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ニチレイグループのシステム障害、冷蔵倉庫の部分稼働を順次再開。今週中の通常稼働をめざす
ニチレイはサイバー攻撃によるシステム障害の影響を受けている業務について、7月17日から順次再開したと発表した。
現在は、顧客や取引先からの受発注を一部制限した上で、冷蔵倉庫および食品工場を部分稼働している。

影響を受けていたのは、ニチレイロジグループ各社の冷蔵倉庫における入出庫業務と、ニチレイフーズの冷凍食品出荷業務。ニチレイは、冷蔵倉庫全拠点の入出庫業務と冷凍食品出荷業務を順次再開しており、今週中の全拠点通常稼働に向けて準備を進めているとしている。
ニチレイは7月13日の障害発生当日にグループ共通システムを遮断し、緊急対策本部を設置。外部のセキュリティ専門会社の支援を受けながら調査と復旧対応を進めてきた。
7月15日には、障害の原因がサイバー攻撃だったことを公表。被害を受けたサーバーの一部には個人情報が保管されていたことも判明し、個人情報保護委員会に対して漏えいの可能性がある事案として報告している。原因や影響範囲については引き続き調査中としている。
生協宅配では欠品影響が継続、KFCは7月22日から再開
今回のシステム障害は、ニチレイグループの物流網や出荷機能を利用する外部企業にも影響を及ぼしている。
東海コープ事業連合は7月21日、引き続き冷凍・冷蔵商品の供給に支障が発生しており、宅配・店舗の双方で欠品の可能性があると案内。カタログ掲載商品についても、しばらくは注文後に欠品となる可能性があるとしている。
パルシステムも7月21日、ニチレイグループの物流倉庫で発生した障害の影響により、7月16日以降、冷凍品・冷蔵品の一部で欠品が発生していると公表。ニチレイグループ以外のメーカー商品についても、同倉庫を利用している商品は影響を受ける可能性があるとしている。
コープデリ生活協同組合連合会は7月20日、ニチレイグループ倉庫からの商品出荷停止の影響により、7月4回(7月20〜24日配達)分の一部冷凍食品を欠品とすると案内。ニチレイ側の営業活動は段階的に再開しているものの、手作業による対応が必要なため、完全復旧には時間を要するとしている。
ユーコープは、2026年7月17日時点の案内で、おうちCO-OPの物流センターに商品が入荷していない影響により、一部商品の欠品可能性を公表した。7月3週・4週分の対象商品を示しており、7月5週分については今後更新するとしている。
一方で、影響から復旧した企業も出てきている。
日本ケンタッキー・フライド・チキンは7月22日、物流委託先であるニチレイロジグループのシステム障害に伴って発生していた商品の一部品切れや販売メニューの制限、営業時間短縮などについて、同日からKFC全店舗で通常営業を再開すると発表。店頭販売に加え、モバイルオーダー、Webオーダー、デリバリー、配達代行サービス、各種クーポンも通常利用できるとしている。
オルビス、学生向けスキンケアレッスン「ミライ肌アトリエ」を本格展開
オルビスはこのほど、思春期世代に向けて、スキンケアを通じて自分の状態に気づき、自分をいたわる「セルフケア」の大切さを伝える学生向けプログラム「ミライ肌アトリエ」を本格展開する。

「ミライ肌アトリエ」の内容
「ミライ肌アトリエ」の講師は、オルビス独自の美容理論やコンテンツ開発を担う美容のプロ「ビューティクリエイター」が担当。肌の基礎知識を学ぶ座学と、実際に手を動かして学ぶ実践を組み合わせた体験型プログラムを提供する。
対象・開催形態など
- 対象:高校生を中心とした学生(学年・男女混合)
- 形態:学校への訪問開催およびオンラインに対応
- 講師:オルビス ビューティクリエイター
- 費用:無償
プログラム内容
- 座学:肌の基礎知識、紫外線対策について、ニキビの原因と対策
- 実践:スキンケア(洗顔、化粧水、保湿液)、日焼け止めの塗り方などを中心に、セルフケアの大切さを理解するプログラムを提供
これまでの取り組みと2026年下期に向けて
本プログラムは2025年12月より試行的に開始し、高校生を中心とした学生向けレッスンに加え、親子向けイベントや教育関係者向けプログラムなど、多様な対象・形式で実践・検証してきた。7月13日には千葉大学付属中学校で学年全体を対象とした授業の一環として実施した。
これまでに参加した5校・100名を超える学生からは、「思春期特有の肌悩みと向き合いながら、スキンケアを楽しく学ぶことで自らのケアに自信が持てた」との声が寄せられた。
学校現場や保護者、教育関係者から教育的意義が高いと評価されたことから、学生向けプログラムとして本格展開する。本格展開に合わせて、「ミライ肌アトリエ」の新ロゴを制作。2026年下期は首都圏での継続開催に加え、地方での開催も予定する。
教員向け「ミライ肌アトリエ」を開催
2026年6月24日、表参道にあるオルビスの体験特化型施設「スキンケアラウンジ」で、教員向け「ミライ肌アトリエ」を開催した。現代の若者を取り巻く社会環境やセルフケアとしてのスキンケアにおける教育的意義について伝えたあと、簡易版のスキンケアレッスンを実施。座談会では「スキンケアを美容ではなくセルフケア教育として捉えれば学校でも取り入れやすい」「正しいスキンケアの知識を学ぶ機会が必要」といった意見が寄せられた。
セルフケア教育の必要性が高まるSNS時代
SNSや動画コンテンツが身近になったことで、思春期の若年層は日常的に膨大な美容情報に触れている。「ポーラ文化研究所」の調査では、化粧品購入時の参考情報源としてSNSや動画コンテンツの利用が増加しているほか、10代後半からシートパックなどのスペシャルケアを取り入れる層も増えるなど、美容行動の早期化が進んでいる。
一方で、多様な情報に触れられる環境だからこそ、「何が自分に合うのか」を見極めることは簡単ではないという。「ミライ肌アトリエ」では、思春期に最も多い肌悩みであるニキビの原因や適切なケア方法、正しいスキンケアを学ぶプログラムを提供する。
「TikTok Shop」で売れる秘訣は? 上半期トレンド大賞2026で「ヒットアイテム部門賞」受賞の松屋フーズの例
松屋フーズホールディングス傘下の松屋フーズはこのほど、ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」の「TikTok上半期トレンド大賞2026」で、「【公式】松屋オンラインショップ(@matsuya_online)」が「ヒットアイテム部門賞」を受賞したと発表した。

