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“現金化”できるキャッシュバックで世界的ヒット。シンガポール発「ショップバッグ」に聞く「AIショッピングの最前線」

2 週間 4 日 ago
“現金化”できるキャッシュバックで世界的ヒット。シンガポール発「ショップバッグ」に聞く「AIショッピングの最前線」matsumura2026年9月30日単発記事

シンガポールで誕生したキャッシュバックサービス「ShopBack(ショップバック)」が、日本市場に熱視線を送っている。APACを中心に13市場で展開し、会員数は約7000万人。膨大な行動データと最先端のAIをかけ合わせ、顧客の「時間」と「お金」を節約する買い物体験を提供する。買い物を通じて貯めたポイントは、現金化も可能だ。

現状、日本におけるBtoCでの展開予定はないが、日本企業の出店は歓迎している。「ショップバック」を運営するEcommerce Enablers Pte. Ltd.(イーコマースイネイブラーズ、シンガポール)の共同創業者兼CEOのヘンリー・チャン氏は、「『ショップバック』を通じて、日本企業の海外進出を支援したい」と語る。2026年夏に来日したチャン氏に、「世界におけるAIショッピングの最前線」を取材した。

会員7000万人、なぜAPAC市場でシェア1位を獲得できた?

2014年にシンガポールで生まれた「ショップバック」は、“現金化”できるポイントが貯まるキャッシュバックサービスだ。加盟店数は、Amazon、ナイキ、ユニクロ、トリップドットコムといったグローバル企業を含む2万店以上にのぼり、オンライン・オフライン両方の店舗が対象となる。顧客が「ショップバック」を通じて加盟店で買い物をすると、ポイントが貯まる。そのポイントを現金として受け取ることも可能だ。

貯めたポイントは現金化できる。また、AIの検索機能を使うほどアルゴリズムが最適化されていく(画像提供:Ecommerce Enablers Pte. Ltd)
貯めたポイントは現金化できる。また、AIの検索機能を使うほどアルゴリズムが最適化されていく(画像提供:Ecommerce Enablers Pte. Ltd)
買い物以外に、ゲームやアンケートなどでもポイントが貯まる(画像提供:Ecommerce Enablers Pte. Ltd)
買い物以外に、ゲームやアンケートなどでもポイントが貯まる(画像提供:Ecommerce Enablers Pte. Ltd)

現在、APACを中心に13市場で展開し、チャン氏によれば多くの市場でシェア1位を獲得しているという。全世界の会員数は約7000万人で、アクティブ会員数は約2000万人となる。男女比は女性が62%と過半を超え、年齢では26~35歳が40%と最も多い。

顧客が決済を完了した場合にのみ加盟店に利用料を請求する成果報酬型で、クリックによる課金やスポンサー枠の販売も行わない。チャン氏によれば、売上獲得コストはSNSの有料広告と比べて12分の1に抑えられるという。「なぜ多くの市場で支持を広げられているのか」とたずねると、チャン氏は3つの要素をあげた。

1つ目は、高品質なテクノロジーです。最先端のAIを活用し、ユーザーが時間とお金を節約できる買い物体験を重視しています。2つ目は、ユーザーファーストの仕様です。「ショップバック」経由で各店のECサイトに訪問して、いつも通り買い物をするとポイントが還元されます。ポイントは現金としても受け取れます。そして、3つ目は、現地企業とのコネクションです。各地にチームを持ち、現地企業とのつながりを強固なものにしています。(チャン氏)

「ユーザー、加盟店、『ショップバック』の三者に明確なメリットがある」とチャン氏は強調した(筆者撮影)
「ユーザー、加盟店、『ショップバック』の三者に明確なメリットがある」とチャン氏は強調した(筆者撮影)

では、サービスの肝となる「AI」には、どんな優位性があるのか。

「ショップバック」では、設計段階から「モデル・アグノスティック(特定のAIモデルに依存しない構造)」を採用しています。特定のAIモデルに縛られず、オープン及びクローズドソースの両方から多様な手法やモデルを活用し、各タスクにおいて最もパフォーマンスの高いものを選択しています。この柔軟性が技術的な優位性です。AIモデル自体が進化すれば、システムを一から構築し直すことなく、当社の機能も一緒に進化していきます。(チャン氏)

さらに、13市場、約7000万人の会員と約2万の加盟店による取引・行動のデータも、「ショップバック」の技術優位性を高める要素となる。ユーザーの同意の上で、これらのデータを活用することで、AIのコンテキスト(文脈)理解が深まり、精度の高い提案が可能になるという。

「AIショッピング」が利用増、なかでも「画像検索」が好評

「ショップバック」では、過去1年間にわたり、「レコメンデーション」「画像検索」「チャット形式のショッピングアシスタント」「旅行プランナー」など、AIを活用した機能を複数市場で順次ローンチしているという。

レコメンデーションは、一般的なECサイトと同様で、顧客の属性や過去の検索・購入履歴を元におすすめが表示される。ただし、「ショップバック」では取得できるデータや提案できる領域が圧倒的に広く、この点は他社と比較した強みとなっている。

旅行、食品、アパレルなど幅広い領域を横断したレコメンドができるのは「ショップバック」の強みだ(画像提供:Ecommerce Enablers Pte. Ltd)
旅行、食品、アパレルなど幅広い領域を横断したレコメンドができるのは「ショップバック」の強みだ(画像提供:Ecommerce Enablers Pte. Ltd)

また、「画像検索」では、ユーザーが画像をアップロードすると、50以上の提携店舗からおすすめを表示する。取材中、チャン氏が実際にイスやシャツを撮影して検索したところ、同一と思われる商品のほか、類似商品も多く示された。さらに、該当商品が最もお得に買える選択肢も提供された。Googleの画像検索と異なり、同機能は買い物に特化していることが優位性だとチャン氏は強調した。

画像検索は、類似商品を多数示せるほか、最もお得に買える選択肢も提示する(画像提供:Ecommerce Enablers Pte. Ltd)
画像検索は、類似商品を多数示せるほか、最もお得に買える選択肢も提示する(画像提供:Ecommerce Enablers Pte. Ltd)

チャット形式のショッピングアシスタントは、いわゆる「ChatGPT」のようなもの。ユーザーの質問に対して、AIが買い物に特化した回答を返す。これらの機能はローンチから間もないが、改善を継続していることもあり、利用者が増加傾向だ。最も定着している機能では、すでに数十万人が活用しているそうだ。

現状は初期段階ですが、現在の成長傾向からも、今後さらに利用率が向上すると確信しています。なぜなら、これらの機能が「ユーザーにとって真に価値のある体験」を提供できているためです。(チャン氏)

チャン氏が言う「真に価値のある体験」とは、「時間とお金を節約できる賢い買い物体験」を指す。「ショップバック」がサービスを展開するAPAC市場では、特に視覚的な検索が好まれているという。

その理由は、ショッピングの本質が「視覚的(ビジュアル)」であるためです。人々は多くの選択肢を目で見て確認し、並べて比較しながら探索したいと考えています。一方で、チャット形式では基本的に1度に1つの回答しか提示できないため、商品の発見・比較には非効率なインターフェースなのです。(チャン氏)

その一方、「チャット型AIそのものは非常に有用であり、今後も拡大していくでしょう」とチャン氏は付け加えた。

現状はカスタマーサービスを中心に活用されていますが、商品に関する質問に答える手段としても利用が増えています。買い物体験そのものを「代替するもの」ではなく、「補完するもの」として位置づけられるべきだと考えており、「ショップバック」でも今後さらに有益な活用方法を模索していきます。(チャン氏)

Amazonでは、「AI経由の購入率」が非AIを40%上回る

Amazonによると、2025年にAIショッピングアシスタント「Rufus」を利用した人は3億人を越えたという。月間平均ユーザー数は前年比149%増、インタラクション数は210%増となり、Rufus経由では購入に至る可能性が60%以上高くなっていた。

Amazonでは、AIショッピングアシスタント「Rufus」経由の場合、購入に至る可能性が60%以上高くなっている(出典:米Amazonのニュースリリース)
Amazonでは、AIショッピングアシスタント「Rufus」経由の場合、購入に至る可能性が60%以上高くなっている(出典:米Amazonのニュースリリース)

また、アドビが発表した調査でも、AIを起点に買い物を開始した消費者は、購入に至る可能性が高くなることが判明した(参考:アドビ「Summer is the new holiday season: Prime Day drives a record $26.4 billion.」)。調査は2026年6月23~26日のAmazon「プライムデー」を対象に実施。その結果、「プライムデー」期間中、AIチャットボット経由でAmazonに訪問した消費者の購買率は、AI以外のチャネル(有料検索、メール、SNSなど)よりも40%高かった。2025年の「プライムデー」では、AI経由の購買率がAI以外よりも23%低かったため、1年間で著しく向上したことになる。

また、財経新聞によれば、Amazonでは「プライムデー」期間中に「ChatGPT」内の有料広告枠で、セールをプロモーションしていたことも確認されているという(参考:財経新聞「【アマゾン】ChatGPT広告に参入、プライムデーで「AI経由の購入率」が検索を40%上回る驚きの結果に」)。

アドビの調査では、2026年1~5月において、AmazonへのAI経由の訪問(リンクをクリックした買い物客数で測定)が、前年同期比で235%増加したこともわかっている。この傾向は「プライムデー」期間中も続き、同期間は89%の増加を記録した。

「AIによる自動購入」は加速していくのか

このように世界中で「AI経由の買い物」が増加している事実に対し、チャン氏は「AI機能の利用者増は心強い兆候だが、真に取り組むべき課題は、日々ユーザーの信頼を獲得し続けることだ」と話した。

「信頼」は前提として与えられるものではなく、勝ち取るものです。AIが信頼性と透明性を備え、最終的なコントロール権をユーザー自身が握っていると実感できることで信頼は生まれます。そして、結局のところ最も重要なのは、「AIがどれだけ人々の役に立っているか」です。信頼の根源はそこにあります。

「ショップバック」にとって重要な問いは、「AIをいかに活用して、ユーザーに真の価値とインパクトをもたらすか」。当社のミッションは一貫して「人々の時間とお金を節約すること」であり、AIはそのミッションをより強力に実現するための手段です。AIがスマートな買い物をサポートすればするほど、AIや当社に対する信頼が深まっていくと考えています。(チャン氏)

「日々ユーザーの信頼を獲得し続けることが最重要課題だ」とチャン氏(筆者撮影)
「日々ユーザーの信頼を獲得し続けることが最重要課題だ」とチャン氏(筆者撮影)

AIによる自動購入の導入について、「ショップバック」では「現状は不可」との回答だった。

AIの自動購入を阻む理由は、主に2つです。1つ目は「信頼」の問題です。「AIが常に正しく処理できると確信できるか」「問題が発生した場合、責任を負うのは人間かAIか」という点が解決されていません。2つ目は「規制が市場(国・地域)ごとに異なること」です。

決済に至るステップをAIがより迅速にする流れは加速しますが、「決済の瞬間」において人間を完全に代替することは、少なくとも大規模なレベルや近い将来には実現しないと考えています。(チャン氏)

ただし、「将来的に責任の所在と信頼の問題が正しく解決されれば、決済をサポートすることも可能になるでしょう」とチャン氏は付け加えた。

私は、決済に至るあらゆるステップにおける摩擦(ストレス)をAIが取り除き続けるべきだと考えています。将来的には自動決済を導入する可能性はありますが、それでも「最終決定権は常に人間が保持すべき」というのが、「ショップバック」のデザインにおける根本的な原則です。(チャン氏)

Amazonでは「自動購入プログラム」を加速させている(出典:米Amazonのニュースリリース)
Amazonでは「自動購入プログラム」を加速させている(出典:米Amazonのニュースリリース)

Amazonでは、すでに「自動購入プログラム」の提供を開始。2026年5月に米Amazonが発表した新たなAIアシスタント「Alexa for Shopping」では、「Rufus」およびAIを基盤とした音声アシスタント「Alexa+」を組み合わせ、より個別最適化された買い物体験を提供している。

同サービスでは、「この日焼け止めが10ドルに値下がりし、過去2か月以内に購入していない場合はカートに追加する」といった条件付き購入にも対応。AIが商品選定や価格監視、ユーザーへの通知やカート追加まで自動で行う。

また、他社ECサイトでの商品購入を支援する「Shop Direct」を通じてAmazon外のECサイトの商品を発見、購入することも可能だ。対象商品は「Buy for Me」と呼ばれるエージェント型AI機能が、ユーザーの代わりに購入手続きまで完結する。

「ショップバック」では、日本を含む世界で加盟店を増やすと共に、AIによる買い物アシスト機能を引き続き進化させていくという。「将来的には、AIグラスと『ショップバック』を連携させ、現実世界で見たものをその場で検索・購入できるかもしれない。AIショッピングの未来をつくる一助になりたい」とチャン氏は期待をにじませた。

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この記事の筆者

[ 執筆 ] 小林 香織

フリーライター/北欧イノベーション研究家

「自由なライフスタイル」に憧れて、2016年にOLからフリーライターへ。【イノベーション、キャリア、海外文化】などの記事を執筆。2020年に拠点を北欧に移し、デンマークに6か月、フィンランド・ヘルシンキに約1年長期滞在。現地スタートアップやカンファレンスを多数取材する。2022年3月より東京拠点に戻し、北欧イノベーションの研究を継続する。

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米Amazon、セラーセントラルに他サイト販売の一元管理機能を実装へ。eBay、Shopify、TikTok、Walmartなどに対応

2 週間 4 日 ago
米Amazon、セラーセントラルに他サイト販売の一元管理機能を実装へ。eBay、Shopify、TikTok、Walmartなどに対応
米Amazonは、セラーセントラル上でAmazon以外の販売チャネルも一元管理できる新機能群を発表した。eBay、Shopify、TikTok、Walmartと連携し、商品情報や受注、収益性などをまとめて管理できるようにする。
furukawa2026年9月30日

米Amazonは9月24日、セラーセントラル上でAmazon以外の販売チャネルも一元管理できる新機能群を発表した。eBay、Shopify、TikTok、Walmartのアカウントを接続し、商品情報、受注、収益性などをまとめて管理できるようにする。米国ストアの出品者を対象に段階的に提供を始め、今後数か月かけて機能や対応チャネルを順次拡大する。

米Amazon、遂にセラーセントラルが他サイト販売の一元管理機能を実装へ。eBay、Shopify、TikTok、Walmartなどに対応
AmazonのセラーセントラルでeBay、Shopify、TikTok、Walmartなどの商品情報や注文情報を一元管理機能できるように

