【上司説得用/保存版】 売上に効くのは認知か、想起か。エビデンスで整理する「想起が売上に近い理由」
「想起が重要なのはわかったけど、売上との相関はあるの?」「認知じゃ駄目なの?」
または、現場は「想起の重要性」について理解しており、想起順位の向上に取り組みたいが「上長が納得してくれない」という声も少なくありません。
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「想起が重要なのはわかったけど、売上との相関はあるの?」「認知じゃ駄目なの?」
または、現場は「想起の重要性」について理解しており、想起順位の向上に取り組みたいが「上長が納得してくれない」という声も少なくありません。
ファミリーマートは、店内リテールメディア「FamilyMartVision」を「ファミマTV」に改称し、4月14日から順次リニューアル展開を開始する。店内デジタルサイネージを販促媒体にとどめず、「店舗体験を楽しくするメディア」として強化する狙いだ。
ファミリーマートは2026年9月に創立45周年を迎える。「いちばんチャレンジ」を掲げる取り組みの一環として、今回のリニューアルを「いちばんわくわく楽しい」「いちばん革新的・最先端」をめざす施策に位置付ける。店内リテールメディアを運営するゲート・ワンと連携し、サイネージの役割を広告配信からコンテンツ視聴へと拡張する。
従来の「FamilyMartVision」は設置店舗数が1万1000店を超え、媒体認知率は平均で約56%、10代・20代では約70%に達している。広告出稿企業数もこの4年間で2022年度比4.5倍の440社超に拡大するなど、店内メディアとしての存在感を高めてきた。
「FamilyMartVision」から「ファミマTV」への改称では、従来の“ビジョン”から、コンテンツを楽しむ“TV”へと打ち出し方を転換する。広告に加えて番組コンテンツを拡充し、視認率の向上や来店動機の創出につなげる。販促媒体の枠を超え、「生活動線上の放送局」としての進化をめざす。また、デジタルサイネージのLED化も検討し、消費電力や電気料金の削減といった運営効率の向上にも取り組む。
リニューアルにあわせ、新たな番組コンテンツも展開。4月14日からは、森香澄さんが出演するグルメ番組「秘密の夜食」を夜・深夜帯に月2本放映する。視聴後すぐに商品を購入できるコンビニならではの導線を生かし、購買行動の喚起を狙う。
6月2日からは、中島健人さんが出演する映画番組「Kenty CINEMA」を朝・昼帯に月4本放映。話題作や注目作を紹介し、レジ待ちや商品選びの時間を“映画との接点”へと変える。
また、「ファミマTV」の番組と連動した公式TikTokアカウントも4月14日に開設。店頭サイネージとSNSを組み合わせ、接点の拡大を図る。
「ファミマTV」は、全国47都道府県に広がる店舗網を基盤とした国内最大級のデジタルサイネージメディア。1日1500万人超の来店客にリーチできる点を強みに、地域や時間帯に応じた柔軟なコンテンツ編成を行う。加えて、視認率の計測や購買データを活用した広告効果の可視化にも取り組み、データ・ワンの購買データ連携型広告サービスと組み合わせたマーケティング支援も強化する。
経済産業省は4月9日、AIの利活用によって第三者に損害が生じた場合の民事責任について、現行法に基づく解釈の方向性を整理した「AI利活用における民事責任の解釈適用に関する手引き〔第1.0版〕」を公表した。AIの開発者、提供者、利用者それぞれの責任範囲に関する予見可能性を高め、AI活用の促進と紛争の円滑な解決につなげる狙いがある。
背景には、生成AIの普及により企業でのAI活用が急速に広がる一方、ブラックボックス性や自律性の高さから、損害発生時の責任の所在が不明確であることが導入の障壁となっていた点がある。同省は、法学・技術分野の有識者による研究会での議論や意見公募を経て、手引きを取りまとめた。
手引きは、第三者に損害が発生した事案を想定、不法行為責任を中心に、製造物責任法も視野に入れて整理している。契約責任を直接の対象とするものではないが、当事者間で責任分担を設計する際の前提となる“デフォルトルール”を示す位置付けだ。
大きな特長は、AIの利用形態を「補助/支援型AI」と「依拠/代替型AI」の2類型に整理した点にある。
「補助/支援型AI」は、人の判断を補助する用途を想定したもので、最終判断は人が担う。この場合、AIを利用していても、利用者は自身の職務や立場に応じた注意義務を引き続き負う。AIの出力をそのまま採用した場合、責任が軽減されるわけではなく、内容の妥当性を検証することが求められる。一方、開発者・提供者には、機能や限界、想定されるリスクについて適切な情報提供が要請される。
これに対し「依拠/代替型AI」は、人の判断や行動を代替する前提で利用されるもの。この場合、利用者の注意義務は、AIシステムを適切に運用するための体制整備や管理に重点が置かれる。開発者・提供者には、安全性確保のための設計や、リスク管理に必要な情報提供などが求められる。
具体的な判断の参考として、配送ルート最適化AI(補助/支援型AI)、弁護士業務支援(AI補助/支援型AI)、画像生成AI(AI補助/支援型AI)、取引審査AI(AI補助/支援型AI)、外観検査AI(依拠/代替型AI)、自律走行ロボット(AMR)(依拠/代替型AI)などの想定事例を掲載。補論ではAIエージェントにも触れ、現時点では2類型いずれかの一律の責任整理は難しいとしつつも、今回の2類型の枠組みが基礎になるとした。
たとえば、画像生成AIを用いた広告制作のケースでは、生成物を十分に確認せず公開した結果、第三者の著作権や肖像権などを侵害した場合、AI開発会社が、著名人と同一または類似の肖像が高頻度で生成されるAIを意図的に開発・販売していたといった事情がない限り、利用者側の注意義務違反が問われる可能性があると整理。最終的な公開判断を人が担う以上、出力内容の確認責任が重視される。
また、立証や手続面にも言及している点は実務上のポイント。AI関連事案では、技術的な専門性や証拠の偏在により、被害者側の立証が困難となる可能性がある。このため、文書提出命令など既存制度の活用に加え、場合によっては過失や欠陥の事実上の推定が問題となり得ることにも触れている。
