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Search Console に新機能「プラットフォーム プロパティ」登場、XやYouTubeへのGoogle検索トラフィックを分析可能に

3 週間 3 日 ago
Google Search Console に「プラットフォーム プロパティ」という機能が新たに追加された。XやYouTube などのソーシャルメディアプラットフォームに投稿したコンテンツが Google 検索と Discover、Google ニュースでどのように成果を上げているかをレポートする。
Kenichi Suzuki

「BAKUNE」「(ふつうの)ショップ」に学ぶEC指名買いを生むアプローチ。高付加価値商品に効く「納得設計」3つの原則

3 週間 3 日 ago
「BAKUNE」「(ふつうの)ショップ」に学ぶEC指名買いを生むアプローチ。高付加価値商品に効く「納得設計」3つの原則takikawa2026年7月8日その道のプロが解説するポップアップストア出店の“いろは”

機能・素材・思想・ストーリー──商品そのものが持つ付加価値を理由に選ばれるようにするにはどうすればいいでしょうか?ECでは商品の価値が「本当に体感できる?」という疑念に負けやすいという側面があります。だからこそポップアップは“売る場”ではなく「納得をつくる場」として効果的なのです。指名買いと継続購入を生む設計を、事例を交えて解説します。

記事のポイント
  • 高付加価値商品はECの比較競争に巻き込まれた瞬間に勝ち目を失う
    ポップアップは"売る場"ではなく「納得をつくる場」として設計し、購入はECに流す役割分担で機能する。
  • 価格は比較ではなく体験で納得するもの
    試食ではなく“使う体験”、試着ではなく“体感の言語化”へと編集することで、来店客は商品の感覚価値を自分の生活に紐づけて持ち帰る。
  • 成果は会期中の売上だけでは測れない
    会期中の一次接点(LINE・会員登録)→一次購入時の同梱物→継続CRMの3ステップで、ポップアップを指名買いとリピートを生む装置として完成させる。。

高付加価値商品は、ECの"説明"だけでは納得に届かない

リカバリーウェア、高価格帯の調味料、こだわりの美容家電や調理家電──カテゴリは違えど、これらに共通するのは「同じカテゴリの一般的な価格帯と比べて、3~5倍以上の価格に位置している」という点です。

たとえばリカバリーウェアの代表格である「BAKUNE」は、上下セットで2万円台後半。一般的なパジャマと比べれば数倍の価格帯です。高価格帯の調味料も同じで、スーパーで売られている同カテゴリ商品の価格帯から見れば、明らかに高い位置にあります。それでも選ばれているのは、商品の背景にある「思想」「素材」「つくり手」「使った後の感覚」までを含めた価値が、価格を上回って納得されているからです。

ところがECは、この“納得”をつくるのが構造的に苦手な場です。

  • 比較に巻き込まれやすい:検索結果やレコメンドで、ユーザーは常に標準価格帯の商品と並べて見ています。スペック表だけだと、価格差を埋める根拠が見つかりません。
  • 感覚価値が伝わらない:軽さ、肌当たり、香りの立ち方、後味、回復した感じ──こうした“身体で知る価値”は、写真と文章では再現が難しい。
  • 「自分にとって必要か」が判断できない:どれだけ商品が良くても、「自分の暮らしに必要か」が腹落ちしなければカートには入りません。

比較・感覚・必要性──ECで補いきれない3点を引き受けるのが、ポップアップという場です。

ポップアップは「売る場」ではなく「納得をつくる場」である

ポップアップを“短期の売り上げを立てる場”として捉えると、高付加価値商品は意外と苦戦します。会期内に多くの来店客が来ても、その場で1万円~数万円の意思決定をしてもらうのはハードルが高いからです。

そこで、視点を切り替えます。ポップアップのKPIを「売上」だけでなく「納得獲得数」に置き直す──これが本記事で一番お伝えしたいことです。

納得獲得とは、来店客が次の3つを通過した状態を指します。

  • 体験:商品の感覚価値(軽さ、回復感、香り、コクなど)を身体で知る
  • 比較:自分が今使っているものとの違いを、自分の言葉で説明できる
  • 言語化:「自分の生活のどこに、なぜ必要か」を自分で位置づけられる

この3つを通過した来店客は、その場では買わなくても、帰宅後にECで指名検索し、購入に至ります。高付加価値商品の購買層は、衝動的に高額商品を買うよりも、一度持ち帰って考え、納得してからECで購入するパターンが多い層です。ポップアップは“その納得を仕込む装置”として最適なのです。

事例1:「(ふつうの)ショップ」──同カテゴリの中で“高くても選ばれる”調味料

筆者が事業支援するブランド「(ふつうの)ショップ」は、プロのこだわりを食卓に届けるブランドとして、マヨネーズ、ケチャップ、ドレッシングなど10種類のこだわり調味料を1瓶1200円~の価格帯で展開しています。

これまでEC中心に事業を伸ばしてきましたが、ECだけでは伝わりきらない価値をどう伝えるかが継続的な課題でもありました。

その課題への解決のアプローチの1つとして実施したのが、2026年3月18~24日の7日間、日本橋三越本店本館地下1階・生鮮プロモーションスペースへの初出店です。

「BAKUNE」「(ふつうの)ショップ」に学ぶEC指名買いを生むアプローチ。高付加価値商品に効く「納得設計」3つの原則
「(ふつうの)ショップ」日本橋三越本店(出典:SUPER STUDIO社のプレスリリース

結果、期間売上・日別売上ともに過去最高を記録しました。何が効いたのかを設計の観点で振り返ると、ポイントは大きく3つに整理できます。

ポイント1:「試食」ではなく“使う体験”として編集する

調味料のポップアップで最もよく見るのは「小皿に出して試してもらう試食」です。しかし、それでは商品の本当の価値は伝わりません。マヨネーズ単体で試食してもらうよりも、「焼きたてのバゲットにつけた時」「茹でた野菜と合わせた時」「卵料理に使った時」──そういう日常の文脈の中ではじめて、コクや後味、素材の軽さといった感覚価値を感じてもらえます。

そこで「(ふつうの)ショップ」では、全商品を試食可能とした上で、「どう使うと一番違いがわかるか」をテーマにした提案を行いました。来店客は「あ、これは普段の卵サンドに使ってみたい」「うちの夕食のあの料理と合いそう」と、自分の生活に紐づけて納得していきます。

ポイント2:百貨店のフロアという“納得の文脈”を借りる

日本橋三越本店本館地下1階は、目の肥えた顧客が日常的に上質な食材を選ぶ場所です。
同じ商品でも、コンビニの棚に並ぶか、デパ地下のプロモーションスペースに並ぶかで、受け取られ方は大きく変わります。

これは「ハロー効果による箔付け」ではなく、「この場所で売られている=目利きの人たちが扱うに値する」という文脈の借用です。目の肥えた購買客は、 商品単体のスペックよりも、その商品がどういう文脈で扱われているかを敏感に読み取ります。出店場所そのものが、納得の前提を整えてくれるわけです。

ポイント3:「贈る相手に合わせて内容を選びたい」声に応えるギフト設計

「(ふつうの)ショップ」は、これまでも「紅白セット」などのセット商品をECで展開してきました。さらに消費者から「贈る相手に合わせて内容を選びたい」という声が寄せられていたことから、今回のポップアップでは、好きな商品を自由に組み合わせられるギフトボックスを用意。専用のショッパーも合わせて展開しました。


「(ふつうの)ショップ」日本橋三越本店(出典:SUPER STUDIO社のプレスリリース)」

ここで重要なのは、ギフト購入が単なる贈答需要の取り込みにとどまらない点です。「自分用に1200円超の調味料を選ぶのは少し迷うが、人に贈るなら間違いない」という心理が、別の角度から価格のハードルを下げます。さらに、一度ギフトとして購入した人は、贈った相手の反応を経由して、自分用にも購入するケースが生まれます。ギフト動線は、自分自身への納得を一歩外側からつくる導線としても機能するのです。

「店頭で価値を直接体感してもらう試食」と「贈る側の心理を活用したギフト設計」──この2つが、価格を比較ではなく納得で受け止めてもらうための両輪として機能した出店だったと言えます。

事例2:TENTIAL「BAKUNE」──D2Cで成長したブランドが、なぜリアル接点に投資するのか

リカバリーウェアは、ECで売るのが特に難しいカテゴリです。「着るだけで疲労回復」と説明しても、効果は個人差があり、見た目は普通のスウェットやパジャマと変わりません。価格は上下セットで2万円台後半。SNSには「効果がよくわからない」というレビューも一定数あります。

このカテゴリで圧倒的なシェアを持つのが、TENTIALの「BAKUNE」です。一般医療機器の届出を行い、独自開発の特殊機能繊維「SELFLAME」による血行促進機能をエビデンスベースで訴求。2021年2月の販売開始から累計販売150万セット超(2025年時点)と、リカバリーウェアという市場そのものを牽引してきたブランドです。

もともとオンライン中心のD2Cモデルで成長してきたブランドですが、近年、明確にリアル接点への投資を強化しています。直営店は虎ノ門ヒルズ、池袋パルコ、丸の内、伊勢丹立川、そごう横浜、横浜みなとみらい、大名古屋ビルヂングなどに広がり、加えて2025年だけでも、表参道ヒルズ(5~6月)、伊勢丹新宿店(6~7月)、バーニーズ ニューヨーク各店舗(六本木・銀座本店・横浜・神戸・福岡/5月末~6月)、大丸心斎橋店(10月~2026年2月)と、百貨店・セレクトショップでのポップアップが続いています。

「BAKUNE」「(ふつうの)ショップ」に学ぶEC指名買いを生むアプローチ。高付加価値商品に効く「納得設計」3つの原則<br>
TENTIALのポップアップイメージ(出典:TENTIAL社のプレスリリース

象徴的なのは、伊勢丹新宿店本館5階での出店が、当初のポップアップから常設店へと移行する形で継続していることです。ポップアップが単なる催事で終わらず、出店期間を延ばしながら売り場として定着していく流れが、ブランド成長の動線として機能していることがわかります。

