ドコモ・インテージ・サイカがブランド選択率向上などのためのマーケティングプラットフォーム開発へ

技術を連携して顧客分析・施策実行・効果検証まで一括提供、「dポイントクラブ」会員データがベース

山川 健(Web担 編集部)

7:01

NTTドコモ、マーケティングリサーチ事業のインテージ、データサイエンスソリューション事業のサイカ(XICA)の3社は、ブランド選択率向上、ブランドロイヤリティ(愛着心)強化のためのマーケティングプラットフォームの開発を共同で12月2日に始めた、と同日発表した。3社の技術やノウハウを連携させ、顧客分析から施策実行、購買効果を含む効果検証までの一括提供を目指す。

このプラットフォームは、ドコモのポイントサービス「dポイントクラブ」会員のシングルID(契約者情報、位置情報、アプリ利用ログなど複数データをひも付けた1つのアカウント)をキーに統合したデータを基に、インテージの購買データ分析・施策の効果検証の知見、サイカの消費者意識データから顧客のブランド選択やロイヤリティ形成の仕組みを解明する分析技術を連携させる。

プラットフォームの初期機能として、顧客のブランド選択やロイヤリティ強化を目的にする広告クリエイティブのブリーフィング案を生成するAI(人工知能)ガイダンス機能の提供を予定。2026年度早期の提供を目指す。それに続いて、施策の効果をモニタリングするダッシュボードなど、マーケティングプロセスを一括支援する機能の提供を順次始め、企業のブランド価値の最大化を図る。

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