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5分でわかる! 「マーケットプレイス」などアマゾンを賢く活用するサービス7選 | 単発記事 | ネットショップ担当者フォーラム
アマゾンジャパンが、外部企業が出店できる「Amazonマーケットプレイス」の強化を進めています。直販に加え、外部企業による出店販売により流通規模は拡大。こうした状況下、アマゾンに対して徹底抗戦するという戦略を採用する企業もありますが、“「Amazon.co.jp」を賢く活用”して「共存共栄」をめざすEC事業者も増えています。「Amazon」を賢く活用するという視点で、ここ最近リリースされた出店者向けサービスをまとめてみました。
▼「Amazonの成長戦略」がわかるアマゾンの講演など、EC事業者に役立つ全5セッションのセミナーイベント「ネットショップ担当者フォーラム in 札幌」を7/10に開催
① 自社ECサイトでアマゾンのログイン&決済機能が使える「Amazon ログイン&ペイメント」
自社ECサイトで「Amazon.co.jp」のアカウント情報を使って配送先指定やクレジットカード決済などができる「Amazon ログイン&ペイメント」。導入したECサイトでは、「Amazon.co.jp」のアカウントでログインでき、そのアカウントで登録している配送先住所やクレジットカード情報などを利用できるようになります。
「ちょっと待てよ。そんなことしたら、アマゾンに商品の売れ行きデータが分かってしまうじゃないか」。こんな不安の声が一部ではあがっています。心配はありません。アマゾンが取得するのは決済に必要な売り上げ情報のみです。
利用するには現在のところ、以下の3通りが明らかにされています。
- 自社で開発
- フラクタが提供するECシステム「FRACTA NODE(フラクタ・ノード)」の利用
- フューチャーショップが提供する「FutureShop2」の利用(9月から提供開始、7月から申し込みを開始)

▼「Amazon ログイン&ペイメント」の仕組みと特徴はこちらから
▼「Amazonログイン&ペイメント」の事業者向けサービス紹介ページ(外部サイトにジャンプします)
② 「Amazon.co.jp」の検索結果ページに広告を掲載できる「Amazonスポンサープロダクト」
2014年9月下旬から開始した、1クリック2円からのクリック課金型のキーワード広告。アマゾンの大口出品サービスに登録している法人の利用が可能で、掲載できる商品はアマゾン内で販売している商品です。
従来、アマゾンの出品サービスでは、出品者が能動的に売り上げを伸ばす仕組みが多くはありませんでした。自社の商品に誘導できる検索連動型広告により、出品者はアマゾン内でのマーケティング戦略を実行できるようになりました。

③ 画像などを用いて訴求力の高い商品詳細ページを作成できる機能「商品紹介コンテンツ」
これまで商品ページでの商品説明は文章表現のみでしたが、画像や見出しなどを用いて、出店者が自らの商品の特徴などを分かりやすく表現できるようにする機能を追加。2015年6月から利用できるようになりました。
商品詳細ページの下部の「商品の説明」という欄において、あらかじめアマゾン側が設定したフォーマットをベースに、出店者自身が自由に複数の画像や見出し、テキスト文を組み合わせて商品の詳しい特徴などを表現できるものです。
出店者は「訴求力の高い商品詳細ページの作成が可能になる」(星健一セラーサービス事業本部長)とされています。

④ 海外のアマゾンでの販売支援(グローバルセリング)
アマゾンジャパンでは昨年から、海外のアマゾンでの販売支援(グローバルセリング)に力を入れており、まずは最も大きい市場である米の「Amazon.com」に関する販売支援チームを立ち上げました。
アマゾンジャパンのセラーサービス事業部事業本部長の星健一氏は次のように説明しています。
日本の販売事業者の商品も、海外向け販売を検討しているものの実現できていない事業者が多いです。「グローバルセリング」の支援サービスはニーズがあり、販売事業者の役に立てると考えています。
実際、日本の販売事業者のなかには、米国の「Amazon.com」のFBAを使って販売を始めている事業者がいます。海外に発送する作業や関税の処理などについても、輸出代行会社を紹介できるので、今後、アマゾンを通じて多くの日本の販売事業者に海外展開していただきたいと考えています。