マスでの認知とリアルでの納得は、セットで設計されている

BAKUNEは2023年12月に初のテレビCMを放映し、2024年末からは櫻井翔氏を起用した「疲労回復は、パジャマから。」「BAKUNE完了。」といったメッセージを展開してきました。CM施策では、CM放映開始から2か月で20万セットの販売、店舗によっては行列ができるほどの反響があったと報じられています。

ここで注目したいのは、マスで「BAKUNE」という名前を知った人が、次に向かう場としてリアル接点が用意されているという構造です。テレビCMで認知を取り、ECで初回購入するユーザーが多数発生。一方で、「2万円台後半のパジャマ」は、CMを見ただけでは決めきれない人も多いのが実態です。その層を取りこぼさず、「実際に触って、着て、納得してから買う」場を、百貨店という信頼性の高いフロアに置く。これがリアル接点拡大の本質と言えます。

ポップアップは“市場の手応え”を測る装置になっている

伊勢丹新宿店での移行はわかりやすい例ですが、ポップアップはその立地・フロア・客層に対して自社商品が持つ吸引力を、短期間・低リスクで確かめられる出店形態です。手応えがあれば期間を伸ばし、常設へ移行する。逆であれば次の場所を試す。出店判断の解像度、提案アイテムの構成──次のリアル接点に向けた判断材料が、ポップアップで一気に得られます。

BAKUNEの百貨店ポップアップ群は、単なる販路拡大ではなく、次のリアル接点をどこに置くかを市場と対話しながら見極める動きとして機能しているわけです。ECで売れているブランドほど、こうした“市場との対話”を構造化できる。これからリアル接点を拡張したいD2Cブランドが学ぶべき設計思想です。

このカテゴリのポップアップに共通する設計原則

BAKUNEに限らず、リカバリーウェアや類似の「効果が可視化されにくい高付加価値商品」のポップアップを設計するうえで、押さえておくべきポイントを整理します。

  • 試着の場で“身体の変化”を意識化させる:着用前後の感覚差を、その場で言語化してもらう導線(短いカウンセリング、簡易アンケートなど)を組み込む
  • 店頭で即決させない:高単価商品の購買層は、家族と相談したり、もう一度比較してから決めたい層。QRコードでEC商品ページに導き、後日購入につなげるほうが客単価は安定する
  • 「これだけは伝えたい価値」を1点に絞る:高機能を全部見せようとせず、最も差を体感できるポイントを体験動線の中心に置く

これらは、リカバリーウェアだけでなく、美容家電・コスメ・寝具など、「効果が個人差を伴い、購入前に体感できないと納得しにくい」高付加価値商品全般に応用できる型です。

ECへの導線設計:体験→一次購入→リピートの3ステップ

ポップアップストアで納得を獲得しても、その熱量はECにつなげなければ意味がありません。ここが多くのブランドが落とすポイントです。具体的には、次の3つを必ず設計しておきます。

ステップ1:会期中に“一次接点”を取る

来店客の中で、その場で購入しなかった人ほど、後日のEC購入につながる可能性があります。

LINE登録、メルマガ登録、QRコードでEC会員登録──いずれかで接点を取り、「会期後に思い出してもらう仕掛け」を必ず仕込みましょう。来店者限定クーポンや、会期後数日以内の限定オファーが定番です。

ステップ2:一次購入時に“編集された情報”を同梱する

ECで初回購入があった際、商品だけ送って終わりではもったいないです。

レシピ集、使い方ガイド、つくり手のメッセージカードなど、ポップアップで来店客が触れたであろう「編集された価値」を同梱物として再現します。これは“納得の再注入”であり、リピート購入の確率を大きく押し上げます。

ステップ3:継続接点(CRM)で“暮らしへの定着”を支援する

リピート購入は、商品を気に入ってもらうだけでは生まれません。

「自分の暮らしのどこに、この商品が組み込まれているか」が定着して初めて、定期的な購入になります。そのために、購入後のメール/LINEで「使い方の幅を広げる提案」を継続的に送ります。

  • 調味料なら、季節ごとの使い方提案やレシピ
  • リカバリーウェアなら、洗い方・着用シーン・別シリーズの提案
  • 家電なら、メンテナンス・買い増し提案

このCRM設計まで含めて、ポップアップは“納得をつくる場”として完成します。


ECへの導線設計(画像はカウンターワークスが作成)

高付加価値商品で効く「納得設計」3つの原則

最後に、本記事の内容を実務に落とし込むためのチェックポイントとして、高付加価値商品の購買層に効く納得設計の原則を3つにまとめておきます。

原則1:感覚価値を“言葉にできる形”で提示する

「軽い」「コクがある」「肌当たりがいい」といった感覚価値は、ブランド側が言語化して提示するだけでは足りません。来店客自身が、自分の言葉で説明できる状態にすることがゴールです。比較対象(自分が今使っているもの)との違いを、自分で語れる状態をつくりましょう。

原則2:「その場で買わせない」前提で設計する

衝動買いを狙うのではなく、持ち帰って考え、ECで指名買いさせる設計に振り切ります。これにより、客単価が安定し、返品率も下がります。会期中の売り上げだけを追わないことが、結果として総売上を最大化します。

原則3:場所・編集・人を借りて“文脈”をつくる

商品単体の力で勝負するのではなく、出店場所、商品の編集テーマ、店頭スタッフの語りの3つで文脈をつくります。目の肥えた購買層ほど文脈の強さに反応します。日本橋三越本店、バーニーズ ニューヨークといった場が選ばれるのは、商品が引き立つ文脈を借りられるからにほかなりません。

まとめ──比較から納得へ、ポップアップの役割を定義し直す

高付加価値商品は、ECの比較競争に巻き込まれた瞬間に勝ち目を失います。だからこそ、ポップアップで“納得”を仕込み、ECで“指名買い”を回収するという役割分担が効きます。

  • 価格は比較で理解されるものではなく、体験によって納得されるもの
  • ポップアップのKPIは「売上」ではなく「納得獲得数」
  • 体験→一次購入→リピートの導線(CRM/同梱/コミュニケーション)まで設計してはじめて完成

(ふつうの)ショップが日本橋三越本店で過去最高売上を記録した背景にも、リカバリーウェアブランドが百貨店ポップアップを重ねている背景にも、共通しているのは「比較ではなく納得を売っている」という構造です。食品・アパレル・家電とカテゴリを問わず応用できる考え方ですので、自社の商品が高付加価値カテゴリに該当する読者の方は、ぜひポップアップ設計の起点に置いてください。

この記事の筆者

[ 執筆 ] 中原 祐一郎

株式会社カウンターワークス

プラットフォーム事業部 CEO室
中原 祐一郎(なかはら ゆういちろう)

EC運営会社およびFinTechスタートアップにて新規事業開発、法人アライアンス、経営戦略を担当。現在は株式会社カウンターワークスにてCEO室に従事しつつ、各種イベント登壇や「ショップカウンター マガジン」の編集を担当。

takikawa

大都がプロ向けBtoB-EC「トラノテ」で受取サービス「トラノテピットイン」を関東2拠点で展開

3 週間 4 日 ago
工具・資材のBtoB-ECサイト「トラノテ」を運営する大都は、商品引き取りサービス「トラノテピットイン」を関東圏で開始した。トラスコ中山の物流拠点2か所と連携し、注文当日に最大25万SKUの商品を直接受け取れる体制を整えた。

工具・資材のBtoB-ECサイト「トラノテ」を運営する大都は、物流拠点で商品を受け取れるサービス「トラノテピットイン」の提供エリアを関東圏へ拡大した。トラスコ中山と連携し、6月23日から「プラネット埼玉」と「プラネット東関東」の2拠点でサービスを開始。関東圏のユーザーは、注文当日に物流拠点で商品を直接受け取れるようになり、即日受取可能なSKU数は2拠点合計で最大25万SKUとなる。

大都がプロ向けBtoB-EC「トラノテ」で受取サービス「トラノテピットイン」を関東2拠点で展開
「トラノテピットイン」は物流拠点で商品を受け取れるサービス

「トラノテピットイン」は、ECで注文した商品を配送ではなく物流拠点で直接受け取れるサービス。大都は2025年12月から近畿圏で展開しており、今回が関東への初展開となる。ECの利便性と実店舗の即納性を組み合わせることで、建設・製造・保守などの現場で働くプロユーザーの緊急ニーズに対応する。

サービス開始の背景には、現場で資材が不足した際、職人が現場を離れ、在庫の有無がわからない実店舗を探し回るケースがあるという。また、物流量の増加に伴う配送遅延も発生しており、「自分で取りに行くので今すぐ欲しい」というニーズが寄せられていた。こうした課題に対し、配送を待つのではなく、利用者自らが物流拠点で商品を受け取れる選択肢を提供することで、現場停止のリスク低減をめざす。

対象拠点の1つである「プラネット埼玉」(埼玉県幸手市)は、トラスコ中山の関東最大のディストリビューションセンターで、約53万SKUを取り扱う。「プラネット東関東」(千葉県松戸市)は約33万SKUを扱う物流拠点。このうち、「トラノテピットイン」で即日受け取りに対応する商品数は、2拠点合計で約25万SKUとしている。


カート画面の受け取り先選択で「トラノテピットイン」の利用を選べる

大都によると、先行展開している近畿圏では想定を上回る反響があったという。現場で在庫が切れ、その日のうちに必要になった顧客が車で約1時間かけて物流拠点まで商品を受け取りに来るケースもあり、従来のECにはなかった「確実性」と「即時性」が支持されているとしている。

これまでの物流は「届けてもらう」ことが当たり前だったが、「トラノテピットイン」は「今すぐ欲しいから、自ら取りに行く」という新たな選択肢を提供するサービスだ。トラスコ中山が持つ圧倒的な品ぞろえと物流基盤に、大都のスピード感やプラットフォームの発想を掛け合わせることで、他社にはない独自の価値を実現する。今後もエリア拡大やサービス認知の向上を進め、建設・製造・保守に携わるすべてのプロフェッショナルが『在庫切れで現場が止まる』ことのない世界をめざしたい。(大都 山田岳人社長)