複数チャネルで販売する事業者は、チャネルごとに管理画面やログイン、運用フローがわかれるため、商品情報の更新や受注処理、販売データの分析などが煩雑になりやすい。Amazonは今回の新機能を通じて、セラーセントラルをAmazon内の販売管理だけでなく、事業者全体の販売業務を管理する拠点へと広げる考えだ。

Amazon出品者の95%以上が複数チャネルで販売

Amazonによると、Amazonで販売する出品者の95%以上が複数チャネルで販売しているという。同じ商品でも、Amazon、自社EC、Shopify、eBay、Walmart、TikTokなどに個別の商品ページが存在し、それぞれ異なる管理画面やルールに対応する必要がある。今回の新機能では、こうした販売チャネル間の分断を減らし、1つの作業環境から複数チャネルの販売業務を扱えるようにする。

セラーセントラルに他チャネルのアカウントを接続し、複数チャネルの売り上げや注文状況をセラーセントラル内でまとめて確認できる。

商品情報は1か所で更新

商品情報の管理では、複数のチャネルに掲載している商品説明の更新作業を1か所で進められるようにする。

従来はチャネルごとにログインし、それぞれのフォーマットや要件に合わせて説明文を調整しながら個別に更新する必要があった。新機能では、「Manage Products」画面で商品情報を更新すると、各チャネルの要件に合わせて反映できるようにする。

さらに、生成AIを活用した出品支援機能も組み合わせ、商品タイトルや説明文などの作成・最適化を効率化する。

米Amazon、遂にセラーセントラルが他サイト販売の一元管理機能を実装へ。eBay、Shopify、TikTok、Walmartなどに対応
「Manage Products」画面のイメージ

複数チャネルの注文をまとめて管理

受注管理では、セラーセントラル内の「Manage Orders」画面から、複数チャネルの未出荷注文をまとめて確認できるようにする。

注文詳細や顧客情報、出荷オプションを1画面で扱えるほか、Amazon以外のチャネルで発生した注文についても、数クリックでAmazonの物流網を使った出荷処理につなげられる。出荷後の追跡情報も接続先のチャネルに自動反映するため、事業者側の手作業を減らせるとしている。

米Amazon、遂にセラーセントラルが他サイト販売の一元管理機能を実装へ。eBay、Shopify、TikTok、Walmartなどに対応
「Manage Orders」画面のイメージ

チャネル別の収益性もリアルタイムで把握

収益性分析も一元化する。これまではチャネルごとにデータを出力し、月末などに手作業で集計するケースもあった。新機能では、商品別・チャネル別の収益性をリアルタイムで把握できるようにする。

広告費、トラフィック、売り上げなどのデータも取り込み、チャネルごとの販売状況を比較しながら、どこに投資すべきか判断しやすくする狙いだ。

米Amazon、遂にセラーセントラルが他サイト販売の一元管理機能を実装へ。eBay、Shopify、TikTok、Walmartなどに対応
収益性分析機能の画面イメージ

物流に加え、商品登録・受注・収益管理まで一元化

Amazonは今回の取り組みを、これまで進めてきたマルチチャネル向け物流支援の延長線上に位置付けている。

すでにAmazonは、外部チャネルの注文にも対応する「Multi-Channel Fulfillment(MCF)」や、在庫を一括保管して複数チャネルに配分できる「Amazon Warehousing and Distribution(AWD)」、自社ECでAmazonのプライム配送を実現できる「Buy with Prime」などを提供してきた。今回の新機能は、物流だけでなく、商品登録、受注管理、収益把握まで含めて一元化する点が特徴となる。

eBay、Shopify、TikTok、Walmartから対応

新機能は米国ストアの出品者を対象に、今後数か月かけて段階的に展開する。現時点では、eBay、Shopify、TikTok、Walmartとのアカウント接続、Amazon外の商品情報の取り込みとひも付け、複数チャネルの売上・注文確認、複数チャネル向けの出荷などから提供を始める。追加料金なしで利用でき、今後さらに対応チャネルや機能を拡大する予定だ。

Amazonはセラーセントラルについて、単なる「Amazon内の出品管理画面」ではなく、独立系事業者が自社の販売事業全体を運営するための中核基盤へと進化させる構想を示している。

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この記事の筆者

[ 執筆 ] 鳥栖 剛

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AI時代の小売・EC業界を生き抜く道――ecbeing林社長が明かす「エージェンティックコマース」による未来とデータ統合の重要性

2 週間 4 日 ago
AI時代の小売・EC業界を生き抜く道――ecbeing林社長が明かす「エージェンティックコマース」による未来とデータ統合の重要性matsumura2026年9月30日単発記事

AIの急速な進化は、EC業界に30年で最大の変革をもたらしている。従来の「キーワード検索」から「対話・文脈検索」へのシフトが進むなか、EC事業者は単なる見せ方のテクニックではなく、「自社が何のために存在し、どのような価値を提供するのか」という商売の本質をさらに求められるようになる可能性が高い。EC黎明(れいめい)期からECサイト構築パッケージを提供してきたecbeingの林雅也社長に、エージェンティックコマース時代に求められるECビジネスについて聞いた。

ecbeingの林雅也社長
ecbeingの林雅也社長

30年間のEC史で最大のパラダイムシフト――「1年の変化が3か月で起きる」

1997年にインターネット通販をスタート、1999年にECサイト構築パッケージの提供をスタートし、EC黎明期から約30年に渡ってEC業界の第一線を走り続けてきたecbeing。林雅也社長の目には、現在のAI革命が過去のどの技術革新よりも巨大で急速な波として映っている。

これまでもEC業界には大きな変革期が存在した。Windows 95の登場によるインターネット通販の始まり、Googleの普及に伴うWeb 2.0とデジタルマーケティングの広がり、そしてiPhoneの登場によるモバイル化とネット・リアルの融合(オムニチャネル)――。しかし、林社長は現在のAIによる波の質的な違いをこう指摘する。

過去のイノベーションは国民全体に浸透するまでに一定の時間を要しました。しかし、現在の生成AIは開発と動きのスピードが圧倒的です。従来であれば1年かかっていたようなビジネスの変化やシステム開発の動きが、わずか3か月で起きてしまう。それほどの激しさを感じています。

実際に運営側の現場では、カスタマーサポート(CS)の問い合わせ対応、コンテンツ制作、調査・リサーチ業務などにおいて、AIを活用した劇的な業務効率化が浸透中。運営者が作業コスト削減の恩恵を実感する一方で、いよいよ本丸である「生活者の買い方や体験の変化」というビジネスインパクトのフェーズへと移っている。

アマゾンエフェクトの再来か? 「淘汰」ではなく「2極化」するEC市場

AI時代の波に対し、業界内には「AIに飲み込まれ、淘汰される事業者が増えるのではないか」という懸念もある。この問いに対し、林社長は10年前に叫ばれた「アマゾンエフェクト」を振り返る。

当時、「すべての店舗がAmazonに飲み込まれて消滅する」といった極端な議論があった。しかし淘汰されたのは立地や利便性だけに依存し、顧客に選ばれる理由をつくれなかったビジネスモデルであり、独自の体験や専門性を提供する企業は、リアルとネットを掛け合わせ、成長を遂げている。

林社長は、今回のAI革命においても市場は単純に淘汰されるのではなく、明確に「2極化」すると説明する。

Amazonエフェクトの時と同様に、AI時代でも「便利さ」や「自動補充」を追求する世界と、「豊かな顧客体験やエンターテインメント」を享受する世界の2極化が進むでしょう。単にテクニカルなSEOや見せ方の工夫だけで差別化しようとする時代は終わりました。自社が一体何のために存在し、顧客にどんな本質的価値や世界観を提供するのかを問い直さなければ、同質化の罠に陥ってしまいます。

林社長がたとえに出したのが、「よなよなエール」。商品をネットで販売するだけでなく、醸造所でつくり手の想いやビールづくりを体感できる見学ツアーや、ファンが集うイベントなどを通じて、ブランドの世界観そのものを体験にしている。商品の機能や価格だけでは伝えきれない「好きになる理由」を、リアルな体験とデジタル上の発信・購買をつなぐことで育て、強いファンとの関係をつくっている。

自社ECにおいても、こうした独自の「世界観」を提示できるかどうかが生き残りの境界線となるという。

本来のエージェンティックコマースとは――単なる「購買代行」を超えた代理人

現在、EC業界で注目を集める「エージェンティックコマース」だが、林社長はその概念に潜む「誤解」を指摘する。

多くの人が思い描くエージェンティックコマースは、日用品が切れそうになったら勝手に注文してくれるような「お買い物代行(タスク補給)」。しかし、林社長は「エージェントの真の意味」について次のように説明する。

本来、エージェントとはスポーツ選手の交渉人や人材エージェントのように、依頼主自身もまだ気づいていない潜在ニーズや意図を汲み取り、プロとして提案・交渉してくれる「代理人」のこと。休日のお買い物は単なる義務や労働ではなく、楽しむためのエンターテインメントであり「コト消費」です。顧客に寄り添い、対話を通じて新しい発見や価値を届けることこそが、本来めざすべきエージェンティックコマースの姿なのです。

「ChatGPT」や「Gemini」といった外部AIプラットフォームを1つの流入・購買チャネルとして活用し、顧客に便利に買ってもらう施策は必要であろう。それと同時に、自社ECサイト自体を、顧客の好みに寄り添い買い物を楽しくする“プロのエージェント”として機能させることが必要だと林社長は指摘する。

「キーワード検索」の終焉――感性訴求と「文脈(コンテキスト)検索」への進化

では、自社ECサイトでエージェンティックな体験を実現するには何が必要なのか。林社長は「検索行動の構造的変化」をあげる。

従来のECサイトは「Tシャツ」「赤 ニット」といった単一の「キーワード検索」に依存してきた。しかし、実際の店舗で顧客が接客を受ける際、いきなり単語だけを会話をする人はいない。「近々イベントがあるけれど、どんなコーディネートが良いか」「普段着ない色に挑戦したい」といったストーリーや対話から会話が始まる。

生成AIの普及により、生活者は「文脈(コンテキスト)」で相談し、答えを得る便利さに急速に慣れ親しんでいます。自社ECにおいても、単なるキーワードマッチングではなく、顧客の文脈や背景を理解した接客や提案を展開しなければなりません。

さらに、「Instagram」や「TikTok」のように、AIがユーザーの好みに合わせた画像を最適なタイミングで提示し、感性に直接働きかけるUXも定着している。文章によるスペック検索から、感性訴求と「対話・文脈検索」へのシフトに対応することが、AI時代に選ばれるECサイトの必須条件となるという。

AI時代の「一次データ」の重要性とシステム選び

高度な文脈検索やパーソナライズ接客を実現する上で、最大の鍵となるのが「データ」である。しかし、多くの企業では部署ごとの縦割り構造がデータの壁となり、顧客体験を分断させている。

林社長は、商品企画、コーポレート、店舗、コールセンターなど、企業内のあらゆる部門に眠る「一次データ(自社固有のデータ)」を一元的に蓄積・統合することが重要だと訴える。

ネット上の情報を集めただけの二次データでは、どの企業も同じ答えに行き着き、同質化してしまいます。自社の商品開発コンセプト、店舗スタッフが持つ接客のナレッジや暗黙知、コールセンターに寄せられる生の会話データ、レビューなど、自社だけの「一次データ」を集約してAIに学習させなければ、質の高い文脈回答は作れません。

たとえば、店舗スタッフの日報入力も、AIとの音声対話によって現場の負担なく生のナレッジとして回収・蓄積できるようになっている。ecbeingであれば、収集したデータはマーケティング・分析ツール「Sechstant(ゼクスタント)」で活用することが可能。従来、データサイエンティストが時間をかけて作成していた顧客セグメンテーションや仮説検証のレポートが、AIとの対話によってわずか数分で出力できる。単なるデータの集計作業から解放されたマーケターは、ロイヤルカスタマー戦略や施策の意思決定に集中できるようになる。

「Sechstant」のイメージ
「Sechstant」のイメージ

ただ、こうした施策を行うにはシステム基盤も重要になる。ecbeingでは、カスタマイズ自由度の高いパッケージ「ecbeing」を「持ち家(マイホーム)」、迅速導入が可能なSaaS版のECサイト構築パッケージ「メルカート」を「分譲マンション」に例えている。

従来のパッケージ開発は、独自の世界観や高度な差別化を実現できる反面、構築に時間とコストがかかる点が課題でした。しかし、ecbeingが全面的に推進する「AI駆動開発」により、開発スピードとコスト構造が劇的に変化しています。これまでコストの制約で諦めていた独自世界観の構築が、より多くの事業者で実現可能になっています。

大切なのは「システムで何を実現したいのか」という要件定義です。ecbeingグループでは、店舗予約、アプリ、チャットボット、レビュー、データ分析まで一元的にデータを統合できるプラットフォームを擁し、専門スタッフが戦略的パートナーとして伴走します。AI時代の激変期だからこそ、事業者の皆さまと共に本質的な価値を創造してまいります。

ecbeingグループにおけるAI時代の支援イメージ
ecbeingグループにおけるAI時代の支援イメージ

この記事の筆者

[ 執筆 ] ネットショップ担当者フォーラム編集部

「ネットショップ担当者フォーラム」(ネッ担)は、通販・ECにたずさわる方に役立つさまざまな情報をお届けするWebメディアです。

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matsumura

AI時代の購買行動はどう変わった? 宿泊先選びに約42%がAIツールを活用、55.2%がAIの提案先に実際に足を運ぶ

2 週間 5 日 ago
AI時代の購買行動はどう変わった? 宿泊先選びに約42%がAIツールを活用、55.2%がAIの提案先に実際に足を運ぶ
movの調査によると、直近1年以内に宿泊を伴う国内旅行を経験した20〜50代の男女415人のうち、41.9%が宿泊先を探す際にAIツールを利用し、55.2%がAIの提案先に実際に足を運んでいた。AIを活用した宿泊先選びが広がる一方、口コミや検索で最終確認する行動も定着しつつある。
furukawa2026年9月29日

店舗向け集客一元化プラットフォーム「口コミコム」やインバウンドビジネスメディア「訪日ラボ」を展開するmovは9月17日、AI時代の宿泊先選びに関する調査結果を発表した。これによると41.9%が宿泊先を探す際にAIツールを利用していた。さらに、AIツールから提案された宿泊先に実際に足を運んだ人は55.2%にのぼった。AIツールが宿泊先の候補探しだけでなく、実際の来訪にもつながっていることがうかがえる。

