「きのこの山」分譲開始
メタバースプラットフォーム「cluster」を運営するクラスターは、明治「きのこの山」のパッケージに描かれた家をバーチャル空間に具現化し、バーチャル分譲住宅として販売。
「きのこの山」の家、バーチャル空間で分譲決定。
— 株式会社 明治 / meiji (@MeijiCoLtd) March 24, 2026
3/31(火) 12:00 より先着順で販売開始。 pic.twitter.com/r0fqVqs7qn
メタバースプラットフォーム「cluster」を運営するクラスターは、明治「きのこの山」のパッケージに描かれた家をバーチャル空間に具現化し、バーチャル分譲住宅として販売。
「きのこの山」の家、バーチャル空間で分譲決定。
— 株式会社 明治 / meiji (@MeijiCoLtd) March 24, 2026
3/31(火) 12:00 より先着順で販売開始。 pic.twitter.com/r0fqVqs7qn
通販大手のベルーナは3月23日、北海道・道東の屈斜路(くっしゃろ)温泉にあるリゾートホテル「屈斜路プリンスホテル」を取得する契約を締結したと発表した。取得日は4月30日を予定している。

「屈斜路プリンスホテル」は、阿寒摩周国立公園内の屈斜路湖畔に位置するリゾート施設。全208室の客室から屈斜路湖を望めるのが特長だ。館内には屈斜路温泉の豊富な湯量を生かした大浴場や露天風呂のほか、レストラン、ラウンジ、グランピング施設などを備える。竣工は2005年5月。

ベルーナは取得の背景に、北海道における国際線の拡充や訪日観光客の増加によって、今後も観光需要の拡大が見込まれる点をあげる。屈斜路エリアは、摩周湖や阿寒湖などを有する有数の観光地。同ホテルを北海道を代表するリゾート施設の1つとして、さらなる価値向上を図るとしている。
ベルーナは通販事業を主軸としつつ、近年は「プロパティ・ホテル」領域を成長ドライバーの1つに位置付け、ホテルの取得・運営を積極化している。
2025年4-12月期(第3四半期)の連結業績は、売上高が前年同期比3.6%増の1643億6000万円、営業利益は同48.1%増の108億6000万円、経常利益は同25.9%増の109億6000万円、当期純利益は同44.7%増の77億5000万円だった。
増減要因では「国内ホテル」が売上高で+63億8000万円、営業利益で+11億4000万円と大きく寄与。「プロパティ・ホテル」事業の売上高は同40.6%増の370億4000万円、営業利益は同23.4%増の64億8000万円となった。
国内ホテル事業は、国内旅行需要の回復や訪日客数の増加を背景に増収増益。札幌や大阪エリアで稼働率・客室単価が上昇したほか、リゾートホテルも全体的に売上が伸長した。加えて、2025年9月に取得した「ホテル瑞鳳」「秋保グランドホテル」の寄与もあったとしている。
Walmartは自社のAIアシスタント「Sparky」とOpenAIの「ChatGPT」の連携を進めており、担当役員は従前のオンラインショッピングにはなかった「プラスアルファ」の買い物チャンスを創出できると考えています。WalmartのAI活用の最新状況、役員がそのように考えている理由を解説します。
「エージェント型コマース」やOpenAIの「ChatGPT」との向き合い方が変化しているのは、特定の有名企業だけではありません。2026年3月、OpenAIはエージェントを通じた決済戦略の見直しを発表。今後、「ChatGPT」内に構築される「各小売事業者のアプリ」を戦略の中核に据える方針を掲げました。
Shopifyも、自社のEC構築サービスを利用する販売者の決済フローにおいて、「ChatGPT」をどのように活用していくかという新たな方針を公表しています。
そうしたなか、Shopifyと同様に「ChatGPT」の「Instant Checkout」機能(「ChatGPT」のチャット画面からECサイトの商品を消費者が直接購入できる機能)を導入していたWalmartの取り組みも、大きな分岐点を迎えているようです。
消費者が「ChatGPT」のチャットから商品を直接購入できる「Instant Checkout」
現在、WalmartでAIおよび商品デザイン担当のエグゼクティブ・バイスプレジデントを務めるダニエル・ダンカー氏の指揮の下、Walmartは自社が開発したオンライン上で買い物する消費者をサポートするAIアシスタント「Sparky」と「ChatGPT」の連携に注力しています。ダンカー氏は、このエージェント型コマースへのアプローチが、WalmartのEC売上高をさらに押し上げると確信しています。