松屋フーズは2025年6月に日本でサービスが始まった「TikTok Shop」について、10月に「TikTok Shop」店をオープン。開店後わずか1カ月で月商3800万円、販売総数7500セットを達成した。また、2026年4月27~29日に実施した「TikTok Shop ザ・ブランドデー」では、限定新商品「シャリアピンソースハンバーグ」の先行販売や、トップクリエイターと連携したLIVE配信を実施した。
その後も、ショート動画とLIVE配信を組み合わせた取り組みなどが評価され、「ヒットアイテム部門賞」の受賞に至ったとしている。
都内で実施された授賞式で、松屋フーズの神田圭氏(戦略事業部 外販グループ)が登壇し、次のようにコメントした。
松屋フーズが大切にしている「みんなの食卓でありたい」という想いのもと、今回は多くのクリエイターがデジタルコマースの領域において、全国の食卓へ松屋の商品を届ける架け橋となってくれた。こうしたクリエイターとの深い連携や、戦略的な取り組みを通じて、多くの顧客と新しい接点を持てたことを大変嬉しく思う。今後も安全・安心で美味しい食の魅力を、時代に合わせたアプローチで届けられるよう邁進したい(松屋フーズ 戦略事業部外販グループ 神田 圭氏)
年間32万件超のVOCをAIで分析するカウネット。「お客さまのお困りごと」起点のCX向上戦略とは?【7/29リアルセミナー開催】
7月29日(水)に東京・神保町(インプレス本社)で「Digital Commerce Frontier 2026~BtoB EC Day~ 企業間取引の未来を変える――デジタル化による業務効率化とDXの実現」を開催します。カウネット、プラス ジョインテックスカンパニー、e431といったBtoB-ECに取り組む企業の実践的事例や最新戦略を学べるセッションを多数ご用意! 全公演無料で聴講できます(事前登録制)。まだお申し込みをしていない人のために、編集部おすすめコンテンツの見どころを紹介します。
見どころ① 年間32万件超のVOCをAIで分析。カウネットが実践する「お客様のお困りごと」起点のCX向上戦略
7月29日(水)13:00~13:30 A-1 基調講演
コクヨグループでBtoB-ECサービスを展開するカウネットが、CX(顧客体験価値)向上に向けて実践する取り組みを紹介します。年間32万件超のVOC(顧客の声)の収集・分析手法、AI活用による「プロミスブレイク(お客様のお困りごと)」の発見、改善着手における優先順位付けのプロセス等を、具体的な事例を交えて解説します。
BtoB-ECにおいて、顧客の声を継続的にサービス改善につなげる仕組みづくりや、データドリブンなCX向上に関心のある事業者様におすすめのセッションです。

