Asobicaは、「企業やブランドに対する『推し消費』に関する調査」を実施した。全国15~59歳の男女1,035人が回答している。
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“企業を推す”時代へ? Z世代の半数以上に「推し企業」がある
まず、「推し」の企業やブランドがあるかを聞くと、全体では35.0%が「はい」と回答した。
年代別に見ると、特に15歳〜29歳のZ世代において「推し企業」があると答えた割合が高く、男性20代以下では50.4%、女性20代以下では49.8%、学生では60.0%にのぼった。
具体的な企業・ブランド名を見ると、1位は「任天堂」で75票、2位は「トヨタ自動車」で53票となり、3位以下を大きく引き離した。以下、「パナソニック」「ユニクロ」「セブンイレブン」など一般消費者向けの製品が数多くランクインしており、日常生活での接点の多さや品質の高さがファン獲得につながっているようだった。
推し企業の商品は「値上げしても買い続ける」が約半数
「推し企業がある」と答えた層に対し、「推し企業」の商品の価格が値上げされた場合どうするかを聞くと、「(価格に関わらず/他の支出を減らしてでも)買い続ける」が約半数にのぼった。
また、「推し企業」に対していくらまでの値上げを許容できるかを聞いたところ、全体の32.0%が「20%以上の値上げも許容できる」と回答。20代以下ではその割合がさらに高く36.5%となり、特に若年層でコスト増を許容する傾向にあることがわかった。
最後に、どのような経験が企業への愛着や購買意欲につながったかを聞くと、「商品・サービスの限定/先行情報」が27.9%で最も多く、ついで「企業の中の人との交流」が11.6%、「ファン同士の交流」が10.6%と続いた。
調査概要
- 【調査期間】2025年10月17日~2025年10月22日
- 【調査対象】全国15~59歳の男女
- 【有効回答数】1,035名
- 【調査方法】インターネット調査
- 【備考】本調査における「推し」とは、対象に対して「新商品はチェックしている」「発信情報はついつい見てしまう」「SNSをフォローしている」「家族や友人にお勧めしたことがある」といった行動と定義。