さまざまな顧客のニーズに対応し自律的に行動する「Sparky」のイメージ(画像はWalmartのニュースリリースから追加)
金融大手モルガン・スタンレーのカンファレンス(2026年3月に開催)に登壇したダンカー氏は、Walmartや他の小売事業者が現在直面している大きな疑問に答えました。
その疑問とは「エージェント型コマースは、売り上げを増やす『成長の起爆剤』になるのか、それとも単に既存の販売ルートを置き換えるだけ(同じものを別の場所で買うだけ)なのか?」という問いです。
ダンカー氏の見解は、状況によってその両方が起こり得るが、「ChatGPT」内で「Sparky」を利用して行われる購入は、「売り上げを上乗せするプラスの活動」の好例であると話しています。
Walmartは近年、「ChatGPT」の内部で「Sparky」を動かせる機能をリリースし、消費者の動向をチェックしてきました。 ダンカー氏は、「ChatGPT」経由で消費者が何を買っているのかに注目。当初は、単にWalmartのアプリで買っているのと同じものを買っているだけ、という結果になる可能性を予測していましたが、しかし、実際は異なりました。
「ChatGPT」経由で消費者がWalmartから購入している商品のトップ2は、意外にもビタミン剤とプロテインのサプリメントでした。(ダンカー氏)
ダンカー氏の分析によると、これらの購入は、必ずしも「これが欲しい」という直接的な購入意欲から始まったわけではありませんでした。
「ChatGPT」経由でビタミン剤やプロテインのサプリメントを購入した人のきっかけは、当初から「買い物」から始まる問いかけではなく、おそらく、「最近GLP-1(ダイエット薬の一種)を飲み始めたんだけど、気をつけるべきことは何?」といった生成AIへの相談から始まったはずです。(ダンカー氏)
Walmartのダニエル・ダンカー氏(画像はWalmartのコーポレートサイトから追加)
つまり、幅広い悩み事や質問から生成AIとの対話が始まり、その流れで提案された商品が購入につながるという、売り上げを生む新しい形が見えてきたのです。
一方で、ダンカー氏は、たとえ売り上げの「上乗せ」にならなくても、何らかの「不便」を解決しているのであれば、エージェント型コマースには価値があると考えています。Walmartの場合、食品などの定期的に購入する商品を「自動化」できる可能性をあげています。
多くの消費者は、エージェント型コマースとロボット型コマースを同一視しており、自分の代わりにコンピューターにハンドルを握らせて、買い物を丸投げすることだと思っているようです。
その文脈で言えば、エージェントが提供する価値は全く新しいものとは言えません。Walmartでは特定の商品を自動で定期購入したり、繰り返し注文したりする機能やシステムを提供してきました。新たに取り組んでいるAIアシスタント「Sparky」と 「ChatGPT」を連携したエージェント型コマースは、「より賢くなった進化版」なのです。(ダンカー氏)
ダンカー氏は「ロボットによる自動購入」と「エージェント型コマース」には違いがあると考えています。ダンカー氏の言葉を借りれば、エージェント型コマースとは「1つのAIエージェントともう1つのAIエージェントが、互いに協力し合って1つのタスク(買い物など)を完了させること」を意味しているのです。
Criteoは、日本を含む7か国・6800人以上を対象にAIを活用した購買行動に関する消費者調査を実施、3月24日にそのレポートを発表した。
調査によると、AI活用は世界的に進展しており、7か国全体の56%が「1年以内に購買判断にAIを活用する」と回答。AIアシスタントを活用した購買に対しても、約半数が前向きな姿勢を示した。
「エージェント型ショッピングアシスタント」の認知について、世界全体では4分の1が「認知していない」と回答。一方で同程度の割合が「月1回以上利用している」と回答した。
国別では、日本の認知度は40%と最も低い水準だった。一方で「6か月以内に試したい」とする回答は15%で、韓国(18%)に次ぐ2位となり、潜在的な関心の高さがうかがえる。
AIチャットの主な利用用途は「製品比較」が43%で最多。「最適な価格の特定」が34%で続いた。
国別では、製品比較の利用が最も多いのは韓国(56%)、価格特定はフランス(39%)が高かった。