株式会社カウネット CXデザイン本部 本部長 上山 哲史氏
1999年にコクヨ株式会社に入社し、IT関連事業の営業を経験。2003年4月より、コクヨ空間構築事業の大手法人営業・マーケティング業務などに従事。2018年1月より、コクヨ株式会社 経営推進室にて、ビジネスサプライ事業の中期経営計画策定などを担当。2021年7月より株式会社カウネットCRM戦略室長、2023年1月より現職。CX(顧客体験価値)の向上に関わる業務全般に携わる。
コクヨグループでBtoB-EC事業を展開するカウネットは、CX(顧客体験価値)の向上を目的に、AIを活用した定量的なサービス改善に取り組んでいます。年間32万件を超えるVOC(顧客の声)をどのように収集し、客観的に分析しているか、そのプロセスを解説する本セッション。手作業による分析の属人化を解消し、月間約1万件の全通話をAIで自動解析することで、これまで可視化しきれなかった「お客様のお困りごと(プロミスブレイク)」を的確に特定しています。また、データ分析から課題となるWeb画面を即日で特定し、翌日には導線を改善して電話での問い合わせ件数を約4分の1に削減した具体的な事例も明かされるでしょう。データに基づき、継続的にサービスを改善する仕組みづくりなどを学べる貴重なセッションです。
セミナー後に懇親会を開催
セミナー後、7月29日(水)17時20分~19時00分まで、セミナーに登壇した講師、視聴者、外部招聘ゲスト、スポンサー企業などが参加する懇親会を開催します。
講演者やスポンサー企業に直接聞きたいこと、「半年後どうなる?どうする?」の共通テーマのもとにEC事業者のコミュニティをつくり、悩みや課題、アイディアを共有し絆を深める交流の場です。
ダイドーフォワードが直営ファッション通販サイト「NY.ONLINE」にハッシュタグ活用エンジン「ZETA HASHTAG」を導入
ダイドーフォワードは、直営ファッション通販サイト「NY.ONLINE」にハッシュタグ活用エンジン「ZETA HASHTAG」を導入した。
人気タグ・おすすめタグを起点とした商品探索が可能に
ダイドーフォワードは、衣料品小売事業、毛織物・毛糸・衣料品などの製造卸売事業、不動産賃貸事業を展開。アパレル事業においては、「ニューヨーカー」「パークスロープ ニューヨーカー」などの自社ブランドを通じて、幅広い顧客層に向けた商品・サービスを提供している。
直営ファッション通販サイト「NY.ONLINE」は、自社ブランド商品を中心にビジネスからカジュアルまでさまざまなアパレルアイテムを販売。スタッフによるコーディネート提案や季節ごとの特集コンテンツを通じて、ユーザー1人ひとりのスタイル作りをサポートしている。
サイトのTOPページに「人気のタグ」を表示し、ユーザーが今注目されているキーワードやスタイルを起点に、サイト内の商品を幅広く探索できるようにした。興味のあるタグを選択することで、そのタグに関連した商品一覧ページへすばやくアクセスできるようにし、新たな商品との接点創出、サイト内回遊の促進につなげる。
また、カートイン画面でも購入商品に関連するタグを表示。購入直前のタイミングでも関連商品を比較・検討する機会を提供し、追加購買の促進、離脱防止、より納得感のある購買体験の実現をめざす。
商品詳細ページに「おすすめタグ」として、関連するハッシュタグを掲出した。商品の特長、テイスト、用途などさまざまな切り口のキーワードを表示することで商品探索の範囲を広げ、関連商品への自然な導線を生み出す。
また、タグから遷移した商品一覧ページや検索結果の商品一覧ページの上部に、表示中の商品に関連したタグを表示。ユーザーが気になるテーマや特長に沿ったアイテム群をスムーズにたどれるようにすることで、一覧ページにおける商品探索の利便性向上につなげる。
ダイドーフォワードはすでにEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」を導入済み。各製品がそれぞれ異なる購買行動にアプローチすることで、サイト内における商品探索体験全体の向上につなげるという。
「ZETA HASHTAG」とは
商品説明やレビューなどのテキストを解析し、その商品に関連するキーワードをハッシュタグとして抽出するサービス。多数の特許を取得している。
Metaの新AIで新しい購買体験を提供へ。部屋に商品を擬似配置できる「ルーム・リスタイル(Room Restyle)」とは
米Metaは7月7日、AI研究部門「Meta Superintelligence Labs」が開発した画像生成モデル「Muse Image」を、広告主や事業者向けの画像生成機能に活用すると発表した。広告クリエイティブ作成機能「Advantage+ creative」に画像生成機能を順次組み込む。
また、InstagramやFacebookなどのアプリ内で利用できる対話型AIショッピングアシスタント「Meta AI Shopping」では、新機能「Room Restyle(ルーム・リスタイル)」の提供を開始。Meta AIを活用した商品発見から購入までの導線を、より没入感のある購買体験へ進化させる狙いだ。
AIが広告クリエイティブ制作を支援。「Muse Image」で生成精度を向上
「Muse Image」は、Metaが開発した画像生成モデルで、「agentic visual reasoning(エージェント型の視覚推論)」と「self-refinement(自己改善)」の能力を備えるという。