宿泊先選びでAIツールの利用率は41.9%

宿泊先を決める際に利用する情報媒体・ツールを聞いたところ、「AIツール」は41.9%で、「Googleマップ」の41.2%とほぼ同水準だった。「SNS」は29.6%、「比較サイト」は27.7%となった。AIツールが宿泊先選びの有力な情報源として存在感を高めていることがうかがえる。

AI時代の購買行動はどう変わった? 宿泊先選びに約42%がAIツールを活用、55.2%がAIの提案先に実際に足を運ぶ
AIツールが宿泊先選びの有力な情報源に

AIを使う理由は「検索の時間や手間を省ける」

AIツールを利用する理由では、「検索の時間や手間を大幅に省くことができるから」が64.9%で最も多かった。次いで「自分の好みや条件に合わせた提案をしてくれるから」が56.3%となった。

AI時代の購買行動はどう変わった? 宿泊先選びに約42%がAIツールを活用、55.2%がAIの提案先に実際に足を運ぶ
AIを使う理由は「検索の時間や手間を省ける」

「比較検討」の段階でもAIを活用

AIツールを利用するタイミングでは、「行き先が決まり、条件に合う施設を探し始めるとき」が69.0%で最多となった。「複数の施設を比較検討しているとき」も51.1%に達した。

AI時代の購買行動はどう変わった? 宿泊先選びに約42%がAIツールを活用、55.2%がAIの提案先に実際に足を運ぶ
「比較検討」の段階でもAIを活用

AIツールは初期の探索段階だけでなく、比較検討のプロセスでも使われている。AIが、旅行先選びの一連の意思決定に組み込まれつつある状況が見て取れる。

また、AIツールに提案された宿泊先に実際に足を運んだ人は55.2%にのぼった。AIによる情報収集が、実際の来訪行動につながるケースも一定数あることが分かる。

AI時代の購買行動はどう変わった? 宿泊先選びに約42%がAIツールを活用、55.2%がAIの提案先に実際に足を運ぶ
AIツールに提案された宿泊先に実際に足を運んだ人は55.2%

AIの提案後、検索や口コミで情報を確認

一方、AIの提案だけで宿泊先の意思決定が完結しているわけではない。

AIツールで気になる宿泊施設を見つけた後の行動としては、60.9%がGoogle検索を行うなど、AIツールの情報だけで意思決定を行っていない。

AI時代の購買行動はどう変わった? 宿泊先選びに約42%がAIツールを活用、55.2%がAIの提案先に実際に足を運ぶ
AIの提案後、検索や口コミで情報を確認

AIが候補の発見や絞り込みを担う一方で、最終的な判断に向けて検索や口コミを使い、情報を確認する行動が取られている。再検索を行う理由としては「AIではわからない『リアルな口コミ』や『最新の評価』を確認したい」「AIの情報が本当に正しいか事実確認をしたいから」といった回答が上位となった。

AI時代の購買行動はどう変わった? 宿泊先選びに約42%がAIツールを活用、55.2%がAIの提案先に実際に足を運ぶ

新たなユーザージャーニー「AICRAS」を提唱

movは調査結果を踏まえ、AI時代の店舗選びにおける新たなユーザージャーニーとして「AICRAS(アイクラズ)」も提唱した。「AICRAS」は、ユーザーが店舗や宿泊施設を選ぶまでの意思決定プロセスを6つの段階で整理したもの。各プロセスの頭文字を取って名称とした。

「AICRAS」は各プロセスの頭文字を取った

従来のユーザージャーニーとの違いとして、「Comparison(比較)」と「Reputation(評価確認)」の2段階を独立して位置付けている。AIツールの普及によって複数の候補を比較・検討する作業が効率化されたことに加え、比較後に「自分に最適か」をAIや口コミで再確認する行動が広がっていることを踏まえたとしている。

従来型の旅行におけるユーザージャーニーの整理
「AICRAS」に沿った旅行におけるユーザージャーニーの整理

調査概要

  • 調査方法:Webアンケートによる定量調査
  • 調査対象:以下条件を満たす20〜50代の男女
    • 直近1年以内に宿泊を伴う国内旅行の経験がある
    • 過去に一度以上AIツールを使用したことがある
  • 有効回答数:415人
  • 調査実施日:2026年8月13〜17日
  • 調査実施機関:マーケティングアプリケーションズ(Surveroid)

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この記事の筆者

[ 執筆 ] 鳥栖 剛

フリーライター
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鳥栖 剛

ギフトECはどう攻略する? 売上とファン獲得につなげる最新ギフトEC戦略【フューチャーショップが10/6オンライン開催】

2 週間 5 日 ago
ギフトECはどう攻略する? 売上とファン獲得につなげる最新ギフトEC戦略【フューチャーショップが10/6オンライン開催】
フューチャーショップは10月6日、EC事業者向けオンラインセミナー「『贈る』だけで終わらせない。売上とファン獲得につなげる 最新ギフトEC戦略」を開催する。eギフトやギフトECのUX設計をテーマに、ギフト需要を売上やファン獲得につなげる実践ノウハウを解説する。
furukawa2026年9月29日

SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」を提供するフューチャーショップは10月6日、EC事業者向けオンラインセミナー「『贈る』だけで終わらせない。売上とファン獲得につなげる 最新ギフトEC戦略」を開催する。参加費は無料。Zoomウェビナーでの開催となる。

▼「贈るだけで終わらせない。売上とファン獲得につなげる 最新ギフトEC戦略

ギフトECはどう攻略する? 売上とファン獲得につなげる最新ギフトEC戦略【フューチャーショップが10/6オンライン開催】
ギフト需要を取り込むECの仕組みづくりと、受け取り手の最大40%を自社ファン化する顧客体験設計を事例付きで解説

近年、消費者の購買行動の変化に伴い、ギフトの購入スタイルも変わりつつある。フューチャーショップによると、住所を知らなくても贈れるeギフトへのニーズはミドル世代を含む幅広い層に広がっており、SNS上で完結する手軽なギフト体験への需要も高まっているという。こうした背景を踏まえ、同セミナーでは、住所を知らなくても贈れる購買環境の整備や、迷わず選べるギフト設定のUX設計をテーマに、ギフト需要を売上につなげる実践的なノウハウを紹介する。

セミナーには、eギフトサービス「AnyGift」を展開するAnyReachのBizDevDivision Field Sales Teamの木村江梨花氏と、UX設計やギフト最適化に強みを持つエフカフェのクリエイティブDiv. ゼネラルマネージャーの宮川綾子氏が登壇する。

ギフト需要を逃さないEC上の仕組みづくりに加え、ギフトを受け取った人の最大40%を自社ファンへ転換させる顧客体験設計について、事例を交えて解説する。

第1部では、「『贈る』を勝ち筋に変える!eギフト×店舗施策×カタログ機能で実現する売上&ファン獲得ノウハウ」と題して、ギフトECの最新戦略を紹介する。

eギフトやソーシャルギフトの最新動向をはじめ、「AnyGift」を活用した購入ハードルの下げ方、カード型ギフトや体験型チケットを活用したECと店舗の連動施策、カタログギフト機能による選択肢の広げ方などを取り上げる。受け取り手を一過性の利用者で終わらせず、次の自社ファンにつなげるための考え方も紹介する。

第2部では、「『選びにくい』を『買いたい』に変える、『安心して選べる・ミスなく届く体験(一時的UX)』を実現する、ギフトECのUX設計を解説」と題し、ギフトECにおけるUX設計をテーマに講演する。

ギフト体験は購入時だけで完結するものではない。贈るきっかけづくりから、商品を選んで指定する過程、受け取った後の印象や体験まで、一連の顧客体験を設計することが重要だとしている。講演では、こうしたギフト体験を考えるうえでの「UXの4分類」をフレームワークとして解説する。

なおフューチャーショップでは、ギフトEC機能として「giftimize for futureshop」を提供している。熨斗や名入れなど、ギフト注文に欠かせない指定項目を商品ごとにステップ形式で分かりやすく入力できるようにすることで、購入時の迷いや入力ミスを減らす。利用者にとって直感的で使いやすい操作性と、EC事業者にとって受注業務を正確に進めやすい設計を両立しているという。

セミナー概要

  • 日時: 2026年10月6日(火)15時〜16時30分
  • 参加費: 無料
  • 開催形式: オンライン(Zoomウェビナー)
  • アーカイブ配信: あり
  • 対象: 自社ECのギフト売上拡大や、ギフト購入時の離脱防止、ファン化施策に関心のあるEC事業者
  • 詳細と申し込み:https://www.future-shop.jp/seminar/20261006seminar.html

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[ 執筆 ] 鳥栖 剛

フリーライター
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鳥栖 剛

Amazonの「プライム感謝祭」、10/16~19まで開催。秋の食や美容に関するキャンペーンや厳選日替わりセールも実施

2 週間 5 日 ago
Amazonの「プライム感謝祭」、10/16~19まで開催。秋の食や美容に関するキャンペーンや厳選日替わりセールも実施
対象商品は昨年の200万点以上から400万点以上へ大幅に拡大する。人気ブランドやAmazon.co.jp限定商品などを展開し、10月13日から先行セールも実施
ohshima2026年9月29日

アマゾンジャパンは10月16〜19日の4日間、Amazonプライム会員限定のセール「プライム感謝祭」を開催する。

「プライム感謝祭」は、Amazonプライム会員向けのセールイベント。4回目となる2026年は、秋をテーマにした商品をはじめ、幅広いカテゴリーの人気ブランドや話題の商品、「Amazon.co.jp」限定商品など400万点以上を特別価格で提供する。また、「先行セール」を10月13~15日までの3日間開催する。

なお、2026年の「プライム感謝祭」では、季節の変わり目に高まるニーズに合わせ、秋の食や美容などをテーマとした特集や各種セール、キャンペーンを展開。物価上昇が続くなか、「欲しいもの」から「必要なもの」までをよりお得な価格で提供し、家計の節約を応援するとしている。キャンペーン情報の一部は次の通り。

「秋のクッキング祭り」

「秋のおいしいは、家でつくれる」をコンセプトに、調理家電・調理器具・食料品を特別価格で提供する特設ページを開設する。「新米・ごはん」「コーヒー・ティー」「本格調理・時短」などのテーマに沿って商品を紹介し、道具から食材まで必要なものをワンストップでそろえられる。開催期間は10月13~19日。

Amazonの「プライム感謝祭」、10/16~19まで開催。秋の食や美容に関するキャンペーンや厳選日替わりセールも実施
「秋のクッキング祭り」

「秋のBeauty Festival」を開催

美容関連商品を取り扱う「Amazon Beauty」において、「プライム感謝祭」に合わせて「秋のBeauty Festival」を開催する。「秋の肌悩み解決特集」や「Amazon.co.jp」限定セットの販売、「KANEBO」や「ラ ロッシュ ポゼ」など人気ブランドのホリデーキットの先行予約を実施。対象のコスメ・ビューティー商品の買い物でポイントが還元される「コスメポイントキャンペーン」も実施する。開催期間は10月13~19日。

Amazonの「プライム感謝祭」、10/16~19まで開催。秋の食や美容に関するキャンペーンや厳選日替わりセールも実施
「秋のBeauty Festival」

「厳選日替わりセール」

「プライム感謝祭」の開催期間中、正午に対象商品が入れ替わる「厳選日替わりセール」を実施する。「BRAUN」「Dyson」「Bose」など、幅広いカテゴリーの人気ブランドの商品が今年の最安値(2026年1月1日から所定の基準日までの期間に「Amazon.co.jp」上で販売された同一商品の販売価格との比較)で登場し、対象商品は当日発表する。開催期間は10月16~19日で、各日0時~23時59分。

Amazonの「プライム感謝祭」、10/16~19まで開催。秋の食や美容に関するキャンペーンや厳選日替わりセールも実施
「厳選日替わりセール」

4週にわたり「ふるさと納税」のイベントを開催

「Amazonふるさと納税」では、「プライム感謝祭」期間を含む4週にわたり、最大1万2000「Amazon」ポイントが当たる抽選イベントを実施する。イベントページや地域応援特集を訪問すると抽選に参加でき、プライム会員は当選確率が4倍になる。期間中は毎週テーマを変えて全国各地の返礼品を特集し、「最短翌日お届け」の返礼品も紹介する。

当選者数は5000人。抽選で付与されるポイントは、1等が1万2000ポイント(5名)、2等が6000ポイント(15名)、3等が3000ポイント(50名)、4等が1000ポイント(200名)、5等が500ポイント(1500名)、6等が100ポイント(3230名)。

開催期間とテーマは次の通り。

  • 1週目 9月24〜30日:「中国・四国・九州・沖縄」地域の返礼品
  • 2週目10月1〜6日:「北海道・東北・関東」地域の返礼品
  • 3週目10月7〜12日:「中部・関西」地域の返礼品
  • 4週目10月13〜19日:各地域で人気の「いま話題の返礼品」
Amazonの「プライム感謝祭」、10/16~19まで開催。秋の食や美容に関するキャンペーンや厳選日替わりセールも実施
「ふるさと納税」のイベント

「Amazonネットスーパー」でのセール

「Amazonフレッシュ」および各提携ネットスーパーでは、「プライム感謝祭」期間中、「Amazonプライム会員」を対象にしたセールを実施。「Amazonフレッシュ」では、対象商品が50%OFFになる特選セールを開催する。

先行セール期間中もセールを実施し、一部のストアでは「Amazon.co.jp」のアカウントを持つすべてのユーザーを対象にしたセールも実施する。食品や日用品、秋ならではの旬の食材を中心に、お得な価格で提供する。

Amazonの「プライム感謝祭」、10/16~19まで開催。秋の食や美容に関するキャンペーンや厳選日替わりセールも実施
「Amazonネットスーパー」でもセールを実施

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この記事の筆者

[ 執筆 ] 大嶋 喜子

フリーライター

岐阜、富山、石川、福井、神奈川、LosAngels、山形を経て東京にたどり着き、現在は日本とアメリカの二拠点生活を営む生粋の“根無し草”。またの名を“ちいさなMADE IN JAPAN”。

新卒入社のEC運営会社にてレディースアパレル・宝飾バイヤーとして月商1億を突破。その後、同社内でクリエイティブ部門コピーライターに転身し、プランナー・ディレクターを経て独立。

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大嶋 喜子

カスハラ対策、していますか? 10月1日から全企業に対策義務化。被害にあった従業員向け相談体制の整備など

2 週間 5 日 ago
カスハラ対策、していますか? 10月1日から全企業に対策義務化。被害にあった従業員向け相談体制の整備など
10月1日から、カスタマーハラスメント対策がすべての事業主の義務となる。EC・通販事業者も対象で、相談窓口の整備や対応方針の明確化などが求められる。
furukawa2026年9月29日

