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【2018年版】EC売上高ランキングまとめ――1位Amazon、2位ヨドバシ、3位スタートトゥデイ(現ZOZO) | 通販新聞ダイジェスト

7 years 2ヶ月 ago

本紙姉妹誌「月刊ネット販売」で行った売上高調査「ネット販売白書」では、2017年度のネット販売実施企業上位300社の合計売上高が4兆556億円となった。前年調査の3兆6322億円に比べて11.7%拡大しており、前年に続きアマゾンジャパンが2位以下に大差をつけて首位を獲得した。(9月25日発売の「月刊ネット販売」10月号「第18回ネット販売白書」に300社の売上高ランキングと商材別市場解説を掲載→購入はこちら

前回調査比11.7%増、首位はアマゾン

【最新版(2018年公表)】EC売上ランキングまとめ(2017年度) ネット販売実施企業上位300社の合計売上高が4兆556億円 アマゾンジャパン、ヨドバシカメラ、千趣会、Rakuten Direct、ディノス・セシール、上新電機、スタートトゥデイ、ニッセン、デル、イトーヨーカ堂、キタムラ、ジャパネットたかた、ジュピターショップチャンネル、ビックカメラ、アスクル、ファーストリテイリング(ユニクロ)、QVCジャパン、マウスコンピューター、MOA、オルビス、セブン・ミール サービス、ピュアクリエイト、エディオン、ニッセン、TSUTAYA、ディーエイチシー、ストリーム、ドスパラ、丸井グループ、オイシックスドット大地
EC売上高トップ30社 ※表の見方はこちら

ランキングの上位企業(=表上は上位30社までを抜粋して掲載)について見てみると、首位となったアマゾンは前年比13.5%増の1兆3360億円となり、唯一の1兆円越えを果たすなど、依然、好調を維持している。品ぞろえの拡充や有料会員「アマゾンプライム」の増加施策などが奏功したことに加え、夏の大規模セール「プライムデー」などの販促策も好調だった。

2位には前年に引き続きヨドバシカメラがランクイン。新物流センターへの移転に伴う作業で配達遅延が発生するといった事態が起きたものの、増収を確保。全社売上高に占める割合は16%にまで達している。3位のスタートトゥデイはツケ払い効果が一巡した一方で、幅広いジャンルの新規ショップ誘致やブランドクーポン施策の効率運用などにより、新客開拓や既存客のLTV向上につながった。

なお、上位30社の中で増収となったのが17社で、その内、2ケタ増収したのが11社となっている。中でもセブンネットショッピングは同56.3%増を記録するなど大幅な伸びとなった。30社の内、減収企業は3社となっている。

【最新版(2017年公表)】EC売上ランキングまとめ(2017年度) ネット販売上位30社の売上高合計の推移
ネット販売上位30社の売上高合計の推移

総合・日用品はアスクルが復調

商品カテゴリー別のランキングを見ると、「総合・日用品」分野では、アマゾンジャパンに次いでRakuten Directが2位となっており、3位には減収となったものの千趣会がランクインしている。

注目は同30%増で5位となったアスクルの「LOHACO」で、昨年2月の大型物流拠点の火災以後、代替センターの新設、本稼働により同10月までに出荷能力が以前の水準まで回復。また、期中に買収したペット用品ECを行うチャームの売上分も加わり、個人向けEC事業全体では大幅な増収となった。

衣料品はモールや有店舗が上位

スタートトゥデイが首位を獲得した「衣料品」分野では、前年に続き、ファッションECモールや有店舗小売りの躍進が見られる。2位となったユニクロは昨年3月に刷新したスマホ版通販サイトで購入導線を簡素化したこともあり、春以降の売り上げが大幅に拡大。今年についてもAIを活用した自動接客機能をアプリに搭載するなど、オムニチャネル戦略と並行してスマホでの買い回り向上を図っている。

4位のクルーズはテレビCMをはじめとする大型プロモーション施策の強化が奏功し、ファッションECモールの「ショップリスト」での新規・リピートの開拓につながったことで2桁増となった。

また、5位のマガシークはNTTドコモと共同運営する「d ファッション」が成長をけん引。ドコモのプロモーションにより客数が増えているという。

化粧品は戦略の転換に注目

「化粧品」分野では前年と変わらず、1位オルビス、2位ディーエイチシー、3位ファンケルという順になり、3強の構図に大きな変化は見られなかった。ただ、オルビスではダイレクトマーケティングから、アマゾンやLOHACOといった外部ECの活用に新規顧客との接点を見出す動きが見られている。