単純なテキスト指示に基づく画像生成だけでなく、デザイナーのように複雑なクリエイティブ要件を理解し、要素の調整やスタイル変更、複数パターンの生成などに対応できるとしている。
Metaは「Muse Image」の活用により、より高品質でブランドイメージに沿った広告クリエイティブの制作を支援すると説明している。
「Advantage+ creative」では、これまで商品画像の背景生成、既存広告をもとにしたライフスタイル画像の作成、動画から静止画を生成する機能などを提供してきた。
「Muse Image」の導入によって生成機能を高度化し、少ない試行回数で高品質な広告バリエーションを作成しやすくする。
先行テストに参加した広告主からは、生成画像の写真のようなリアルさや、商品を正確に再現できる点を評価する声が寄せられているという。Metaは初期結果について、「高品質なクリエイティブにつながる有望な結果が出ている」と説明している。
部屋の写真から商品を配置。「Room Restyle」で購入前のイメージを支援
またMetaが新たな購買体験として打ち出したのが「Room Restyle」だ。
同機能は、Meta AI Shopping内でユーザーが自宅などの部屋の写真をアップロードすると、Meta AIが事業者の商品カタログに登録された実在の商品を使い、その空間をフォトリアルに模様替えしたイメージを生成するもの。
ユーザーは生成された複数のコーディネート案を比較できるほか、AIとの会話を通じて好みに合わせてデザインを調整できる。気に入った商品は、ブランドのWebサイトへ移動して購入できる。
Metaは米国の事業者に対し、自社カタログの商品を「生活者の実際の部屋」という具体的な利用シーンの中で提示できる点を訴求している。
広告で商品単体を見せるだけでなく、実際の生活空間に置いた状態を疑似体験してもらうことで、商品発見から比較検討、購入までの流れを自然につなげる考えだ。
Metaは、この機能群が既存の広告配信でも活用されている商品データ基盤の上に成り立っていると説明。今後、AI主導のディスカバリーが広がるなかで、商品カタログの品質やプラットフォーム上での存在感を高めているブランドほど有利になるとの見方を示している。
いまさら聞けない「3Dセキュア2.0」とは? 「リスクベース認証(RBA)」の仕組みやEC事業者が押さえるべきポイント
「3Dセキュアを導入したら、カゴ落ちが増えた」。EC担当者からこうした声を聞くことは珍しくありません。「不正対策として正しい判断をしたはずなのに、結果として売り上げに悪影響が出た」という経験から、3Dセキュアにネガティブな印象を持つ担当者も少なくないでしょう。ただ、その「買いにくさ」の原因は3Dセキュアそのものではなく、問題の多くは旧来の仕様(3Dセキュア1.0)が持っていた設計上の限界にあります。普及が進む「EMV 3-DS(3Dセキュア2.0)」は、その限界を解消するために設計された仕様で、中核にあるのが「リスクベース認証(RBA)」という考え方です。これによって不正対策と購買体験のトレードオフは大きく変わりつつあります。1.0と2.0の違いを整理した上で、EC担当者が実務で判断するために必要なことを解説します。
「3Dセキュア1.0」の限界と「EMV 3-DS」への進化
「3Dセキュア1.0」は1999年にVisaが開発し、2001年に「Verified by Visa」として提供を開始した認証の仕組みが起源です。その後、Mastercardは「SecureCode」、JCBは「J/Secure」、American Expressは「SafeKey」として各カードブランドが独自に展開。オンライン決済時に、カード会社が用意した認証画面へ消費者をリダイレクトし、事前に登録したパスワードを入力させることで本人確認を行う設計でした。
この仕組みには、構造的な問題が2つありました。1つ目は、購買体験への悪影響です。リスクの高低にかかわらず、すべての取引に追加認証を要求する設計のため、正規の消費者にとっても手続きが煩雑になり、離脱の原因となっていました。特にスマートフォンでの購買が主流になるにつれ、PC向けに設計されたリダイレクト型の認証画面はスマートフォンでは使いにくく、購買離脱の大きな要因になっていきました。
2つ目は、セキュリティ効果の限界です。フィッシングなどの手口でパスワード自体を入手した不正者には、追加認証も有効に機能しません。「消費者に何かを入力させる」という設計そのものが、高度化する不正手口に対して脆弱(ぜいじゃく)でした。
これらの限界を踏まえて策定されたのが、EMVCo(イーエムブイコ、クレジットカード業界における標準化団体)による標準仕様「EMV 3-DS」、いわゆる「3Dセキュア2.0」です。1.0との最大の違いは、認証の判断基準にあります。1.0が「全員に認証を求める」設計だったのに対し、2.0は取引に関するデータを収集・分析した上で、リスクの高い取引にだけ追加認証を行う設計に刷新されました。
送信できるデータ量も大きく異なります。1.0では十数項目程度だったのに対し、2.0ではデバイス情報・購買履歴・接続環境など100項目以上のデータ要素をイシュアー(カード発行会社)に送れるようになりました。このデータを元にリスクスコアを算出し、認証が必要かどうかを判断する仕組みが、後述で解説する「リスクベース認証(RBA)」です。
「リスクベース認証(RBA)」の仕組み
「リスクベース認証(RBA)」とは、取引ごとのリスクスコアに基づいて、追加認証を行うかどうかを動的に判断する仕組みです。「全員を疑う」から「疑わしい取引だけ確認する」への発想の転換が、「3Dセキュア2.0」の核心にあります。
判断材料は、取引時に収集される多様なシグナルです。具体的には、使用デバイスの識別情報、過去の購買履歴、接続IPアドレスや地理情報、取引金額、カード利用頻度などを組み合わせ、イシュアー側でリスクスコアを算出します。
このスコアに基づき、取引は大きく2つのフローに振り分けられます。リスクが低いと判定された取引は、消費者に追加の操作を求めることなく認証が完了する「フリクションレスフロー」を通過します。消費者側からは、認証が行われていることすら意識されません。一方、リスクが高いと判定された取引には、ワンタイムパスワード(OTP)などによる追加認証が要求される「チャレンジフロー」が適用されます。
重要なのは、「チャレンジフロー」が適用されるのはあくまで一部の取引に限られるという点です。適切に実装された環境では、大多数の取引が「フリクションレスフロー」で処理されます。これが、「3Dセキュア2.0」が「不正対策を強化しながらCVRへの悪影響を抑えられる」と言われる理由です。
リスクスコアの算出はイシュアーが主体となって行いますが、EC事業者側の実装品質も結果に影響します。送信できるデータ項目が少ない、あるいは不正確であれば、イシュアーは判断材料が少ないためリスクを高めに見積もるので、「チャレンジフロー」が発生しやすくなります。フリクションレス率を高めるうえで、EC事業者側の実装が無関係ではない点は押さえておく必要があります。
EC担当者が押さえるべきポイントとトレードオフの実態
「3Dセキュア2.0」と「リスクベース認証」の仕組みを理解した上で、EC担当者が実務で判断するために押さえておくべきポイントと、解消されないトレードオフについて整理します。
① 「3Dセキュア 2.0」に移行すれば、1.0より承認率は上がるのか
「3Dセキュア2.0」の導入が承認率やCVRの改善につながるケースは実際にあります。ただし、それは「導入した」という事実ではなく、「フリクションレス率が十分に確保された実装ができているか」に依存します。
実装品質が低いと「チャレンジフロー」が多発し、1.0と変わらない購買体験になります。決済代行会社を通じて導入している場合でも、自社のフリクションレス率がどの水準にあるかを定期的に確認しましょう。まずは担当ベンダーに「フリクションレス率のレポートを共有してほしい」と依頼することが、現状把握の第一歩になります。
② 承認判断はイシュアーとの連携が重要
リスクスコアの最終判断はイシュアー側が行います。そのため、EC事業者がデータ送信の品質を高めることが、イシュアーの正確な判断を支える重要な役割を果たします。送信できるデータ項目が充実しているほど、イシュアーはより精度の高いリスク評価を行いやすくなります。
一方で、同じ取引でもイシュアーによって判断が異なるケースがあります。これは各イシュアーが自社の保有データと判断基準でリスク評価を行う仕様によるものです。EC事業者にできることは、送信データの品質を高め、イシュアーが正しく判断できる環境を整えることです。
③ トレードオフは緩和されるが、消滅はしない
「リスクベース認証」の導入で不正対策と購買体験のトレードオフは大きく緩和されますが、ゼロになるわけではありません。高額取引、新規デバイスからのアクセス、海外IPからの購買など、リスクシグナルが重なる取引では「チャレンジフロー」が発生しやすい状況は続きます。
こうした取引が自社の顧客層に多い場合、「3Dセキュア2.0」を導入しても一定の離脱は残ります。自社の顧客属性や購買パターンを踏まえた上で、期待値を適切に設定しておくことが重要です。
不正対策と購買体験は、本当にトレードオフなのか
「3Dセキュア1.0」が抱えていた「全員に認証を求める」という設計上の限界は、「3Dセキュア2.0」と「リスクベース認証」によって大きく改善しました。不正対策と購買体験はトレードオフの関係にあるという前提は、2.0の登場によって見直すべき段階にきています。
一方で、導入すれば課題が解決するわけではありません。フリクションレス率は実装品質とイシュアーのスコアリング精度に左右されるため、「導入済み」で思考を止めず、継続的にモニタリングする姿勢が求められます。
この記事を読んでいるEC担当者の皆さん、ぜひ次の3点を確認してみてください。
1点目は、自社の「3Dセキュア」実装が義務化要件を満たしているかどうかです。「3Dセキュア1.0」は2022年10月にカードブランド各社のサポートが完全に終了しており、現在はPSP(決済代行会社)側でも提供されていません。現時点で未対応または実装状況が不明な場合は、利用中の決済代行会社に確認することをオススメします。
2点目は、フリクションレス率の現状把握です。担当ベンダーにレポートを依頼し、「チャレンジフロー」がどの程度発生しているかを数値で把握することが、改善の出発点になります。
3点目は、決済承認率・CVRとの相関確認です。「3Dセキュア2.0」導入前後、あるいは設定変更前後のデータを比較し、購買体験への影響を定量的に評価する習慣をつけることが重要です。
「3Dセキュア2.0」は「導入して終わり」の施策ではなく、継続的に設定と効果を見直すべき仕組みです。不正対策と売上改善を両立するための手段として、改めて自社の現状を点検するきっかけにしてみてください。
YTGATEは「承認率の可視化」を出発点に据え、「カゴ落ち要因の分析と改善施策の立案」「不正リスクと売上確保のバランス最適化」「カード会社との交渉・対話による調整支援」などを行っています。
単なる数値の改善ではなく、その裏にあるユーザー体験や売上最大化への貢献にこだわりながら、EC事業の持続的成長を支えてまいります。
YTGATEの決済承認率改善サービス:https://ytgate.jp/service/payment/
GoogleマーチャントセンターにAI検索の分析機能|自社商品の表示シェアがわかる【SEO Weekly Update】
【猛暑・酷暑の企業動向調査】5割が猛暑・酷暑で業務に支障、業界別で「小売」は5割、「卸売」は43%
帝国データバンクが公表した「猛暑・酷暑に関する企業の動向アンケート」によると、最高気温35度以上や40度以上の顕著な高温を記録した日に、業務や事業活動に「支障が出た」と回答した企業は50.0%に達した。また、企業の87.8%が直近1~2年以内に猛暑・酷暑対策を実施、または強化・拡充していることもわかった。
5割の企業が猛暑・酷暑で業務に支障
業務への影響については、「大きな支障が出た」が6.5%、「やや支障が出た」が43.5%で、合計50.0%となった。

