ここでいう「職業ソーシャルネット」とは、ある種のSNSのことを指す。日本では主流ではないが、記事内で挙げられているLinkedIn(リンクトイン)などのような、ビジネス特化型のSNSがあり、数百万人が登録している。「シリコンバレーでは常識,850万人が使うビジネス特化SNS「Linkedin」」の解説が詳しい。
職業ソーシャルネット(職業ネットワーキングサイト)は、特に検索エンジン最適化(SEO)において本当にすばらしい存在なのか、あるいは時間の無駄なのか、判断するのが難しいわ。ここで話題にしているのは、LinkedInやSpokeやXINGといったサイトのことよ。そこでは、普通のソーシャルネットワーキングサイトみたいに自分の情報を入力するんだけど、お気に入りの映画だとか、日頃運動しているかどうかなんて情報は要らないの。必要なのは、受けた教育や職歴、さまざまな専門分野についての情報なの。
まるで良いことずくめのように聞こえるわ。自分自身を売り込む上で、より良い方法って何かしら? さっき挙げたようなサイトは、概ね非常に整然としていてすっきりとした職業上の話題を扱うサイトで、会社の待合室のようなもの。
私はサーチ業界が長いわけじゃないけど、教育レベルが高くて情熱に溢れ、知的なだけじゃだめだとわかったわ。個性も同じぐらい大事なんだけど、LinkedInでカリスマ性やひらめきを得るのは難しい。もちろんサーチ業界は、たぶん他の業界よりも個性が推進力になっていることはよくわかってるけれど、これらのサイトが見た目ほど役に立つのか疑問に思うわ。
初心者にとって、オンラインで人間関係を築くのは難しいこと。私は、別のさまざまなオンライン手段を通じて、実際に対面する前に多くのSEO屋さんに「出会った」の。でも、職業ソーシャルネットでは彼らとコミュニケーションを取らなかったし、もっと形式張ったサイトを利用していたら、今のような形でネットワークを作り、関係を築くことはなかったと確信しているわ。強いて言うなら、私たちはもっと個性を発揮できるサイトとメッセージサービスを利用したの。
問題は、職業ソーシャルネットを通じて、潜在顧客があなたやあなたの会社に接触する可能性だけど、私たちが結局仕事を共にした会社や人々が、職業ソーシャルネットを通して私たちを知ったケースはほとんどなかったわ。今、「ほとんど」って書いたけど、これは「まったく」って意味なのよ。
個人的な要素や、くだけた感じがまったく相応しくない職業分野があるとしましょうか。こうした分野でオンラインの存在感を得たいと思うなら、私が多いに役立つか疑問に思っている職業ソーシャルネットに目が向くでしょう。でも私なら、LinkedInに質が高い最新のプロフィールを載せる気にはならないわ。もっとも実りある有益なSEOの人間関係には、こうした形式張ったプラットホームが必要ないとわかっているからね。さてどう思うかしら? SEO業界では、オンラインの履歴書のようなものを持ち続ける価値があるのかしら? それとも、「まあ、やっても害にはならないだろう」という理由だけじゃ、価値のあるものにするには不十分かしら?
最新情報:興味を覚えた人のために、LinkedInのプロフィールにSEOを施す素敵なガイドも紹介しておくわ。でも、飲み仲間を見つける役には立たないかもね(笑)。
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