大都の山田岳人社長

この記事の筆者

[ 執筆 ] 鳥栖 剛

フリーライター
furukawa

日本郵便、出荷データの連携・管理を簡素化する法人向け「出荷データらくらく連携ツール」を提供開始

3 週間 4 日 ago
日本郵便の「出荷データらくらく連携ツール」は出荷データの一括アップロードやフォーマット変換、エラーチェック、ファイル分割などの機能を備えている

日本郵便は7月1日、法人向け出荷データ連携サービス「出荷データらくらく連携ツール」の提供を開始した。「ゆうパック」などの出荷データについて、簡単な操作で日本郵便の出荷および発送を管理するシステムへ直接連携できるサービスとしている。

「出荷データらくらく連携ツール」は、日本郵便の出荷・発送管理システムへの出荷データの一括アップロード、指定フォーマットへの変換などに対応する。詳しい特長は次の通り。

  1. 出荷データのアップロード:日本郵便の出荷・発送管理システムに、出荷データを一括でアップロードできる。
  2. 出荷データのフォーマット変換:出荷データを、日本郵便が指定する出荷データのフォーマットに変換できる。
  3. 出荷データのエラーチェック:出荷データの形式や入力内容などのエラーチェックができる。
  4. 出荷データファイルの分割:出荷データを、アップロード可能な件数に分割できる。
日本郵便、出荷データの連携・管理を簡素化する法人向け「出荷データらくらく連携ツール」を提供開始
「出荷データらくらく連携ツール」の特長

提供開始日時は7月1日15:00。利用に際して、日本郵便と料金後納契約および運送業務委託契約を締結し、日本郵便の法人向けポータルサイト「JP Business ToolBox」の利用と事前の申し込みを必要とする。

この記事の筆者

[ 執筆 ] 大嶋 喜子

フリーライター

岐阜、富山、石川、福井、神奈川、LosAngels、山形を経て東京にたどり着き、現在は日本とアメリカの二拠点生活を営む生粋の“根無し草”。またの名を“ちいさなMADE IN JAPAN”。

新卒入社のEC運営会社にてレディースアパレル・宝飾バイヤーとして月商1億を突破。その後、同社内でクリエイティブ部門コピーライターに転身し、プランナー・ディレクターを経て独立。

ohshima

日本郵便、越境EC向けに「EMS」と同等以上の速さで配送する「UGX プライム」をスタート+「UGX 越境 EC配送サービス」の取扱国・地域を拡大

3 週間 4 日 ago
日本郵便、越境EC向けに「EMS」と同等以上の速さで配送する「UGX プライム」をスタート+「UGX 越境 EC配送サービス」の取扱国・地域を拡大
全国の郵便局で差し出し・集荷に対応する「UGX プライム」を提供する。越境EC配送サービスは英国やドイツなど欧州5カ国へ対象を拡大する
ohshima2026年7月7日

日本郵便は8月3日から、「UGX(ゆうグローバルエクスプレス)」のオプションサービスとして、「UGX プライム」の提供を開始する。また、「UGX 越境 EC 配送サービス」の取扱国・地域を拡大すると発表した。

「UGX」は従来の国際郵便サービスを補完する国際宅配便サービスで、「EMS」よりも重い荷物や大型貨物の発送ができる。海外の物流事業者と提携し、法人・個人事業主を問わず、ユーザーの海外ビジネスを支援している。

「UGX プライム」は、ビジネス用途や越境ECの商品などの海外宛ての急ぎの荷物の配送に特化。「EMS」と同等以上の速さで配送する。都市部だけでなく全国の郵便局での差し出しや集荷に対応し、スピードと確実性を重視した小口貨物のBtoB発送に適しているという。

また、燃料割増金が追加でかからない運賃設定とし、地方からのビジネスユースを含む国際発送サービスにおける、集荷エリアの制限や営業所への持ち込み、運賃の分かりにくさなどの課題に対応する。

「UGX 越境 EC 配送サービス」の取扱国(宛て地)は、これまでの北米(米国・カナダ)に加え、英国、オランダ、ドイツ、フランス、ベルギーへ拡大する。越境EC配送に特化し、配達先を個人宛てに限定することで、UGXの公表運賃から割引した特約運賃を設定。関税の「元払い」や「置き配」にも対応する。アジアなど他の国・地域への拡大も予定している。

「UGX プライム」サービスの特長

  • 名称:「UGX プライム」
  • 取扱国・地域(宛て地):北米:カナダ、米国/欧州:英国、オーストリア、オランダ、スイス、スロバキア、デンマーク、ドイツ、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ルクセンブルグ/アジア:韓国
  • 配達先:法人・個人
  • 配達方法:対面配達(配達時の署名あり)
  • 関税支払方法:元払い/着払い
  • 個口数:一個口のみ(複数個口扱いなし)
  • 配達日数:北米2~4 営業日、欧州3~6 営業日、アジア2~4 営業日程度(※ 差出日を含まない。土日祝を除く。※ 配達日を確約するものではない。通関に特別時間を要するもの、名宛て地が遠隔地であるものなどはさらに日数がかかる場合がある。)
  • 対象顧客:BtoB ビジネスにおいて、商品サンプル、製品、製品部品、書類などの配送を希望するユーザー/BtoC ビジネスにおいて、越境ECでの販売品を、海外の購入者宛てに急ぎで送りたいユーザーなど
  • 送り状作成システム:Hubez(APIによる送り状作成、またはWebサイトでの直接入力・ファイルアップロードによる送り状作成が可能)

「UGX 越境 EC 配送サービス」の特長

  • 配達先:個人(法人へは不可)
  • 配達方法:置き配(配達時の署名なし)
  • 関税支払方法:元払い(着払い不可)
  • 対象顧客:越境EC事業で販売されているユーザーなど
  • 送り状作成システム:Hubez(APIによる送り状作成、またはWebサイトでの直接入力・ファイルアップロードによる送り状作成が可能)

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この記事の筆者

[ 執筆 ] 大嶋 喜子

フリーライター

岐阜、富山、石川、福井、神奈川、LosAngels、山形を経て東京にたどり着き、現在は日本とアメリカの二拠点生活を営む生粋の“根無し草”。またの名を“ちいさなMADE IN JAPAN”。

新卒入社のEC運営会社にてレディースアパレル・宝飾バイヤーとして月商1億を突破。その後、同社内でクリエイティブ部門コピーライターに転身し、プランナー・ディレクターを経て独立。

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大嶋 喜子

博報堂DYHD、人間認証型広告ネットワークを開始

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博報堂DYホールディングスは、人間認証型広告ネットワーク事業を行う新会社「Ads for Humanity」を設立。人間認証技術「World ID」を活用し、AIやボットなどを排除して人間にだけ広告を配信する。世界では1,800万人以上が認証済みの「World ID」を保有しているようだが、そのうち日本はいかほどか。

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アクタスが公式オンラインショップ「ACTUS online」にEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」を導入

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アクタスが公式オンラインショップ「ACTUS online」にEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」を導入
TOPページの「新着アイテム」「ランキング」表示の改善、こだわり条件での絞り込み実装で、サイト内回遊拡大、利便性向上につなげる
fujita-h2026年7月7日

アクタスは、公式オンラインショップ「ACTUS online」にEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」を導入した。

こだわり条件で絞り込む機能を実装し、利便性向上につなげる

アクタスは1969年に創業し、ヨーロッパの家具や暮らしを日本に紹介している。家具、インテリア雑貨、グリーン、飲食など暮らしに関わる幅広い提案を行い、「豊かさの本質」を追求したライフスタイルの実現を支援している。

公式オンラインショップ「ACTUS online」は、家具、インテリア雑貨、テキスタイル、グリーンなど幅広い商品を取り扱っている。アクタスが提案するライフスタイルの世界観をオンラインでも体験できる場として、多彩な商品ラインアップを展開する。

アクタスが運営する公式オンラインショップ「ACTUS online」
アクタスが運営する公式オンラインショップ「ACTUS online」(画像はサイトからキャプチャ)

TOPページの「新着アイテム」と「ランキング」の表示を改善。新着商品や人気商品を見つけやすくし、ユーザーが最新の商品情報や注目アイテムへスムーズにアクセスできる導線にした。家具やインテリア雑貨などさまざまな商品を取り扱うなかで、ユーザーの興味や購買ニーズに応じた商品との接点を創出し、サイト内回遊の促進、購買機会の拡大につなげる。

「新着アイテム」「ランキング」の表示を改善し、トレンド商品の認知と回遊を促進
「新着アイテム」「ランキング」の表示を改善し、トレンド商品の認知と回遊を促進

商品一覧ページに詳細な属性を掛け合わせられる「こだわり条件で絞り込む」機能を実装した。たとえばソファなら「1人掛け」「2~3人掛け」「カウチソファ」「オットマン」など、形状やサイズに応じた細分化された条件から商品を絞り込める。そのほか「お届けタイプ」「ラッピング」「NEW」「再入荷」といった商品ステータスによる絞り込みにも対応している。

多様な条件を組み合わせることで、ユーザーの目的や利用シーンに合致した商品を効率的に発見できる環境を実現。サイト内の操作性を向上させた。

絞り込み例

カテゴリ、カラー、価格、お届けタイプ、ラッピング、eギフト、注文可能、アイコン

家具・インテリア特有の「こだわり条件」や「商品ステータス」による検索最適化
家具・インテリア特有の「こだわり条件」や「商品ステータス」による検索最適化

「ZETA SEARCH」とは

サイト内検索を最適化するマーケティングソリューション。高速性・処理能力とAIによる自動最適化で、サイトの利便性向上を支援する。

キーワード入力時のサジェスト機能や、事前に検索結果の該当数を表示するファセットカウント、全角・半角などの「表記揺れ」を吸収した検索結果表示など、多数の検索機能を有している。

JRE MALL ZETA SEARCH サイト内検索 EC商品検索
「ZETA SEARCH」の基本機能(画像は「ZETA CX」サイトからキャプチャ)