▼アマゾンが力を入れているグローバルセリングなど2015年のEC戦略について
▼アマゾンの海外販売(グローバルセリング)について(外部サイトにジャンプします)
⑤ 「Amazonポイント」の付与権限を出店者に開放
2015年、これまでアマゾン直販商品に限定していた独自ポイント「Amazonポイント」の付与権限を出店者に開放し、出店者も自由に自社商品にポイントを付けられるようにしました。主に法人を対象とした大口出品サービス利用社となります。
ちなみに2014年夏には、従来、アマゾン直販商品にしか使用を認めていなかったポイント支払いを出店者の商品購入時でも使用できるようにしています。
その付与権限は、任意で付与ポイントを商品ごとに1ポイント単位または販売価格に対するパーセントで設定可能。付与ポイントの原資は全額出店者の負担になります。
ポイント付与権限の出店者への開放で、季節性が高く短期集中で拡販したい商品や値引きが難しい商品の販売強化などに期待が高まっています。

⑥ 物流代行サービス「フルフィルメントByアマゾン(FBA)」
ご存知の方も多いFBA。利用する販売事業者は増加の一途をたどっているということです。
2015年のインタビューで、星健一氏は次のようにFBAに対する意気込みを説明しています。
当日もしくは翌日配送サービスは、FBAを利用いただいている商品のみの対応でした。しかし、自社で出荷している商品についても、当日もしくは翌日配送できるスキームを組んでいる事業者は「マケプレお急ぎ便・マケプレ当日お急ぎ便」を利用してもらうことで、当日・翌日の配送が可能と表示できるようになりました。これからも配送サービスについては一層、注力していきたいと考えています。

▼FBAについて(外部サイトにジャンプします)
⑦ Amazonのサービスを活用して成果を上げている店舗の紹介
いわゆる成功事例の発信です。ネットショップ担当者フォーラムでも転載記事を掲載しています。アマゾンで売り上げを伸ばしたいと考えている事業者は、他社の事例を参考にしてみてはいかがでしょうか。
▼マーケットプレイスで売れている理由
▼Amazon Storyについて(外部サイトにジャンプします)
まとめ。「Amazonマーケットプレイス」は確実に拡大
アマゾン日本事業の2014年における売上高は前期比3.6%増の79億1200万ドル。2014年の年間平均為替レート(105円)で換算すると、日本事業の売り上げは前期比12.3%増の約8300億円となります(直販のほか、第三者による販売の手数料収入も含まれます。詳細記事はこちらから)。
アマゾンに詳しい業界関係者によると、全体の流通額のうち約4割が第三者による販売だそうです。手数料収入は第三者の販売額の約10%と見られ、第三者による流通額は約5200億円、直販による流通額は約7800億円になると推計されます。
2014年12月末時点でAmazonマーケットプレイスに出品している販売事業者数は、17万2000(法人・個人含む、年間で販売履歴のあるアクティブアカウント)。2014年1月末と比べ、1万1000の伸びとなっています。
ちなみに、「楽天市場」の2014年における国内EC事業の年間流通総額は前期比13.7%増の2兆100億円(EC流通額の約8割が「楽天市場」経由のようで、「楽天市場」の流通総額は約1兆6000億円と予測されるます。詳細記事はこちらから)。徐々に楽天とアマゾンの流通額の差は縮まってきているようです。
インプレスでは7月10日に札幌市内で、アマゾンの戦略やLINEを使った集客などが1日でわかるセミナーイベント「ネットショップ担当者フォーラム2015 in 札幌」を開催します。詳細は次の通りです。
【会 期】2015年7月10日(金)セミナーは13:00~17:00(受付開始 12:30)、懇親会は18:00~19:30
【会 場】札幌国際ビル貸会議室 国際ホール
【定 員】先着100名
【料 金】無料 ※事前登録制
【詳 細】https://netshop.impress.co.jp/event/201507sapporo
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ネットショッピングするのはいつ、どこで? 人気ショップのサイト幅って何pixel? | 週間人気記事ランキング | ネットショップ担当者フォーラム

テレビ通販大手のQVCジャパンによる「通販利用実態調査」、ECサイト総合支援の久による「日本のECサイトの売上上位300社のサイト横幅トレンド」、Webマーケティング支援のブレインネットによる「スマートフォン活用の実態調査」など、興味深い調査データが集まりました。ぜひご一読を。