エージェント型ショッピングアシスタントへの信頼について、「最適な価格を見つける用途」が52%で最も高かった。次いで「適切な商品の発見」(45%)が続いた。
一方で、サイズ選びやフィット感のアドバイスなどは33%にとどまり、用途によって信頼度に差が見られた。
購買の実行をAIに委ねることについては、「自分で設定したルールの範囲内であれば抵抗はない」との回答が約半数を占めた。内訳は「やや抵抗はない」が31%、「全く抵抗はない」が18%だった。
1年以内に購買判断でAIを活用する想定は7か国全体で56%、最も高いのは64%の英国とドイツだった。日本は41%と他国と比べるとやや低い水準だった。
購買プロセスでは、製品比較やブランド探索などの「リサーチ段階」でのAI活用が中心となっている。
具体的には、「オンラインショッピング中の疑問対応にAIチャットが役立つ」と回答した割合は60%。また、AIによるパーソナライズに対しても53%が抵抗を示さなかった。
一方で、最安値検索(39%)、商品発見(38%)、商品評価(33%)といった用途も一定数あるが、リサーチ用途ほどの利用頻度には至っていない。
レコメンドへの信頼を高める要因としては、「複数の小売業者間で価格や在庫を比較できる」点が46%で最多。「認証済み購入者のレビュー・評価」を重視する回答も42%だった。
また、商品検索で役立つAIツールとしてあがったのは「ChatGPT」が58%で最多、「Google Gemini」(43%)を上回った。音声AIは相対的に低く、「Siri」は22%、「Alexa」は12%にとどまった。
「DECORTÉ(コスメデコルテ)公式オンラインブティック」を運営するコーセー化粧品販売が、ECサイトの表示スピードの改善に成功している。Reproが提供するサイトスピード改善ツール「Repro Booster」の導入で実現した。
コーセー化粧品販売が運営する6つの直営ECサイトでは、表示速度を重視しながらUI/UXの改善やサイト改修を進めてきた。アクセシビリティーにも対応しており、「表示速度に大きな課題は認識していなかった」としつつも、化粧品ECはビジュアルで商品価値を伝える特性上、サイトが重くなる傾向があるため、最適化を進めていてもユーザーが“重さ”を感じている可能性を懸念していた。
懸念の解決に向け、「Repro Booster」の導入トライアルを実施。トライアルの対象は、売上構成比が高く多くの顧客が閲覧する「DECORTÉ公式オンラインブティック」とした。
「Repro Booster」は、タグを設置するだけでWebサイト全体の表示速度を高速化するサイトスピード改善ツール。特長の1つとして、導入・運用の工数はほとんどかからない。
「Repro Booster」の導入後、「DECORTÉ公式オンラインブティック」では、Webサイトの表示速度に関する指標であるWebページで最初のコンテンツが表示されるまでの時間を示すパフォーマンス指標「FCP(First Contentful Paint)」と、Webページで最も大きなコンテンツ要素が表示されるまでの時間を示すパフォーマンス指標「LCP(Largest Contentful Paint)」が大幅に改善した。
モバイルではFCPが約17%改善(0.76秒短縮)、LCPは約16%改善(0.92秒短縮)した。PCではFCPが約35%改善(0.55秒短縮)、LCPは約26%改善(0.74秒短縮)した。
FCPとLCPの改善率はWebViewを除いた全ページ(「Repro Booster」適用外を含む)を対象とした、同期間同条件における「Repro Booster」稼働有無のA/Bテストの結果。比較対象はLCP、FCPの中央値としている。
LCPはコアウェブバイタルの1つで、SEO対策においてもその改善が重要視されている。
「DECORTÉ公式オンラインブティック」のECサイトは、ほかの5つの直営ECサイトと比べて、明らかに速度感が違う。「Repro Booster」のトライアルを実施した期間はCVRが上昇しており、売り上げへのインパクトも十分だった。(コーセー化粧品販売 EC事業推進部ダイレクトビジネス室室長 塩谷悠氏)
簡単に導入できて、すぐに速度が上がり、費用対効果もしっかり出る。(コーセープロビジョン 澤井敦彦氏)
オンワードホールディングス傘下で、ギフト商品やギフトカタログの企画制作を手がける大和は3月23日、誕生日向けソーシャルギフト「えらべる誕プレ」 の発売を開始した。販路は大和の自社ECサイト「PRESENTERS ROOM」。