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この記事の筆者

藤田遥

ネッ担編集部

保険系SE→ECサイト運営を経て、編集未経験でインプレスに入社し、ネットショップ担当者フォーラム編集者に。趣味は音楽を聴く、ゲーム、ショッピング。ライブと買い物に行くとき以外は基本的にインドア派。カレーとコーラが好き。

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藤田遥

Amazonがインドへ480億ドルの巨額投資。「巨大市場」で構築する「次世代ECエコシステム」とは

3 週間 4 日 ago
Amazonがインドへ480億ドルの巨額投資。「巨大市場」で構築する「次世代ECエコシステム」とは
Amazonは2026年から2030年にかけて、インドに480億ドルを投資する計画を明らかにした。AI・クラウド基盤の拡充に加え、物流網や中小事業者支援、人材育成にも投資し、巨大市場インドで次世代ECエコシステムの構築を進める。
furukawa2026年7月7日

米Amazonは6月25日、2026年から2030年にかけてインドへ480億ドルを投資する計画を明らかにした。2025年に発表した350億ドルの投資に加え、新たに130億ドルを投じ、AI・クラウド基盤の拡充に加え、物流網や中小事業者支援、人材育成にも投資。巨大市場インドで次世代ECエコシステムの構築を進める。これにより、Amazonのインドへの累計投資額は、2010年から2030年までで880億ドル超となる見通しだ。

今回の追加投資の柱となるのは、AIとクラウドインフラの強化。Amazonは新たに130億ドルを投じ、ムンバイとハイデラバードにあるAWSのデータセンターの容量を拡大する。これにより、スタートアップや大企業、政府機関に対し、独自AIチップやマネージドAIサービス、安全性と信頼性を備えたクラウド技術、開発者向けツールなどを提供し、イノベーションの加速とグローバル展開を後押しする。

投資対象はデジタル基盤にとどまらない。Amazonは、インドにおけるECとクイックコマースを支える物流網の拡充も進める。2026年中に20か所超の新たなフルフィルメントセンターと100か所超のラストマイル配送拠点を開設する計画で、特に地方や中小都市(ティア3・ティア4都市)への配送スピード向上を図る。Amazonはすでに、インド国内のすべての郵便番号エリアをカバーする大規模な物流ネットワークを運営しており、その配送網をさらに強化する。

配送現場への投資も進める。Amazonは、配送パートナー向け支援プログラム「Sammaan」を通じて、子どもの教育支援、政府給付や金融包摂プログラムへのアクセス支援、包括的な保険、交通安全対策などを提供する。あわせて、すでに発表している3億ドルのオペレーション・従業員福祉向け投資の一部を、こうした施策の拡充に充てるとしている。

Amazonによると、これまでにインドで1200万の中小事業者のデジタル化を支援し、累計200億ドル超のEC輸出を実現したほか、280万人の雇用を支えてきた。さらに2030年までに、380万人の雇用支援、累計800億ドルの輸出、1500万の中小事業者へのAI活用支援、400万人の公立学校生徒へのAI教育を目標に掲げる。インド市場への投資は、販売インフラの整備だけでなく、供給側の事業者育成や人材基盤の形成までを含む長期戦略として位置付けている。

Amazonのアンディ・ジャシーCEOは6月25日、ニューデリーでナレンドラ・モディ首相と会談。Amazonによると、会談ではEC、AI・クラウド、エンターテインメントなど複数の事業領域でインドの重要性が高まっていることなどを説明したという。

Amazonのアンディ・ジャシーCEO(写真左)とインドのナレンドラ・モディ首相
Amazonのアンディ・ジャシーCEO(写真左)とインドのナレンドラ・モディ首相

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この記事の筆者

[ 執筆 ] 鳥栖 剛

フリーライター
(function(){ try{ var googletag = window.googletag || {cmd: []}; googletag.cmd.push(function() { const adUnitPath = '/49282802/ipc-netshop/pc-all/hyb101', adSizes = [[["fluid"], [728, 90]]], slotElementId = 'div-gpt-ad-1549503899339-0'; const iOr=/^https:\/\/([^.]+\.)+safeframe\.googlesyndication\.com/; googletag .pubads() .addEventListener('slotResponseReceived', function(evt) { if (evt?.slot?.getAdUnitPath() != adUnitPath) { return; } if (!evt?.slot?.getResponseInformation()) { const targetElem = document.querySelector('#'+slotElementId); if (targetElem) { targetElem.style.display = 'none'; } } }) .addEventListener('slotRenderEnded', function(evt) { if (evt?.slot?.getAdUnitPath() != adUnitPath) { return; } const postMessageWithDebounce = Drupal.debounce(function() { const viewportWidth = window.innerWidth; const wIfr = document .querySelector('#'+slotElementId) ?.querySelector('iframe') ?.contentWindow; if (!wIfr || !wIfr.postMessage) return; wIfr.postMessage( { slot: adUnitPath, type: 'banchoSetViewportInfo', data:{ viewportWidth: viewportWidth } }, '*' ); }, 250, false); postMessageWithDebounce(); window.addEventListener('resize', postMessageWithDebounce); window.addEventListener('orientationchange', postMessageWithDebounce); }); }); } catch (e) { if (drupalSettings?.bancho?.userInfo?.insider) { console.warn(e); } } })();
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鳥栖 剛

「真似すれば売れる」は大間違い! 本当に真似すべきは「考え方」。「さわやか」の経営に学ぶブレない考え方【ネッ担まとめ】

3 週間 4 日 ago
「真似すれば売れる」は大間違い! 本当に真似すべきは「考え方」。「さわやか」の経営に学ぶブレない考え方【ネッ担まとめ】fujita-h2026年7月7日新・ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ

成功している企業を見ると、「あの施策を真似すればうまくいく」と考えてしまいがちです。しかし本当に学ぶべきなのは、表面的な施策ではなく、その企業が「なぜその選択をしたのか」という判断基準なのかもしれません。今回の「ネッ担まとめ」では、静岡の人気チェーン「さわやか」の経営から、時代が変わってもブレない「考え方」について考えます。

ブレない企業には、ブレない理由がある

静岡ローカルチェーン「さわやか」は、なぜ成長を続けられるのか? ハンバーグを売るだけではない“非常識な経営”の裏側 | ITmedia ビジネスオンライン
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2606/29/news009.html

この年にはたまたま創業30周年フェアがあり、げんこつハンバーグをお得に食べられることもあいまって人気に火がついていきました。意図的なPRではなく、偶然「地元のソウルフード」として紹介されたこと。さらに新規客が多く訪れ、リピーターとなってインフルエンサー的に広げたことで、全国に広がりました。きっかけは有名人の一言ですが、拡散させたのは地元のお客さんだったということです。理想的な認知の広がり方だったといえるでしょう。

マーケティングでは、「どうやって広めるか」を考えがちです。でも「さわやか」の事例から知れるのは、本当に強いブランドは、お客さま自身が広げてくれるということ。

企業が無理にバズらせたわけでもなく、体験に満足したお客さまが自然と次のお客さまを連れてくる。理想的ですよね。

「誰かに話したくなる体験」を作れているか。そこが頭の使いどころなんでしょうね。

静岡県内から出ない、DX一辺倒にしない、定休日を設ける――さわやかは奇をてらって、“非常識”な経営をしているわけではありません。同社が大切にしたい本質を守るため、結果的に世の中の常識とは逆の形になっているに過ぎないのです。

しかしこれこそがAI時代にあるべき企業の姿ではないかと私は思います。人のあたたかさに触れながら、おいしいハンバーグを食べるために「なんとなく、また行きたくなる」店。さわやかが築いている自然体のブランドイメージには、これからのリアル店舗に必要な要素がたくさん詰まっているように思います。

「他社がやっているから」。もしかしたらこの理由が危険なのかもしれない。

「さわやか」はDXを否定しているわけでも、店舗展開を否定しているわけでもありません。自社が大切にしたい価値を守った結果、世の中と違う選択になっただけ。

真似すべきなのは「静岡県内だけ」という施策ではなく、自社の軸から判断している「姿勢」なんですよね。

「何を取り入れるか」より「何を取り入れないか」が、ますます重要になる気がします。

要チェック記事

AIは何を根拠に企業を推薦するのか? SEOの次に来るLLMO戦略と新しいブランディング | マイナビニュース
https://news.mynavi.jp/article/conspicuous-163/

窓口が検索エンジンからAIへ徐々に移行しているとしても、我々の対策は、実はあまり変わらない。サービスレベルを上げること、そして情報発信をすること。

E-E-A-Tとは?Googleの評価基準とAI検索時代での考え方と事例 | SEO Japan
https://seojapan.com/column/e-e-a-t/

生成AIの登場で、今たくさんの「ゴミコンテンツ」が登場しているわけですから、GoogleでもAIでも「経験-専門性-権威性-信頼性」が重要視されるのは当然ですよね。

ECビジネスに有効! リピート促進や顧客満足度向上に直結する「LINE通知メッセージ」 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/e/2026/06/22/15933

おそらく今一番ユーザーコミュニケーションとして強いのはLINEでしょうね。サービス提供側としてもいかにLINEでつながるかがポイントになる。いずれは……どうなんでしょうか。

「売れているのに利益が消える」 マーケティング担当者が見落とす「悪い売り上げ」の正体 | ITmedia ビジネスオンライン
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2606/22/news020.html

自社の顧客を分析して、結果的な「良い顧客(=良い売り上げ)」を定義することが大切です。そこから逆算して「良い顧客を獲得するには」の改善施策を考えていく。

なぜマクドナルドは「値上げ」しても「客離れ」が起きないのか 物価高時代に学ぶべきヒント | ITmedia ビジネスオンライン
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2606/23/news008.html

「マクドナルドだから普通」と思ってしまいますが、デリバリーの仕組みやアプリオーダーの仕組みなど時代への対応の早さは異常ですよね。他の飲食は何年経っても真似できていない。

AIで90記事量産したら、88%がGoogleに無視された話|デジマギルド
https://digimaguild.blam.co.jp/articles/717