EC上位300サイトの約7割がサイト幅「900~1000px」を採用。レスポンシブは1割未満

スマホでECを利用するとき、「ネットで検索する」が5割超。アプリは約27%

ビックカメラ傘下のソフマップ、「Amazonマーケットプレイス」に出店

楽天店の“見える化”が繁盛店への第一歩。習慣化すべき3つの分析&実行ポイント

ヤフーとさとふる、ふるさと納税の返礼品購入サイト「さとふる地域特産品」を「Yahoo!ショッピング」に開設

ヨドバシカメラ、ECと店舗のサービスをほぼ統合。オムニチャネル対応サービスを拡充

解約率は0.5%。コンサルの知見を機能化した単品通販向けツール/スマイルツールズ
※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。
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米Yahoo!、検索システムをBingからGoogleに乗り換えか?
米Yahoo!は、Googleからデータ供与された検索結果をテスト中であることを認めた。検索システムとして米Yahoo!はBingを現在利用している。しかし日本のSEOに与える影響はほぼないはず。なぜなら、日本のYahoo!はすでにGoogleを検索システムとして利用しているからだ。
- 米Yahoo!、検索システムをBingからGoogleに乗り換えか? -
Posted on: 海外SEO情報ブログ - SuzukiKenichi.COM by Kenichi Suzuki
新日本プロレスで約1.1万件のカード情報が漏えい、チケット販売などの公式サイトで | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

新日本プロレスリングは7月2日、チケット販売などを行う公式サイトが第三者による不正アクセス攻撃を受け、クレジットカード情報を含む一部の顧客情報が流出したことを明らかにした。
流出したのは最大で1万8000件で、クレジットカードはそのうち1万1155件。そのほか、氏名・住所・電話番号・Eメールアドレスが流出した形跡が見つかったという。公式サイト内で「チケット購入」「オフィシャルファンクラブ入会・更新」を行った顧客が対象。
新日本プロレスリングのECサイト「闘魂SHOP通販」やメルマガ登録といった顧客情報は対象外。
原因は、Webアプリケーションに脆弱性があったため、Webサーバーに対する不正アクセス攻撃を受けたという。

4月28日18時ころ、契約先の決済代行会社からカード情報が流出した可能性があるとの連絡があり、オンラインでのカード決済を停止。同時にサイトの保守・管理を委託しているシステム会社と決済代行会社による調査を始めた。
また、第三者調査機関「Payment Card Forensics(PCF社)」へ調査を依頼し、5月1日から調査を開始。6月24日にPCF社から最終報告書を受領し、流出の事実が判明した。
新日本プロレスリングでは以下の通り、実施対策と再発防止策を実施した。
- オンラインでのクレジットカード決済サービスの停止
- Webサーバ内のディレクトリーファイルのクレジットカード情報の削除
- PCF社から指摘を受けたシステムの脆弱性および管理体制の不備の改修
- クレジットカード情報を当社サーバ内を通過しない(伝送・処理しない)、決済代行会社にて伝送・処理・保持する画面リンクタイプ決済へのシステム切替
- 社内にセキュリティ管理部門を新設し、管理体制の見直しおよび強化
- 所轄警察署(中野警察署・警視庁)および経済産業省へ報告
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LINEで位置情報を送信してキャンペーンに参加
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みんなでつくろう!Pocky×PRETZ おでかけマップ
http://cp.pocky.jp/odekake2015/
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首都圏での楽天BOXの運用を開始、楽天 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