「えらべる誕プレ」は、受け取った人が5つのアイテムから好きなギフトを選べるソーシャルギフト。選択肢を絞ることで選びやすさを高め、ミスマッチを防ぐ。関係性やシーンに応じて、20〜60代のライフスタイルをテーマにした20コースを展開。各コースに5商品をラインアップする。
商品ラインアップはテーマに沿って大和が厳選しており、グルメ、スイーツ、ライフスタイル雑貨、コーヒー・紅茶、酒などをバランスよく構成している。価格は税込3300円と同5500円の2種類。
贈り手は購入後に発行されるURLをSNSやメールで送ることでギフトを贈ることができる。受け取った人はそのなかから1点を選択する。商品は受け取り手が指定した住所に配送する。
相手の住所や電話番号を知らなくても贈れるため、誕生日当日でも贈りやすい。さまざまなデザインからメッセージカードを選び、お祝いの気持ちを添えることもできる。
大和によると、誕生日の贈り物でソーシャルギフトの利用が広がる一方、ライフスタイルや価値観の多様化により、相手の好みに合ったギフト選びは難しくなっている。こうした背景から「えらべる誕プレ」を企画した。各世代のライフスタイルをもとにテーマを設定し、トレンドを踏まえたアイテムを厳選している。
販売ページでは各年代を象徴する人物像をイラストで表現し、ギフト選びのしやすさと楽しさを演出している。
お茶の販売を手がける佐藤園は、文字入力やインターネット操作を必要としない新たなECサービスの実証実験を開始する。AIと電話、デジタル端末を組み合わせたボイスコマースプラットフォーム「テレAIカート」を提供するテレと共同で実施する。
デジタル操作に不慣れな消費者でも利用しやすい通販導線の有効性を検証。文字入力や会員登録といった複雑な操作を省き、電話のみで注文できる購買体験を提供する。
実証実験では「テレAIカート」を活用し、店頭端末(サイネージ)やスマートフォンで商品を選択後、表示された電話番号に発信することで注文が可能となる。注文の流れは次の通り。
これにより、スマートフォンや携帯電話から電話をかけるだけで商品を購入できる。
実証実験では、音声案内にお笑いタレントの波田陽区さんの声を採用し、楽しみながら注文できる体験を提供する。
今回の取り組みは、静岡市の催事「わらしなマルシェ with 佐藤園お茶カフェ」で実施するほか、2026年6月末まで佐藤園が展開する「お茶カフェ&Matcha Place」でも期間限定で展開。高齢客が多い同店舗において、デジタル端末を活用した購買体験の受容性を検証する初のDX実証と位置付ける。
テレによると、日本では約900万人がいわゆる「買い物難民」とされ、高齢者を中心にスマートフォン操作やECの入力・会員登録が負担となり、通販を利用しにくい課題がある。
「テレAIカート」は、こうした課題に対応するため、電話で注文できる手段として開発。今後は自治体との連携による実証も予定しており、2026年3月には「買い物難民救済プロジェクト」を立ち上げ、通販企業や小売事業者と連携した購買インフラの整備をめざすとしている。
任意団体のデジタル民主主義2030が、詐欺広告通報サイト「ストップ詐欺広告」を公開。現在は試験運用で、審査や行政との連携はない。
スポーツウェアブランド「361°」やリカバリーウェアなどのEC事業を展開するジェリービーンズグループは3月24日、自社ECサイトで利用できる貸付サービス「JBポケットマネー」の提供を開始すると発表した。
「JBポケットマネー」は、ジェリービーンズグループのECサイト内で申し込みから借り入れまでをオンラインで完結できる貸付サービス。急な出費や購買機会に対応した柔軟な資金利用を想定している。ユーザーは外部の金融機関サイトなどへ遷移することなく、ECサイト上でシームレスに資金を利用できる点が特長だ。
「JBポケットマネー」は、ECやアプリ内に金融機能を組み込む「エンベデッド・ファイナンス(組込型金融)」の仕組みを活用したもの。従来のように銀行やカード会社のサイトへ移動して手続きを行う必要がなく、購買体験の流れの中でそのまま金融サービスを利用できる。ジェリービーンズグループは、EC内で完結する金融機能の提供により、利便性の高い購買体験の実現をめざすとしている。
ジェリービーンズグループは導入効果として、次の3点をあげている。
ZETAは、レビュー・口コミ・Q&Aエンジン「ZETA VOICE」導入サイトにおけるレビューおよびQ&Aの投稿数が、2026年2月時点で1600万件を突破したと発表した。