記事のタイトルだけ見ると、AI記事が「使えない」ように感じるのですが、「『自然な』投稿にすれば検索対策にも活用できるよ」ということなんですよね。

今週の名言

「指示される前に『もうやっておきました』と言えるようになった」“待ち受け型”だった新店長が、研修でどう変わったか | コマースデザイン
https://www.commerce-design.net/blog-staff/260624-pbi/

金井さん:研修を受けていなかった「パラレルワールドの自分」だったら、たぶんAIに「俺が思う最強のページを作らせる」という使い方をしていたはずなんです。でも今は逆。まずAIに、自店だけでなく◯◯も含めてお客様のレビューを全部読み込ませて、「あなたはどう思う?」と聞く。お客様の声をベースにページを作る順番に変わりました

坂本:人を増やさなくても、回せるようになってくる。

金井さん:そうなんです。「人を増やさないと数字が作れない」という前提は、これから変わってくると思っています。 これからは、少数精鋭×AIでやっていく時代です。

AIを使うこと自体が価値なのではなく、何をAIに考えてもらうかが価値なんですよね。

「最強のページを作って」と頼むのではなく、まずお客さまの声を集め、そこから一緒に考える。AIの「使い方」を考えるのは、人間自身。AIは答えを出してくれる道具ではなく、考える材料を整理するパートナー。

そんな使い方ができる人ほど、AI時代に強い「個」になっていくのでしょう。

「新・ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ」は以下の専門家が連載しています。

ECMJ 石田氏石田氏

ECマーケティング人財育成は「EC事業の内製化」を支援するコンサルティング会社です。ECMJコンサルタントが社内のECチームに伴走し、EC事業を進めながらEC運営ノウハウをインプットしていきます。詳しくはECMJのホームページをご覧ください。

UdemyでECマーケティング動画を配信中です。こちらもあわせてご覧下さい。

ユウキノイン 酒匂氏酒匂氏

ユウキノインは寄り添い伴走しながら中小企業・ECサイトのSEOからコンテンツマーケティング、プレスリリースやクラウドファンディングなど集客・販促・広報をお手伝いする会社です。詳しくはユウキノインのホームページをご覧ください。

Designequation 中林氏中林氏

Designequationは何かに特化したサポートではなく、モール・ベンダー選定や広告・CSなど各企業に合わせたカスタマイズ型の運用サポートを行っています。

この記事の筆者

[ 執筆 ] 石田 麻琴

株式会社ECマーケティング人財育成

石田 麻琴(いしだ・まこと)

株式会社ECマーケティング人財育成 代表取締役

早稲田大学卒業後、ネット通販企業に6年間従事。ECの責任者として、ヤフーショッピング月間ベストストア8回受賞。全国第1位を獲得。ネット通販を中心としたWebビジネス支援の株式会社ECマーケティング人財育成を設立。EC・Web企業を支援。
BPIA/Webビジネス研究会ナビゲータ、協同組合ワイズ総研理事。

ECマーケティング人財育成では、日々、インターネット通販を手掛けている事業者、およびその関連事業者に向けた情報を発信しています。ECサイト運営などに役立つ情報については、こちらをご参照ください。

月1回、EC企業における優秀なスタッフやチームを育成するための事例やノウハウを提供する、人財育成に関するセミナーを無料で実施しています。

fujita-h

EU加盟国に到着する全貨物(越境EC貨物などを含む)に関税および付加価値税(VAT)、150ユーロ以下の輸入貨物への関税免除(デミニミス)は廃止

3 週間 4 日 ago
EU加盟国に到着する全貨物(越境EC貨物などを含む)に関税および付加価値税(VAT)、150ユーロ以下の輸入貨物への関税免除(デミニミス)は廃止
EU向け「国際宅急便」で、7月1日以降にEU加盟国へ到着するすべての貨物に関税とVATが課される。150ユーロ以下の輸入貨物に対する関税免除の廃止に伴うもので、越境EC貨物も対象となる。
furukawa2026年7月7日

ヤマト運輸はこのほど、EU(欧州連合)加盟国向けの「国際宅急便」について、7月1日以降にEU加盟国へ到着する貨物から、すべての輸入貨物に関税と付加価値税(VAT)が課されると案内した。EU域内の税制改正に伴い、これまで150ユーロ以下の輸入貨物に適用されていた関税免除制度(デミニミス)が廃止されるためで、越境EC貨物も対象となる。

EU加盟国に到着する全貨物(越境EC貨物などを含む)に関税および付加価値税(VAT)、150ユーロ以下の輸入貨物への関税免除(デミニミス)は廃止
ヤマト運輸・国際宅急便のサイトのトップ画面(画像は編集部がキャプチャ)

今回の制度変更により、品物の金額にかかわらず、EU加盟国に到着するすべての輸入貨物に対し、1品目あたり一律3ユーロの関税とVATが課される。ヤマト運輸は、EU向けに「国際宅急便」を利用する際の留意点として、現地到着後の輸入通関や配達に通常より時間を要する可能性があることも案内している。

関税やVATなど、現地で発生する諸費用は原則として荷受人の負担となる。ただし、送り主が日本国内でヤマト運輸と法人契約を結んでいる場合は、一部の国を除き、後日精算に対応するとしている。

一方、荷受人が関税やVATなどを支払わなかった場合は、輸送パートナーによって貨物が強制的に返品または廃棄される可能性がある。その際は、返品・廃棄にかかる費用に加え、関税などの請求が送り主に発生する場合もあることから、事前の確認を呼びかけている。

さらにヤマト運輸は、11月1日までにEU向け輸入貨物を対象とした税関取扱手数料が導入される可能性があることも案内した。詳細は決まり次第、改めて知らせるとしている。

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この記事の筆者

[ 執筆 ] 鳥栖 剛

フリーライター
(function(){ try{ var googletag = window.googletag || {cmd: []}; googletag.cmd.push(function() { const adUnitPath = '/49282802/ipc-netshop/pc-all/hyb101', adSizes = [[["fluid"], [728, 90]]], slotElementId = 'div-gpt-ad-1549503899339-0'; const iOr=/^https:\/\/([^.]+\.)+safeframe\.googlesyndication\.com/; googletag .pubads() .addEventListener('slotResponseReceived', function(evt) { if (evt?.slot?.getAdUnitPath() != adUnitPath) { return; } if (!evt?.slot?.getResponseInformation()) { const targetElem = document.querySelector('#'+slotElementId); if (targetElem) { targetElem.style.display = 'none'; } } }) .addEventListener('slotRenderEnded', function(evt) { if (evt?.slot?.getAdUnitPath() != adUnitPath) { return; } const postMessageWithDebounce = Drupal.debounce(function() { const viewportWidth = window.innerWidth; const wIfr = document .querySelector('#'+slotElementId) ?.querySelector('iframe') ?.contentWindow; if (!wIfr || !wIfr.postMessage) return; wIfr.postMessage( { slot: adUnitPath, type: 'banchoSetViewportInfo', data:{ viewportWidth: viewportWidth } }, '*' ); }, 250, false); postMessageWithDebounce(); window.addEventListener('resize', postMessageWithDebounce); window.addEventListener('orientationchange', postMessageWithDebounce); }); }); } catch (e) { if (drupalSettings?.bancho?.userInfo?.insider) { console.warn(e); } } })();
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鳥栖 剛

日本郵便、「ゆうパック」を平均10%値上げ、「ゆうパケット」は全サイズ360円の新運賃、「クリックポスト」は185円→240円に改定へ

3 週間 4 日 ago
日本郵便は10月1日、「ゆうパック」「ゆうパケット」の運賃などを改定する。ゆうパケットは全サイズ一律360円に、クリックポストは185円から240円に引き上げ、引受条件も見直す。

日本郵便は10月1日、「ゆうパック」「ゆうパケット」などの運賃を改定する。「ゆうパック」の基本運賃を平均約10%引き上げるほか、「ゆうパケット」は全サイズ一律360円に改定。「クリックポスト」の運賃も現行の185円から240円へ引き上げる。EC事業者にとって利用頻度の高い配送サービスの見直しとなり、配送コストや販売価格設計への影響が広がりそうだ。

「ゆうパック」はサイズや届け先によって改定率は異なるものの、基本運賃の平均改定率は約10%としている。たとえば、東京発・北海道着の60サイズは現行1410円から1550円へ値上げする。

日本郵便、「ゆうパック」を平均10%値上げ、「ゆうパケット」は全サイズ360円の新運賃、「クリックポスト」は185円→240円に改定へ
ゆうパックの改定概要(画像は日本郵便のサイトから編集部がキャプチャ)

「重量ゆうパック」は、改定後の「ゆうパック」基本運賃に620円を加算した額となる。「ゴルフゆうパック」は120サイズ以下を120サイズの改定後基本運賃と同額、120サイズ超を160サイズの改定後基本運賃と同額に設定する。「スキーゆうパック」は140サイズ以下を140サイズの改定後基本運賃と同額、140サイズ超を170サイズの改定後基本運賃と同額とする。「空港ゆうパック」は、改定後の基本運賃に880円を加算し、140サイズ超は160サイズの改定後基本運賃に880円を加算した額とする。

あわせて、「ゴルフゆうパック」「スキーゆうパック」「空港ゆうパック」の引受条件も変更。荷物1個あたりの重量は30kg以下とし、スキーゆうパックと空港ゆうパックでは、スキー板またはスノーボードを内容品とする場合、1個につき2組まで同梱できるようにする。

「ゆうパケット」は、厚さ3cm以内の運賃は360円で据え置く一方、2cm以内(現行310円)と1cm以内(現行250円)は360円に改定する。「クリックポスト」は現行185円から240円へ引き上げる。

日本郵便、「ゆうパック」を平均10%値上げ、「ゆうパケット」は全サイズ360円の新運賃、「クリックポスト」は185円→240円に改定へ
「ゆうパケット」「クリックポスト」の改定概要(画像は日本郵便のサイトから編集部がキャプチャ)

「クリックポスト」の引受条件も見直す。サイズ上限は「長辺34cm、短辺25cm、厚さ3cm」から、「3辺合計60cm以内、長辺34cm以内かつ郵便差出箱に投函可能なもの」に変更する。重量上限は1kgから2kgに引き上げ、差出方法はポスト投函のみとする。