2026年10月1日から、カスタマーハラスメント(カスハラ)対策が事業主の義務となる。EC・通販事業者も例外ではなく、電話、メール、チャット、SNS、レビュー投稿など顧客接点が多いだけに、社内ルールや相談体制の整備が必要になる。

カスハラ対策、していますか? 10月1日から全企業に対策義務化。被害にあった従業員向け相談体制の整備など
カスタマーハラスメントのイメージイラスト

改正労働施策総合推進法に基づき、10月1日からカスハラ防止措置が事業主の義務となる。厚生労働省はこのほど、事業者が講ずべきカスハラ対策の内容について公表した。

カスハラは、顧客や取引先、施設利用者などの言動で、業務の性質などに照らして社会通念上許容される範囲を超え、その結果として労働者の就業環境が害されるものを指す。電話やSNSなど、インターネット上で行われる言動も対象に含まれる。

「商品と無関係な要求」「脅迫」「執拗な言動」などが対象

厚労省は、社会通念上許容される範囲を超える言動の例として、商品やサービスと無関係な要求、契約などで想定しているサービスを著しく超える要求、不当な損害賠償要求などをあげている。

手段・態様の例としては、暴行や傷害などの身体的な攻撃、脅迫、中傷、名誉毀損(きそん)、侮辱、暴言、土下座の強要などの精神的な攻撃、威圧的な言動、継続的・執拗な言動、不退去や居座り、監禁などの拘束的な言動を示している。

事業主に求められるカスハラ対策は5項目

事業主が講じなければならない措置は、大きく5つに整理されている。

1.方針を明確化し、従業員に周知・啓発

カスハラには毅然とした態度で対応し、労働者を保護するという事業主の方針を明確にし、従業員に周知・啓発する。

あわせて、カスハラの内容や、あらかじめ定めた対処方法についても従業員に周知することが求められる。たとえば、管理監督者に対応方針を確認する、可能な限り従業員を1人で対応させない、犯罪に該当し得る言動は警察に通報する、本社・本部に情報共有して指示を仰ぐ、といった対応方法があげられている。

2.相談窓口を設け、適切に対応できる体制を整備

カスハラについて相談できる窓口をあらかじめ定め、従業員に周知する。さらに、相談窓口の担当者が相談内容に応じて適切に対応できる体制を整える必要がある。

3.事実確認、被害者への配慮、再発防止策を実施

カスハラが発生した場合は、事実関係を迅速かつ正確に確認する。被害を受けた従業員への配慮措置を行うとともに、再発防止に向けた措置も講じる。

4.悪質なカスハラへの対処方針を定める

特に悪質と考えられるカスハラについて、あらかじめ対処方針を定め、従業員に周知するとともに、その対処を実施できる体制を整備する。

5.相談者のプライバシーを保護し、不利益な扱いを禁止

相談者などのプライバシーを保護するための措置を講じ、その内容を従業員に周知する。また、カスハラについて相談したことなどを理由に、不利益な取り扱いを受けないことを定め、周知・啓発する。

EC・通販も「従業員を1人で対応させない」仕組みを

EC・通販の現場では、店舗での接客に限らず、コールセンター、受注対応、配送に関する問い合わせ、レビュー、SNSなど、さまざまな顧客接点でカスハラが起こり得る。

そのため通販事業者にとっては、カスハラを「接客現場の問題」と捉えるのではなく、カスタマーサポートやEC運営、物流、マーケティングなどを含めた全社的な課題として対応する必要がある。

実務面では、従業員を1人で対応させない、上長や本部へエスカレーションする、対応内容を記録する、犯罪に該当し得る言動は警察へ通報するなど、あらかじめ対応フローを決めておくことが重要になる。

求職者やインターンへのセクハラ対策も義務化

今回の法改正では、カスタマーハラスメント対策に加え、求職者などに対するセクシュアルハラスメント(セクハラ)の防止措置も、10月1日から事業主の義務になる。

対象には、求人への応募者や採用面接の参加者だけでなく、就職説明会やインターンシップ、教育実習など、求職活動や職業の選択に資する活動に参加する人も含まれる。

事業主には、求職者などに対するセクハラについても、方針の明確化・周知、相談窓口の整備、事実関係の確認、被害者への配慮、再発防止などの措置が求められる。採用活動やインターンシップを実施するEC・通販企業は、カスハラ対策とあわせて対応状況を確認しておきたい。

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この記事の筆者

[ 執筆 ] 鳥栖 剛

フリーライター
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米Amazonが出品者向けAIを「自律型エージェント」へ進化、「Claude」や「Amazon Quick」連携のプラグインも発表

2 週間 5 日 ago
米Amazonが出品者向けAIを「自律型エージェント」へ進化、「Claude」や「Amazon Quick」連携のプラグインも発表
Amazonが、EC事業者向けAIを「補助」から「自律実行」へと進化させている。「Claude」や「Amazon Quick」からAmazon販売データを直接参照・操作できる「販売パートナー・プラグイン」を投入し、価格や在庫、商品ページ管理をまたぐ新たな運営支援を提供する。
furukawa2026年9月29日

米Amazonが、EC事業者向けのAI活用を一段と進めている。出品者向け生成AI支援機能「Seller Assistant」を、出品者の代わりに継続的に監視・提案・実行するエージェント型AIへと進化させた。

Anthropicの「Claude」やAmazonの業務向けAI「Amazon Quick」から、Amazon上の出品データにアクセスし、「Seller Assistant」と同様に提案やアクションまで行える「Amazon Selling Partner plugin(販売パートナー・プラグイン)」も9月23日に発表した。

Amazonが進めるEC販売の自律型AI革命、ClaudeやAmazon QuickからAmazonデータを直接操作する「販売パートナー・プラグイン」とは
Amazonは出品者向け生成AI支援機能の進化と外部AIツールから直接操作を可能にするプラグインを提供

Amazonは出品者向け生成AI支援機能「Seller Assistant」について、価格、在庫、広告、商品ページ、コンプライアンスなど、出品業務にまたがるデータを横断して推論し、出品者の意思決定や業務を支援すると説明している。

今回の取り組みは、AIを「Amazon Seller Central」のなかだけに閉じ込めない。Amazonは、出品者が普段使っている外部AIツールからAmazonの販売データや「Seller Assistant」の知能にアクセスできる環境を整えることで、EC運営をより広い業務プロセスに組み込もうとしている。

「Seller Assistant」が「質問に答えるAI」から「自律するAI」へ

Amazonが2023年に提供を始めた「Seller Assistant」は、出品者の質問に答えたり、インサイトを提示したり、複数のツールをまたいでいた作業を簡略化したりする生成AIとしてスタート。出品者の許可を得たうえで、AIが推論・計画・実行まで行うエージェント型の機能へと進化している。現在では、在庫、広告、商品ページ、コンプライアンスなど複数領域の情報を組み合わせ、たとえば商品の販売状況から競合の動きを把握し、広告やクロスプロモーションの機会、商品ページの改善点などを導き出して提案できる。

Amazonによると、「Seller Assistant」の機能は現在、世界の販売パートナーの90%超に各国語で展開され、アクティブユーザーは数十万人。AIからの提案を出品者が受け入れる割合も90%超に達している。

Amazonはこの利用状況を踏まえ、「出品者はAIが一緒に働くことだけでなく、自分のために働くことを求めている」と説明する。

「Seller Assistant」の画面イメージ

「持続的メモリー」で出品者の事業を継続的に理解

進化した「Seller Assistant」の特長の1つが、「persistent memory(持続的メモリー)」だ。出品者ごとの価格設定の傾向、在庫サイクル、成長目標などを継続的に記憶し、やり取りを重ねることで、その出品者の事業に合わせた提案を行えるようにする。

従来のように、都度情報を与える必要はない。「Seller Assistant」が蓄積した文脈は、「Amazon Seller Central」だけでなく、「Amazon Quick」や「Claude」を利用するときにも引き継がれる。Amazonは、これによって「セッションごとにリセットされるツール」ではなく、出品者の事業を時間をかけて学習するアシスタントになると説明している。

また、提案にはその理由も示される。出品者は提案内容を評価し、修正したり、別の選択肢を検討したりできる。

24時間動く「Seller Assistant workflows」

進化の1つの柱が、「Seller Assistant workflows」だ。従来は「このASINの価格を調整して」「補充計画を作って」といった具合に、出品者がAIへ都度指示する必要があった。新しい機能では、あらかじめ設定した条件をAIが継続的に監視し、出品者が「Seller Central」にログインしていない時間帯でも、状況の変化に応じて対応する。

たとえば、

  • 主力商品の評価が4つ星を下回ったら通知し、対応策を作成する
  • 主要カテゴリーで競合上の機会を監視し、見つかった場合は価格を調整して商品ページを更新する

といったワークフローを自然言語で設定できる。

Amazonは、アカウント健全性の監視、注文の要約、価格トレンド分析、商品拡張機会の発見など、すぐに使えるテンプレートも用意する。

出品者は、ワークフローにどこまで任せるかを設定できる。提案だけを受け取ることもできれば、AIが実行まで進める設定も可能。ただし、AIが実際のアクションを起こす際には出品者が確認・承認する仕組みになっており、すべての操作には監査証跡が残る。

Amazonは、無制限にAIへ業務を丸投げする「完全自律」ではなく、出品者がガードレールを設定し、その範囲内でAIが継続的に動く仕組みをめざす。

「Seller Assistant」の「知能」を外部AIへ

Amazonは、販売パートナーの90%がすでにサードパーティーのAIツールをビジネスに利用していると説明。そこで、出品者が普段使っているAIツールにAmazonの販売データと「Seller Assistant」の機能を接続する「販売パートナー・プラグイン」を提供する。

プラグインの提供先として、まず「Amazon Quick」で提供を開始し、Anthropicの「Claude」ではベータ版を展開する。

プラグインを使うと、商品ページの登録情報、リアルタイムの実績指標、在庫水準、売上分析などのAmazonデータを、出品者が利用するAIエージェントに接続できる。

単にAmazonのデータをAIに「読ませる」だけではない。Amazonによると、外部AI側から「Seller Assistant」の推論や提案機能を利用でき、「Seller Central」内の「Seller Assistant」と同様に、Amazon上のビジネスに対するアクションまで実行できる。Amazonの販売データとAIによる分析をつなぐだけでなく、「考える→提案する→実行する」という一連の機能を外部AIへ持ち出せる。

「Amazon Quick」で販売データと社内データを横断

「Amazon Quick」は、文書や表計算の作成、調査、メール、カレンダー、ファイルなどを扱える業務向けAIエージェントだ。販売パートナー向けプラグインとの連携によって、Amazon上の販売データを、財務、マーケティング、製造など、企業内の他の業務データと組み合わせて扱えるようになる。

さらに「Quick」では、出品者が独自のAIエージェントを構築できる。例えば、

  • 価格設定エージェント
  • 商品ページ作成・改善エージェント
  • 在庫補充エージェント

などを構築し、AIが実行しようとしている内容を事前に示したうえで、出品者の承認を待ってからアクションを実行する。

販売パートナー向けプラグインによって、販売事業と企業が業務で利用するさまざまなデータをつなぎ、出品者の好みを継続的に学習しながら、事業全体を踏まえた回答やアクションを実現できる。(AWS Agentic AI for Business 担当副社長 Jigar Thakkar氏)

「Amazon Quick」とのプラグイン接続のイメージ

「Claude」とは約60秒、ノーコードで接続

「Claude」向けの販売パートナー・プラグインは現在ベータ版として提供する。Amazonによると、Amazonアカウントとの接続は約60秒、コーディングは不要。すでにClaudeを会計や仕入先管理などに利用している事業者であれば、それらの情報にAmazonの販売データを加え、事業全体を踏まえたAI活用につなげられる。

Amazonアカウントを簡単に「Claude」に接続し、出品者ビジネス全体に基づいた戦略的推奨を提供し、より多くの売上、より多くのCV(コンバージョン)、そしてより迅速な成長を達成できるよう支援する。(Anthropic Field CTO Eric Burns氏)

先行導入企業からは、これまでAmazonのデータをAIツールに手作業で接続するために何時間も費やしていたが、プラグインによって作業が瞬時に完了するようになったとの声も出ている。

データ保護と人の承認を組み込む

外部AIとAmazonの販売データを接続するうえで、データ保護も重要なポイントになる。Amazonは、Seller Assistantについて、AWSのAI基盤「Amazon Bedrock」上でAnthropicのClaudeモデルを利用しながら、出品者のデータをAmazonのインフラ内に保持し、Amazon外部には共有しないと説明している。

一方、外部AIツールとのプラグイン接続については、アクセスできる範囲を明確に設定し、AIがアクションを実行する際には人の承認を求めるほか、すべての操作について監査証跡を残す仕組みを採用する。

まずは米国でベータ、今後は外部AIツールの拡大も

販売パートナー向けプラグインは、まずAmazon米国ストアの出品者向けにベータ提供を開始。今後、国際展開を進める。また今後は、対応するサードパーティーAIツールも増やす方針を示している。

また、世界のプライマリーアカウント保有者を対象に、2026年12月31日まで「Amazon Quick Plus」を12カ月間無料で利用できる施策も実施。プライマリーアカウント保有者に加え、同僚2人まで無料利用の対象にできる。

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この記事の筆者

[ 執筆 ] 鳥栖 剛

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furukawa

ウィゴーが公式オンラインストア「WEGO ONLINE STORE」にレビュー・口コミ・Q&Aエンジン 「ZETA VOICE」を導入

2 週間 5 日 ago
ウィゴーが公式オンラインストア「WEGO ONLINE STORE」にレビュー・口コミ・Q&Aエンジン 「ZETA VOICE」を導入
多角的なレビュー情報の表示、レビュー件数順での並び替え機能などを実装し、ユーザーが商品への理解を深め、より納得して購入できる環境を構築する
fujita-h2026年9月29日

ウィゴーは、公式オンラインストア「WEGO ONLINE STORE」に、レビュー・口コミ・Q&Aエンジン「ZETA VOICE」を導入した。

多角的なレビュー情報表示、レビュー件数順の並び替えで、満足度の高い購買体験を提供

ウィゴーは、「YOUR FAN(あなたのファンになる)」をコーポレートスローガンに掲げ、ファッション・カルチャー・ライフスタイルと多岐にわたる商品開発や店頭イベントなどを実施。近年は映画やアニメとコラボレーションしたコンテンツ企画やイベントを行っている。

ウィゴー WEGO ONLINE STORE
公式オンラインストア「WEGO ONLINE STORE」(画像はサイトからキャプチャ)