AIチャットやAIエージェントを通じて商品を探索・購買する「エージェンティックコマース」が急速に進展しており、ユーザーがAIとの対話を通じて購入意思を決定するシーンが増加している。
2026年2月には、米国でGoogle検索の「AI Mode」において、UCP(Universal Commerce Protocol)を実装した小売店の商品に「Buy(購入)」ボタンが表示された。検索結果内で決済まで完結できる機能が実装され始めるなど、ECサイト訪問前にAI環境下で購買行動が完結する動きが顕在化してきている。
このような環境下において、AIが参照するデータの質は顧客体験の質に影響を与える重要な要素となる。購入者によるレビュー、Q&AといったUGC(User Generated Content)は「信頼性の高い一次情報」で、AIの回答根拠としての価値がこれまで以上に高まっているという。
「ZETA VOICE」におけるレビューおよびQ&Aの投稿数は、2026年1月に1550万件を突破して以降、急ピッチで増加、2026年2月時点で累計1600万件を突破した。1か月という短期間での50万件の増加は、消費者による情報発信の活発化、EC事業者がUGCを単なるコンテンツではなく、生成AI時代における「戦略的なデータ資産」と捉え、CX向上に向けた活用を加速させていることが背景にあるとZETAは説明している。
サイト内にレビューコンテンツを実装できるサービス。ユーザーのレビューを複数の評価軸で収集し、さまざまなUIで表示する仕組みを簡単に導入することができる。
日本郵便は3月19日、住所情報を7桁の英数字で表現できる「デジタルアドレス」のビジネス版「ビジネスデジタルアドレス」の提供を開始した。7桁の英数字コードで、住所や社名、電話番号、企業サイトURL、法人番号などの情報を表現できるようになる。
「デジタルアドレス」は日本郵便が2025年5月に開始したサービスで、住所情報を7桁の英数字に変換・伝達できる仕組み。日本郵便のIDサービス「ゆうID」に登録した住所から、郵便番号を含む都道府県から町域、建物情報までの住所全文を7桁の英数字で表現できる。
「ビジネスデジタルアドレス」は、法人・個人事業主が自社情報を登録・発信できるほか、取引先情報を共通コードで正確に取得・活用できる仕組み。
7桁の英数字コードで、住所に加え、社名、社名カナ、電話番号、企業サイトURL、法人番号などの情報も表現可能。登記上の本店所在地に限らず、オフィスや店舗などの所在地も柔軟に登録でき、無料で利用できるとしている。
登録情報はコードにひも付けて一元管理され、企業間取引における情報入力や更新の負担軽減、分散しがちなデータの統合・活用の促進につなげる。
日本郵便は、住所情報が契約、配送、営業、マーケティングなどの基盤データである一方、表記ゆれや重複、移転時の更新対応など、正確性維持に大きな手間とコストがかかっていると指摘する。
また、日本の住所体系は区画単位であるため、同一住所内に複数の建物・テナントが存在するケースや、広大な敷地に1つの住所しか割り当てられないケースもあり、地点特定の難しさも課題となっている。
こうした問題は、誤配送やデータ整備の負荷増大だけでなく、部門ごとにデータが分散する「情報のサイロ化」を招き、DX推進の障壁になるとしている。
日本郵便は今後、取得できる情報や管理可能な範囲を拡張するなど、利便性と活用の幅を広げる方針を示している。さらに、2026年1月に発足した「デジタルアドレス・オープンイノベーション」コンソーシアムの共創パートナーとの連携などを通じ、業界・業務領域を広げて活用拡大をめざす。
日本郵便は、「郵便番号・デジタルアドレスAPI」を無料提供し外部サービスとの連携も進めている。これにより、日本郵便以外のサービスでもデジタルアドレスを住所へ変換し利用できるようにしている。
具体的には、GMOメイクショップが2025年7月にEC構築プラットフォーム「GMOクラウドEC」に導入。アパグループでも、自動チェックイン機や公式サイト・アプリから予約できるサービス「アパ直」の会員情報登録に採用している。
「デジタルアドレス・オープンイノベーション」コンソーシアムには、GMOメイクショップ、アパグループのほか、楽天グループ、セールスフォース・ジャパン、スマートロッカー「PUDOステーション」を展開するPackcity Japanなどが参画している。
日本郵便と佐川急便は、配達先住人不在で配送できなかった佐川急便の営業所への持ち戻り荷物を日本郵便の郵便局窓口で受け取れるようにするサービスについて、3月30日発送分から荷物の受取先変更を初回配達前から可能にする。従来は再配達依頼時に限って可能だった受取先変更が、初回配達前から行えるようになる。