包装資材の価格も改定する。たとえば、「ゆうパック・箱(120サイズ)」は現行380円から420円、「ゆうパック・箱(100サイズ)」は220円から250円、「ゆうパック・箱(60サイズ)」は100円から110円へ引き上げる。ゴルフバッグカバー、スノーボードカバー、クッション封筒、ゆうパック袋なども値上げ対象となる。

日本郵便は改定の背景について、諸物価や人件費の上昇に伴うコスト増加が経営に大きな影響を与えていると説明。デジタル技術の活用や業務効率化による生産性向上を進めながら、将来にわたって安定的かつ高品質な物流サービスを提供するため、今回の改定を実施するとしている。

この記事の筆者

[ 執筆 ] 鳥栖 剛

フリーライター
furukawa

日本トイザらス、子ども+大人向けの「上野マルイ」内に「トイザらス 上野マルイ店」をオープン。“懐かしさ”や“ときめき”へのニーズに対応

3 週間 5 日 ago
日本トイザらスが「上野マルイ」内に「トイザらス 上野マルイ店」をオープン、「FUNKO POP!」「BLOKEES」「BALLERS FIFAシリーズ1」などを展開する。オープン記念として「iBLOOM」購入者向けキャンペーンも実施

玩具やベビー用品の総合専門店を運営する日本トイザらスは7月17日、東京都の大型商業施設「上野マルイ」内に、「キダルト(子ども+大人)」向けショップとして「トイザらス 上野マルイ店」をオープンする。

キダルト(Kidult)とは、「子ども(Kid)」と「大人(Adult)」を組み合わせた造語。アニメやフィギュア、カプセルトイ、トレーディングカードなどのホビーやコンテンツを楽しむ大人を指す。

「トイザらス 上野マルイ店」では、世界中で人気のデフォルメフィギュア「FUNKO POP!」や組み立て式アクションフィギュアシリーズ「BLOKEES」のほか、「BALLERS FIFAシリーズ1」をはじめとする「ブラインドボックス」、インバウンド需要が高い「iBLOOM」などを取り扱う。

日本トイザらス、子ども+大人向けの「上野マルイ」内に「トイザらス 上野マルイ店」をオープン。“懐かしさ”や“ときめき”へのニーズに対応
「iBLOOM」売り場 ※写真はトイザらス 博多マルイ店

「トイザらス 上野マルイ店」のオープンを記念して、「iBLOOM」スクイーズを1回合計税込2000円以上購入した人に、「牛乳ひたしパンミニ」(限定デザイン)を進呈する。

日本トイザらス、子ども+大人向けの「上野マルイ」内に「トイザらス 上野マルイ店」をオープン。“懐かしさ”や“ときめき”へのニーズに対応
オープンを記念して、「牛乳ひたしパンミニ」(限定デザイン)を進呈

少子化が進む中でも、日本の玩具市場は拡大傾向にあり、2023年度には国内玩具市場規模が初めて1兆円を突破。2025年度には1兆1664億円(前年度比106.3%)と過去最高を更新した。市場拡大の一要因として、大人が玩具やホビーを楽しむ「キダルト」層の需要拡大が注目されているという。日本トイザらスはこうした需要を受け、「キダルト」層に向けた店舗を現在国内で3店舗展開している。

近年、"子どものため"ではなく、"自分のため"に商品を選ぶ大人が増えている。「昔欲しかったものを今楽しめる」「懐かしい気持ちになる」といった声も多く、売場で商品を選ぶ時間そのものも含めて楽しんでいる印象。以前は「子どものもの」というイメージが強かった商品も、最近では自宅のインテリアとして飾ったり、日常使いの中に取り入れたりと、暮らしの中で自然に楽しむスタイルが定着しつつあると実感している。(「トイザらス 上野マルイ店」店長)

店舗概要

  • 店舗名称:トイザらス 上野マルイ店
  • オープン日:2026年7月17日
  • 所在地:東京都台東区上野6-15-1 上野マルイ B1
  • 売場面積:約102.66平方メートル

この記事の筆者

[ 執筆 ] 大嶋 喜子

フリーライター

岐阜、富山、石川、福井、神奈川、LosAngels、山形を経て東京にたどり着き、現在は日本とアメリカの二拠点生活を営む生粋の“根無し草”。またの名を“ちいさなMADE IN JAPAN”。

新卒入社のEC運営会社にてレディースアパレル・宝飾バイヤーとして月商1億を突破。その後、同社内でクリエイティブ部門コピーライターに転身し、プランナー・ディレクターを経て独立。

ohshima

中小EC実施企業が使うAIツールは「ChatGPT」が47%、「Gemini」が33%、「Copilot」が22%。導入・活用の課題は「業務が属人化している」「導入前の業務整理が必要」が約2割

3 週間 5 日 ago
ECを実施する中小企業の約7割がAIを導入しており、利用ツールは「ChatGPT」が47.6%で最多だった。一方、導入企業の87.1%が課題を感じており、「業務の属人化」や「導入前の業務整理」が活用定着の壁となっている。

PayPalが7月2日に公表した「中小企業によるEコマース活用実態調査2026」によると、ECを実施する中小企業の約7割がAIを導入していることがわかった。利用ツールは「ChatGPT」が47.6%で最も多く、「Gemini」が33.5%、「Copilot」が22.2%で続いた。AI活用は広がりつつある一方で、導入・運用面では業務プロセスや組織体制に起因する課題も浮き彫りになっている。

中小EC実施企業が使うAIツールは「ChatGPT」が47%、「Gemini」が33%、「Copilot」が22%。導入・活用の課題は「業務が属人化している」「導入前の業務整理が必要」が約2割
調査ではECを実施する中小企業の約7割がすでにAIを導入していることがわかった

同調査では、EC運営や越境EC、決済、AI活用など幅広いテーマを調査しているが、AI領域では「必要性は認識しているものの、十分に活用できていない」という構造的な課題が明らかになった。

AIの主な活用用途は、メール作成や提案書作成、議事録作成など、文章作成を伴う日常業務だった。人手不足や業務負荷の増大が経営課題となるなか、まずは定型的な文書作成業務の効率化からAI導入を進める企業が多い。

一方、AIを導入している企業の87.1%が、導入・活用にあたって何らかの課題を感じていると回答した。具体的には、「業務が属人化している」が20.8%、「AIを導入する前に業務整理が必要」が19.8%、「費用の負担」が18.8%で上位となった。AI活用の障壁は、ツールそのものの性能や機能よりも、既存業務の整理不足や運用体制の未整備にあるようだ。

AIを導入していない企業では、「人手不足で検討時間がない」が16.7%、「費用の負担」が14.8%などが主な理由に挙がった。一方で、「特に障壁はない」と回答した企業も45.4%に上っており、必要性や具体的な活用イメージを十分に持てていない企業も少なくないようだ。導入の障壁が高いというよりも、優先順位付けや活用シーンの明確化が進んでいないケースが多いとみられる。

今後のAI活用意向を見ると、AI活用を開始、またはさらに拡大する予定の企業は48.7%だった。一方で、未導入のまま、あるいは活用を縮小する予定の企業も24.8%存在した。中小EC実施企業におけるAI活用は、積極的に活用を進める企業と、導入・活用が進まない企業との二極化が進みつつある状況といえそうだ。

調査概要

  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2026年4月8~13日
  • 調査対象:ECを実施する従業員4~299人規模の企業(行政機関・公衆安全分野を除く)に勤務する、部長職以上のビジネス上の重要事項に関する意思決定関与者310人※小売、サービス、製造、公共、運送など幅広い業種の企業を対象に実施

この記事の筆者

[ 執筆 ] 鳥栖 剛

フリーライター
furukawa

Squareが「ChatGPT」「Claude」と連携、AI経由での店舗発見と直接注文を実現

3 週間 5 日 ago
Squareは「ChatGPT」向けアプリと「Claude」向けプラグインを公開し、AIとの会話を通じた店舗発見と直接注文に対応した。まずは米国の飲食事業者を対象に、追加開発なしでAI経由の新たな受注チャネルを提供する。

キャッシュレス決済・POSレジサービスを提供する米Squareは7月1日、OpenAIの「ChatGPT」向けアプリとAnthropicの「Claude」向けプラグインを公開した。AIとの対話を通じて店舗を見つけ、そのまま注文まで完了できる仕組みを提供する。対象となる加盟店は、追加の技術開発や設定を行うことなく、AIを通じた新たな集客・受注チャネルを利用できる。

Squareが「ChatGPT」「Claude」と連携、AI経由での店舗発見と直接注文を実現
「ChatGPT」上でSquare加盟店の商品を注文するイメージ

今回の連携により、消費者は「ChatGPT」や「Claude」上で飲食店などを検索し、メニューを閲覧したうえで、そのまま注文できるようになる。Squareによると、まずは米国の飲食事業者のうち、「Square Online Ordering」(オンライン注文・テイクアウト機能)を有効化している加盟店が対象となる。注文は「Order by Cash App」を通じて行われ、既存のSquareのオンライン注文基盤やPOS、キッチンディスプレイシステムへ直接連携される。

加盟店側の導入負担が小さい点も特長だ。対象事業者は自動的に利用対象となり、新たなAPI開発や専用ツールの設定、追加費用は不要。店舗情報やメニュー、営業時間、注文情報などは既存のSquareダッシュボードで管理でき、SquareがAIとの情報連携基盤を担う。

また、SquareはこれらのAI経由の注文について追加のマーケットプレイス手数料を課さないとしている。従来のデリバリープラットフォームでは、高い手数料が飲食店の利益を圧迫するケースもあるなか、既存の注文基盤へ直接連携することで、加盟店にとって収益性を維持しやすい新たな販売チャネルとして訴求する。