楽天は6月26日、東京・浜松町駅や神奈川・大船駅など首都圏での「楽天BOX」の設置を開始した。楽天BOXの首都圏への設置は今回が初めて。楽天BOXは、当初楽天が想定していたよりも多くの購入者が利用しており、首都圏への設置が期待されていた。今後もさらに、楽天BOXの設置場所を増やすことで設置することで楽天ユーザーの利便性を高める。
コンビニエンスストアのポプラにも楽天BOXを設置。また、6月から移転を開始した楽天本社クリムゾンハウスにも新たに設置した。
今回新たに楽天BOXが設置されたのは、東京二子玉川の楽天本社クリムゾンハウス2F、東京モノレール浜松町駅3F中央口、京成電鉄千葉中央駅千葉中央ミーオ1F、東葉高速鉄道北習志野駅改札外、東葉高速鉄道八千代緑が丘駅改札外、東葉高速鉄道東葉勝田台駅改札外、湘南モノレール大船駅定期発売窓口付近、ポプラ平野町2丁目店の8カ所。
現在、楽天BOXが設置されている場所は全12カ所。楽天の三木谷浩史社長は年内に楽天BOXを50カ所に設置すると発表しており、今後も続々と楽天BOXの設置が増えるものと考えられる。

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グーグル、ウェブマスターツールを刷新
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検索アナリティクスレポートで精度の向上したデータをご覧になれます
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2015/05/new-search-analytics.html
"Google Search Console" - ウェブマスターツールが新しくなりました
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2015/05/announcing-google-search-console-new.html
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ロコンドが返品理由集めた「ビッグデータ」を消費者に公開、商品選びに役立てる | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

靴とファッションのECサイト「ロコンド」を運営するロコンドは7月2日、「ロコンド」で過去1年間に1000点以上返品されたブランドに関する返品理由を集計・編集した「返品レポートページ」を公開した。返品理由を公開することで、消費者の商品選びに役立てる。
「返品レポートページ」は各商品詳細ページ内に「サイズ選びでお困りですか?」というテキストを設置。クリックすると、「返品レポートページ」に移動する仕組み。
「返品レポートページ」では7月2日現在、171のブランドに関する返品理由をまとめている。ロコンドによると、「ブランドごとのサイズ感がわかりやすくなり、すぐに自分に合うサイズを選ぶことができるようにサポートする」と言う。
ロコンドでは商品購入後30日間は返品を無料とするサービスを展開している。返品理由に関するデータを収集。それを消費者に公開することで、「返品ビッグデータ」としてサイズ感など消費者の商品選びに役立てる。

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2015年8月の検索トレンド予想 ~1年前の検索傾向から見る注目キーワード
デジタルガレージとメタップス、スマホ広告事業の合弁会社「デジタルサイエンスラボ」設立
博報堂と01Booster、新製品/サービスの普及戦略を構築する「ストラテジアソン」提供開始
Web広告に関する米国法規制の現状と違反事例について調べてみました(前編)