経済産業省は、本手引きについて新たな責任法制を設けるものではなく、あくまで現行法の解釈適用の方向性を示したものと位置付ける。AI活用の拡大に伴い不透明だった責任の考え方に一定の指針を示したことで、企業のAI導入やガバナンス整備を後押しする資料となりそうだ。
オンワードホールディングスは4月9日、中長期経営計画「-ONWARD VISION 2030-」の事業領域別計画(進捗および目標)を公表した。2031年2月期に連結売上高3000億円規模の達成をめざしている。
EC領域はオンワード樫山およびEC対象事業会社8社となり、グループ合計でEC化率30%、そのうち自社EC比率80%を目標に掲げている。あわせて、会員数2000万人規模の顧客基盤構築もめざす。
ファッション領域では、「23区」「J.PRESS」「カシヤマ」「アンフィーロ」「WEGO」を戦略強化ブランドに設定。経営資源を集中し、各ブランドの生産性と収益性の向上を進める。
ファッション領域の売上高は、2026年2月期の1740億円から、2031年2月期には2000億円まで拡大させる計画。戦略強化ブランドに限ると、売上高は2026年2月期の1016億円から2031年2月期には1600億円まで伸ばす方針だ。
ブランド別の取り組みとして、「23区」は直営店の展開と百貨店や直営ECと合わせ、若年層や訪日外国人を含む顧客層を拡大。「J.PRESS」は展開する直営店と自社ECを中心に、百貨店や専門店と連動した顧客基盤の拡大を加速する。「カシヤマ」は直営店、百貨店、ECを組み合わせた全方位の出店戦略を推進すると同時に、デジタル技術を活用した生産基盤の効率化を国内外で進める。「アンフィーロ」はブランド認知向上と顧客基盤拡大に向け、単独店舗の出店を強化。「WEGO」はアジア市場への展開と自社EC強化を軸に、新規顧客の獲得を進める。
コスメ、ギフト、IP・ペット事業などで構成するウェルネス領域も強化する。売上高は2026年2月期の455億円から、2031年2月期には700億円まで拡大する計画。ギフト分野では、主力のカタログギフトに加え、カジュアルギフトやリアル店舗・ECを活用した直販事業の強化を進める。
顧客基盤については、2031年2月期に会員数2000万人の達成を目標とする。あわせて、20代〜30代の売上構成比の拡大も見込んでいる。
※本文中の一部の文言を、4/14 13時52分、17時13分に修正いたしました。
米Gapは、AIを活用した購買体験の強化を進めている。Google検索のAIモードやGeminiアプリ上での商品購入、対話型のパーソナライズサイズ提案を組み合わせ、オンライン購買における不安や離脱要因の解消をめざす。
米Gapは、アパレルECで離脱が発生しやすい「サイズ選び」と「購入完了」の2つのプロセスに着目。これらの摩擦を低減するため、2つの仕組みを導入する。
1つは、ビッグデータオンラインSaaSソリューションを提供するBold Metricsの「Agent Sizing Protocol」によるサイズ提案機能。従来の静的なサイズ表に代わり、対話型の購買体験の中で、顧客ごとに最適化されたサイズを提示する。
2つ目は、Googleなどが推進する「エージェンティック・コマース」の標準プロトコル「Universal Commerce Protocol(UCP)」に対応した会話型チェックアウト機能。これにより、消費者はGoogle検索のAIモードやGeminiアプリ上で商品を発見し、そのまま購入まで完結できるようになる。従来のようにブランドのECサイトへ遷移する必要がなく、検索から決済までの導線を大幅に短縮する。
たとえば、ユーザーが検索や対話を通じて商品を探す過程で、AIが利用者の体型や嗜好を踏まえたサイズを提案し、そのまま購入手続きまで進むといった体験を想定している。
Gapは今回の取り組みを、単なるAI機能の導入ではなく、全社的なデジタル基盤整備の延長線上に位置付ける。Google Cloudを基盤とした統合データ環境やAI対応アーキテクチャ、ガバナンス体制を背景に、顧客ジャーニー全体へと展開していく考えだ。
AI活用は新規性の追求ではなく、顧客の課題解決にある。サイズ選びへの不安を軽減し、購入完了率の向上につなげることで、長期的かつ測定可能な価値創出をめざす。(Gap CTO スベン・ゲルイェッツ氏)
アサヒグループ食品は、「アマノフーズ」公式オンラインショップにレコメンドエンジン「ZETA RECOMMEND」を導入した。
アサヒグループ食品は、「期待を超えるおいしさ、楽しい生活文化の創造」をミッションに掲げるアサヒグループの「食」を担う企業として、社会や消費者ニーズの変化に応じたさまざまな商品を提供している。
「アマノフーズ」公式オンラインショップは、アサヒグループ食品が運営。通販専用商品の販売、アレンジレシピの紹介といったコンテンツを通じて、ブランドの魅力を発信している。
トップページに「人気ランキング」を表示し、売れ筋商品を一目で把握できるようにした。これにより、ユーザーがスムーズに商品を選べるようにしている。特に初回訪問ユーザーにとって、安心して商品を選択できるきっかけにつなげ、購買判断を後押しする。
また、「すべての商品」「お味噌汁」「にゅうめん」「丼の具・雑炊」「スープ」「カレー・シチュー」といったジャンル別ランキングを表示。ユーザーの関心領域に応じた商品との接触機会を最大化し、平均購入点数の向上、CVR改善をめざすという。
商品詳細ページで「おすすめ商品」を表示するようにした。閲覧中の商品カテゴリや購入履歴などを元に、各ユーザーの関心に沿った商品を表示し、新たな商品との出会いを創出する。これにより、関連商品の同時購入を促進し、クロスセルの拡大およびCVR向上につなげる。表示例は次の通り。
パーソナライズされたレコメンドで潜在ニーズを発掘し、収益とユーザーの満足度向上を支援するマーケティングソリューション。
閲覧経路などのデータからリアルタイムでパーソナライズしたレコメンド、同じ商品をチェックしたユーザーが閲覧している商品を提示するといった機能がある。