商品詳細ページに「五段階の星評価」に加え、購入カラーやサイズなどの「購入情報」、着用感・購入コメントといった「評価項目」、「いいね(参考になった)ボタン」を実装。レビュー一覧ページでは「総合評価」や「星評価の分布」を表示すると共に、「レビューの並び替え」機能を追加した。

機能の実装・追加で、ユーザーが他の購入者の声を多角的に確認しながら商品への理解を深め、安心感や納得感を持って商品を比較・検討し、購入判断につなげられるようにした。

多角的なレビュー情報で、商品理解から購入判断までを支援する
多角的なレビュー情報で、商品理解から購入判断までを支援する

ウィゴーは、既にEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」を導入している。「ZETA VOICE」との連携で、検索結果ページにおいて「レビュー件数順」で並び替えられるようにした。

ユーザーがレビュー件数の多い商品から効率的に探せるようにすることで、購入者の評価が集まる商品へスムーズにたどり着き、自分に合った商品を見つけやすくした。また、レビューコンテンツを検索導線と組み合わせることで、サイト内回遊の促進、購入機会の創出が期待できるという。

レビュー件数順の並び替えで、効率的な商品探しを実現
レビュー件数順の並び替えで、効率的な商品探しを実現

「ZETA VOICE」とは

サイト内にレビューコンテンツを実装できるサービス。ユーザーのレビューを複数の評価軸で収集し、さまざまなUIで表示する仕組みを簡単に導入することができる。

ZETA VOICE 基本機能
「ZETA VOICE」の基本機能(画像は「ZETA CX」サイトからキャプチャ)

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この記事の筆者

藤田遥

ネッ担編集部

保険系SE→ECサイト運営を経て、編集未経験でインプレスに入社し、ネットショップ担当者フォーラム編集者に。趣味は音楽を聴く、ゲーム、ショッピング。ライブと買い物に行くとき以外は基本的にインドア派。カレーとコーラが好き。

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fujita-h

AIで仕事は速くならない!? 最後に残る「人間の問題」。AI導入の次は「組織改革」が必要になるかも?【ネッ担まとめ】

2 週間 5 日 ago
AIで仕事は速くならない!? 最後に残る「人間の問題」。AI導入の次は「組織改革」が必要になるかも?【ネッ担まとめ】fujita-h2026年9月29日新・ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ

生成AIを使うことで、文章も画像もプログラムも驚くほど速く作れるようになりました。ところが、仕事全体が同じように速くなるかというとそうではなく、これまで見えにくかった「人間側の問題」が目立つようになります。今回の「ネッ担まとめ」では、AIを使ったWebサイトリニューアルの実体験から、AI時代に必要な「仕事の変化」について考えます。

AIが速くなるほど「人間」が重要になる

GPT-6 Astraと進めた、月曜日のトラのサイト改修日記 | 月曜日のトラ
https://tigermonday.com/media/experiment/ai-website-renewal-diary

月曜日のトラは、これまで継続してセミナーを開催してきました。その分、AIに渡せる材料がたくさんありました。データ基盤の図を描き直せたのも、私たち自身が説明してきた資料があったからです。セミナーのために作ったコンテンツを、今度はサイトの文章や図として活かす。提案資料やサービス紹介資料にも、同じように再利用できる知見があります。

コンテンツの二次利用がカギになる。AIが作る速さを活かすためにも、日々の仕事や発信で蓄積したものを、もう一度使える状態にしておく。その積み重ねが、自分たちらしいサイトを作る力になると感じました。

AIを活用することで簡単に何でも作れるように思えますが、品質を担保するためには「何を渡せるか」が重要なんですよね。

これまで作ってきた資料やコンテンツ、お客さまとのやり取りや日々のデータ。これら自社独自の情報が蓄積されているからこそ、AIを使ったときに「自分たちらしいもの」を提供することができる。

これまで以上に「蓄積」が会社の資産になるでしょうし、今までの「蓄積」がより生きる時代になったとも言えそうです。

これがクライアントワークだったらどうでしょう。あるいは、同じ会社でもシステム部門と事業部のやりとりだったら。「一度持ち帰って確認します」「修正版は来週の定例で見ましょう」という流れは、AIを使っただけでは変わりません。修正そのものが10分で終わっても、確認が翌週なら、そこで一週間待つことになります。

もちろん、調査や制作が速くなる効果はあると思います。ただ、従来の確認サイクルのまま、今回と同じスピード感を再現できるとは思いません。AIが作業を速くするほど、人や組織が判断するまでの時間が、全体の進み方を左右するようになります。

(中略)

AIを使えば制作は速くなる。でも、その速さを仕事全体の速さに変えるには、人の関わり方や決め方、契約まで考える必要がある。自分のサイトを自分で作ってみたからこそ、次にクライアントワークで何を変えるべきかも、少し見えた気がします。

まさにこれから多くの会社で起こりそうなこと。

AIが10分で十分なアウトプットを出したとしても、「来週の会議で確認します」なら結局1週間かかる。承認、確認、意思決定といった「人間側の時間」が目立つようになるんですよね。仕事を速くするためには、AI導入するだけでは足りないわけです。仕事の進め方そのものまで変える必要がある。

AI導入の次に待っているのは、「組織改革」なのかもしれません。

要チェック記事

「店員が営業中に飲酒?」「記念撮影がまずダメ」…資さんうどん「乾杯動画」炎上に見る"とにかく批判したい人々"の恐ろしさ | 東洋経済ONLINE
https://toyokeizai.net/articles/-/958801?display=b

「怒りたい人」や「文句を言いたい人」は常にいて、いつもその対象を探しているんですよね。SNSなんていうのは安全圏から石を投げられる絶好の場。本人は書いたことすら忘れているでしょうね。

BtoBマーケティングに学ぶ「声がかかる人」になる方法 | note | しおり|複業キャリア部
https://note.com/spin_my_story_s/n/n616b5e3f2cd2

まさに、どの会社も個人事業の人もメルマガを定期的に配信した方がいい理由がここにあります。相手の「手持ちのカード」の1つになっておくこと。これが大切です。

10分でわかる!EC事業者のための「AIエージェントとは何か」普通のChatGPTと何が違う? | コマースデザイン
https://www.commerce-design.net/blog/archives/7704

坂本さんがわかりやすく解説してくれています。「AIエージェントって『ChatGPT』とか『Gemini』の総称じゃなかったの?」という人、まだまだ多いと思うんですよね。ここで読んでおくと安心です。

「1年半」のはずが「3年半超」に!? Web担当者Forumのサイトリニューアルが長期化したワケ | Web担当者Forum
https://webtan.impress.co.jp/e/2026/09/16/53246

Web担さんが「Web担」自体のサイトリニューアルをネタにしている記事なのでリアルです。ネットに詳しくてもノウハウや知見があっても、この規模だと3年くらいはかかるってことなんですよね。

生成AIの普及だけじゃない 「デザイン業の倒産」が前年同期比166%増になった意外な理由 | ITmedia ビジネスオンライン
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2609/07/news075.html

なるほど。我々EC業界の人間だと「デザイン=サイトデザイン」のことを指すイメージがあるけれど、他の業界の「デザイン」もあるんですよね。会員記事ですが、要チェックです。

データで分かるのは良し悪しまで、ファーストビューの改善案を何を根拠に決めるか|月曜日のトラ
https://tigermonday.com/media/conversion-rate-optimization/fv-diagnosis-without-data

そうなんですよね。「データが見られる」ことは2番目で、大切なのは「何をすればいいか」。データはあくまで改善の成果指標です。改善しないとデータの価値があまりない。

今週の名言

メルマガ開封率は約20%→45%、制作時間は3分の1。生活用品メーカーのサンコーがAIで実現したEC販促改革 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/e/2026/09/09/16623

一番のポイントは制作にかかる時間の短縮です。工数としては3分の1くらい削減できています。「楽天市場」店に関しては開封率が倍以上に伸びている部分がありますけれども、大きく違うところは見出しの付け方、件名のところですね。(川口氏)

(中略)

今まで主力の商品は、開封率や転換率を見ながら見せ方を変えていましたが、それが準主力くらいまで手が回るようになってきました。「とりあえず画像を載せて売っている」という状態の商品にも、もう少し手がかけられるようになりました。(川口氏)

(中略)

一方で、サンコーはAIに任せる業務と、人が担う業務を明確に分けている。レビューや問い合わせは毎朝担当者が確認し、原則すべて返信している。AIは返信文案の作成を補助するが、送信前には必ず人が内容を確認する。「お客さまに一番評価してもらえていることは、やはりレスポンスの速さです」(川口氏)

AI活用というと、「人の仕事を置き換える」という話になりがち。でも、本当に価値があるのは、今まで「手が回らなかった仕事」ができるようになることなんですよね。

主力商品だけだった改善が準主力商品まで広がる。問い合わせへのレスポンスも速くなる。人が本来やりたかった仕事に手を回すためにAIを使う。

「AIに何をやらせるか」ではなく、「AIによって人は何ができるようになるのか」、こちらを考えることが成果につながるのかもしれません。

「新・ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ」は以下の専門家が連載しています。

ECMJ 石田氏石田氏

ECマーケティング人財育成は「EC事業の内製化」を支援するコンサルティング会社です。ECMJコンサルタントが社内のECチームに伴走し、EC事業を進めながらEC運営ノウハウをインプットしていきます。詳しくはECMJのホームページをご覧ください。

UdemyでECマーケティング動画を配信中です。こちらもあわせてご覧下さい。

ユウキノイン 酒匂氏酒匂氏

ユウキノインは寄り添い伴走しながら中小企業・ECサイトのSEOからコンテンツマーケティング、プレスリリースやクラウドファンディングなど集客・販促・広報をお手伝いする会社です。詳しくはユウキノインのホームページをご覧ください。

Designequation 中林氏中林氏

Designequationは何かに特化したサポートではなく、モール・ベンダー選定や広告・CSなど各企業に合わせたカスタマイズ型の運用サポートを行っています。

この記事の筆者

[ 執筆 ] 石田 麻琴

株式会社ECマーケティング人財育成

石田 麻琴(いしだ・まこと)

株式会社ECマーケティング人財育成 代表取締役

早稲田大学卒業後、ネット通販企業に6年間従事。ECの責任者として、ヤフーショッピング月間ベストストア8回受賞。全国第1位を獲得。ネット通販を中心としたWebビジネス支援の株式会社ECマーケティング人財育成を設立。EC・Web企業を支援。
BPIA/Webビジネス研究会ナビゲータ、協同組合ワイズ総研理事。

ECマーケティング人財育成では、日々、インターネット通販を手掛けている事業者、およびその関連事業者に向けた情報を発信しています。ECサイト運営などに役立つ情報については、こちらをご参照ください。

月1回、EC企業における優秀なスタッフやチームを育成するための事例やノウハウを提供する、人財育成に関するセミナーを無料で実施しています。

fujita-h

買い物で生成AI・AI検索を使った割合は約34%。調べたジャンル1位は「家電・ガジェット」で約4割、2位「旅行・ホテル」で31.5%、3位「飲食店」で28%

2 週間 5 日 ago
買い物で生成AI・AI検索を使った割合は約34%。調べたジャンル1位は「家電・ガジェット」で約4割、2位「旅行・ホテル」で31.5%、3位「飲食店」で28%
Iteraの調査によると、直近1年以内に商品・サービス選びで生成AI・AI検索を使った人は34.0%だった。調べたジャンルは「家電・ガジェット」が39.6%で最多となり、「旅行・ホテル」「飲食店」が続いた。一方、AIの回答をきっかけに購入をやめたり、別の商品・ブランドに切り替えたりした人も半数にのぼった。
furukawa2026年9月29日

LLMO(大規模言語モデル最適化)計測・改善ツール「LLMOチェキ」を展開するIteraは9月24日、「買い物に関するAI活用のアンケート」の結果を発表した。これによると直近1年以内に商品・サービス選びで生成AI・AI検索を使った人は34.0%。生成AIで調べたジャンルは「家電・ガジェット」が39.6%で最も多く、「旅行・ホテル」が31.5%、「飲食店」が28.0%で続いた。

商品・サービス選びで生成AI・AI検索を使った人は34.0%

商品やサービス選びで生成AI・AI検索を使った経験については、「何度もある」が19.2%、「1〜2回ある」が14.8%で、合計34.0%となった。

買い物で生成AI・AI検索を使った割合は約34%。調べたジャンル1位は「家電・ガジェット」で約4割、2位「旅行・ホテル」で31.5%、3位「飲食店」で28%
商品やサービス選びで生成AI・AI検索を使った経験

生成AIで調べたジャンルでは、「家電・ガジェット」が39.6%で最多。次いで「旅行・ホテル」が31.5%、「飲食店」が28.0%と続いた。「健康食品・サプリ」は22.4%、「化粧品・美容」は20.3%だった。

買い物で生成AI・AI検索を使った割合は約34%。調べたジャンル1位は「家電・ガジェット」で約4割、2位「旅行・ホテル」で31.5%、3位「飲食店」で28%
生成AIで調べたジャンルは、「家電・ガジェット」「旅行・ホテル」「飲食店」が上位に

ECで使ったAIは「ChatGPT」が54.0%で最多

EC・通販で生成AI・AI検索を活用した経験のある人に、商品・ショップ選びに使ったAIを聞いたところ、「ChatGPT」が54.0%で最も多く、「Gemini」が49.7%で続いた。

買い物で生成AI・AI検索を使った割合は約34%。調べたジャンル1位は「家電・ガジェット」で約4割、2位「旅行・ホテル」で31.5%、3位「飲食店」で28%
ECで使ったAIは「ChatGPT」「Gemini」が上位に

AIの提案で知らなかった商品やブランドを認知→15%は購入

調査では、AIが新たな商品やブランド、ショップとの接点になるケースも明らかになった。

EC・通販でAIを活用した人の45.7%は、自分では知らなかった商品、ブランド、ショップをAIから提案された経験があると回答した。

買い物で生成AI・AI検索を使った割合は約34%。調べたジャンル1位は「家電・ガジェット」で約4割、2位「旅行・ホテル」で31.5%、3位「飲食店」で28%
知らなかった商品、ブランド、ショップをAIから提案された経験

そのうち76.6%は提案された商品などについてさらに詳しく調べ、33.6%は実際に購入まで進んだ。AI活用者全体では、約15.3%がAI経由で知った商品などを購入したことになる。

買い物で生成AI・AI検索を使った割合は約34%。調べたジャンル1位は「家電・ガジェット」で約4割、2位「旅行・ホテル」で31.5%、3位「飲食店」で28%
知らなかった商品、ブランド、ショップをAIから提案された後の行動