こんにちは。ニューズ・ツー・ユー「ネットPR.JP」編集部です。
最近、よく「ステマ」(ステルス・マーケティング)とか「なりすまし」という言葉を耳にしますよね。実際にインターネットでブログや記事を読んでいる際に、「これって本当は広告なんじゃないの?」と疑問を持ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回、Web広告に関する米国法規制の現状と米国法規違反事例について調べてみました。「“広告”と“非広告”の境界線はどこなのか?」という疑問への大きなヒントとなる、米国の法規制をご紹介します。
FTC(Federal Trade Commission:米連邦取引委員会)による連邦法規(ガイドライン)の特徴米国では連邦規制16C.F.R.Part255「広告における推薦及び証言の使用に関するガイドライン」(略して「推薦・証言ガイドライン」)において、推奨と証言に関係する法的な責任や範囲を連邦規則として、法に抵触しないための情報開示や表示方法をきちんと定義されています。
一方、日本ではインターネット、SNS上の広告・宣伝などに関する法規制は「景品表示法」上の問題点と留意事項の公表にとどまっており、具体的な法的責任については今後の課題となっています。
インターネット/ソーシャルメディアを介した広告・宣伝やマーケティングに関する日米法規制比較
口コミ、ブログについて(事業者、広告会社、ブロガーなどの法的責任/情報開示、表示方法)
| 法規(施行年)・管轄省庁 | 効力 | |
|---|---|---|
| 米国 | 連邦規則16 C.F.R. Part 255「広告における推薦及び証言の使用に関するガイドライン」(2009年) FTC(Federal Trade Commission:米連邦取引委員会)参照)連邦法と第三者推奨に関するFAQ(2015年5月改訂) 参照)オンライン広告とマーケティングに関するルール事項 | ○ |
| 日本 | 不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)の適用ガイドライン(2011年/改定2012年) 不当景品類及び不当表示防止法 消費者庁 | ▲ |
広告・宣伝と第三者・専門家らの推奨について
| 法規(施行年)・管轄省庁 | 効力 | |
|---|---|---|
| 米国 | 連邦規則16 C.F.R. Part 255「広告における推薦及び証言の使用に関するガイドライン」(2009年) | ○ |
| 日本 | 景品表示法には該当なし | × |
電子メールによる広告・宣伝について(広告・宣伝メール定義/オプトアウト規制/「なりすまし」防止/送信者の表示義務)
| 法規(施行年)・管轄省庁 | 効力 | |
|---|---|---|
| 米国 | 連邦規則16 CFR Part 316(CAN-SPAM Act)(2004年/改定2008年)FTC | ○ |
| 日本 | 特定電子メール法(2009年)消費者庁/ 総務省 | ○ |
それではまず、「推薦・証言ガイドライン」が言及する責任者・範囲などの定義についてお話しします。
「推薦・証言ガイドライン」による責任者・範囲などの定義の特徴
まず前提として、この「推薦・証言ガイドライン」は広告・宣伝やマーケティングにおいての第三者の推奨と証言についての解釈を示したものです。そして、その対象は、インターネット、ソーシャルメディア、ブログ、口コミサイト、アフィリエイトなどが挙げられます。つまり、インターネット関係全般が関わってくるガイドラインということになります。
このガイドラインのポイントは 、「第三者の推薦や証言を広告・宣伝、マーケティングで利用する際には、欺瞞的(deceptive)、誤解を招く(misleading)、虚偽の説明(misrepresentation)を避けること。第三者の発言そのものを使うこと。第三者はその商品(サービスなど)の利用をした上で発言しなければならない。」と表記されていることです。
そして、第三者の推薦や証言の具体例としては、以下の3つが挙げられます。
消費者による証言
消費者による証言を使いたい場合は、広告主はそれが代表的な意見であるという根拠を持たなくてはなりません。根拠が明確でない場合には、広告主はその消費者の発言が「典型的でない」、「すべての人が同じ結果を得るわけではない」といった警告文を入れる必要があります。
専門家による証言
専門家による証言を使いたい場合には、専門家の「専門」が広告主の製品分野にとって妥当であり、かつ証言に関する専門分野で資格を持っていることが条件になります。
第三者と広告主の重大な関係(material connection)の開示
第三者が広告主から支払いや無料提供、または何らかの形で対価を得て証言をする場合、第三者と広告主の関係を明確に提示しなくてはなりません。
「推薦・証言ガイドライン」の解釈事例では「具体的にはインターネット上でどんなケースが問題になるの?」という点について、ここからは具体的なガイドラインの解釈事例をご紹介します。
口コミサイトに関する解釈事例
自社製品の口コミ
「音楽ダウンロード技術に関するメッセージボードがあり、MP3プレーヤーなど再生機器の情報交換がされています。その中で機器メーカーの従業員が自社製品を推奨するメッセージを書き込みました。この場合、その従業員はメッセージボード上で従業員であることを明確にわかるように開示しなくてはなりません。」
― 従業員であることを明示せずに自社製品をアピールした場合、メッセージボード内の中立性が失われ、意図的に自社に有利な情報を流した行為がステマととられてしまいます。
対価が発生しているユーザーのコメント
「企業が自社製品販売サイトでユーザーのコメントを載せていますが、一部のユーザーはその企業の製品を無料で受け取ってコメントしています。その場合、無料商品によるコメントについては、事業者はその情報を開示する必要があります。」
― 対価を受け取ってコメントをしているので、当然そのことを開示しないといけないということです。
ブログとブロガー(YouTube投稿なども含む)に関する解釈事例
ブログでの商品レビュー
「商品を自分で買った消費者や地元スーパーなどから無料サンプルを任意でもらった消費者が、自分個人のブログでその商品についての意見を記載することはガイドラインの証言の範囲ではありません。 ただし、その消費者が、広告主・事業者から商品やその他対価を受け取る場合、または、マーケティングのネットワークグループに参加して、様々な商品を無料で受取り、それらに関する意見を個人ブログに記載する場合には、ガイドラインの対象と、広告主・事業者から無料商品を受け取って記載していることを開示することが必要になります。」
― 事業主から対価を受けてその見返り的に意見や感想をブログ等に記載する場合は、事業主との関係性を開示する必要があるということですね。
広告主とブロガーの相互責任
