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最近ネットで有名になることを目標にしている痛いやつが多すぎないか?

リー・オデン氏が書いた「SEO業界における知名度に関する誤った考え」という記事では、有名になって何をしたいのかという考えもないのに名声を得るという目標を追求することが、なぜ非常に危険なのかを説明している。この記事は、非常に優れた内容だと思う。

驚くほど多くの人々が、検索マーケティングビジネスで有名になること自体を目標だと考えているようだ。こうした輩は木を見て森を見ないところがあって、リンクベイトだらけのブログやネットワーク作りに莫大な時間を注ぎ、自分は認知されていると思い上がってしまっている。

こんなことになるのは、彼らが評判マーケティングについて誤解しているせいだろうか? それとも、「SEO有名人」になることが利益に結びつく目標だと本当に考えているのだろうか?

現実には、個人であれ会社ブランドであれ、ブランドを獲得することは、その市場での信用と信頼を得ることだ。名前を知られるということは、最終的なゴールへの道筋にあるものであり、本来目指すべきところは、新しいクライアントを得たり、セミナーでしゃべったり(特に有料セミナーで)、または、マーケティングパートナーとのつながりを作ったり、有能な人材を獲得したりといったビジネスを生み出すことだ。

仕事を得て、価値を提供することで自分が成功したり他人に成功をもたらすことによって、名声が得られる。

ある業界において名の通ったブランドと評判を確立することは、何かそれを裏付けるものがあればこそ価値を持つのだ。そうでなければ、オンライン上の虚像を作り出すことしかできず、それを維持するためには「虚名という名の麻薬」を常に補給し続けなければならない。

私自身はネットワークへの参加に熱心だし、我々のブログチームは良質な記事を時おり書くことで知られている。しかし、そうしているのは、理由は有名になるためでなく、新しいクライアントやスタッフを得たり、一緒に仕事をするマーケティングマートナーを得たりするためだ。

業界の役に立つブログ記事を書いたり、他のSEOブログからリンクを得たりするのは良い。しかし、ブログの読者が求めている情報や困っていることに対する答を提示することで自らの能力を示しつつ、競合に対しては完全には情報を出し切らないようにするには、スキルが必要だ。そして、そのスキルを磨く価値はある。

勘違いしないでほしい。見込み客が信頼できる筋からあなたの会社のことを耳にしていれば、そのクライアントから仕事をもらうための営業サイクルはほぼゼロに近いところまで減るのは確かだ。より望ましいクライアントをいい報酬で得られるだろう。しかし、その名声を得るまでに、どれだけしっかりとした仕事をして良いクライアントを得ていたかというのは非常に大なの切だ。

もちろん、鶏が先か卵が先かの問題ではある。名前が知られていなかったらどうやって仕事をとるのか、でも、自慢できるようなクライアントがいなければどうやって名前を知ってもらえるのか。私なら、ブログを書き続け、人のつながりを作ることで仕事を得るんだと言う。

余裕があればこの記事のコメント欄も読んでみるといい。そして、このテーマは割と興味深いものなので、これに関して僕の意見も付け加えたいと思う。

  • 世間に認知され、できれば有名になりたいという憧れや説明しがたい欲望を、多くの人が持っている。僕自身、そういった思いを感じたことがないと言ったら嘘になってしまう。2004年と2005年に参加した最初の方のカンファレンスで、「大物たち」をポカンと見ていたときなんかは特にね。こういう感情には、若さが大きく関わっていると思う。

  • もし1つのテーマに専念し、その分野における有名専門家になれば、SEO業界で名声を獲得し、それを自分のために役立てることも可能だ。

    いい例が、キーワード調査におけるダン・シーズ氏、リンクビルディングにおけるエリック・ウォード氏、リンクベイトにおけるニール・パテル氏などだ。

  • 名声とは両刃の剣だ。「有名」になるためには莫大な時間を必要とする(たとえSEOのような小さなニッチ分野でも)。それなのに、メールへの返信をさぼり始めたとたん、批判的なコメントや投稿があふれ返り出す。名声を得たばかりに、感情面で大きな痛手を受けることもある。

    深く考えもせずに批判する人がいるからだ。そんな連中に悩まされることなんてないだろうとは考えない方がいい。ダニー・サリバン氏やマット・カッツ氏を見ればわかるよ。2人とも、名前を聞いたこともないようなブログに自分たちを中傷するような記事を匿名で書かれて、眠れないような思いをするときがあるんだ。本当だよ。

  • Sphinnに投稿したニュースが評判になったとしても、投稿者自身が有名になれるわけじゃない。評判になった投稿ニュースが50本あったとしても、やはり有名にはなれない。有名になるには、時間、労力、カリスマ性、ひたむきさが必要だ。それに才能もね……。

    ただ、嫌われ者として有名になりたいんだったら話は別だ。その場合は、攻撃的なコメントをいくつか投稿をすればうまくいくだろう。だけど、そんなことをしてどんなビジネスモデルが築けるのかはわからない。

  • SEO業界の外部でSEOとして有名になることは、業界内部だけで名が知られるよりも、はるかに重要で価値が高い。ここには知名度に対する費用対効果が関わってくるんだけど、これまでのところあまり高くないのが普通だ。

  • 名声を獲得する最善の方法として僕が知っているのは2つだ。

    1つはすばらしいコンテンツを作成すること。公開してから3か月経っても話題になるくらいすばらしいコンテンツだ(ここで1つ質問。3か月くらい前のコンテンツで、まだ記憶に残ってるのがあるかな?)。

    2つ目は、本当にすばらしい人間性を備えること。つまり、自分の仲間であるマーケターやブロガー、カンファレンスの参加者などを思いやる心を持つことだ。僕には、この業界で知り合い、すばらしい友人になった人たちが大勢いるんだけど、大きな力を持ったSEOの友人が10人やそこらいれば、最善を尽くして手助けしてもらえるってことがわかったんだ。

  • 一度「有名」になってしまうと、引き返すことは難しい。ショーン・ホーガン氏に訊いてみるといい。目立たぬよう活動しようとしていても、カンファレンスに現れると、いまだにファン(僕自身もそうだ)が押し寄せてくるんだから。

  • 最後に、グーグルのブログ検索の結果に名前が何回か出ることを入会資格としているようなSEO有名人たちの秘密クラブなんて、僕が知る限り存在しない。検索マーケティング業界で知られ始めた頃、少なくともひっそりと身をひそめたり、検索エンジニアと直に話をしたりできるような秘密の場所がきっとあるに違いない思っていた。しかし、残念ながら、そんな場所はなかった。他の業界なら、フリーメーソンみたいな秘密組織があるかも……。

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