業界別では、屋外作業が多い「建設」が73.6%、「農・林・水産」が66.7%と全体を大きく上回った。また「小売」は50.0%、「卸売」は43.6%だった。
支障が出た企業からは、「現場作業なので作業効率が低下する。休憩時間を増やし、短時間で内容の濃い作業を心がけるよう指示している」(建設)、「高温のため整備工場内で社員が熱中症になった」(自動車・同部品小売)といった声が寄せられた。作業効率の低下に加え、安全面への影響も表面化している。
また、「発注先の理解と協力がないと十分な熱中症対策は取れないのが現状。発注元の担当者へ直接協力を依頼し、少しでも従業員を守れるよう取り組んでいる」(メンテナンス・警備・検査)との回答もあり、取引先の協力が対策の実効性を左右する実態もうかがえる。
一方、「支障は出ていない」と回答した企業は44.2%、「支障はなく、好影響を受けた」は1.5%だった。
好影響を受けた企業からは、「避暑地で事業を展開しているため、暑い夏は歓迎」(娯楽サービス)、「暑熱対策商品を販売しているため、夏場の需要が増え、昨年より売り上げに貢献している」(繊維・繊維製品・服飾品卸売)といった声があった。
約9割が猛暑・酷暑対策を実施・強化
猛暑・酷暑対策については、87.8%の企業が「直近1~2年以内に対策を始めた」または「強化・拡充した」と回答した。