「スキンケア製品の広告主がブロガーと契約し、広告主は新しいボディーローションについてブロガーに書いてもらうことになりました。その広告主はローションが肌の問題に効果があるとは言っておらず、ブロガーもその点を確認してないのに、ブロガーはローションが湿疹を治すと書き、湿疹の問題のあるブログ読者にそのローションを推薦しました。この場合、ブロガーも広告主も欺瞞的、かつ根拠のない説明をした責任を負う対象になります。さらに、ブロガーはブログレビューの対価をうけていることを明確に開示していないとその責任も負うことになります。」
― このケースは、契約したブロガーがもともと商品自体の持っていない効果をアピールしたことに関して、広告主とブロガー両方に責任が発生した事例です。広告主は契約したブロガーの記事の確認を行う必要があり、ブロガーも対価を受けていることを開示せず、根拠のない説明をした責任が問われます。
無料体験、無料借用後のブログ投稿
「自分で支払わないでレストランの評価を個人ブログで書く場合、その事実を開示しなくてはなりません。また、商品を無料で受け取り、返却する場合でも、商品によってはその事実を開示するべきです。例えば長期に自動車をメーカーやディーラーなどから無料で借りた後、その自動車についてブログに記載する場合には、無料借用の事実を開示するべきです。」
― 無料で食事をさせてもらったり、何かを借りて使用させてもらったりしてから、それに関するレビューや感想をブログに記載する場合は、無料で試したというバックグラウンドをしっかり明示しなくてはならないということですね。
専門家や有名人に関する解釈事例
「専門家や有名人が会社のスポークスマンという場合、通常のメディアにおける広告やトークショーでの証言などと同様に、その人のブログやウェブサイトにおける証言もガイドラインの対象となります。また、専門家や有名人が、Twitterなどでツイートする場合、ある商品のスポークスマンであるという事実を多くの人が知っている場合は、ツイートのたびに広告主との関係を開示する必要はありませんが、周知のことかどうか判断がつきにくい場合には、開示することが望まれます。一般的にはADやsponsoredといれることが推奨されます。」
― 会社のスポークスマンを務める専門家や有名人は、常に注意して発言しなくてはならないということですね。
ソーシャルメディアにおける証言に関する解釈事例
ソーシャルメディア上での商品レビュー
「ソーシャルメディア上でも自分で買った商品や無償で入手したものにコメントや写真を載せることに対しては、ガイドラインの適用はありません。ただし、スポンサーのあるキャンペーンや対価がある場合、または将来の購入割引といった関係があれば、その事実を開示するのが適切です。」
― ソーシャルメディア上での書き込みも対価がある場合にはブログと同様にガイドラインが適用されるということですね。
Like(いいね!)ボタンの問題
「広告主が消費者にFacebookでLikeボタン(いいね!ボタン)を促すインセンティブを提供するのは問題があります。また、存在しない人や商品を使ったことが無い人が、Like(いいね!)をするのは人を騙す行為でありで、そうした偽りのLike(いいね!)をした消費者も広告主も法的責任の対象となります。」
― これはなかなか難しい問題だと思いますし、規制するのも大変だとは思います。しかし、要するにサクラの「いいね!」は規制されますよ!(ないね!)ということですね。
事業者がPR会社にソーシャルメディア運営を代行してもらうケース
「企業がPR会社を使ってソーシャルメディアマーケティングを展開しています。その場合でも、企業はその代理者(この場合はPR会社)がすることに法的責任があります。企業は、PR会社がソーシャルメディアネットワークのメンバーを指導し、モニターする適切なプログラムを持っていることを確認するべきです。また企業は、そうした運営とモニタリングがなされているかを定期的に報告させるべきです。」
― 企業はPR会社にソーシャルメディアの運営を任せたからといってすべてOK!というわけではなく、そのPR会社がおこなうことにも法的責任を負うということですね。公正な運営とチェック体制が重要だということです。
情報開示の定義、推奨される開示方法について
FTC (Federal Trade Commission:米連邦取引委員会)は2013年3月「comDisclosures:オンライン広告上で効果的に情報開示する方法」を発表しました。この文書では第三者と広告主の重大な関係(material connections)の明確な開示方法などを詳細に説明しています。
「推薦・証言ガイドライン」の違反に対する罰則次にガイドラインに抵触した場合どうなるか、ですが、実は「推薦・証言ガイドライン」そのものには、違反に対する民事罰則はありません。しかし、ガイドラインを逸した行為があれば、FTC法(15 U.S.C. §§ 41-58)が適用され、FTCが「欺瞞的か不当な行為や慣習(deceptive and unfair acts or practices)」と判断すると、FTCは「審決→審判手続き→命令執行強制」という流れで手続きをおこないます。
以上が米国における「推薦・証言ガイドライン」の概要でした。日本でも話題に挙がってきているステルス・マーケティングですが、米国ではしっかりとした法規制がなされていることが確認できたと思います。
さて後編では、実際に米国で問題に上がった具体的な訴訟の事例をご紹介したいと思います。AmazonやYelpといった企業が話題に挙がってくるお話ですので、ぜひチェックしてくださいね。
セグメントを使って、デフォルトでは用意されていない「訪問頻度分布グラフ」を作ってみよう(セグメント100選 第60回)
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2015/07/02/20304
Google アナリティクスには訪問頻度分布を表示できるレポートがありません。この訪問頻度分布を作成するためのセグメントを紹介します。
具体的には下記です。
・訪問頻度を指定するセグメント
関連リンク:
【Googleアナリティクス セグメント100選 コーナーの記事一覧
グーグルの検索量、モバイルがPCを上回る
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Building for the next moment
http://adwords.blogspot.com/2015/05/building-for-next-moment.html
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通販女子は「いつ」「どこで」「どのデバイスで」ネットショッピングを利用するの? | 単発記事 | ネットショップ担当者フォーラム
買い物好きな20~50代の女性は通販をどのように活用しているのか? 「どんな不満を抱えているのか」「どんなことを求めているのか」「使っているデバイスは何か」――。テレビ通販大手のQVCジャパンが、通販利用経験がある女性400人を対象に実施した「通販利用実態調査」から、イマドキの“通販女子”のネットショッピング事情を探ってみた。
通販への不満、「気軽に試せない」「情報が多すぎる」