また、近年はコンビニやドラッグストアなど流通戦略の強化に舵を切るファンケルが、新規顧客との接点を「紙」から「ウェブ」に転換したことでスキンケアを中心に新規獲得が進んだ。

新興企業として注目されるのが男性用育毛剤を主力に展開するソーシャルテック。薄毛という悩みを持つ"ニッチ"な層にアプローチするのではなく、育毛ケアの啓発を通じて新たな市場の創出を図っており、売上高は同30%増の70億円(本紙推計)となるなど急拡大を果たした。

健食では新興企業が一躍首位に

「健康食品」分野ではEC市場の勢力図が大きく変化。これまでは、ナショナルブランドを持つメーカーなどの活躍が目立っていたが、ここにきて、ネット専業の新興企業の台頭が見られている。

象徴的だったのが首位を獲得したメディアハーツで、前年比6倍の成長を果たし売上高131億円で一気にトップへと躍り出た。代表の三崎優太社長自らがアフィリエイターだったこともあり、そのマーケティングノウハウを受けて急成長したと見られる。そのほかにもビーボなど、急成長企業の上位ランクインが目立った。

家電は量販店のECが好調

「家電・PC」分野ではヨドバシカメラが首位を獲得しており、前年に続き、1000億円越えを果たした。同様に家電量販のECでは上新電機が2位、キタムラが5位、ビックカメラが6位にランクイン。キタムラは高額なカメラ新製品の予約獲得のために、長期無金利のショッピングクレジットを強化。ビックカメラはシステム開発に投資し、使い勝手やサイト内検索を改善させている。

3位のジャパネットたかたは16年に通販サイトを大幅に刷新。ネットでは主流のロングテール戦略とは一線を画し、取扱商品数を絞り込む戦略などを進めている。

食品ではネットスーパーが台頭

「食品」分野ではネットスーパーの台頭がより顕著となった。首位はイオンで、昨年は実店舗で展開していた大型セール「ブラックフライデー」を初めてECでも実施。

2位のイトーヨーカ堂も、親会社のセブン&アイホールディングスがアスクルと組んで「IYフレッシュ」をスタートさせるなど、ECでのテコ入れが進んでいる。3位のセブン・ミールサービスはほぼ横ばいで、前年に続き260億円以上の売り上げを確保した。

EC専業では「おせち」などイベント需要が拡大しており、スカイネットが運営するおせち通販「匠本舗」や、ナカノモードエンタープライズが運営するおせち通販「板前魂」などが上位にランクインしている。

【表の見方】

調査は2018年7~8月、通販・通教実施企業約1000社に対して行った。無回答の企業に関しては取材データや公表資料、民間信用調などをもとに本紙推定値(「※」)を算出した。「受」は受注比率から算出した売上高を示す。調査対象は「個人向け物販」で、デジタルコンテンツやチケット販売、宿泊予約、金融などの非物販のほか、オフィス用品などBtoBは調査対象から外している。

 「前期実績」は17年6月~18年5月に迎えた決算期、「今期見込み」は18年6月~19年5月に迎える決算期。増減率は前の期の数値が判明していない企業や、変則決算のため比較できない場合については掲載していない。表内項目の「全通販売上高の占有率」は原則、総通販売上高に占めるネット販売売上高の占有率を示す。

 表中、企業名横の「◎」は次の理由による。(1)アマゾンジャパンは直販やマーケットプレイス事業での出店者からの手数料、広告収入などの自社売上でサイト全体の流通総額ではない(7)イオンはネットスーパーを中心とするデジタル領域のグループ売上の推定値(10)アスクルは自社通販サイト「LOHACO」と子会社のチャームの合計売上高(12)イトーヨーカ堂はネットスーパーなどの売上高(14)キタムラは宅配売上と店舗受取売上を合算した「EC関与売上」の数値(17)マウスコンピューターは店舗売上などを含む(18)MOAは卸を含む(21)ベルーナは総合通販事業と専門通販事業の合計値(23)ピュアクリエイトは卸を含む推定値(26)オイシックス・ラ・大地は旧オイシックスドット大地における宅配事業「オイシックス」のネット販売売上高(29)TSUTAYAはネットメディア事業、映像・楽曲配信事業などの推定値