春になると、パンについている赤や青のシールを集めている皆さん、こんにちは。私もその1人です。春恒例のお祭に参加せずにはいられません。今回のタイトル、決してふざけてつけたつもりはありません。2026年2月以降、Googleが検索に関するアップデートを展開し続けていることを踏まえ、ユーザーが「さがしもの」をする時、自社を見つけてもらうために大切なことを考えていきましょう。
Google Search Status Dashboard(Google検索ステータスダッシュボード) | Google
https://status.search.google.com/products/rGHU1u87FJnkP6W2GwMi/history
八代目儀兵衛がSEO効果減で危機感 自社ECサイトの改革でAI検索に対抗 | 日経クロストレンド
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/01354/00004/
“SEOには定評がある八代目儀兵衛だったが…”
オーガニック検索の場合、パーソナライズなどで多少の変化はあれど、一定の結果が返ってくることが多いです。そのことから「アルゴリズムをハックした」という情報商材も多かったように思います。
しかしAIツールの場合、同じ質問でも生成・引用される回答が異なることが多々あるので、“ハックする”ということが当てはまりにくいですよね。
“AIの推奨候補に思うように自社がリストアップされないことは早晩、売り上げに影響してくる恐れがあると判断。”
自社がリストアップされるに越したことはないですが、それが「カスタマイズされていない環境下でも同様か」という検証は必要ですね。AI検索も、根拠や事実に基づく信頼できる情報源を採用する限り、従来のSEOがAI検索にも密接に影響するのではないでしょうか。
キーワード羅列のような「いにしえのSEO」はもちろん、通常のSEOで用いない手法をLLMO、GEOなどの「AI対策」として取り組むのが良いとは考えにくいですね。
八代目儀兵衛さんのような業界のトップランナーともなれば、競合他社が似たようなコンテンツを用意し、競争が激化することは不可避でしょう。ユーザーの検索意図と動向、サイト上の行動をしっかり分析し、ユーザーのニーズを満たすことに尽きると思います。
アクセス状況、問い合わせ内容をしっかり汲み取り、その上で生成AIを活用するといった、活用法を整備することこそ重要だと思います。
「検索キーワード起点だから失敗する」SEO歴30年の渡辺隆広氏が説く、成果が出るコンテンツの作り方 | Web担当者Forum
https://webtan.impress.co.jp/e/2026/04/02/52289
“「生成AIでコンテンツ制作した場合、99%失敗します」、渡辺氏はそう断言する。理由は、AIが作る文章は単純につまらないからだ。”
AIの文章にはどうしてもAIの“残り香”がすると言いますか、言葉を変えただけで同じことを繰り返し説明するテキスト、過剰に強調する表現が目につくことが多いように感じます。それが「つまらない」理由かもしれません。
“AIは企画や構成案の「壁打ち」や「支援役」として使おう”
これは本当に大前提だと思います。コンテンツ作成の手引書のような、非常に読み応えのある記事です。すべてのSEOに従事する人に読んでほしいので、ピックアップしました。
Google is fixing a Search Console bug that inflated impression counts(Googleはインプレッション数を水増しするサーチコンソールのバグを修正している) | Search Engine Land.
https://searchengineland.com/google-search-console-bug-inflated-impression-counts-473530
“We identified a reporting error in Search Console that temporarily led to an over-reporting of impressions from May 13, 2025 onward. Bug fixes are being implemented to ensure accurate reporting.(サーチコンソールにおいて、2025年5月13日以降、一時的にインプレッション数が過剰に報告されるという報告エラーを確認しました。正確な報告を保証するため、現在バグ修正を実施中です。)”
1年近く経過していることに驚きました。クリック数は正しく表示されていたものの、表示回数が水増しでレポートされていた不具合です。
データが修正されたあとに表示回数が減り、クリック率(CTR)が上方修正される可能性があるということですね。この不備により、いわゆる「ゼロクリック検索」のような動きが軽減されるサイトも出てくるかもしれないので、改めて修正後のデータを確認してください。
モスグループのECが好調なワケ。ライスバーガー「のり弁」ヒットで売り上げ1.5倍、開発背景と成長戦略を聞いた | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/e/2026/04/08/15810
“普段の食事の選択肢になる「モスの日常化」をめざし、ECでの展開を開始”
私が子どもの頃は、ファストフードでも外食=特別なものでしたが、コロナ禍以降にフードデリバリーサービスも普及し、食べに行く、持ち帰るに加え、届けてもらう選択肢も浸透してきました。
半世紀に及ぶブランド力から自社の強みを棚卸した「3つのラインアップ」を軸に、客単価は実店舗の4倍になるとのこと。「取り寄せる日常使い」に落とし込みながら客単価アップに成功した戦略は、多くの事業者の参考になるのではないでしょうか。
松屋、TikTok Shopで「月商8500万円」 ショート動画から”直接購入”、従来のECモールとの違いは? | ITmediaビジネスオンライン