具体策では、「水分・塩分補給品の支給」が61.2%で最多。次いで「空調設備や遮熱シート、扇風機の使用・増設」が47.8%となり、暑さ対策グッズの支給や設備面の強化が広がっている。
企業規模別では、大企業で「熱中症予防・重篤化防止に関する学習や周知」が61.2%と、全体平均(41.4%)を大きく上回った。一方、中小企業では「休憩時間の追加・延長」「臨時休暇の設定」「営業(就業)時間の短縮」など、制度面での対応が目立った。
個別の取り組みとしては、「全ドライバーに深部体温を測定できる熱中症対策機器を支給している」(運輸・倉庫)、「飲料水を全従業員に毎日3本まで無償で支給している」(建材・家具、窯業・土石製品製造)といった回答も寄せられた。
帝国データバンクは、労働安全衛生規則の改正により事業者への熱中症対策が義務化されてから1年が経過したことを踏まえ、適切な対策を講じなければ、作業効率の低下だけでなく、従業員の生命に関わるリスクも高まると指摘した。
一方で、企業からは「何の補助もなく管理コストだけが増加する」といった声も上がっており、熱中症対策を継続するための公的支援の必要性も示している。
調査概要
- 調査期間:2026年7月10~14日
- 調査方法:インターネット調査
- 有効回答企業:1194社
AI検索はサイト流入を奪っていない? 「毎週数十億クリックを送っている」とGoogleが主張
ヤマト運輸、Amazon出品者向け「マーケットプレイス配送サービス」の料金を一部値上げへ。ネコポスは税込185円を維持
ヤマト運輸は、Amazon出品者向けに提供している「マーケットプレイス配送サービス」の料金を10月21日に改定する。新料金表によると、「ネコポス」は沖縄発着を除き税込185円を維持する一方、宅急便は140サイズ以上を中心に値上げする。

「マーケットプレイス配送サービス」は、Amazonで商品を販売し、自社出荷を行う出品者向けの配送サービスで、ヤマト運輸とAmazonの提携により、出品者は個別交渉を行うことなく特別運賃を利用できる。受注から配送ラベルの印刷、出荷通知、追跡番号の反映までをAmazonのセラーセントラル内で完結できるのが特徴だ。国内配送では、ネコポス、宅急便コンパクト、宅急便を利用できる。
今回の運賃改定では、ネコポスと宅急便コンパクト、宅急便60~120サイズは多くの配送区間で据え置きとなる。一方、宅急便は140サイズ以上で値上げとなる区間がある。
たとえば、関東発・関西着の場合、宅急便140サイズは税込1014円から税込1157円へ143円値上げする。160サイズは税込1183円から税込1382円へ199円、180サイズは税込1702円から税込1912円へ210円、200サイズは税込2002円から税込2222円へ220円、それぞれ引き上げる。
一方、ネコポスは税込185円を維持する。なお、沖縄着は税込222~223円、沖縄発は税込235円。宅急便コンパクトも多くの配送区間で料金を据え置く。
今回の料金改定は、小型商材を中心に扱う出品者への影響は限定的となる一方、大型・中型商材を扱う出品者ほど配送コストの増加につながる内容となっている。
「AI SEO」「GEO」「AEO」「LLMO」で今やること・判断の尺度を専門家2者が教えてくれた【海外&国内SEO情報ウォッチ】
YMYLとは?Googleの評価基準と対象ジャンル・SEOの成功事例
ファミリーマートがAmazonで新サービス。Amazonで買う、ファミマで受け取るデジタルクーポンまとめ買いサービス
ファミリーマートは7月16日から、「Amazon.co.jp」で対象商品の回数券をお得に購入できる「ファミペイデジタルクーポン」の販売を開始した。
「ファミペイデジタルクーポン」は「Amazon.co.jp」で販売し、「ファミペイ」で利用できるデジタルクーポン。第1弾は「ペットボトル飲料のデジタルクーポンまとめ買いサービス」を展開する。クーポン購入後、飲みたい時に近くのファミリーマート店舗で1本ずつ受け取れるサービスで、今後は対象商品のラインアップを拡大していく予定。
2026年9月に創立45周年を迎えることを機に、「いちばんチャレンジ」を新スローガンに掲げたファミリーマート。今回の企画は、「いちばんちょっとおトク」をめざした取り組みの一環。
サービス開始の第1弾は、「サントリー 伊右衛門 特茶 / 特茶ジャスミン(500ml)×8本」を数量限定で販売。通常価格より1本分(194円分)安い価格で提供する。

「Amazon.co.jp」での販売期間は、2026年7月16日~8月28日、ギフトコード有効期限は2026年7月16日~9月29日、クーポン利用期限は2026年7月16日~9月30日。
「Amazon.co.jp」の幅広い顧客層へアプローチすることにより、「ファミリーマート」店舗への来店機会を創出。「Amazon.co.jp」のECサイトと店舗の垣根を越えた買い物環境を整える目的という。
「ファミペイデジタルクーポン」の購入方法
1.「Amazon.co.jp」にて「ファミペイデジタルクーポン」を購入し、専用サイトで引き換える。

2.登録したメールアドレスに、チケット引換用のギフトコード(英数字)が届く。引換専用サイトにてギフトコードを取得する。

3.「ファミペイアプリ」を開き、届いたギフトコード(英数字)を入力して引換券を獲得する。

4.「ファミリーマート」店頭にて「ファミペイコード」をセットし、対象商品と引き換える。

「いちばんチャレンジ」について
ファミリーマートは2026年9月に創立45周年を迎える。時代の変化に合わせ、「いちばんチャレンジ」を新スローガンに掲げ、「おいしい」「ちょっとおトク」「わくわく楽しい」「ステキが見つかる」「革新的・最先端」「環境にやさしい」「働きたい」「地域に愛される」の8つの分野に基づく取り組みを進めている。
ZOZO、高校生が企画・運営の文化祭をサポート。次世代カルチャーを発信+100年続く文化へと育てる
ZOZOは千葉市と連携し、千葉市内を中心とする13校54名の高校生で構成した実行委員が企画・運営する文化祭「NEO文化祭」(豊砂公園およびイオンモール幕張新都心で実施)を8月1日に開催する。「幕張ビーチ花火フェスタ2026」と同日開催となり、多くの来場者でにぎわう会場から、高校生らがつくる新たなカルチャーを発信する。