通販新聞

Google+が2019年8月で終了。貴重なSEO情報が失われるのは残念

7 years 2ヶ月 ago

一般ユーザー向けに提供している Google+ を閉鎖することを Googleはアナウンスした。終了までの移行期間を確保しつつも、来年 (2019年) の8月末までには完全終了する予定だ。Google+ の閉鎖に SEO の貴重な情報が失われてしまうのは残念。

投稿 Google+が2019年8月で終了。貴重なSEO情報が失われるのは残念海外SEO情報ブログ に最初に表示されました。

Kenichi Suzuki

CSS Nite LP58「Coder’s High 2018」が終了しました

7 years 2ヶ月 ago
CSS Nite実行委員会

試してから買う――三越伊勢丹も「EC注文後に試着、気に入ったら決済」のアパレル販売をスタート

7 years 2ヶ月 ago

三越伊勢丹ホールディングスは10月3日、女性用衣類をオンラインで注文し、自宅で試着してから気に入った商品だけを購入できる「ISETAN TRUNK SERVICE(イセタントランクサービス)」を開始した。

伊勢丹新宿本店の本館3階キャリアスタイルで展開している13ブランド(約120型 60スタイル)を販売している。

「ショッピングに行きたいが、忙しくて時間がない」といった悩みを抱える働く女性が主なターゲット。シーズンごとに年4回、ビジネススタイル中心のファッションを販売する。

三越伊勢丹ホールディングスは女性用衣類をオンラインで注文し、自宅で試着してから気に入った商品だけを購入できる「ISETAN TRUNK SERVICE(イセタントランクサービス)」を開始
「ISETAN TRUNK SERVICE(イセタントランクサービス)」を始めた背景

取扱商品はジャケット、コート、ワンピース、ブラウス、パンツ、スカートなど。4点セットと8点セットの商品がある。

顧客はジャケットやパンツなどの色やサイズを選択し、好きな商品を取り寄せる。自宅で試着し、不要な商品は着払いで返送。三越伊勢丹が返品確認を行った後、商品代金を決済する。

「ISETAN TRUNK SERVICE」を利用するには会員登録が必要。サービス利用料は540円。

三越伊勢丹ホールディングスは女性用衣類をオンラインで注文し、自宅で試着してから気に入った商品だけを購入できる「ISETAN TRUNK SERVICE(イセタントランクサービス)」を開始
注文~決済の流れ

対象ブランドは次の通り。

イネド/23区/ICB/ジョセフ/カルバンクライン/オーカー/ジルサンダーネイビー/インディヴィ/アンタイトル/ナチュラルビューティー/タラジャーモン/マックス&コー/エンヴィ 

広がる「試してから買う」

自宅で試着してから気に入った商品だけを購入できるECサービスはアパレル業界で広がっている。

「ZOZOTOWN」を運営するZOZOや、[.st] を運営するアダストリアなどは、顧客の嗜好に合わせた商品を企業側が選んで定期配送し、顧客が試着後に気に入った商品のみを購入するサービスを展開している。

リアル店舗を活用した取り組みでは、ファストファッションのジーユーが、商品サンプルのみを陳列し、顧客が試着後にECサイトで購入する新型店舗を今年11月に東京・原宿に出店する予定。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

楽天、Amazon、ヤフーよりもお得に買える「Qoo10」の「ネット最安値」保証って何?

7 years 2ヶ月 ago

eBay Japan合同会社(旧ジオシス)は10月1日から、「Qoo10」の商品が競合サイトよりも高く販売されていた場合、その差額の2倍にあたるポイントを購入者にバックする「ネット最安値」保証キャンペーンを始めた。

キャンペーンは企画として展開。保証対象となる商品は20商品程度に絞り、一週間ごとに切り替えていく。

「Amazon」「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」「Wowma!」「カカクコム」よりも保証対象商品が高かった場合、差額の2倍のポイント(1ポイント1円)を購入者へ3日以内にバック。eBay Japanがポイントを負担する。

eBay Japan合同会社(旧ジオシス)は10月1日から、「Qoo10」の商品が競合サイトよりも高く販売されていた場合、その差額の2倍にあたるポイントを購入者にバックする「ネット最安値」保証キャンペーンを開始
「ネット最安値」保証キャンペーン

消費者が購入したい商品が競合店よりも高かった場合、値下げを行う手法は大手家電量販で行われている。「Qoo10」はその仕組みを応用。値下げを行わず差額分の2倍にあたるポイントを付与することで、お得感を演出し次回購入にもつなげていく。

保証対象商品は、「ネット最安値」保証キャンペーンサイトに掲載する。ポイントバック申込方法は次の通り。

  1. 最安値保証商品を購入
  2. 価格比較対象サイトの5サイトで購入商品の最低価格を発見
  3. 購入後3日以内に「ネット最安値」保証キャンペーンの申込フォームからポイントバックを申請
  4. 「Qoo10」で申込書の内容を確認後、申込みから3日以内にポイントを付与

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

瀧川 正実

自社プログラムの導入でマーケティング施策の効率UP/Wowma!が補償強化【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

7 years 2ヶ月 ago

2018年9月28日~2018年10月4日にアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?