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2604/09/news033.html
"ユーザーに「よく見かける商品」「話題になっている商品」という印象を与え、関心を高める狙い"
TikTokに触れるようになり、最も強く感じたことです。動画で気になった店舗や企業を検索することが増えました。TikTokを“指名検索の獲得につながる助走路”と捉える考え方はありだと思っています。
“TikTok内で話題となったことで、楽天では前年比178.1%、Yahoo!ショッピングでは同330.5%に”
実際にショート動画に取り組んでいる事業者のなかには、メディア紹介や広告を用いなくても指名検索が増えているところも。記事では松屋以外にもいくつか事例を紹介しています。
“チョコレートブランドの「リンツ」は、まとめ買いで1粒当たりの単価を従来よりも安く訴求した”
「TikTok Shop」では破格のセールをよく見かけます。しかし、ユーザーがその価格に慣れてしまうと、平時の受注が減る、リピーターになりにくい、クーポン・バーゲンハンターによる一時的な購買だけが増えるリスクもあります。セールが常態化しないよう、出店記念セールに留めるといった設計も大切ですね。
私も「やってみないことには語れない」と思い、TikTokに動画を投稿していますが、約30本の動画の平均再生回数は約1.8万回、1割は10万回再生を超えてきました。見込み客との接触回数を増やし、認知拡大、指名検索を増やすには非常に相性が良いメディアだと感じています。
姫路城「二重価格」1カ月、収入2倍に 入城者数は17%減 | 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF076230X00C26A4000000/
まもなく大型連休ですが、旅行の計画はしていますか? 海外観光客でも賑わう姫路城が、2026年3月1日から二重価格を導入したことが話題になりました。
二重価格を導入した理由は、維持管理費の確保。姫路市民と市民以外で入城料に1500円の差ができたわけですが、導入から1か月の結果は記事の通り。入城者の減少は想定通りで、収入は前年比の2倍。他の自治体からの問い合わせも増えているとのこと。
ECモールのセールでも売り上げが前年割れする店舗が多いなか、客単価は上がっているというレポートに触れる機会が増えています。
ECを取り巻く環境も、水不足や猛暑による生鮮品の供給不安、地政学的リスクにおける石油関連製品への影響は避けられません。商品価格の見直し、受注減のなかだからこそ、集客、収益の確保術を身に着けていかなければいけませんね。
それではまた次回! 酒匂(さこっち)の「ネッ担ニュースまとめ」をよろしくお願いいたします。
「新・ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ」は以下の専門家が連載しています。
ECマーケティング人財育成は「EC事業の内製化」を支援するコンサルティング会社です。ECMJコンサルタントが社内のECチームに伴走し、EC事業を進めながらEC運営ノウハウをインプットしていきます。詳しくはECMJのホームページをご覧ください。
UdemyでECマーケティング動画を配信中です。こちらもあわせてご覧下さい。
ユウキノインは寄り添い伴走しながら中小企業・ECサイトのSEOからコンテンツマーケティング、プレスリリースやクラウドファンディングなど集客・販促・広報をお手伝いする会社です。詳しくはユウキノインのホームページをご覧ください。
Designequationは何かに特化したサポートではなく、モール・ベンダー選定や広告・CSなど各企業に合わせたカスタマイズ型の運用サポートを行っています。
アクセサリーのショッピングモール型ECサイト「ENDLESS MODE」を運営するエンドレスが、ECサイトの表示スピードの改善に成功した。
エンドレスは、ブランドごとにECサイトを運営していたが、インターファクトリーのクラウド型ECプラットフォーム「EBISUMART」を導入しショッピングモール型の「ENDLESS MODE」を構築、各ECサイトを統合した。月間100万人以上が訪問する規模に成長している(2026年4月現在)。一方、約5万点のカテゴリ構造や蓄積されたコンテンツによりデータ量が増大し、ページ表示に7〜8秒を要するなど、ユーザー体験への影響が課題にあがっていた。
そこで、課題の解決に向けてReproが提供するサイトスピード改善ツール「Repro Booster」を導入した。「Booster」は、タグを設置するだけでWebサイト全体の表示速度を高速化するサイトスピード改善ツールで、導入・運用の工数はほとんどかからない。「EBISUMART」との親和性の高さも採用の決め手となった。
「Repro Booster」の導入後、Webサイトの表示速度に関する指標であるWebページで最初のコンテンツが表示されるまでの時間を示すパフォーマンス指標「FCP(First Contentful Paint)」と、Webページで最も大きなコンテンツ要素が表示されるまでの時間を示すパフォーマンス指標「LCP(Largest Contentful Paint)」が大幅に改善した。
FCPは75.7%改善(「Repro Booster」適用前2.028秒→適用後0.492秒)、LCPは76.4%改善(同2.336秒→適用後0.552秒)した。セッションコンバージョン率(Session CVR)は16.8%向上(同1.13%→適用後1.32%)、PVは7.7%向上(同6.62→適用後7.13)した。


これらは、2025年10月1日から2026年1月15日におけるモバイルユーザーの「Repro Booster」適用有無のA/Bテストの結果。比較対象はFCP、LCPの中央値、初回セッションにおけるCVRおよび1セッションあたりの平均PV数としている。
これらに加えて、表示遅延に関する顧客・社内からの指摘解消、離脱率の低減、ページ回遊数の増加、購入点数と客単価の向上――が「Repro Booster」の導入成果として得られたという。