「NEO文化祭」は、学校や地域の垣根を越えて集まった高校生が主体となり、コンテンツ企画から当日の運営までを手がけるイベント。コンセプトは「NEO(New・Empower・Origin)」。ZOZOは総合ディレクターとして、高校生が手がける企画や運営のサポートを担う。
当日は、オーディションを経て出演が決定した高校生によるバンド、吹奏楽、ダンスパフォーマンスに加え、カンテレ・フジテレビ系ドラマ「GTO」に出演する生徒役のキャストや、SNSで人気の高校生歌手 永津くららさんがゲストとして出演する。MCは、前半は吉本興業所属のお笑い芸人「バリカタ友情飯」が、後半は同じく吉本興業所属の光永(ひなた)さんが担当。高校生がプロデュースした10種類のスペシャルメニューをキッチンカーで提供するほか、エントランスや休憩所、キッチンカーの装飾も高校生が施す。イベントのフィナーレでは、高校生による吹奏楽やバンドなどの生演奏に合わせて来場者全員で大合唱を行う。

さらに、パートナー企業による体験型ブースも展開する。富士フイルムは、インスタントフォトシステム「instax™“チェキ”」を活用したフォトブースを出展し、「チェキ™」での撮影やデコレーションの体験を提供。千葉市を中心に事業展開する拓匠開発は、まち歩きアプリ「forPEACE」とコラボレーションしたカーブミラー型のフォトスポットを設置する。

本イベントは、千葉開府900年記念事業の一環として、千葉市とZOZOが共催し、学校や地域の枠を越え、高校生が主体となって新しいカルチャー発信の場を創出することを目的としている。
ZOZOは千葉に本社を置く企業として、地域とともに新しい価値を生み出すことを大切にしている。「NEO文化祭」は次世代支援の一環。学校や地域の垣根を越えて集まった高校生にとって、企画や運営を通じて仲間と試行錯誤し、一つのイベントをつくり上げるこの夏の経験が、今後さまざまなことに挑戦していく上での大きな糧になればと考えている。(ZOZO CI本部 ブランディングデザイン部 デザインブロック 田中菜南子氏)
いつも明るく前向きな実行委員のみんなに支えてもらいながら、ここまで準備を進めることができた。本番でもその空気感を大切にしながら、来場する方にも楽しんでいただけるよう、会場全体を盛り上げたい。(NEO文化祭実行委員会 委員長 竹内翔映さん・川西ちひろさん)
「NEO文化祭」開催概要
- イベント名:NEO文化祭
- 開催日時:2026年8月1日14:00~21:00
- 会場:豊砂公園(〒261-0024 千葉市美浜区豊砂1-12)、イオンモール幕張新都心(〒261-8535 千葉市美浜区豊砂1-1他)
- アクセス:JR京葉線「幕張豊砂駅」より徒歩10分
- 主催:ZOZO、千葉市
- 入場料:無料
「幕張ビーチ花火フェスタ2026」開催概要
- イベント名:千葉開府900年記念 幕張ビーチ花火フェスタ2026(第48回千葉市民花火大会)
- 開催日時:2026年8月1日19:30~20:30(※荒天または強風の場合は、当日9:00に開催可否を判断。)
- 会場:幕張海浜公園(〒261-8587 千葉市美浜区美浜1他)
- 主催:千葉市民花火大会実行委員会
- ブランディングパートナー:ZOZO

米国AI広告費、2030年には680億ドルへ
イーマーケッターによると、2026年のアメリカのAI広告費は320億ドルの見込み。2030年には680億ドルにまで拡大すると予測している。このAI広告費には、対話型のAIツール内に表示される広告だけでなく、AI検索結果に隣接して表示される広告(グーグル「AIによる概要」に隣接して表示される広告など)も含まれていて、2026年のAI広告費の8割は後者だ。
US AI ad spend is expected to reach $32 billion this year and will exceed $68 billion by 2030, according to our May forecast. In our new roundup, @nate_elliott outlines three key approaches for marketers as the AI ad market matures: https://t.co/DuUtqNH6wy#EMARKETERSummit pic.twitter.com/ssgwWW1k0H
— EMARKETER (@eMarketer) June 22, 2026
US AI ad spending will reach $32 billion in 2026 and will exceed $68 billion by 2030, according to our forecast.
— EMARKETER (@eMarketer) July 15, 2026
Access our new whitepaper and prepare your advertising strategy before AI becomes a standard budget line: https://t.co/FfnCwZw8m4#AI #AIadvertising #advertising pic.twitter.com/SblArEZwo9
Why AI Ad Spending will cross into core budget territory
https://cloud.insight.insiderintelligence.com/20260714-AIAdSpending_RegPageProgPro
ecbeingが分析・可視化・施策検討をAIが支援、データ活用の属人化を解消するAI分析機能をデータマーケティングプラットフォーム「Sechstant」に実装
ecbeingは自社開発のデータマーケティングプラットフォーム「Sechstant(ゼクスタント)」に、AIを活用した分析・可視化・施策検討支援機能を搭載し、7月16日に提供を開始した。EC、POS、会員、商品、アクセスなどのデータを統合した環境上で、マーケティング担当者やEC運営担当者が自然言語でデータを扱い、分析から可視化、施策検討までを進められるようになる。また、データハブ環境も整備し、ecbeingのECサイト構築プラットフォームを利用していない企業向けにも「Sechstant」を提供していく。

