でもいいので海外の情報も調べてください。Webマーケティング関連の情報は、まだまだ英語の情報のほうが多いのです。Web担と日経ネットマーケティングとMarkeZineとCNetを見る時間の1割でもいいので、海外のサイトを調べるのに費やしてくれると、私はあなたを非常に頼もしく思います。

    ×英語がまったく読めない(読もうとしない)
    得意ではなくても臆せず英語情報に積極的に接する意欲がある
  9. いつも平均と合計と棒グラフだけのおおざっぱな資料を出さずに、もう少し自分で突っ込んでデータを調べられるように、せめてExcelの機能ぐらいは理解してください。私は会議でいつも「ここの内訳はどうなってるの?」とか「こっちの軸で切って見るとどうなるの?」と聞いていますが、あなたも数年後には同じように聞く立場になるのです。

    ×Excelの関数やピボットテーブルの使い方を知らない
    データを自分の求める姿で分析するのに必要なツールの使い方を知っている
  10. 与えられた作業をそのままこなすことを自分の仕事だと思わないでください。世の中の動きや自社の状況に合わせて、既存の施策を見直したり、新しい企画を考えてください。「忙しくて新しいことなんて考えたくないなんて言わないでほしいのです。あなたが出してくれる意欲的なアイデアを、私はがっしりと受け止めます。

    ×作業をこなすことが仕事だと思っている
    常に新しい“何か”にチャレンジすることで“バリュー”を生み出すことに楽しみを見いだせる

毎月最終営業日の掲載予定の、このネットマーケティング関連のWeb媒体3誌連動コラムですが、実は掲載予定日に間に合わないと、「今回は、Web担の安田編集長は逃げました」と書かれる取り決めなのです。

季節の変わり目には必ず体調を崩す虚弱体質の私は、少し気温が下がったタイミングでやはり風邪気味になってしまい、今回は間に合うかどうかギリギリでした。「安田は逃げた」と書かれずに済み、ひと安心しています。

あ、でも今回は全然「辛口コラム」じゃなかったですね。まぁ、許してください。

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