一方、AIは購買候補を増やすだけでなく、購入を見送ったり、別の商品・ブランドに切り替えたりする判断にも影響していることがわかった。

AIの回答をきっかけに「購入をやめた」または「別の商品・ブランドに変えた」経験がある人は50.3%にのぼった。

買い物で生成AI・AI検索を使った割合は約34%。調べたジャンル1位は「家電・ガジェット」で約4割、2位「旅行・ホテル」で31.5%、3位「飲食店」で28%
50.3%がAIの回答をきっかけに「購入をやめた」「別の商品・ブランドに変えた」

購入をやめるきっかけは「評判に関するネガティブな記述」

購入をやめたり、別の商品・ブランドに切り替えたりしたきっかけでは、「評判に関するネガティブな記述」が42.4%で最も多かった。次いで「ネガティブなレビュー・口コミの引用」が39.1%、「他の商品との比較で不利な評価」が33.1%となった。このほか、「情報が古い」「情報がほとんど出てこない」といった回答も合わせて3割を超えた。

買い物で生成AI・AI検索を使った割合は約34%。調べたジャンル1位は「家電・ガジェット」で約4割、2位「旅行・ホテル」で31.5%、3位「飲食店」で28%
購入をやめるきっかけは「評判に関するネガティブな記述」

AIの回答をそのまま購入判断に使う人は17.0%

もっとも、AIの回答がそのまま最終的な購入判断になっているわけではない。

AI活用者のうち、回答を「そのまま判断材料にした」人は17.0%にとどまった。一方、83.0%はECサイトのレビューや商品の公式サイトなど、別の情報源でも確認していた。

買い物で生成AI・AI検索を使った割合は約34%。調べたジャンル1位は「家電・ガジェット」で約4割、2位「旅行・ホテル」で31.5%、3位「飲食店」で28%
AIの回答をそのまま購入判断に使う人は17.0%にとどまる

AIの回答と公式サイトの情報が食い違った場合に信用する情報源では、「公式サイト」が42.0%で最多。「ECサイトのレビュー・口コミ」が26.3%で続き、「生成AIの回答」は8.3%にとどまった。

買い物で生成AI・AI検索を使った割合は約34%。調べたジャンル1位は「家電・ガジェット」で約4割、2位「旅行・ホテル」で31.5%、3位「飲食店」で28%
AIの回答と公式サイトの情報が食い違った場合に信用する情報源

購入金額に関係なくAIに相談する人が38.7%

AIに相談する購入金額については、「金額に関係なくAIに相談する」が38.7%で最も多かった。「AIには相談しない」は20.3%。残る79.7%は、何らかの金額帯でAIに相談する意向を示した。

買い物で生成AI・AI検索を使った割合は約34%。調べたジャンル1位は「家電・ガジェット」で約4割、2位「旅行・ホテル」で31.5%、3位「飲食店」で28%
購入金額に関係なくAIに相談する人が38.7%

また、「企業はAIでの自社の語られ方を把握・改善すべき」との問いには、72.0%が「そう思う」と回答した。

買い物で生成AI・AI検索を使った割合は約34%。調べたジャンル1位は「家電・ガジェット」で約4割、2位「旅行・ホテル」で31.5%、3位「飲食店」で28%
企業はAIでの自社の語られ方を把握・改善すべきか

生成AIによる「候補発見」と「比較検討」の影響が拡大

Iteraは、こうした結果から、生成AIが買い物における候補発見と比較検討の両方に影響を与え始めていると分析する。

一方で、消費者はAIの回答をそのまま受け入れるのではなく、公式サイトやレビューなどで情報を確認していると指摘。企業やEC事業者に対しては、自社の商品やブランドについて生成AIがどのような回答をしているかを確認し、誤情報や古い情報の有無を点検することが重要だとしている。

そのうえで、公式サイトに掲載する価格、仕様、在庫などの基本情報を正確に保つことの重要性も高まっているとしている。

調査概要

  • スクリーニング調査
     ・調査名:買い物に関するアンケート
     ・調査主体:Itera(LLMOチェキ)
     ・調査方法:インターネット調査
     ・調査対象:全国の18〜70歳の男女
     ・有効回答数:2000人
     ・調査日:2026年9月1日
  • 本調査
     ・調査名:買い物に関するAI活用のアンケート
     ・調査主体:Itera(LLMOチェキ)
     ・調査方法:インターネット調査
     ・調査対象:EC・通販で生成AI・AI検索を活用した経験のあるモニタ
     ・有効回答数:300人
     ・調査日:2026年9月10日

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この記事の筆者

[ 執筆 ] 鳥栖 剛

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鳥栖 剛

LINEヤフーが「LINE」内新設の「ショッピングタブ」で72時間限定のセール「激アツ チャンスタイム」を9/30から実施

2 週間 5 日 ago
LINEヤフーが「LINE」内新設の「ショッピングタブ」で72時間限定のセール「激アツ チャンスタイム」を9/30から実施
「LINE」内の「ショッピングタブ」で実施する72時間限定のキャンペーン「激アツ チャンスタイム」は、対象商品が日替わりで登場し、クーポンの利用により最大50%OFFで購入できる「チャンスタイム」で好評だった商品などを販売していく。
ohshima2026年9月29日

LINEヤフーは9月30日11時から10月3日10時59分まで、正式リリースした「LINE」内の「ショッピングタブ」において、米やビールなどの食品から人気家電まで、幅広い商品を最大70%OFFで販売する72時間限定のキャンペーン「激アツ チャンスタイム」を実施する。

「LINE」内の「ショッピングタブ」は、2025年9月から一部ユーザー向けに先行公開し、2026年9月1日に正式リリースした新たなタブ。「LINE」の中で、さまざまな商品との出会いから購入までをシームレスにつなぐショッピング体験の提供をめざしている。2026年4月から、「ショッピングタブ」の「チャンスタイム」に「Yahoo!ショッピング」の一部商品を掲載。これまでの購入傾向を踏まえ、「ショッピングタブ」の正式リリースを記念し、今回「チャンスタイム」を72時間限定の特別企画「激アツ チャンスタイム」として大幅に拡充する。

ショッピングタブ

また、「ショッピングタブ」は、「Yahoo!ショッピング」に出店するストアにとって、「LINE」を日常的に利用する幅広いユーザーと商品との新たな接点になるとしている。今後も、ユーザーとストア双方に新たな価値を提供できるよう、機能の拡充を進める。

「チャンスタイム」は、対象商品が日替わりで登場し、クーポンの利用により最大50%OFFで購入できる企画。「激アツ チャンスタイム」では、これまでの「チャンスタイム」で好評だった商品に加え、生鮮食品、育児用品、ゲーム機器など新たなカテゴリーの商品も取りそろえる。

24時間ごとに4商品の「超目玉商品」を追加するほか、「ショッピングタブ」内限定で、韓国コスメに使える最大50%OFFクーポンや、「ZOZOTOWN Yahoo!店」で使える最大20%OFFクーポンも提供。いずれも先着順で、予定数量に達し次第終了する。

掲載商品数は、24時間ごとに商品を追加する「超目玉商品」が1日4商品、計12商品。加えて、72時間を通じて購入できる「目玉商品」10商品を展開する。

「超目玉商品」の一例

クーポンの獲得・利用には、「LINE」公式アカウントの友だち追加などの条件がある。各商品は数量限定で、予定数量に達し次第販売終了となる。「ショッピングタブ」の「チャンスタイム」では、開催期間終了後もキャンペーンを開催することがあり、今後の実施予定は「Yahoo!ショッピング お得ガイド」で知らせる。

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この記事の筆者

[ 執筆 ] 大嶋 喜子

フリーライター

岐阜、富山、石川、福井、神奈川、LosAngels、山形を経て東京にたどり着き、現在は日本とアメリカの二拠点生活を営む生粋の“根無し草”。またの名を“ちいさなMADE IN JAPAN”。

新卒入社のEC運営会社にてレディースアパレル・宝飾バイヤーとして月商1億を突破。その後、同社内でクリエイティブ部門コピーライターに転身し、プランナー・ディレクターを経て独立。

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ohshima

毎日付与の特典、送料値引き、繰り返し使える梱包資材が当たる抽選などを実施する新イベント「ハッピーメルカリ市」とは

2 週間 6 日 ago
毎日付与の特典、送料値引き、繰り返し使える梱包資材が当たる抽選などを実施する新イベント「ハッピーメルカリ市」とは
10月上旬は衣替えや冬支度などで売り買いのニーズが高まる時期としている。アウターや季節家電、キッズ・ベビー用品、コスメ・美容用品などが集まりやすくなるという
ohshima2026年9月28日

メルカリは10月1日〜14日の14日間、「売れる、買える、ハッピーあふれル!」をテーマとした、売りたい方も買いたい方も“ちょっとハッピー”な気持ちになれる新イベント「ハッピーメルカリ市」を初開催する。

「毎日付与する特典」「配送料値引き」「買い物クーポン」「販売手数料ポイント還元」「繰り返し使える梱包資材が当たる抽選」の5つのキャンペーンを通じて、ユーザーを応援するとしている。なお、新イベント開催に先立ち、9月24日より特設サイトを公開、事前エントリーの受付を開始した。

「ハッピーメルカリ市」について

初開催する「ハッピーメルカリ市」は、「売れる、買える、ハッピーあふれル!」をテーマにした新イベント。期間中は、毎日付与するポイント・カテゴリー限定クーポン、小型サイズの配送料値引き、10月1日および土日限定のお買い物クーポン、販売手数料のポイント還元、「メルカリエコパック」が当たる抽選の5つのキャンペーンを実施する。

「いいね!」機能も期間限定で特別仕様になる。各キャンペーンの詳細は9月24日から特設サイトで公開しており、同日から事前エントリーの受付を開始した。

毎日付与の特典、送料値引き、繰り返し使える梱包資材が当たる抽選などを実施する新イベント「ハッピーメルカリ市」とは
アプリイメージ
毎日付与の特典、送料値引き、繰り返し使える梱包資材が当たる抽選などを実施する新イベント「ハッピーメルカリ市」とは
「いいね!」機能 特別仕様イメージ

メルカリは、2024年8月に「超メルカリ市」を実施して以来、「メルカリ市」シリーズを展開してきた。「もっと頻繁におトクなキャンペーンを体験したい」という声を受け、新たに「ハッピーメルカリ市」を立ち上げた。10月上旬は、衣替えや冬支度などライフスタイルの変化にあわせて売り買いのニーズが高まる時期。アウターやニット、季節家電、キッズ・ベビー用品、コスメ・美容用品、手芸用品、ゴルフ用品、ウィンタースポーツ用品など、手放したいモノと新たに探したいモノが集まりやすくなるという。

「ハッピーメルカリ市」のキャンペーンについて

繰り返し使える梱包資材が当たる抽選

事前エントリー期間中にエントリーすると、繰り返し使える梱包資材「メルカリエコパック(オリジナル・バージョン)」が当たる抽選を実施する。

エントリー期間は2026年9月24日10時~10月1日7時59分。当選人数は300人で、10月14日以降をめどに当選者へアプリの通知・メールで連絡する。1アカウントにつき応募権利は1回。

毎日付与の特典、送料値引き、繰り返し使える梱包資材が当たる抽選などを実施する新イベント「ハッピーメルカリ市」とは
繰り返し使える梱包資材「メルカリエコパック」

毎日ハッピープレゼント

「ハッピーメルカリ市」期間中にエントリーした人全員に、カテゴリー限定の一律500ポイント還元クーポンや、抽選で1ポイントまたは500ポイントを日替わりでプレゼントする。クーポンは48時間限定で、1500円以上の商品に利用できる。

毎日付与の特典、送料値引き、繰り返し使える梱包資材が当たる抽選などを実施する新イベント「ハッピーメルカリ市」とは
毎日ハッピープレゼント
毎日付与の特典、送料値引き、繰り返し使える梱包資材が当たる抽選などを実施する新イベント「ハッピーメルカリ市」とは
スケジュール

配送料値引きキャンペーン

「ハッピーメルカリ市」期間中にエントリーし、売却期間中に商品が売れた場合、「らくらくメルカリ便」「ゆうゆうメルカリ便」の小型サイズの配送料を一律150円とする。売却期間は2026年10月1日8時~10月14日23時59分で、上限は30回。対象は、「らくらくメルカリ便」のネコポス、「ゆうゆうメルカリ便」のゆうパケット、「ゆうパケットポスト」、「ゆうパケットポストmini」。

毎日付与の特典、送料値引き、繰り返し使える梱包資材が当たる抽選などを実施する新イベント「ハッピーメルカリ市」とは
配送料値引きキャンペーン(小型サイズ:一律150円/上限30回)

購入金額の10%分ポイント還元

「ハッピーメルカリ市」にエントリーした人全員を対象に、10月1日または期間中の土日に購入した商品金額の10%分をポイント還元するクーポンを付与する。各期間につき1回、上限は400ポイント。エントリー・配布期間は2026年9月24日10時~10月11日23時59分。対象期間は10月1日、10月3日~4日、10月10日~11日。エントリー完了後に「お買い物クーポン」を即時付与し、ポイントは取引完了後に付与する。

毎日付与の特典、送料値引き、繰り返し使える梱包資材が当たる抽選などを実施する新イベント「ハッピーメルカリ市」とは
購入金額の10%分ポイント還元

売れたら販売手数料50%分ポイント還元

「ハッピーメルカリ市」にエントリーし、10月1日または期間中の土日に新規出品した商品が対象の売却期間中に売れた場合、販売手数料の50%分をポイント還元する。各期間につき1回、上限は500ポイント。エントリー期間は2026年9月24日10時~10月11日23時59分。出品期間は10月1日、10月3日~4日、10月10日~11日で、各売却期間は、第1弾が10月8日、第2弾が10月11日、第3弾が10月18日まで。ポイントは、条件を満たした場合、各出品期間の終了後14日以内に付与する。

毎日付与の特典、送料値引き、繰り返し使える梱包資材が当たる抽選などを実施する新イベント「ハッピーメルカリ市」とは
売れたら販売手数料50%分ポイント還元

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この記事の筆者

[ 執筆 ] 大嶋 喜子

フリーライター

岐阜、富山、石川、福井、神奈川、LosAngels、山形を経て東京にたどり着き、現在は日本とアメリカの二拠点生活を営む生粋の“根無し草”。またの名を“ちいさなMADE IN JAPAN”。

新卒入社のEC運営会社にてレディースアパレル・宝飾バイヤーとして月商1億を突破。その後、同社内でクリエイティブ部門コピーライターに転身し、プランナー・ディレクターを経て独立。