導入後は、社内からも顧客からも「表示が遅い」という声が一切なくなった。タグを設置するだけで導入でき、スムーズに改善を進めることができた。EC基盤の統合と、蓄積された膨大なコンテンツの価値を最大限に引き出すための表示高速化に取り組んだことで、顧客体験の向上に加え、売上機会の最大化にも寄与した。(エンドレス セールス グループ デジタルコマースチーム マネージャー小池雄一氏)
GMOペパボは、ECサイト構築サービス「カラーミーショップ byGMOペパボ(カラーミーショップ)」において、ターミナルやAIエージェントからショップを操作できる機能「カラーミーショップ CLI」「カラーミーショップSkills」の提供を開始した。コマンド1つで商品・注文・顧客データの取得や更新ができるようになる。「Claude Code」「Gemini CLI」などのAIエージェントツールと組み合わせると、複数の操作をまとめて自動実行するなどの高度な活用ができる。
「カラーミーショップ CLI」は、ターミナル(コマンドライン)操作やAIエージェントツールの利用に慣れている担当者向けの機能。商品の取得・更新・登録、注文情報の確認、顧客データの操作など、「カラーミーショップAPI」が提供する機能をコマンドから直接実行できる。
デザインテンプレートは利用者がローカル環境でダウンロードした後、編集後にアップロードできる。ブラウザ上でのプレビューにも対応する。
また、FTPによるファイルの取得・アップロード・削除・同期にも対応。コマンドでは、「カラーミーショップ ヘルプセンター」の記事を検索できる(認証は不要)。
AIエージェントにショップ操作スキルを追加することも可能。構築したショップに機能を追加する処理「colorme skill install」を実行すると、AIエージェントツールに操作スキルを追加できる。「商品価格を一括で10%値上げして」といった自然言語でAIエージェントが指示を実行する。
利用者は「Node.js(v20以上)」をインストール後、コマンド「npm install -g @colorme/cli」でCLIを導入し、「colorme setup」を実行する。ログイン後に「許可」することで認証と「Skills」のインストールが完了する。
AIツールからショップを操作できる従来からの機能「カラーミーショップ AIコネクター」はチャット画面からショップ操作を行いたい担当者向けだが、「カラーミーショップ CLI」はAPIによるデザインテンプレート編集やFTP管理など幅広い操作に対応する。
「カラーミーショップSkills」は、ブランドの雰囲気、メイン商材、ターゲット顧客層などの情報から、AIがショップの特性を把握し、より具体的な提案をする機能。セットアップの完了後は情報更新のみで継続的に利用できる。
利用者は「colorme skill install」でインストール後、AIエージェントツールからスキルを呼び出して利用する。コマンド「/shop-context-init」を実行し、いくつかの質問に答えながらショップの情報や特性を把握させると、以降の出力精度が高まる。
ハルメクホールディングス傘下のハルメクはこのほど、スマートフォン向けパズルゲームアプリ「ハルメク脳トレ」の提供を開始した。スマホ向けのアプリを手がけるのは初めて。シニア層のスマートフォン普及と脳トレニーズの高まりを受け、アイモバイルの子会社であるオーテと共同開発した。
ハルメクによると、脳トレゲームはシニア層の関心が高いという。「ハルメク脳トレ」では、ハルメク世代であるシニア層が実際につまずきやすいポイントを1つひとつ解消し、文字やボタンの大きさ、色彩設計、操作感、ゲーム内の言葉の選び方に至るまで、細部までシニア世代に最適化した。ハルメクはシニア女性向けの商品・サービス開発の知見を、オーテはゲーム開発のノウハウを生かしている。
ハルメクは自社のモニター組織「ハルトモ」の体験と意見を開発に反映し、改善を重ねた。その結果、操作のしやすさやマスの大きさ、運営元への安心感に関する評価が得られたという。「ハルメク脳トレ」の特長は次の通り。
ユーザーには問題を解くたびに応募券を付与する。「ご褒美」によって毎日の脳活が自然と習慣化するように設計している。
ユーザーは獲得した応募券で「ハルメク」の人気定番商品や家電、日用品、ギフト券などの賞品に応募できる。
パズルは、シニアに人気の高い「ナンプレ(ナンバープレイス)」や「タイル」を収録。大きな文字、押しやすいボタン、目に優しい配色などでUI・UXに工夫をこらし、わかりやすい操作性を実現している。
脳トレの継続によってゲームキャラクター「脳トレくん」が成長する。成長した「脳トレくん」はアプリ上の図鑑にコレクションできる。キャラクターへの愛着が継続のモチベーションにつながるよう設計している。
ハルメクによると、シニア女性のスマートフォン普及率は拡大しており、2024年には55歳から75歳で98.9%に達したという。デジタルゲームの経験率も増加しており、「脳トレ」への関心の高さが見られる。一方、市場のゲームアプリは若年層向けの設計が多く、シニア層には操作や表現がわかりづらい課題があった。こうした背景を受け、ハルメクとオーテはシニア層向けの脳トレゲームを開発した。
アパレルECの夢展望は4月14日、中国・上海有数の商業エリアである南京东路の商業施設「百联ZX创趣场」にポップアップ店舗を出店する。2026年に中国で合計6拠点の実店舗展開を進める計画の一環。
夢展望は2026年、中国市場において今回の上海南京东路店を皮切りに、成都店(常設店舗)、深セン店(常設店舗)、上海静安大悦城店(常設店舗)での実店舗展開を予定している。すでに運営中の「杭州ゴン連CC」、上海五角城店(常設店舗)を含めた計6拠点の運用体制となる見込み。拠点は順次拡大し、中国市場における成長をめざす。
南京东路は観光客や若年層が密集する商業地で、「百联ZX创趣场」は二次元文化をテーマとした施設としてZ世代の支持を確立しているという。従前の上海・五角城エリアでのポップアップ店舗(現在は常設店舗)の運営で確立した運営モデルを高密度な集客エリアへ移植し、ブランドの再現性と市場占有率の拡大を追求する。