  1. アフィリエイトをASPから自社プログラムに移行したらどう変わる? 年間63億円を売るマーケットエンタープライズの事例

    自社アフィリエイトプログラムへの移行により、「商材ごとの報酬額設定などによって運用費はASP時代よりも削減できている」と言う

    2018/10/3
  2. KDDIグループの「Wowma!」がチャージバック補償を強化、全店に不正利用リスク保険を導入

    全店舗を対象にチャージバックによる損害を無料で一定額まで補償する

    2018/10/2
  3. 環境省が宅配再配達の削減に向けた実証事業、オープン型宅配ボックスによる受け取り方の多様化めざす

    地方でオープン型宅配ボックスの普及を促進するためのガイドラインを策定する

    2018/9/28
  4. スタートトゥデイ、「株式会社ZOZO」に社名を変更

    グループ会社もそれぞれ「株式会社ZOZOテクノロジーズ」「株式会社ZOZOUSED」に変更した

    2018/10/2
  5. アウディ ジャパンがネット通販、純正パーツを販売

    各モデルのインテリアやエクステリアなど約370品目を販売

    2018/10/3
  6. NYにオープンした「Amazon 4-Star」はネットの接客をリアルに反映した店【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2018年9月24日〜30日のニュース

    2018/10/2
  7. 楽天の自社配送サービス、対象エリアを都内14市に拡大

    「Rakuten-EXPRESS」の配送地域の国内人口カバー率は約10%に拡大

    2018/10/4
  8. CPO7割減、購入数5倍を実現したエーザイの通販施策とは

    エーザイのSNS広告戦略を支援したアライドアーキテクツが9月28日に事例を公開

    2018/10/1
  9. セイコーマート、凸版印刷と富士通エフ・アイ・ピーによる電子マネー「ぺコマ」が10月からスタート

    「セイコーマートアプリ」への事前チャージでキャッシュレス決済も可能に

    2018/10/3
  10. DMからWebページへのアクセス方法は「QRコード」が増加、20~30代女性の利用が最多

    トッパン・フォームズがダイレクトメールDMに関する実態調査を実施

    2018/10/3

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    uchiya-m

    Google、サーチ ジャーニーを支援するためにActivity CardとCollectionsを導入

    7 years 2ヶ月 ago

    Activity Card という名称の新機能を Google は検索に導入する予定だ。Activity Card は、一連の検索行動、Google は “Search Journey”(情報探しの旅)と呼んでいるが、これを支援する機能。Search Journey をサポートするために Collections という機能も Google は導入する。

    投稿 Google、サーチ ジャーニーを支援するためにActivity CardとCollectionsを導入海外SEO情報ブログ に最初に表示されました。

    Kenichi Suzuki

    宅急便の到着日時をLINEで通知、「クロネコメンバーズ」限定からLINE全ユーザーへ対象拡大

    7 years 2ヶ月 ago

    ヤマト運輸は10月2日、宅配サービス「宅急便」の到着予定日時をLINEで通知する「通知メッセージ」の対象範囲を、会員制サービス「クロネコメンバーズ」以外にも拡大した。

    LINEユーザーは「通知メッセージ」を受け取ることで、受取日時を事前に把握したり、メッセージから受取日時を変更したりできるようになった。

    ヤマト運輸は宅配サービス「宅急便」の到着予定日時をLINEで通知する「通知メッセージ」の対象範囲を、会員制サービス「クロネコメンバーズ」以外にも拡大
    「通知メッセージ」でできることのイメージ

    「通知メッセージ」機能の利用に同意した顧客を対象に、LINEに登録されている電話番号と企業側に登録されている電話番号をマッチングし、メッセージを送る。

    「通知メッセージ」の利用料は無料。LINEユーザーは誰でも「通知メッセージ」を受け取れるが、受取日時の変更などを行うにはヤマト運輸のLINE公式アカウントの友だち登録が必要。