(function(){ try{ var googletag = window.googletag || {cmd: []}; googletag.cmd.push(function() { const adUnitPath = '/49282802/ipc-netshop/pc-all/hyb101', adSizes = [[["fluid"], [728, 90]]], slotElementId = 'div-gpt-ad-1549503899339-0'; const iOr=/^https:\/\/([^.]+\.)+safeframe\.googlesyndication\.com/; googletag .pubads() .addEventListener('slotResponseReceived', function(evt) { if (evt?.slot?.getAdUnitPath() != adUnitPath) { return; } if (!evt?.slot?.getResponseInformation()) { const targetElem = document.querySelector('#'+slotElementId); if (targetElem) { targetElem.style.display = 'none'; } } }) .addEventListener('slotRenderEnded', function(evt) { if (evt?.slot?.getAdUnitPath() != adUnitPath) { return; } const postMessageWithDebounce = Drupal.debounce(function() { const viewportWidth = window.innerWidth; const wIfr = document .querySelector('#'+slotElementId) ?.querySelector('iframe') ?.contentWindow; if (!wIfr || !wIfr.postMessage) return; wIfr.postMessage( { slot: adUnitPath, type: 'banchoSetViewportInfo', data:{ viewportWidth: viewportWidth } }, '*' ); }, 250, false); postMessageWithDebounce(); window.addEventListener('resize', postMessageWithDebounce); window.addEventListener('orientationchange', postMessageWithDebounce); }); }); } catch (e) { if (drupalSettings?.bancho?.userInfo?.insider) { console.warn(e); } } })();
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大嶋 喜子

良品計画、体や髪など全身をケアする「リラクシング」シリーズを発売。「無印良品」の店舗やECで展開

2 週間 6 日 ago
良品計画、体や髪など全身をケアする「リラクシング」シリーズを発売。「無印良品」の店舗やECで展開
良品計画が販売を始める「リラクシング」シリーズは、天然由来成分100%(天然成分を化学的に反応させた成分を含む)で、ボディ・ハンドケア、フェイスケア、ヘアケアまで揃えるトータルケアライン。
ohshima2026年9月28日

良品計画は10月7日、全国の「無印良品」の店舗およびネットストアで、香りとともに体や髪など全身をケアする「リラクシング」シリーズ全8種類の販売を始める。また、「リラクシング」シリーズとあわせて10月14日より、日々のボディケアに使いやすい「ブナ材マッサージツール」3アイテムを発売する。

「リラクシング」シリーズのビジュアルイメージ

「リラクシング」シリーズは、天然由来成分100%(天然成分を化学的に反応させた成分を含む)で、ボディ・ハンドケア、フェイスケア、ヘアケアまでそろえるトータルケアライン。ローズマリーやシダーウッドなどの精油をブレンドした、ハーバルウッディの香りに仕上げている。シリーズ共通で、2種の植物オイル、3種のハーブエキス、セラミド、ビタミンC誘導体を配合している。

ボディ・ハンドケア

「リラクシング ボディスクラブ」は、植物由来の2種のスクラブとクレイが古い角質や汚れを取り除き、なめらかな肌に整える。泡立つ仕様で、ボディソープの代わりとしても使用できる。

「リラクシング マルチオイル」は、5種の植物オイルを配合し、顔・体・髪など全身に使える。

「リラクシング ボディミルク」は、うるおいを与えながら角質をケアする。「リラクシング スクラブハンドソープ」は、天然由来のスクラブを配合し、汚れや古い角質を取り除く。「リラクシング ハンドクリーム」は、植物由来オイルが指先や爪まわりまでうるおいを与える。

ボディ・ハンドケア商品パッケージ

フェイスケア

「リラクシング シートマスク」は、3層構造のシートが肌に密着し、うるおいを与える。「リラクシング スリーピングクリーム」は、みずみずしいジェルクリームで、夜のお手入れの仕上げに使用できる。洗顔後にシートマスク、その後にスリーピングクリームを使う2ステップの手入れもできる。

フェイスケア商品パッケージ

ヘアケア

「リラクシング ヘッドスクラブ」は、アミノ酸系スクラブとクレイを含む泡が、頭皮の余分な皮脂や汚れを落とし、健やかな地肌に整える。香りやマッサージを楽しみながら頭皮を洗うことができ、週2~3回を目安に、シャンプーの代わりまたはシャンプーの前に使用できる。

ヘアケア商品パッケージ

ブナ材マッサージツール

体の気になる部分や好みの使用感に合わせて選べる、ブナ材のマッサージツール。肌の上をすべらせたり、心地よいと感じる強さで押し当てたりして使用できる。マルチオイルやボディミルクとあわせて使うこともできる。

ブナ材マッサージツール

良品計画は、スキンケアなどを含むケア用品において、使用する原料を厳選し、デリケートな肌に配慮した商品を提供している。今回、忙しい毎日の中でも取り入れやすく、香りを楽しみながら続けられるケア用品「リラクシング」シリーズの発売を決定した。頭皮、髪、手、体から顔まで、日中や夜のケアに使える商品をそろえる。

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[ 執筆 ] 大嶋 喜子

フリーライター

岐阜、富山、石川、福井、神奈川、LosAngels、山形を経て東京にたどり着き、現在は日本とアメリカの二拠点生活を営む生粋の“根無し草”。またの名を“ちいさなMADE IN JAPAN”。

新卒入社のEC運営会社にてレディースアパレル・宝飾バイヤーとして月商1億を突破。その後、同社内でクリエイティブ部門コピーライターに転身し、プランナー・ディレクターを経て独立。

(function(){ try{ var googletag = window.googletag || {cmd: []}; googletag.cmd.push(function() { const adUnitPath = '/49282802/ipc-netshop/pc-all/hyb101', adSizes = [[["fluid"], [728, 90]]], slotElementId = 'div-gpt-ad-1549503899339-0'; const iOr=/^https:\/\/([^.]+\.)+safeframe\.googlesyndication\.com/; googletag .pubads() .addEventListener('slotResponseReceived', function(evt) { if (evt?.slot?.getAdUnitPath() != adUnitPath) { return; } if (!evt?.slot?.getResponseInformation()) { const targetElem = document.querySelector('#'+slotElementId); if (targetElem) { targetElem.style.display = 'none'; } } }) .addEventListener('slotRenderEnded', function(evt) { if (evt?.slot?.getAdUnitPath() != adUnitPath) { return; } const postMessageWithDebounce = Drupal.debounce(function() { const viewportWidth = window.innerWidth; const wIfr = document .querySelector('#'+slotElementId) ?.querySelector('iframe') ?.contentWindow; if (!wIfr || !wIfr.postMessage) return; wIfr.postMessage( { slot: adUnitPath, type: 'banchoSetViewportInfo', data:{ viewportWidth: viewportWidth } }, '*' ); }, 250, false); postMessageWithDebounce(); window.addEventListener('resize', postMessageWithDebounce); window.addEventListener('orientationchange', postMessageWithDebounce); }); }); } catch (e) { if (drupalSettings?.bancho?.userInfo?.insider) { console.warn(e); } } })();
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大嶋 喜子

マクドナルドもコマースメディアに参入

2 週間 6 日 ago

マクドナルドが、投資家向けイベント「2026 Investor Day」でコマースメディア「McDonald's Media Network」を発表。先月からアメリカの450店舗で広告の表示を開始した。このイベントでは、モバイルアプリの世界共通化「GMA ONE」の計画も明らかにしていて、そのアプリ、キオスク端末、メニューボードなどの顧客接点で広告による収益化が図られることになりそうだ。

Why McDonald’s is following Walmart and Amazon into the advertising business
https://www.cnbc.com/2026/09/23/why-mcdonalds-is-building-an-advertising-business.html

Kenji

四国放送がEC事業に参入、阿波銀行100%子会社でECモール運営の阿波銀コネクトに出資

2 週間 6 日 ago
四国放送がEC事業に参入、阿波銀行100%子会社でECモール運営の阿波銀コネクトに出資
四国放送がEC事業に参入する。阿波銀行子会社で県産品のECモールを運営する阿波銀コネクトと資本業務提携を締結。両者の強みを掛け合わせ地域産業の振興や人口減少などの地域課題の解決をめざす。
furukawa2026年9月28日

日本テレビ系列で徳島県を放送対象地域とするテレビ・ラジオ放送局の四国放送は9月27日、阿波銀行の100%子会社でECモール運営を手がける阿波銀コネクトと資本業務提携契約を締結しEC事業に参入すると発表した。11月2日から提携を開始する。

四国放送は阿波銀コネクトに出資し、提携後の議決権割合を阿波銀行と四国放送それぞれ50%とする。阿波銀コネクトは阿波銀行の連結子会社から持分法適用関連会社に異動する予定。両社の強みを掛け合わせ、地域産業の振興や人口減少などの地域課題の解決をめざす。

四国放送がEC事業に参入、阿波銀行100%子会社でECモール運営の阿波銀コネクトに出資
阿波銀コネクトが運営する「Lacycle mall(ラシクルモール)」のトップ画面(画像は編集部がキャプチャ)

阿波銀コネクトは、阿波銀行が100%出資して2021年1月に設立した子会社で、ECモール運営を事業の柱としている。徳島県内の事業者の商品を扱うECモール「Lacycle mall(ラシクルモール)」を運営しており、県産品の販路拡大や地域資源の発掘・発信を進めてきた。

「ラシクルモール」は、阿波銀行が地域経済の活性化策の一環として立ち上げた地方創生型のECモール。食品や木製品、藍染製品、和紙製品などを取り扱い、地域の作り手や生産者の販路拡大を支援している。2023年9月時点では出店者数130店舗、商品点数800点超に達していた。

阿波銀コネクトは、EC未経験の事業者でも出店しやすい支援体制を整えている。商品撮影、商品説明文の作成、登録作業などを伴走型で支援しており、初期費用や月額費用を抑えた成功報酬型のモデルで運営してきた。こうした仕組みによって、従来はEC参入のハードルが高かった地域事業者の出店を後押ししてきた経緯がある。

今回の提携では、阿波銀コネクトが持つEC運営ノウハウや地域事業者とのネットワーク、コンサルティング機能と、四国放送が持つ情報発信力、コンテンツ企画・制作力、地域との接点を融合し、地域事業者の販路拡大やブランド価値向上、徳島の魅力発信、地域産業の振興につなげる狙い。

業務提携の内容としては、地域事業者向けのマーケティング、ブランディング、プロモーションに関するコンサルティングの共同展開、ウェブコンテンツなど情報発信コンテンツの企画・制作と発信支援、ECモール「ラシクルモール」の運営高度化と地域事業者の販路拡大支援などを掲げている。加えて、地域商社機能や越境EC、アグリビジネスへの参入といった新たな地域事業の検討、双方の経営資源やネットワークを活用した地域活性化策も今後の検討事項に盛り込んでいる。

なお阿波銀コネクトの2026年3月期の業績は売上高が前期比116.9%増の1億4100万円、経常利益が500万円(前期は600万円の赤字)、当期利益が200万円(前期は500万円の赤字)と黒字転換している。

阿波銀行は2016年の銀行法改正に伴う規制緩和を受け、地域経済の発展や顧客利便性の向上につながる事業として、金融以外の分野にも取り組んできた。阿波銀コネクトの設立もその流れの中にあり、銀行が地域企業の販路拡大をBtoC領域まで支援する事例として展開してきた。

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[ 執筆 ] 鳥栖 剛

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(function(){ try{ var googletag = window.googletag || {cmd: []}; googletag.cmd.push(function() { const adUnitPath = '/49282802/ipc-netshop/pc-all/hyb101', adSizes = [[["fluid"], [728, 90]]], slotElementId = 'div-gpt-ad-1549503899339-0'; const iOr=/^https:\/\/([^.]+\.)+safeframe\.googlesyndication\.com/; googletag .pubads() .addEventListener('slotResponseReceived', function(evt) { if (evt?.slot?.getAdUnitPath() != adUnitPath) { return; } if (!evt?.slot?.getResponseInformation()) { const targetElem = document.querySelector('#'+slotElementId); if (targetElem) { targetElem.style.display = 'none'; } } }) .addEventListener('slotRenderEnded', function(evt) { if (evt?.slot?.getAdUnitPath() != adUnitPath) { return; } const postMessageWithDebounce = Drupal.debounce(function() { const viewportWidth = window.innerWidth; const wIfr = document .querySelector('#'+slotElementId) ?.querySelector('iframe') ?.contentWindow; if (!wIfr || !wIfr.postMessage) return; wIfr.postMessage( { slot: adUnitPath, type: 'banchoSetViewportInfo', data:{ viewportWidth: viewportWidth } }, '*' ); }, 250, false); postMessageWithDebounce(); window.addEventListener('resize', postMessageWithDebounce); window.addEventListener('orientationchange', postMessageWithDebounce); }); }); } catch (e) { if (drupalSettings?.bancho?.userInfo?.insider) { console.warn(e); } } })();
(function(){ var googletag = window.googletag || {cmd: []}; googletag.cmd.push(function() { googletag .pubads() .addEventListener('slotResponseReceived', function(evt) { // いろんな枠のイベントが飛んでくるので自分のだけフィルタ if (evt.slot.getAdUnitPath() != '/49282802/ipc-netshop/pc-all/hyb101') { return; } document.getElementById('div-gpt-ad-1549503899339-0')?.classList?.add('dfp-ad-loaded'); }); googletag.display('div-gpt-ad-1549503899339-0'); }); })();

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LINEヤフー、「Yahoo!ショッピング」と「YouTube ショッピング アフィリエイト プログラム」と連携

2 週間 6 日 ago
LINEヤフー、「Yahoo!ショッピング」と「YouTube ショッピング アフィリエイト プログラム」と連携
LINEヤフーが「Yahoo!ショッピング」と「YouTube ショッピング アフィリエイト プログラム」の連携を開始。YouTubeクリエイターが動画内で「Yahoo!ショッピング」の商品を紹介できるようにし、動画視聴を起点とした新たな購買導線を整備。出店ストアには新たな集客機会を提供する。
furukawa2026年9月28日

LINEヤフーは9月25日、「Yahoo!ショッピング」とGoogleの「YouTube ショッピング アフィリエイト プログラム」の連携を開始すると発表した。「YouTube」クリエイターが「Yahoo!ショッピング」で販売されている商品を動画などで紹介できるようにし、動画視聴を起点とした新たな購買導線を整備する。

LINEヤフー、「Yahoo!ショッピング」と「YouTube ショッピング アフィリエイト プログラム」と連携
基本料率は2〜4%、ストア独自の特別料率も設定できる