南京东路のポップアップ店舗では夢展望の28周年ロゴを配置し、日本発のガーリーファッションとサブカルチャーを融合した世界観を提示する。また、現地で高い反響を得ている「めかくしくま」の展開を強化し、キャラクターIPとアパレルを連動させた価値の創出を推進する。
夢展望はこれまでに中国市場で、SNSを活用した施策により、運営するブランド「DearMyLove」のワンピースを単一品番で2000点以上販売した実績を持つ。同店舗では、こうしたオンライン上の購買データやユーザー投稿を店舗設計に反映し、オンラインとオフラインが連動するブランド体験を提供する。
夢展望は、上海・五角城エリアでのポップアップストアの先行展開で独自の運営モデルによる収益化の検証を完了しており、その成功プロセスを「標準フォーマット」とした横展開を進めている。現在、中国の商業施設やディベロッパーからは新たな出店に関する引き合いを継続的に獲得しているという。
今後は、ポップアップ店舗による市場検証・ブランド認知の向上と、常設店舗による安定的な収益基盤の構築を推進し、事業拡大のスピードを加速する。実店舗での体験をデジタル上での拡散につなげるOMO戦略を軸に、SNS起点でのヒット創出モデルを中国全土へ展開する。
デジタル広告のイベント「IAB NewFronts 2026」で、ティックトックはインパクトを追求した複数の新広告ソリューションを発表した。「Logo Takeover」は、アプリ起動時に表示されるティックトックのロゴに手を加えてブランドへの注目を高めることができる。「Prime Time」は、15分以内に3回まで連続した広告を表示してブランドのストーリーを伝えることができる。「TopReach」は既存の「TopView」と「TopFeed」を組み合わせて1日のリーチを最大化する。「Pulse Mentions」はブランドやカテゴリーに関連するビデオの直後に広告を挿入でき、「Pulse Tastemakers」はブランドが指定するクリエイターのビデオの直後に広告を挿入できる。
NewFronts ‘26: TikTok Unveils New High-Impact Ad Solutions
https://newsroom.tiktok.com/newfronts-26-tiktok-unveils-new-high-impact-ad-solutions
オンワードホールディングスは、2026年2月期決算発表において、中東情勢の不透明化が今後の商品価格などに影響を及ぼす可能性があるとの見方を示した。
足元の業績については、消費マインドの先行きに懸念があるとしつつも、販売は堅調に推移していると説明。3月の月次業績は好調で、4月上旬時点でも大きな影響は見られていないという。
一方で、中東情勢の不透明な状況が長期化した場合、まずは原材料など川上領域でコスト上昇が発生し、その後、製品価格へ波及する可能性があると指摘。「冬物からコストアップに伴う商品プライシングへの影響が出る可能性を懸念している」とした。
現時点では具体的な影響額の算定は困難としながらも、情勢次第では下期以降に原材料価格が上昇する可能性があると説明。これに対し、オンワードホールディングスでは複数の対策を検討しているという。
2027年2月期の連結業績見通しは、売上高が前期比4.3%増の2470億円、営業利益は同10.3%増の128億円、経常利益は同10.0%増の123億円、当期純利益は同10.9%増の112億円を見込む。
下期の利益率は前年並みを前提としており、中東情勢を含む複数の不確定要因を織り込んだ計画としている。外部環境の変動を踏まえつつも、計画達成をめざす方針だ。
オンワードホールディングスの2026年2月期におけるEC事業の売上高は前期比12.4%増の580億4600万円だった。EC化率は同0.7ポイント減の28.3%。
EC売上高の内訳は、自社ECが同8.2%増の456億500万円、他社ECモール売上が同30.7%増の124億4100万円。EC売上高における自社ECの売上比率は同3.0ポイント減の78.6%。ブランド複合型ショップ「オンワード・クローゼットセレクト」、OMOサービス「クリック&トライ」が好調だった。
公式ECサイト「ONWARD CROSSET(オンワードクローゼット)」の商品を、実店舗で取り寄せて試着するOMOサービス「クリック&トライ」の導入店舗数は、2025年2月期末から29店増の442店舗。導入率は同6.1ポイント増加の70.4%となった。予約点数は同4.5%増の29万4956点と好調に推移した。また「クリック&トライ」導入店舗の売上高は未導入店舗と比べ前期比で10%上回った。
2026年2月期連結売上高は前期比13.6%増の2368億400万円。中核事業会社のオンワード樫山やオンワードパーソナルスタイルにおいて、冬物衣料の販売が好調に推移した。ブランド別では、オンワード樫山がEC専業からスタートしたブランド「アンフィーロ」が大きく伸びたほか、「カシヤマ」、「チャコット・コスメティクス」、「WEGO」などの戦略強化ブランドが好調だったことに加え、「23区」 などの基幹ブランドも堅調に推移したという。
※記事初出時、「クリック&トライ」の説明文および連結売上高の年に誤りがあり、4/13 10時30分に訂正をしました。修正してお詫び申し上げます。
商品選定前の段階で、ユーザーに寄り添う“買い物の相談相手”として定着しつつある生成AI。最近では、Amazonの「Rufus(ルーファス)」やGoogleのAIショッピング機能など、AIショッピングアシスタントに関するニュースが続々と発表され、話題になっています。「用途に合う商品を教えてほしい」「条件に合うおすすめを比較してほしい」といった相談を、検索エンジンではなく生成AIに投げかけるユーザーも珍しくありません。
一方で、「AIが購入までを代行する未来」は、すでにすぐそこまで来ているのでしょうか。現時点のユーザー行動や調査データをもとに、 AIは今どこまで購買に関与しているのか、そしてEC事業者は今のフェーズで何を押さえておくべきかを解説します。