Squareは、「ChatGPT」と「Claude」に続き、Amazonの「Alexa+」と連携し音声コマースへの対応も進める予定。さらに、AIエージェントとコマース基盤を接続するルールづくりに向け、AAIF Agentic Commerce Working Group、W3C Web Payments Working Group、Universal Commerce Protocol(UCP)などの標準化活動にも参加している。Googleとは、ローカルフードの注文や配送向けUCP仕様の共同開発も進めている。

Squareによると、450万以上の加盟店について、検索、地図、SNS、マーケットプレイス上での可視化と取引を支援している。今回の取り組みは、その延長線上に位置付けるものだ。AIが新たな顧客接点となるなか、加盟店がAI上で見つけられ、そのまま注文を受けられる環境を標準機能として提供することで、次世代の集客チャネルの確立をめざす。

この記事の筆者

[ 執筆 ] 鳥栖 剛

フリーライター
furukawa

しまむらが公式ECサイトの返品体験の改善に着手。返品対応のオンライン化など返品フローを再設計

3 週間 5 日 ago
しまむらは、公式オンラインストア「しまむらパーク」の返品体験の改善に着手した。返品対応のオンライン化や返品フローの再設計を進め、購入後体験の向上と運用負荷の軽減を図る。

しまむらは、公式オンラインストア「しまむらパーク」の返品体験の改善に取り組んでいる。購入後の顧客体験を見直す一環として、返品手続きのオンライン化を進め、利用者にとってわかりやすい返品フローへ刷新する。

しまむらが公式ECサイトの返品体験の改善に着手。返品対応のオンライン化など返品フローを再設計
しまむらは返品手続きのオンライン化を進めている

しまむらは、店舗を中心とした事業基盤を軸に公式オンラインストアの強化を推進。そのなかで、購入後の顧客体験、とりわけ返品対応の見直しを重要なテーマとしてきた。返品業務では対応工数の増加やオペレーション負荷が課題となっており、今後のオンライン利用拡大を見据え、より効率的で利用者にとって使いやすい仕組みへの転換を図る。

オンライン化を進めた現在の返品サービスは、「しまむらパーク」で購入した商品の返品期限を、店舗受け取りの場合は商品受取日の翌日から14日以内、自宅など会員登録住所への配送の場合は出荷日の翌日から14日以内としている。店舗受取・店舗レジ支払いの場合は店舗で返品を受け付ける一方、それ以外の決済方法では返送または店舗への持ち込みで対応する。

返品フローも見直した。店舗レジ支払いの場合は、利用者が商品を店舗へ持ち込み、スタッフがレシートと商品状態を確認したうえで返品登録と返金を行う。店舗レジ支払い以外では、オンラインで返品手続きを開始し、案内された返送先へ商品を発送する方法と、店舗へ商品を持ち込み、注文履歴から表示した返品用二次元コードを提示して手続きを進める方法を用意している。

返送による返品では、手続き完了後に案内に従って商品を発送し、到着後に内容を確認したうえで返品処理を実施する。返金は決済の取り消しで対応し、取り消しができない場合は銀行振込で返金する。店舗へ持ち込んだ場合も、商品状態や返品期限を確認した上で返品登録し、後日、決済の取り消しまたは銀行振込で返金する。

今回の取り組みは、Recustomerの返品・交換サービス「Recustomer返品」を導入して実現した。返品手続きをオンライン上で完結できる点や、わかりやすいUI/UXにより顧客・事業者双方の負担軽減が期待できる点を評価したという。

これにより、しまむらはこれまで電話で受け付けていた返品問い合わせをオンラインで受け付けられるようにし、カスタマーサポートの負荷軽減と対応品質の均一化をめざす。また、返品可否の確認や手続きをオンラインで進めやすくすることで、購入後の不安やストレスを軽減し、安心して買い物できる環境づくりにつなげる考えだ。

この記事の筆者

[ 執筆 ] 鳥栖 剛

フリーライター
furukawa

AI活用でメルマガ作成などを効率化できる。でも最後は人が必ず確認して“自分たちのお店らしさ”を出す+出したモノには責任を持つようにしよう

3 週間 5 日 ago

「EC事業を内製化する」――それは必ずしも、「Webサイトやコンテンツの制作スキルを身につける」「リスティング広告の運用を自社内で行う」「自社サイトのシステム改修をECチーム内で解決する」ことを意味しません。ECに関係する専門的な領域は、すでにいち担当者の努力でどうにかなる時代ではなくなっています。

EC事業の内製化を目標に、ECマーケティングに関係するテーマを設定、その判断をするための「考え方」を伝えていきます。26回目の連載は「AI活用の具体策と注意点」をテーマに解説します。

ここをクリックで連載の目次を表示
強いEC会社を支えるネットショップ担当者を作る人財育成講座

ECのマーケティングは「ヒト・モノ・カネ・情報といった自社のリソース」と「外部のマーケティングソリューション」を組み合わせて、「結果としての売り上げと利益を最大限に伸ばす」ことが求められます。

つまり「EC事業の内製化」とは「業務の内製化」ではなく、「判断の内製化」なのです。ECの戦略・方針、日々のアクション・行動、そしてソリューションの選択が成果につながっているか、これだけは社内のネットショップ担当者でなければ判断ができません。

「強いEC会社を支えるネットショップ担当者を作る人財育成講座」では、ECマーケティング人財育成(ECMJ)が、こうした判断を行えるEC担当者育成に向けたポイントを解説します。

ECのマーケティング内製化で、AIをどう活用していくか

ネッタヌネッタヌ

石田さん、こんにちは!

石田

ネッタヌ君、こんにちは。じゃあ今回のテーマについて話していこうか。

ネッタヌネッタヌ

お願いします!

石田

今回も前回からもう一歩踏み込んで、ECのマーケティングを内製化するにあたって、AIをどう活用していくかっていう話をしていきたい。

ネッタヌネッタヌ

気になっている人、多そうです。

石田

まず前提として、AIをEC運営に活用するのは、マーケティングチームを内製化していく上でも、かなり重要な武器になる

ネッタヌネッタヌ

武器、ですか。

石田

うん。ひとつ確認したいんだけれど、ネッタヌ君はコラムの冒頭にある文章を読んだ?

ネッタヌネッタヌ

えっ……読んだような、読んでないような……。

石田

もう一度読んでみてほしいんだけれど、そこに「内製化っていうのは『業務の内製化』じゃなくて、『判断の内製化』です」って書いたんだよね。

ネッタヌネッタヌ

石田さんがよく言っているやつですね。

石田

そうそう。この「判断の内製化」っていうのがやっぱりポイントで、自社のマーケティングチームができなきゃいけないことだよね。

ネッタヌネッタヌ

そうですね。

石田

一方で、業務は専門的な部分が多いじゃない。Web制作だったり、システム開発だったり、広告運用だったり。

ネッタヌネッタヌ

確かに、そのあたりはプロの領域って感じがします。

石田

そういう部分は外部のパートナーをうまく活用していきましょうと。ただその結果、EC事業が成長しているのか、お客さんが満足しているのかっていうのは、自社のメンバーが判断しなきゃいけない

ネッタヌネッタヌ

そこは任せられない部分ですね。

AIの登場で「業務の内製化」の環境も変わり始めてきている

石田

ここまさに「判断の内製化」っていう話なんだけれど、AIが登場したことで、この状況もちょっと変わってきた。

ネッタヌネッタヌ

???

石田

ECのマーケティングの内製化が「業務の内製化」じゃなくて「判断の内製化」が軸になるのは変わらないんだけれど、実は「業務」の部分の状況が変わってきている。

ネッタヌネッタヌ

それってつまり……。

石田

これまで専門領域だった業務、たとえばシステム開発やWeb制作とかがさ、AI活用である程度内製化できる可能性が出てきたんだよね。

僕も実際AIに「こういうことをやりたいです」と要件を伝えながら進めていったら、簡単な業務アプリを1つ作ることができちゃったんだよね。

ネッタヌネッタヌ

え、石田さんがですか?

石田

そう。ちなみに、僕はシステム開発の経験はゼロ。

ネットショップを運営していたときに、エクセルやアクセスでちょっとした仕組みを作ったことはあるけれど、コードを書くようなことは一切やったことがない。

ネッタヌネッタヌ

完全未経験みたいなものですよね。

石田

だからこそ実感したんだけれど、AIの登場で「業務の内製化」の環境も変わり始めてきているんだよね。ここはぜひ知っておいてほしい。

AIが業務の内製化を支援する
AIが業務の内製化を支援する

EC運営でAIを活用する際に気を付けるべきポイントは?

石田

じゃあ、具体的にECの運営の中でAIをどう活用していくかの話をしていこうか。

ネッタヌネッタヌ

はい、お願いします!

石田

まず一番手っ取り早く業務効率につながりそうなのは、テキストと画像の作成だと思うんだよね。

ネッタヌネッタヌ

そのあたりはすぐイメージできますね。

石田

テキストでいうと、商品名や商品説明文、あとはメルマガとかSNSの投稿。画像でいうと商品画像、バナー、広告用のクリエイティブ。このあたりが一番スムーズに入っていける領域だと思う。

ネッタヌネッタヌ

そのあたりは日常的に作っているものですもんね。

石田

ただ、「メルマガ作って」とか「広告画像作って」とAIに指示すれば、それなりのものは出てくるんだけれど、やっぱりクオリティに限界がある

ネッタヌネッタヌ

限界、ですか。

石田

より高いクオリティを出そうと思ったら、AIを自社用に「教育する」ことが重要だよね。

AIって、何も教えない状態だと優秀な新人社員みたいなものなんだよ。スペックは高い、でも自社のことは知らない。

ネッタヌネッタヌ

イメージしやすいです。

石田

だから、できるはできるんだけれど「ズレる」、できるんだけれど「一般的」、そういうアウトプットになるんだよね。

ネッタヌネッタヌ

どこかで見たことあるような文章になりそうです。

石田

だから教えるべきなのは、自社のコンセプトやチームの考え方、どの商品が売れているのかっていうデータ。このあたりはしっかり教えていきたい。

ネッタヌネッタヌ

最初にちゃんと仕込んでおくってことですね。

石田

自社の情報をちゃんと伝えた上で、メルマガや広告画像を作ってもらうと、ちゃんと「そのお店らしい」コンテンツが出てくるようになる。

データをAIに見せることで、判断の精度を上げられる

ネッタヌネッタヌ

さっき言っていたデータっていうのは、どんなふうに使うんですか?