「Sechstant」は、顧客データを統合し、分析からCRM施策の実行までを支援するデータマーケティングプラットフォーム。ECやPOS、会員、商品、アクセスデータなどを統合し、売り上げやKPIの変化を可視化する。「Sechstant CDP」で顧客データを統合・整理し、「Sechstant CRM」でシナリオ配信などのCRM施策を実施。両機能を組み合わせることで、課題の特定から施策実施、効果検証までを一気通貫で支援する。

AIが分析・可視化・施策立案を支援
今回追加したAI機能では、統合された顧客、購買、商品、アクセスデータなどをもとに、データ分析、レポート・可視化機能、施策検討支援の3つの領域を支援する。
自然言語でデータ分析、AIが次の分析テーマも提案
1つ目はデータ分析機能。自然言語で質問するだけで、売上分析、顧客分析、クラスター分析などをAIが実行する。さらに、機械学習を活用し、深掘りすべき分析テーマもAIが提案。「何を分析すべきかわからない」という課題の解消を図る。分析履歴の確認や結果共有にも対応するほか、AIによる考察や提案内容を保存できる課題・施策リスト管理機能も備える。

レポート・ダッシュボード作成も対話形式で支援
2つ目はレポート・可視化機能。対話形式で指示するだけで、分析結果をもとに表やグラフ、ダッシュボードの作成を支援する。分析結果を自動でBI化する機能により、定期レポートや社内共有資料の作成を効率化し、レポート作成の属人化解消につなげる。

分析結果をCRM施策へ
3つ目は施策検討支援。分析結果を踏まえ、リピート促進、休眠顧客へのアプローチ、顧客育成、商品・カテゴリ別の改善施策などをAIが提案する。「Sechstant CDP」と「Sechstant CRM」を組み合わせることで、分析にとどまらず、施策実行から効果検証まで一連のデータ活用を支援する。
データ活用の属人化を解消、分析から施策までを一気通貫で支援
ecbeingは開発の背景について、「分析できる人材が限られる」「データ準備や資料作成に時間がかかる」「AIを使いこなすためのプロンプト作成が難しい」「分析結果を施策に十分生かせない」といった課題が多くの企業に存在すると説明する。
ECや店舗、会員接点、広告、アクセスログなど企業が保有するデータは増え続けている一方、日々の意思決定やマーケティング施策へ十分活用できていないケースも少なくないという。
ecbeingは今回のAI機能について、単なる汎用的な分析支援ではなく、20年以上にわたりEC構築・運用で培ってきた知見を反映し、EC事業者の実務に即したデータ活用を支援することをめざすとしている。
また、EC・POS・会員・商品・アクセスデータを横断的に統合して顧客理解を深められる点や、CDPとCRMを組み合わせることで分析から施策実行までを一気通貫で支援できる点を強みとして打ち出す。
他社ECシステムとも連携、初年度100社導入をめざす
販売面では、データハブ環境を整備したことで、他社ECシステムや基幹システムとの連携にも対応。POSなど店舗データも取り込み、ECと店舗を横断した顧客分析やオムニチャネル施策に活用できるようにした。
提供開始はベータ版が2026年7月下旬、正式版が2026年秋~冬を予定する。導入目標は初年度100社。そのうち約3割をecbeing未導入企業からの新規獲得と見込む。ARRは初年度約7000万円、3年後には約4億円規模まで拡大する計画としている。
データは蓄積されているものの、日々の意思決定や施策改善に十分生かしきれていないという課題は、多くのEC事業者に共通している。今回「Sechstant」に搭載したAI機能は、分析担当者だけでなく、マーケティングやEC運営に関わる方々が、より自然にデータを活用できる環境を提供する。(ecbeing 林雅也社長)
Amazonが始めた家電・デジタル機器購入者向けの延長保証サービス「Amazon製品保証」とは
アマゾンジャパンは7月15日、家電・デジタル機器向けの延長保証サービス「Amazon製品保証」の提供を開始したと発表した。「Amazon.co.jp」で対象商品を購入する際に保証プランへ加入でき、保証内容の確認や故障時の修理申請まで、「Amazon.co.jp」上で手続きを完結できる。
「Amazon製品保証」の対象商品は、冷蔵庫、洗濯機、テレビ、ノートパソコン、ロボット掃除機など、通電する家電・デジタル機器の数十カテゴリ。対象商品は今後、順次拡大する予定としている。

保証プランは、自然故障に対応する5年間の「自然故障プラン」と、自然故障に加え、落下や水濡れなどの物損にも対応する3年間の「自然故障+物損プラン」の2種類を用意する。

保証料は、「自然故障プラン」が商品購入金額の5%から、「自然故障+物損プラン」が同10%から。実際の保証料金は、選択するプランや支払い方法に応じて決まる。支払い方法は、一括払いに加え、年払いのサブスクリプションも選択できる。
故障や破損が発生した場合は、注文履歴から「保証サービスを利用」を選択することで、24時間いつでもWeb上で修理申請を開始できる。電話サポートも365日利用可能で、修理に伴う診断料、配送費、訪問費、設置費なども保証の対象となる。保証範囲内であれば、追加費用は発生しない。
Amazonによると、「Amazon製品保証」の特長は、商品購入時の保証加入から故障時の申請まで、すべての手続きをオンラインで完結できる点にあるという。
なお、「Amazon製品保証」はAmazonとアシュリオン・ジャパンが共同で提供するサービスで、保険商品ではない。