なお、記事内の消費者調査の有効回答数は150件で、市場全体の統計的な母集団を網羅する規模ではありません。AI利用者の解像度を高めることを目的に、調査結果を本記事にまとめています。
2026年1月11日、Googleは新標準プロトコル「ユニバーサル・コマース・プロトコル(UCP)」を発表しました。「UCP」は、AIエージェントと加盟店をつなぎ、商品検索から購入まで一連のショッピング体験をシームレスにつなげるための基盤です。
要望を伝えればAIエージェントがぴったりな商品を探し出し、対話の延長で購入手続きまで進められます。ユーザーがECサイトを回遊せずに購入を完了する、そんな「ゼロクリック・コマース」の未来は、技術的な観点だけを見れば実現可能なフェーズに入りつつあります。
では、私たちは今すぐ「AIが勝手に買い物をしてくれる未来」が訪れることを前提に動くべきなのでしょうか? ここで一度立ち止まって考えたいのが、技術の進化とユーザーの心理との距離感です。実際のデータを見てみると、その傾向が見えてきます。
最新のデータからは、ユーザーがAIを「買い物を相談する相手」として活用している一方で、購入までを任せる存在としてはまだ受け止めていない現状がうかがえます。
PLAN-Bマーケティングパートナーズが2025年6月に実施した調査では、日常的に生成AIを利用するユーザーのうち約4割が、AIとの対話をきっかけに実際に「商品の購入」に至った経験があると回答しています。化粧品や食品など具体的な商品の選定において、AIはすでに「相談相手」としての地位を確立し始めていると言えるでしょう。(PLAN-Bマーケティングパートナーズ「【調査】生成AI利用者の4割が「AIきっかけ」で購買を経験。生成AIとの対話から始まる、新たな購買行動の実態が明らかに」)
しかし、ここで注目すべきは、多くのユーザーがAIの言うことを鵜吞みにしていないという点です。当社の同調査では、購入に至ったユーザーの約9割が、AIの回答をGoogle検索などで検証してから購入していることが明らかになりました。
また、よりAIが普及しているであろう海外ユーザーを対象にした調査を見ても、慎重な姿勢が伺えます。channelengineが発表した、4500人のグローバル消費者を対象にした調査によると、58%がAIツールを商品リサーチに使用した経験がある一方、AIに「購入まで任せてもいい(快適だと感じる)」と感じている人は17%でした。(channelengine「Only 17% of consumers trust AI enough to complete a purchase, global study finds」)
多くのユーザーは、AIの提案を参考にしつつも、最終的な決済は自分でコントロールしたいと考えているようです。つまり、現在は「AIが買い物を代行する時代」の前段階、「AIに買い物の相談をする時代」にあると捉えるのが妥当でしょう。
一方で、「AIが勝手に買い物をしてくれる未来はまだ先の話だ」と静観するのは得策ではないかもしれません。なぜなら、AIが「相談相手」であろうと、将来的に「買い物代行者」になろうと、「AIに選ばれ、推奨される」ことの重要性自体は変わらないからです。
ユーザーがAIに相談した時点でどの商品が候補として提示されるかによって、その後の比較・検討の流れは大きく変わります。AIが相談相手になっている今、AIからのおすすめはすでに購買行動に影響を与える存在になっています。EC事業者にとっても「これから備えるもの」ではなく、すでに「向き合い始めるべきテーマ」になりつつあるのです。
具体的にどのような情報がAIに評価されやすいのでしょうか。そのヒントとなるのが、2025年11月に公開された、コロンビア大学やMITなどの研究チームによる論文『E-GEO: A Testbed for Generative Engine Optimization in E-Commerce』です。(『E-GEO: A Testbed for Generative Engine Optimization in E-Commerce』)
7000以上の商品購買クエリを用いた研究から、生成AIが評価しやすい商品説明には一定の傾向があることが示唆されています。研究では15種類のリライト戦略を比較し、どのような商品説明文が「生成エンジンにおけるランキング」を向上させるかが検証されました。
具体的には、次のような要素が有効であると述べられています。
競合優位性:他社製品と比較して何が優れているかを、客観的な事実に基づいて記述していること
事実性:正確な情報に基づいていること。AIはハルシネーションのリスクを避ける傾向があるため、事実に忠実であることは重要
意図への適合:「どのようなシーンで、誰が使うべきか」というコンテキストが含まれていること
一方で、単に「クリックしたくなる表現」や「物語調」にするだけでは、AIによる評価向上への寄与が限定的である可能性も示されています。
つまり、人間が見て「なんとなく良さそう」と感じる情緒的な表現よりも、「比較可能で検証できる情報」を含んだコンテンツの方が、AIに選ばれやすい傾向があると言えそうです。
AIが「買い物の相談相手」として定着しつつある今、AIにもユーザーにも判断しやすい情報設計が求められます。前述の研究結果をもとに、取り組みやすい情報設計のポイントを整理します。
まず重要なことは、他の商品との違いが客観的にわかる情報設計です。AIは「高品質」「最高峰」といった抽象的な表現よりも、「どこが、どのように、どのくらい違うのか」を把握できる情報を参照しやすい傾向があります。たとえば、
といった差分を具体的な数値や比較表で表現します。これはユーザーにとっても比較検討しやすくなるだけでなく、AIがユーザーに商品を推奨する際の判断材料としても機能します。
レビューは、AIが参照しやすい自然文データであると同時に、商品が「どのような条件・用途で使われているか」を伝える重要な情報源です。そのため、単に自由記述で感想を書いてもらうのではなく、
といった問いを設計したうえで、レビューを集めることが効果的です。レビューを通じて用途や前提条件が蓄積されることで、AIにもユーザーにも「どのような人に向いている商品か」が伝わりやすくなります。