今回の連携により、「YouTube ショッピング アフィリエイト プログラム」の利用条件を満たすクリエイターは、「Yahoo!ショッピング」の対象商品をYouTubeの動画などにタグ付けして紹介できる。視聴者は動画を見ながら商品情報を確認し、気になった商品から「Yahoo!ショッピング」の商品ページへ遷移して、詳細の確認や購入を進められる。

LINEヤフーは、SNSや動画を通じて商品情報を収集し、そのまま購買につなげる消費行動が広がっていると説明。「YouTube」の内部データによると、日本国内におけるショッピング関連動画の再生時間は前年比50%以上増加しているという。こうした背景を受け、「Yahoo!ショッピング」でもクリエイターによる動画を通じた商品訴求を強化し、出店ストアとユーザーの新たな接点づくりにつなげる。

出店ストア向けには、商品カテゴリごとに設定された基本料率に加え、ストア独自の特別料率を設定できる仕組みを用意する。基本料率は2〜4%。これに特別料率を上乗せして設定することで、クリエイターに商品を紹介してもらえる可能性を高められるとしている。

クリエイター側にとっても、「Yahoo!ショッピング」で取り扱う幅広い商品やセール対象商品などを紹介できるようになることで、視聴者の関心やニーズに合わせた商品選定の幅が広がる。

LINEヤフーは、視聴者には動画を通じた新たな商品との出会いを、クリエイターにはコンテンツ制作や収益化の機会を、それぞれ提供できるとしている。

「YouTube ショッピング アフィリエイト プログラム」は、一定の条件を満たしたクリエイターが、長尺動画やショート動画、ライブ配信、コミュニティ投稿などで商品を紹介し、視聴者がリンク経由で購入すると報酬を得られる仕組み。日本では2026年2月に提供を開始しており、当初は「楽天市場」が国内初のパートナーとして参画していた。

今回、「Yahoo!ショッピング」が加わることで、「YouTube」を起点とした動画コマースの購買導線が広がる。EC事業者にとっては、モール内検索や広告に加え、クリエイターを通じて潜在顧客に商品を訴求する販促手法の選択肢が増えることになる。

LINEヤフーは、「Yahoo!ショッピング」が掲げる「日本中を『買ってよかった』で埋め尽くす」というビジョンのもと、今後も出店ストアの商品とユーザーとの多様な出会いを創出し、より便利に商品を発見・購入できる買い物体験の実現をめざすとしている。

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この記事の筆者

[ 執筆 ] 鳥栖 剛

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鳥栖 剛

セール頼みの成長から脱却するためには? 確実性を積み上げる「ボトムアッププランニング」のポイント

2 週間 6 日 ago
セール頼みの成長から脱却するためには? 確実性を積み上げる「ボトムアッププランニング」のポイントmatsumura2026年9月28日新米D2Cマーケターの奮闘記――BtoB・広告代理店から事業会社へ

はじめまして。英国発オーダーメイドのカーテン・ブラインドのD2Cブランド「Tuiss(チューイッシュ)」で、日本国内のマーケティングを担当している虻川と申します。これまで、BtoB SaaSや広告代理店のマーケティングを経験し、約1年前に異業種からのキャリアチェンジでD2Cのマーケティングにチャレンジしています。「これからキャリアチェンジしてD2Cビジネスに携わってみたい」と考えている人や、チューイッシュと同様に、少人数でD2Cのマーケティングを担当している人のお役に立てればと思い、私が過去の経験を生かしながら、実務ベースで試行錯誤していることを紹介していきます。

セールは効果的だが、限界がある

第1回のテーマは「成長フェーズのマーケティングプランニング」についてです。マーケティングの責任者として「年度内の目標を達成するプランを描く」ことは、「中長期的な計画に沿った持続的な成長を考えること」と同程度に重要です。私が過去の企業から実践し、チューイッシュでも実践している手法について解説します。

ただ、その前に「セール」の話から始めさせてください。

ECの現場では、「売り上げを伸ばすためにセールを行う」というのが非常に重要な施策です。実際、値引きをすればその期間の売り上げが伸びるのを目の当たりにしてきました。チューイッシュも、セールは重要な打ち手として活用しており、短期で確実に売り上げを増加させる手段を持っておくことは、事業を行う上で大事なことだと考えています。

ただ、セールだけでビジネスを伸ばし続けられるかというと、そうではありません。セールには頼りきれない構造的な理由が3つあります。

  • 消費者が慣れる:「この店はセールをする」と学習されると、正価では買われにくくなり、次のセール待ちが起きやすくなります。
  • 下限がある:原価や物流費、人件費などのコストを下げることは難しいため、値下げできる幅には限界があります。
  • 価格競争では勝ちきれない:価格だけで戦うと、必ず自社よりも安く販売する企業が出てきます。特にECの世界では、モールなどで商品を販売する日本法人を持たない企業とも競合するため、価格だけで優位性を維持することは難しくなります。

そのため、セールはあくまで「短期的にお客さまの購入を後押しする手段」と位置づけ、中長期ではもう1つの軸を並行して育てる必要があります。その軸が「実際の需要(実需)そのものを高めること」です。そして、それを計画に落とし込む技術が、今回のテーマである「ボトムアッププランニング」です。

BtoB時代から続けてきたプランニング手法

「ボトムアッププランニング」は、D2Cで新しく覚えた手法ではありません。BtoBマーケター時代から5年以上続けてきた計画の立て方です。

過去のBtoBビジネスの企業では、商談創出金額やマーケティング起点の受注金額を追っていました。これらは施策から受注までの期間が長く、しかも間に営業が入るため、成果を見通すのは簡単ではありません。だからこそ、施策ごとにどれだけリードが獲得でき、その内何件が商談になり、いくらの受注につながるのかを1つひとつ積み上げて、精度を高めていく必要がありました。その繰り返しで続けてきたのが「ボトムアッププランニング」です。

「追いかける指標がリード獲得数から注文に変わっても、考え方は同じでいけるのではないか」と考え、チューイッシュでも取り入れてみることにしました。

「ボトムアッププランニング」とは?

「ボトムアッププランニング」とは、売上目標と設定されたマーケティング予算を元に、施策単位で現実的に積める数字を足し上げて計画を組む方法です。

市況感や経済情勢に基づいたトップダウン型のマーケティングプランニングも大事ですが、それだけだと目標達成の根拠が薄くなりがちで、進捗が悪くなった場合に「なぜ届かなかったのか」を説明できず、修正が容易ではありません。その点、積み上げ型ならどの前提が外れたのかを検証でき、期の途中でも修正が比較的容易に行えます。成長企業では、この「検証できること」が効いてきます。

私はチューイッシュに入社した当初からこの方法で計画を組んできて、D2Cのビジネスモデルでも成果を出せると考えていました。その自信の根拠は、過去の経験にあります。前職まで、SaaS企業と広告代理店という、同じBtoBでもビジネスモデルの異なる2つの事業でこの手法を活用してきましたが、どちらでもマーケティングが追いかける指標は計画値と着地がほぼ誤差なく合っていました。「ビジネスモデルが変わっても通用するのなら、D2Cでも通用するはずだ」、そう考えて取り組み、今のところは実際に機能しています。

「ボトムアッププランニング」の具体的な7つのステップ

実際の手順は、次のように進めます。

STEP①:過去数年の実績を、チャネル別・月別に並べる

まず直近3年ほどの売り上げを、流入チャネル別と月別のマトリクスで可視化します。D2Cの場合、購入チャネルは自社サイトに限定されていることがほとんどなので、Webサイトのアクセス解析データを把握することに注力します。

流入ソースとコンバージョンを突き合わせ、どのチャネルがどれだけ売り上げに貢献しているかを把握します。行にチャネル、列に月を取った1枚の表をつくると、以降のステップはすべてこの表の上で進められます。まずはこの「実績の地図」を用意することが出発点です。

STEP②:チャネルごとの「自然増(インクリメンタル)」を見積もる

各チャネルが、特別な施策を打たなくても前年比でどれだけ伸びるかを見積もります。過去数年の成長率の傾向を見て、やや保守的な数字を置くのがポイントです。ここを楽観的に盛ると計画全体が崩れます。この積み上げが、計画の「堅い最低ライン」になります。また、直近のトレンドでパフォーマンスが向上しているチャネルがあれば深掘りし、成長の切り口として注力すべきかを把握します。

STEP③:伸ばし方を「流入」か「CVR」かで分けて考える

流入チャネルごとに、伸びしろが「流入を増やすこと」にあるのか、「転換率(CVR)を上げること」にあるのかを見極めます。現実には両方を伸ばしていくことが必要になりますが、どちらに重心を置き、どのくらい改善させるかの目標はチャネルによって変わっていきます。

STEP④:Paid(広告)を土台に予算を配分し、オーガニックは「上振れ分」として乗せる

計画の柱には、確実に数字を読めるPaid(広告)チャネルを据えます。過去の実績からある程度ROAS(広告費用対効果)を見積もれることと、目標に対して予算を増やすことで一定の成果が見込めるからです。どの広告キャンペーンに伸ばせる余地があるのか、新しい媒体にポテンシャルがあるのかを確認しながら、予算配分を決めていきます。

一方で、指名検索、オーガニック、CRMといった資産性の高いチャネルは、自然増に対して「努力でどこまで上振れさせられるか」で積みます。たとえば「オーガニックの自然増が前年比+10%なら、SEO強化で+15%まで引き上げられないか」と上乗せ分を別建てで見込む。こうすると、施策の有無で計画がどう変わるかが明確になります。成長するほど広告費率は下げていきたいので、この資産側を毎年少しずつ厚くしていくことになります。

STEP⑤:季節性に合わせて月次に予算を配分し、繁忙期を仕込む

月別の実績には、必ず季節性が表れます。それに合わせて月ごとに予算を割り振り、繁忙期には成果を最大化させるためのキャンペーンを準備します。また、成長フェーズでは売り上げが右肩上がりになるため、繁忙期・閑散期関係なく、予算は年の後半にかけて大きくなっていくのが自然です。

STEP⑥:伸びている商品・カテゴリーにリソースを寄せる

商材が複数カテゴリーに分かれている場合、どのカテゴリーが伸びているかを定期的に確認します。たとえばチューイッシュでは、「ブラインド」と一口に言っても、アルミブラインド、ロールスクリーン、ハニカムシェードのように機能性や特長が異なる商品カテゴリーが存在しており、それぞれニーズが異なります。

原則は、伸びている商品にリソースを寄せ、伸びていない領域はボトルネックを特定して改善することです。ただ、ここで意識しないといけないのは、自社のラインアップのなかで伸びている商品だけでなく、市場で伸びている商品が何かを把握しておくことです。SNSの投稿や検索ボリュームなどをつぶさに見ておくことが重要になってきます。

STEP⑦:キャンペーン・媒体予算は、事前に見通しと感覚を持ち入力する

D2Cでは定石の運用型広告やコンテンツ制作だけでなく、繁忙期のキャンペーン予算についても、プランニングの段階でしっかりとしたビジョンを持って「ボトムアッププランニング」に組み込む必要があります。その時々で流行りの媒体や露出面は変わっていきますが、基本の方針は前年度のうちに各ベンダーと予算感をすり合わせておき、予算内で成果を最大化できる組み合わせを考えておきます。

特にマス広告などのリーチ系の媒体は、CPM(広告を1000回表示させるのにかかる費用)やリーチなどの売り上げから遠い指標で語られがちです。だからこそ「この媒体は結局いくらの売上インパクトになるのか」を、毎年少額でもテストして肌感覚を持っておくことが重要だと思っています。

ここまでの手順で、補足しておきたいことが2つあります。

1つは、季節変動です。積み上げの際には、CPCやCVRを年間で一定として計算しています。しかし実際には、繁忙期と閑散期でCVRもCPCも変わります。そのため最後に、過去数年の月別実績と突き合わせて月ごとの数字を補正する作業が必要になります。積み上げた計画をそのまま信じるのではなく、実績のカーブに寄せて微調整するイメージです。

もう1つは、アトリビューションの考え方です。このモデルはチャネルごとの貢献を単純に足し上げるだけで、チャネル間の相互作用を考慮していません。本来はアトリビューション分析ツールを導入したり、MMM(マーケティング・ミックス・モデリング)などで検証したりすべき領域ですが、チューイッシュの規模では高度な分析にコストをかけられないのが実情です。その分シンプルなモデルで運用し、月次で実績とのズレを見ながら前提を更新することでカバーしています。

ボトムアップの積み上げだけでは目標に届かない

ここまでが土台作りです。ただ正直に言うと、「ボトムアッププランニング」による積み上げだけでは、目標の売り上げには届きません。積み上げはあくまで「堅い最低ライン」であって、それだけで急成長は作れません。これは成長企業の宿命ではないでしょうか。

その差分を、私は「キーイニシアチブ」を設けることで埋めています。中心になるのは、キャンペーンのテーマ設定と新商品のプロモーションです。ここでのポイントは2つあります。1つは、商品化のスケジュールをマーケティング側も把握し初動でしっかり訴求できるようにしておくこと。

もう1つは、現場で得た市場のインサイトや勝ち筋を、新商品の企画に返していくことです。新商品を売り上げの柱に育てられるかどうかが、ボトムアップの限界を超えられるかを決めます。この話はまた長くなるので、別の機会にお話できればと思います。

セールだけに頼らず、「選ばれる力」を育てる

最後に、冒頭のセールの話に戻ります。セールは、これからも効果的に活用して行きます。その上で並行して育てたいのが、「値段を下げなくても選ばれる力」、すなわち実需です。私が主に見ているのは、次の4つの指標です。

  • 同程度のセールを実施した際の売り上げの差分
  • ブランド名での検索数(指名検索)の推移
  • 主要キーワードの検索ボリュームの動き
  • SNSでのエンゲージメント

これらは即効性こそありませんが、実需が増えているか・減っているかを教えてくれます。セールで短期の売り上げを作りながら、「ボトムアッププランニング」でこの実需を積み上げていく。その両輪を回すことが、中長期の成長につながると考えています。

次回は、その「選ばれる力」をどう高めるか――。広告に依存する前に積んでおきたい、BtoBマーケティングで培ってきた「コンテンツ」という資産を積み上げる話をします。

この記事の筆者

[ 執筆 ] 虻川 稜太

TUISS DECOR株式会社

TUISS DECOR株式会社 マーケティングマネージャー

英国生まれのオーダーメイドブラインドカーテンD2C・Tuiss(チューイッシュ)にてマーケティングを担当。日本市場開拓に向けた戦略策定からフルファネルの施策を担っている。これまでは外資系IT企業、日系上場企業にてBtoBマーケティングに従事し、集客からCRMに至る幅広い施策を経験する一方、ベンダー/代理店の立場からもマーケティングに携わってきた。

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