石田

セッション数とかPV数、受注データ、そういう事実のデータをAIに見せることで、判断の精度を上げることができる

人間ってどうしても感覚で動いちゃう生き物だからね。データを見ているつもりでも、気づいたら自分の都合のいい解釈をしてしまうことがある。

ネッタヌネッタヌ

ああ……ネッタヌもそんなのばっかりです。

石田

AIは論理で動いてくれるから、冷静な視点を入れてくれる。だから自分たちの判断を補正してくれる存在としても有効なんだよね。

AIに冷静な視点で見てもらう
AIに冷静な視点で見てもらう

顧客層に合わせた内容でAIが作成+最後は人の手で“そのお店らしさ”を出す

石田

前々回のコラムで楽器屋さんの例で話したじゃない。

ネッタヌネッタヌ

ありましたね。ピアノとかバイオリンとかのお客さんごとに分けるっていう話ですよね。

石田

たとえばAIに「教えた内容を元に、ピアノ・バイオリン・トランペットの各ユーザー向けのメルマガを作ってください」ってリクエストすれば、それぞれちゃんと作成してくれるんだよね。

ネッタヌネッタヌ

顧客層に合わせた内容で出てくるってことですね。

石田

さらに実績のデータを渡していれば、そのデータも加味して作ってくれる。だから、一般的なメルマガじゃなくて、自社の状況に合わせた内容になる

ネッタヌネッタヌ

それはかなり使えそうです。

石田

もちろんメルマガの形式、たとえば「どういう構成にするか」とかは最初に指示した方がいいし、最終的にはちゃんとチェックして、自社の言葉に編集する必要はあると思う。

ネッタヌネッタヌ

完全に任せきりにはしないってことですね。

石田

やっぱりそのお店らしさっていうのは人間が出すべきだからね。

ネッタヌネッタヌ

なるほど。

石田

これは広告画像や広告文の作成でも同じことができる。AIを使えば、ピアノだけじゃなく、バイオリン、トランペット、ギター、ベース、ドラムって、いろいろな顧客層に合わせた素材を作ることができる。

ネッタヌネッタヌ

それを人力でやるのはかなり大変そうです。

石田

2、3個だったら人間がやった方がいい場合もあるけれど、これが何十種類ってなってくると一気に大変になる。でもAIを使えば、それを同時に並行して作ることができる

ネッタヌネッタヌ

一気に幅が広がりますね!

AIで作った情報を「受け取る側」の視点を忘れずに

石田

最後にひとつ。これは僕の個人的な意見として、ネッタヌ君やこのコラムを読んでくれている皆さんに伝えたいことがあるんだよね。

ネッタヌネッタヌ

はい、なんでしょう?

石田

世の中全体でAI活用の流れって、かなり盛り上がっているじゃない。

ネッタヌネッタヌ

どこを見てもAIの話題ばかりって感じですよね。

石田

その盛り上がりってさ、どちらかというと「AIを使って何かをする側」つまり発信する側が盛り上がっている感が強いと思うんだよね。

ネッタヌネッタヌ

ああ、確かに使う側の話が多いかもしれないです。

石田

一方で忘れちゃいけないのが、その情報を「受け取る側」、受信する側の視点なんだよね。

ネッタヌネッタヌ

受信する側、ですか。

石田

いま世の中にいろいろなコンテンツが溢れているけれど、「これAIで作ったんだろうな~」っていうテキストとか画像、結構増えてきているじゃない。

ネッタヌネッタヌ

なんとなくわかる気がします。

石田

それを見たときに、情報を受け取る側の人が「AIを活用して、効率的ですばらしい!」って思うかっていうと、必ずしもそうじゃないと思うんだよね。

ネッタヌネッタヌ

確かに、ちょっと機械的だなって感じることもあります。

石田

そうなんだよ。むしろ、発信している側が内容を理解していなかったり説明できなかったりする状態で、そのままAIのアウトプットを発信してしまっているケースもある。それって、受信する側に理解を丸投げしているような印象を受けるよね。

ネッタヌネッタヌ

それはちょっと嫌ですね。

石田

AIに聞いた内容をそのまま貼り付けて発信するとかね。そういうのが増えてきていて、場合によっては発信者がネガティブに捉えられてしまう可能性もあると思うんだよね。

ネッタヌネッタヌ

ちゃんと自分の言葉じゃないと伝わりにくいですよね。

石田

だから大事なのは、最終的なチェックは必ず自分でやること。そして、AIを使って作ったものであっても、それは自分が出したものとして責任を持つこと

ネッタヌネッタヌ

そこは外しちゃいけないポイントですね。

石田

これがこれからAIを活用していく上での、大切なルールの1つなんじゃないかなと思う。

ネッタヌ君にも、そして読者の皆さんにも伝えておきたいなと思ったので、最後に話させてもらいました。

ネッタヌネッタヌ

すごく考えさせられました。

石田

じゃあ今回はこんな感じで終わりにしようか。

ネッタヌネッタヌ

また次回もよろしくお願いします!

ECマーケティング人財育成は「マーケティングチームの内製化」を支援するコンサルティング会社です。ECMJコンサルタントが社内のECチームに伴走し、EC事業を進めながらEC運営ノウハウをインプットしていきます。詳しくはECMJのホームページをご覧ください。

この記事の筆者

[ 執筆 ] 石田 麻琴

株式会社ECマーケティング人財育成

石田 麻琴(いしだ・まこと)

株式会社ECマーケティング人財育成 代表取締役

早稲田大学卒業後、ネット通販企業に6年間従事。ECの責任者として、ヤフーショッピング月間ベストストア8回受賞。全国第1位を獲得。ネット通販を中心としたWebビジネス支援の株式会社ECマーケティング人財育成を設立。EC・Web企業を支援。
BPIA/Webビジネス研究会ナビゲータ、協同組合ワイズ総研理事。

ECマーケティング人財育成では、日々、インターネット通販を手掛けている事業者、およびその関連事業者に向けた情報を発信しています。ECサイト運営などに役立つ情報については、こちらをご参照ください。

月1回、EC企業における優秀なスタッフやチームを育成するための事例やノウハウを提供する、人財育成に関するセミナーを無料で実施しています。

fujita-h

楽天の「Rakuten AI Optimism」では何が楽しめる? 展示エリア「エキシビション」の最新AIやテクノロジーを体験できるコンテンツも用意

3 週間 5 日 ago
楽天の「Rakuten AI Optimism」では何が楽しめる? 展示エリア「エキシビション」の最新AIやテクノロジーを体験できるコンテンツも用意
「楽天モバイル」「フィンテック」「スポーツ」などのブースを展開するほか、AIや低軌道衛星通信、「Future Tree」などの体験コンテンツを用意している
ohshima2026年7月6日

楽天グループは、8月5日から7日までの3日間、パシフィコ横浜で開催するビジネスイベント「Rakuten AI Optimism」の展示エリア「エキシビション」のコンテンツ、「ビジネスカンファレンス」のゲストスピーカーの最新情報を、イベント公式サイトで公開した。

「ビジネスカンファレンス」では、新たに伊集院光氏、入山章栄氏、足立光氏、佐渡島庸平氏などの登壇が決定。AIを活用したビジネスの変革や、テクノロジーが切り開く未来の戦略について講演する。

「エキシビション」は、AIなどのテクノロジーや最新サービスを「見て、触れて、体感する」展示エリア。「Rakuten AI」ブースでは、「楽天エコシステム(経済圏)」とデータを生かしたAIが描く未来を体験できるほか、楽天IDを生かした「楽天ならではのAI」の可能性を紹介する。

楽天の「Rakuten AI Optimism」では何が楽しめる? 展示エリア「エキシビション」で最新AIやテクノロジーを体験できるコンテンツも用意
「Rakuten AI」ブース イメージ画像

「エキシビション」では、「楽天エコシステム」の多様なサービスを連携させた展示を実施。「AIで進化する、次世代のモバイル体験」をテーマとする「楽天モバイル」ブースでは、低軌道衛星と市販スマートフォンによる直接“高速インターネット通信”の仕組みを解説するほか、米AST SpaceMobileの低軌道衛星やフェーズドアレイアンテナをAR表示で体感できる。

「フィンテック」ブースでは、決済から資産形成までのサービスを紹介し、参加型コンテンツ「Future Tree」を展開する。「Sports × AI」をテーマとした「スポーツ」ブースでは、コンディションチェックや野球・サッカーのトレーニング体験のデータをもとに、AIが来場者のアバターを生成し、パーソナライズされた入場演出や応援歌で、スタジアム体験を創出する。

楽天の「Rakuten AI Optimism」では何が楽しめる? 展示エリア「エキシビション」の最新AIやテクノロジーを体験できるコンテンツも用意
「フィンテック」ブース イメージ画像
楽天の「Rakuten AI Optimism」では何が楽しめる? 展示エリア「エキシビション」の最新AIやテクノロジーを体験できるコンテンツも用意
「スポーツ」ブース イメージ画像

開催概要

  • 名称:「Rakuten AI Optimism」(ラクテン エーアイ オプティミズム)
  • 会期: 2026年8月5日~7日
  • 会場: パシフィコ横浜 展示ホール B・C・D(〒220-0012 横浜市西区みなとみらい 1-1-1)
  • 入場料: 無料 ※事前の参加登録が必要
  • 主催: 楽天グループ

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この記事の筆者

[ 執筆 ] 大嶋 喜子

フリーライター

岐阜、富山、石川、福井、神奈川、LosAngels、山形を経て東京にたどり着き、現在は日本とアメリカの二拠点生活を営む生粋の“根無し草”。またの名を“ちいさなMADE IN JAPAN”。

新卒入社のEC運営会社にてレディースアパレル・宝飾バイヤーとして月商1億を突破。その後、同社内でクリエイティブ部門コピーライターに転身し、プランナー・ディレクターを経て独立。

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