AIは Q&AページやFAQのような 「疑問→回答」の構造化された情報を、重要な参照元として扱う傾向があります。たとえば、
などをQ&A形式で整理しておくことで、 AIにもユーザーにも判断しやすい情報源となります。
AIが完全に買い物を代行する未来は、まだ先かもしれません。ただ、かつてインターネット通販が登場した時も、「ネットでカード番号を入れるなんて怖い」という心理的抵抗がありました。しかし、利便性が勝り、今では当たり前のインフラになっています。AIによる「買い物代行」も、いずれ同じ道を辿る可能性があります。
重要なのは、AIが「相談相手」として商品を推奨するロジックも、将来「買い物代行者」として商品を決定するロジックも、根底にあるのは「正確で、論理的で、信頼できるデータ」であるという点です。
現状の取り組みとしては、「UCP」のようなAIショッピングアシスタントの動向を注視しつつ、自社の商品データを「AIが理解しやすい論理構造」に磨き上げることが重要です。それが、今の「買い物の相談相手であるAI」に推奨されることにつながり、やがて来るかもしれない「AIが勝手に買い物をしてくれる未来」に備えるための、有効な戦略の1つと言えるでしょう。
ファーストリテイリングが発表した2025年9月-2026年2月期(中間期)の連結業績によると、国内ユニクロ事業のEC売上高は前年同期比8.4%増の893億円だった。
連結売上高は前年同期比14.8%増の2兆552億円。国内ユニクロ事業の売上高は同7.4%増の5817億円だった。国内ユニクロ事業に占めるEC売上高比率は、前年同期比0.2ポイント増の15.4%。
ユニクロ事業は全地域で増収増益となりグループ全体の業績をけん引、上期として過去最高業績を達成した。冬物依存から脱却し、通年商品の強化によって国内外で売上成長を拡大したほか、旗艦店を軸とした質の高い出店も進んだという。
なお、2025年8月期の連結決算では、国内ユニクロ事業のEC売上高は前期比11.2%増の1523億円、EC化率は同0.1ポイント増の14.8%だった。
一般社団法人イーコマース事業協会(EBS)は4月11日、通常総会において役員人事を実施し、第12代理事長に副理事長だった奥平哲也氏(松平商会の代表取締役)が就任した。任期は2年間。
奥平新理事長は、就任後に実施したカンファレンス「ネットショップカンファレンス2026」で、中東情勢を中心にしたマクロ環境の厳しさと技術革新の好機が混在する現状に触れ、AI技術、特に「AIエージェント」の活用を通じた先行者利益の獲得と、協会が伝統とする「相互扶助の精神」による事業の継続性を強調した。
また、「知って終わりではない学びの場」として、オンラインではカバーできない事業者間の密なコミュニケーションが得られる体験(EBS)を提供していくと決意を会員などに示した。
奥平氏は、現在EC業界が直面している課題として、中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の高騰、物流コストの増大、為替変動、地政学的リスクをあげた。これらのマクロ的な要因は、ネットショップの現場に確実に影響を及ぼしていると分析した。
一方で、生成AIの次のステージである「AIエージェント」の到来を「大きな追い風」と位置づける。購買履歴に基づく最適提案、在庫データに連動した自動発注、人間と遜色ないカスタマーサポートなど、実務の「パートナー」としての活用に期待を寄せた。
奥平氏は「この技術の活用に正解はまだない」とした上で、会員が成功・失敗の事例を互いに持ち寄り、先行者利益を享受できる場としての協会の役割を説いた。
奥平新体制では、10年、20年と持続する事業の繁栄を目標に掲げる。そのための原動力として、アフリカの諺「遠くまで行きたければ、みんなで進め」を引用し、仲間との切磋琢磨による学びの定着と行動の継続を促した。
具体的な活動方針として次の3点をあげた。
単なるテクニックの伝達だけではなく、困難の乗り越え方や判断の根拠、失敗からの立ち直りといった深い絆に基づく情報交換を重視する。
有志による勉強会や研究会において、大阪市内の事務局を最大限に活用。現場スタッフが参加しやすいよう、平日開催も積極的に取り入れる方針。
奥平氏自らが先頭に立ち、1人で悩む店長たちに仲間の存在を伝えるための広報活動を「最大のミッション」として展開する。
日本時間2026年2月6日に「Discover(ディスカバー)」、3月25日に「spam(スパム)」、3月27日に今年最初の「コアアップデート」が実施されました。
ユーザーの興味・関心を元におすすめコンテンツを表示する機能「Discover」。検索なしでサイトへのアクセスにつながることも多いため、「Discover」対策のような情報も出回っていました。
「ディスカバーアップデート」は、数か月で全世界に展開すると発表されています。ユーザーのいる国・地域に関連するコンテンツ、専門知識を持つウェブサイトからのおすすめが強化される一方、煽り・つりのようなクリックを誘発するコンテンツは削減する方針が発表されています。
「スパムアップデート」では、キーワードを少し入れ替えただけのような量産コンテンツ、いわゆるディレクトリ貸しなどがピンポイントに対策されたようで、19時間半という異例の速さで終了しています。
「コアアップデート」は4月8日に完了しましたが、しばらく変動が続くことも多いので、注視が必要です。
いずれも、真っ当にサイトを運営していれば過剰におびえる必要はないことも周知の事実ですね。ただし、人の手を介さず、大部分をAI作成に委ねたままのサイトは要注意。
権威性や信頼性を評価する基準である「E-E-A-T」の重要性が広く知られるようになったことで、「AIツールで引用数を増やす手法を提案された」という話も聞きます。しかし、これは危うい手法になりかねません。
「AIを用いたSEOツール」のプレスリリースも増えているように感じます。そうしたツールを選ぶ上で、アップデートの方向性が示す通り、自社の独自性と専門性を損なうことなく利用できるかどうかを判断基準にするのが良いでしょう。