    「通知メッセージ」の概要

    • 「通知メッセージ」機能の利用に同意した顧客にメッセージがLINEで届く
    • 「お届け予定日を確認する」をタップすると、配達予定日時、配達担当店、送り状番号の下4桁が通知される
    • 「日時変更へ進む」をタップし、氏名や送り状番号などを照合すると配達日時を変更できる
    配送希望時間の変更画面などのイメージ

    ヤマト運輸は2007年11月に無料の会員制サービス「クロネコメンバーズ」を開始し、現在は約2000万人の会員に対して荷物の到着時間を事前に通知する「お届け予定eメール」や、不在再配達の日時指定を行う「ご不在連絡eメール」を配信している。2016年1月には「クロネコメンバーズ」を対象にLINEでの通知を開始した。

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    あの有名ECサイトが二子玉川に集合し、楽天ペイ、Amazon Pay、LINE Payで商品購入できるイベント「BACKYARD FES.2018」(10/5・6開催)

    7 years 2ヶ月 ago

    東京・二子玉川にあの有名ECサイトらが集まり、「楽天ペイ」「Amazon Pay」「LINE Pay」で商品購入できる――。ECに焦点を当てた消費者&EC業界向けのイベントを、業務システム支援を行うアイルが10月5日(金)、6日に開催する。

    イベント名称は「BACKYARD FES.2018(バックヤードフェス)」。ECサイトの運営を支える“バックヤード”にフォーカス。ECサイトの人気商品をバックヤードスタッフが体験型ショップでリアル販売し、来場者に新たな商品との出会いを提供する。

    あの有名ECサイトが出店、「楽天ペイ」「Amazon Pay」「LINE Pay」も体験できる「BACKYARD FES.2018

    ECマーケット(ECサイトのリアル出店)

    イベント限定のオリジナル商品をコラボレーション販売するほか、人気のネット商品を販売するという。ブースは「飲食店ショップ」「雑貨・その他ショップ」「ワークショップ」。

    「BACKYARD FES.2018(バックヤードフェス)」
    2016年に開催した「バックヤードフェス」の様子

    主な出店者は次の通り。

    「飲食店ショップ」

    コンビーフボックス(千駄木腰塚など)/飲む焼き芋(おいしいねいばらき)/ジェラート(雅正庵byおやいづ製茶)/壺プリン(神戸フランツ)/レアチーズケーキ(コガネイチーズケーキ)/よなよなエール(よなよなの里)など

    「雑貨・その他ショップ」

    オーガニックタオル(IKEUCHI ORGANIC)/レザーアイテム(マザーハウス)/素材派パジャマ(パジャマ屋)など

    「ワークショップ」

    着物体験(KIMONO Share)/ボルダリング体験(じゅうたす)/レザーグッズDIY(マザーハウス)/ダンボールアート・ノート作り体験(rubodan・儀間朝龍 氏)/壁紙貼り体験(壁紙屋本舗)など

    Pay体験(スマホ決済で全品10%引き)

    楽天、アマゾンジャパン、LINE Payが協力。「楽天ペイ」「Amazon Pay」「LINE Pay」でイベント内の商品を購入できるようにした。

    スマートフォンによるQRコード決済を行えば全品10%引きで購入する特典も用意。複数のスマホ決済を体験できる場を提供する。ちなみに、複数のスマホ決済サービスが体験できるイベントは業界初。

    「BACKYARD FES.2018(バックヤードフェス)」に、キャッシュレス決済「楽天ペイ」「Amazon Pay」「LINE Pay」が登場
    2016年に開催した「バックヤードフェス」の様子

    ゲストトーク

    EC業界の著名人が登壇し、「これからのEコマース」「ファン作り」などについて講演する場も用意。また、ECのバックヤード運営に関するノウハウを共有する場、バックヤードの取り組みを表彰するアワードも開催する。

    10月5日(金)に開かれるゲストトーク
    10月5日(金)に開かれるゲストトーク
    株式会社P.B.I 代表取締役社長 高木孝 氏
    株式会社フィル 代表取締役社長 濱本廣一 氏
    テラオ株式会社 取締役 EC部マネージャー 佐々木伸一 氏
    10月6日(土)に開かれるゲストトーク
    10月6日(土)に開かれるゲストトーク
    佐藤尚之 氏(株式会社ツナグ 代表取締役/コミュニケーションディレクター)
    佐渡島庸平 氏(株式会社コルク 代表取締役社長/編集者)