佐川急便の不在荷物を郵便局で受け取れるサービスは、2023年10月から提供。不在持ち戻りとなった佐川急便の荷物を日本郵便の郵便局窓口で受け取ることができた。今回の対応で、より柔軟な受取方法が選択できるようになる。
受取先は郵便局窓口に加え、ロッカーや店頭などにも変更可能。受取可能な場所は全国1053拠点となる。利用には、佐川急便の会員サービス「スマートクラブ」への登録と、本人確認の完了が必要。
日本郵便と佐川急便の取り組みは段階的に拡大してきた。2023年10月には、都内など一部エリアの計301局でサービスを開始。2025年2月には全国へ拡大し、受取可能な郵便局は1052拠点まで広がっていた。
ZOZOは、親会社のLINEヤフーと共同で、男性アイドルグループ「NEWS」の増田貴久さんによるプロデュースプロジェクト「TAKAHISA MASUDA × ZOZOTOWN」を開始した。5月29日から増田さんがプロデュースした商品を「ZOZOTOWN」限定で販売する。
TAKAHISA MASUDA × ZOZOTOWN」に関連し、プロジェクトに関する最新情報を発信するLINEエンタメアカウントの運用、LINEミニアプリゲームの配信を3月24日から開始した。4月3日からは、「ZOZOTOWN」で増田さんのプロデュースによる制作メイキングムービーの配信を予定している。
増田さんは、「NEWS」のツアー衣装を10年以上に渡ってプロデュース、近年は海外ブランドとのコラボレーションにも取り組んだりしており、アイドルとしてだけでなくファッション領域でも存在感を発揮。今回のプロジェクトでは増田さんがファッションブランドを初めて立ち上げる。
「LINE」エンタメアカウントでは、プロジェクトの最新情報を発信。増田さんが生みの親であるキャラクター「ネコます」が登場するミニアプリゲーム「走れ!! ネコます」の配信も開始した。「走れ!! ネコます」は、増田さんの忘れ物を届けることをコンセプトにしたランゲーム。プレイヤーはポイントを集めて着せ替えアイテムを獲得したり、占い機能を利用したりできる。
「ZOZOTOWN」内の特設サービスで配信する、増田さんのプロデュースの裏側を紹介する制作メイキングムービーは、4月3日を皮切りに毎週金曜日に更新する。配信は全10回。
ZETAは、ネオジャパン、LIVEX AIと業務提携契約を締結し、国内において主に実店舗でのリテールメディア事業を展開すると発表した。
LIVEX AIはNVIDIAおよびGoogle Cloudのパートナーで、Webやチャットにおいてテキストや音声を活用したAIエージェント「LiveX AI」を提供する米国企業。「LiveX AI」は、ホログラムを活用したアバターによるPhysical AI、デジタルパネルを活用したDigital AIをラインアップしており、2026年2月のスポーツイベント「スーパーボウル」でも採用されている。
ネオジャパンは日本企業初の「LiveX AI」の再販パートナーで、「desknet's NEO」などさまざまな業務効率化DXソリューションを提供している。
「LiveX AI」を活用した実店舗に設置しているデバイスと、EC商品検索エンジン「ZETA SEARCH」、レビュー・クチコミ・Q&Aエンジン「ZETA VOICE」、リテールメディア広告エンジン「ZETA AD」を連携。そうすることで、店頭においてAIと会話して商品を探したり、クチコミやQ&Aを参照したりするだけではなく、そこに広告を表示して店頭をインタラクティブな広告メディアにできるという。
こうした取り組みによって、ECサイトだけでなく実店舗での接点を含めた新しい顧客体験とリテールメディア広告の展開を実現し、新たな収益機会の創出とCX向上を支援する。
リテールメディア市場では、購買データを活用した高精度な広告配信や効果測定への期待が高まる一方、実店舗を含むオフライン接点の活用や、顧客接点そのものを広告・販促・接客へと統合する次世代の取り組みが求められている。特に店舗事業者においては、デジタルサイネージ、アプリ、検索連動型広告などを活用した広告事業の整備が進み、ECと店舗を横断したリテールメディア基盤の構築が重要だ。
国内のリテールメディア広告市場は2025年に6066億円へ拡大し、2029年には1兆3174億円規模へと成長すると予測されている。また、オンラインのリテールメディア広告だけではなく、デジタルサイネージなどを活用した実店舗型のリテールメディア広告への注目が高まっており、実店舗事業者のリテールメディア市場は2025年の1190億円から2035年に1兆円規模へ拡大すると予測されている。
