タオルのODM(Original Design Manufacturing、委託者のブランドで製品を設計・製造)メーカーである伊澤タオルは6月20日、東証スタンダード市場へ新規上場した。
伊澤タオルは1970年の創業。ファブレスモデルを採用し、コンビニやEC事業者、ディスカウントストアなどに向けたタオルのODM生産が主力事業。自社販売チャネルとしてECサイト・Amazonで「タオル研究所」を運営している。

ODM生産を主力にEC販売も手がける(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)
2025年2月期の売上高は前期比1.1%減の98億2536万円、経常利益は同44.7%減の9億8008万円、当期純利益は同47.6%減の57億8533万円だった。売上高の内訳はODM生産が56.6%、キャラクターIP製品が26.5%、EC販売が16.9%でEC売上高は約17億円。

EC販売の割合は16.9%(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)
EC販売では、「タオル研究所」ブランドのタオルがAmazonのタオル売れ筋ランキングで上位を占めるなど人気を集めている。「タオル研究所」は独自に企画・開発したタオルを取り扱う。直販で販売動向や消費者からの声などの情報を収集、各販売チャネルの製品開発に反映させているという。
また、ECサイト・Amazonでは、ウォルト・ディズニー・ジャパン、サンリオといった大手キャラクターライセンサーとのライセンス契約を締結。「タオル研究所」ブランドとキャラクターのコラボ製品も展開している。
タオル市場におけるシェア率は約6%
矢野経済研究所の調べによると、国内のタオル・タオル関連製品の小売市場規模は2023年度で約1588億円、今後も1600億円前後で緩やかに推移すると予測。伊澤タオルの同市場におけるシェア率は約6%となっている。

伊澤タオルのタオル市場のシェア率は約6%(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)
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オリジナル記事:東証スタンダードに上場したタオルのODMメーカー「伊澤タオル」とは? EC売上は約17億円、売上高約100億円
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