    イベント開催概要

    • イベント名:BACKYARD FES.2018(バックヤードフェス)
    • 開催日時:2018年10月5日(金)11:00~20:00 / 6日(土)10:00~18:00
    • 開催場所:東京・二子玉川ライズ中央広場リボンストリート(東急田園都市線・大井町線「二子玉川駅」)
    • 参加費用:無料
    • 詳細https://cross-mall.jp/backyard_fes_2018/

    瀧川 正実

    ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

    通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

    瀧川 正実

    楽天の自社配送サービス、対象エリアを都内14市に拡大

    7 years 2ヶ月 ago

    楽天は10月3日、独自に展開する自社配送サービス「Rakuten-EXPRESS」の配送地域を都内の14市に拡大した。

    従来から配送している東京23区内と千葉県市川市、船橋市、浦安市、松戸市に加え、新たに東京都府中市、調布市、西東京市、三鷹市、小平市、日野市、武蔵野市、立川市、多摩市、国分寺市、小金井市、稲城市、狛江市 、国立市を対象にした。

    楽天は自社配送サービス「Rakuten-EXPRESS」の配送地域を都内の14市に拡大
    自社配送サービス「Rakuten-EXPRESS」の配送地域を都内の14市に拡大

    「Rakuten-EXPRESS」は、グループ会社のRakutenDirectが販売している生活用品や日用品のほか、「楽天ブックス」の商品を配送。

    2018年9月からは、楽天市場の出店者向けの物流サービス「楽天スーパーロジスティクス」で受託した一部の荷物も「Rakuten-EXPRESS」で配送している。

    「Rakuten-EXPRESS」の配送地域の国内人口カバー率は約10%に拡大したという。

    楽天が進める「ワンデリバリー」構想の一環

    「Rakuten-EXPRESS」の配送地域拡大は、楽天が進める「ワンデリバリー」構想の一環だ。

    国内物流業界で不在再配達の増加や人手不足などが社会問題化したことを受け、楽天は楽天市場における商品の注文から配送までを一気通貫で管理する包括的な物流サービス「ワンデリバリー」構想を掲げた。

    商品の保管から出荷まで一括で担う総合物流サービス「楽天スーパーロジスティクス」や、「Rakuten-EXPRESS」をはじめ、さまざまな施策に取り組んでいる。

    「Rakuten-EXPRESS」の再配達の時間指定は24時まで可能。2018年6月には、荷物を顧客の住宅敷地内の指定された置き場所に配達する「置き配」を開始するなど、買い物の利便性を高めながら不在再配達も減らす取り組みを強化している。

    「楽天EXPO2018」で公表された「ワンデリバリー」構想に関するイメージ動画

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    段ボール原紙が値上げへ、通販・ECの配送コストへの影響は?

    7 years 2ヶ月 ago

    大王製紙とレンゴーは段ボールの価格を11月1日に値上げする。10月2日に発表した。

    王子製紙グループの2社も11月1日から値上げすることをすでに発表している。段ボール価格の上昇は通販・EC事業者の収益に影響を与える可能性がある。

    レンゴーは段ボール原紙1kgあたり8円以上値上げする。段ボール原紙の主原料である古紙が高騰しているほか、重油や石炭、都市ガスなどの燃料、薬品などの補助材料、物流経費などが大幅に上昇していることを理由にあげた。

    大王製紙も段ボール原紙1kgあたり8円以上値上げする。燃料や物流経費の上昇が続き、自助努力だけではコストアップ分を吸収できなくなったという。

    王子製紙グループの王子マテリアと王子コンテナーは9月28日に、11月1日以降の出荷分からの値上げを発表。王子マテリアの段ボール原紙の値上げ幅は1kgあたり8円以上。段ボール製品の値上げについては、顧客ごとに対応するとしている。

    段ボール製品、通販・EC市場拡大で需要が増加

    全国段ボール工業組合連合会が発表している「段ボール生産月報」によると、2017年(1~12月)の段ボール生産量は前年比1.7%増の142億741万平方メートルだった。2018年1~7月累計は前年同月比1.4%増の82億5277万平方メートル。

    レンゴーは2018年3月期において、通販向けを中心に段ボール製品の販売量が増加していることを受け、段ボールの生産量は前期比3.7%増の40億4500万平方メートル、段ボール箱の生産量は同5.9%増の32億4800万平方メートルと、需要が拡大していることを示していた。

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

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