こうした市場動向を踏まえ、ZETAはネオジャパンおよびLIVEX AIと業務提携を行った。「LiveX AI」と「ZETA CXシリーズ」の連携で、エージェンティックコマース時代のリテールメディアへの取り組みを進めていく。提携により次のようなシナジーが実現できるという。
連携を通じて、リテールメディア・AI広告領域における取り組みをさらに強化していく。今後は、検索・レビュー・購買データ・接客履歴などを統合的に活用し、ECと店舗を横断した広告・販促・接客の最適化を推進することで、顧客体験の向上と事業収益の最大化の両立をめざす。
一般社団法人 日本アフィリエイト協議会(JAO)は4月23日(木)、「広告主向けアフィリエイト運用基礎セミナー」をオンラインで開催する。
セミナーでは主に下記について解説する。
第1部:日本アフィリエイト協議会(JAO)事務局による講座
第2部:鈴木珠世氏(すずきたまよ事務所)によるアフィリエイト運用基礎セミナー
13:50~14:00 オンライン配信開始
14:00~14:50 第1部 日本アフィリエイト協議会(JAO)事務局講座
14:50~15:00 休憩
15:00~16:15 第2部 鈴木珠世氏によるアフィリエイト運用基礎セミナー
16:15 閉会
16:15~16:30 Q&A(事前質問優先)
16:30 オンライン配信終了
ユミルリンクは3月18日、SMS配信サービス「Cuenote SMS」が、デスクワークオートメーションツール「Yoom(ユーム)」とAPI連携を開始したと発表した。連携したAPIの利用対象は「Cuenote SMS」と「Yoom」を利用する事業者。
「Cuenote SMS」は、携帯電話番号のみでメッセージの送受信ができるショートメッセージサービス(SMS)配信サービスで、国内大手キャリア(「docomo」「au」「SoftBank」「楽天モバイル」)との直接接続によって、導入企業が正規ルートでSMS配信を行える。
API連携により、「Yoom」が連携している700種以上のツールと連携しSMS送信に関するさまざまな業務を自動化できるようになる。連携による業務効率化や顧客体験向上の具体例は次の通り。
顧客管理ツールなどの情報が任意のステータスに更新された際、SMSを自動送信できる。たとえば、商談状況の変更や、エンドユーザーの問い合わせ対応のステータス更新時など。従来は手動で行っていた確認やメッセージ送信を自動化できる。エンドユーザーへのタイムリーな情報提供と迅速なフォローアップにつながる。
アンケート回収システムや「Yoom」のフォーム機能で受け付けたエンドユーザーに対し、SMSを自動送信する。資料請求、イベント申し込み、問い合わせなどをトリガーに、送信内容の確認や関連情報のURLを電話番号宛に送信できる。エンドユーザーによる情報の見落としを防ぎ、次のアクションを促す。
「Cuenote SMS」の利用料金は初期費用0円、1通6円~(プランにより変動)。月額費用は従量課金制。
「Yoom」の利用は4つのプランから選択となる(月額0円~4万8000円)。
ヤマトホールディングスは3月17日、グローバル・ブレインが運営するCVCファンド「KURONEKO Innovation Fund(KIF)」を通じ、リユース収集・販売支援システム「Retailor(リテーラー)」を展開するFree Standardへ追加出資した。ヤマトHDは2022年7月にもKIFを通じてFree Standardへ出資している。
Free Standardの「Retailor」は、フリマサイトなど従来の二次流通とは異なり、ブランドが公式のリユース品として商品の買い取り・販売を行える仕組みを提供するサービス。
ブランド側はブランド価値を維持しながら顧客との新たな接点を創出でき、消費者にとっては安全で高品質な購買体験につながる点がサービスの特長だ。
また、ブランドのECサイトや実店舗など複数チャネルを横断し、リユース商品の回収・メンテナンス・販売までを一体で運用できる点も強み。すでに複数の有名ブランドが導入しているという。
また、Free Standardは2025年4月、ブランド公式リユース品を扱う店舗「ReLIKE(リライク)」を東京都渋谷区に開設予定。仕組みの提供だけではなく、リユース品の販路拡大の支援も進めている。
ヤマトHDは、今後拡大が見込まれるブランド主導のリコマース市場において、グループが持つ回収・検品・梱包・保管・情報管理・販売までのサプライチェーン全体の物流ノウハウと、Free Standardの循環型マーケット構築の知見を融合する方針。リコマースに特化した最適な物流モデルの構築をめざし、持続可能な社会の実現につなげる狙いだ。
Free Standardは同日、シリーズAラウンドにおいて、既存投資家および新規投資家を引受先とするエクイティファイナンス、金融機関からのデットファイナンスにより資金調達を実施。累計調達額が13億7000万円に達したと発表した。KIFに加え、三菱地所グループおよび三井不動産グループのCVCも新たに出資している。
Free StandardはKIFの支援の下、ヤマトグループとの連携では、回収から検品・保管・情報管理・販売までのサプライチェーンを強化し「Retailor」の機能拡充と導入拡大を進めてきた。今後もリコマース市場に最適化された物流モデルを構築していく。三菱地所・三井不動産との連携でリコマースのブランド単位の取り組みを商業施設へ広げて生活者接点を増やし、リユースを日常の選択肢として浸透させる方針だ。
KIFは、Free Standardのビジョンと実行力に共感し、創業当初からリコマース市場における物流モデルの効率化や共創に向けた議論を重ねてきた。「Retailor」は複数の有名ブランドに導入されるなど、着実に実績を積み上げている。本出資を通じて、Free Standardのソリューションがより多くのブランドに活用され、リコマース市場を牽引する存在となるよう積極的に支援を行うとともに、リコマースに特化した最適な物流モデルを共に構築することで、持続可能な社会の実現に貢献する。(ヤマトHD イノベーション推進機能 森憲司マネージャー)
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ヤマトHD イノベーション推進機能 森憲司マネージャー
三井不動産は、リアルアセットに加えデジタル接点を掛け合わせたオムニチャネルでの顧客体験価値向上を推進している。Free Standardとの連携により、商業施設とECを横断した循環型消費モデルの展開を見据えた取り組みを進めることで、持続可能な社会の実現に貢献していく。(三井不動産 イノベーション推進本部 執行役員 ベンチャー共創事業部長 髙波英明氏)
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三井不動産 イノベーション推進本部 執行役員 ベンチャー共創事業部長 髙波英明氏
ecbeingは3月23日、チャットボットシステム「AIデジタルスタッフ」が、グループ会社のマーケティングプラットフォーム「visumo」と連携し、「visumo連携機能」の提供を始めたと発表した。ユーザーの質問に合わせて最適な写真やSNS投稿をチャット画面上に直接表示しながら案内できるようになる。
「AIデジタルスタッフ」は、Microsoftの「Azure OpenAI Service」を活用し、強力な自然言語処理モデル「ChatGPT」をベースにecbeingが自社開発したチャットボットシステム。ユーザーの問い合わせに対し情報検索機能が回答を自動生成するAIエージェントでもある。一般的なインターネット上の情報ではなく、サイト内の情報から回答する点が特長となっている。
「visumo連携機能」は、「visumo」が収集・管理するUGC(ユーザー生成コンテンツ)やスタッフのコーディネート画像などのビジュアルコンテンツを「AIデジタルスタッフ」と連携する機能。「AIデジタルスタッフ」は従来のテキスト回答に加え、ユーザーの質問に応じて最適な写真やSNS投稿をチャット上に表示して案内できるようになる。視覚情報を交えた対話により、実店舗に近い具体的な提案を実現し、購買体験の向上につなげる。
ブランド価値や顧客からの信頼獲得で重要な役割を果たすUGCやビジュアルコンテンツを接客に活用するため、「AIデジタルスタッフ」と「visumo」の連携機能を開発した。ECサイト内の情報を網羅的に活用した接客により、利用企業のユーザー対応の品質向上につなげる。
ecbeingによると、昨今のECサイトでは、商品画像に加え、UGC、店舗スタッフのコーディネート画像、SNS投稿などのビジュアルコンテンツを活用した施策が広がっている。「visumo」の導入により購入率が最大4倍に向上した事例もあるという。