通販への不満で最も多いのは「気軽に試してみることができない」(42.8%)。「情報が多すぎて欲しいものや好みのものが見つけられない」(40.0%)が続いた。
近年、お試しができる通販サービスを手がける企業が少しずつ増えているもののまだ一部。また、消費者に少しでも多くの情報を掲載しようと情報を盛り込むECサイトは多く、消費者の不満につながっている状況がうかがえる。
こうした消費者と企業側の乖離(かいり)を埋めることができれば、新たな通販・ECのビジネスチャンスにつながるのかもしれない。
年代別で見ると、50代女性は「お試しできない」に対する不満が半数(53.0%)を超えた。20~30代では「情報が多すぎる」(20代は46.0%、30代は44.0%)に最も不満を感じている。
理想と感じる買い物方法は「プロセスから楽しめ、いつでも好きなときに買い物できること」

理想のお買い物は「いろいろなものを見たり選んだりすることができ、お買い物のプロセスから楽しめること」で94.8%。「いつでも好きなときにお買い物ができること」(94.0%)、「クーポンなど毎回何らかの特典があること」(87.3%)が続いた。
オムニチャネルに関連する項目である「いろいろなお買い物チャネルを選んでお買い物ができること」では、40代女性が87.0%でトップ。全体(74.0%)よりも13ポイントも高くなっている。
ファッション&美容・健康ジャンルの買い物時のデバイスは「パソコン」が最多
ファッションカテゴリー、4人に1人がスマホなどで買い物
ファッションカテゴリー商材の購入は、2人に1人が「パソコンを使ったネットショッピング」(56.3%)を利用。4人に1人は「ケータイ・スマホ・タブレットを使ったネットショッピング」(25.7%)を使っている。
「パソコンを使ったネットショッピング」は30代が60.8%、40代が60.6%でともに6割を超えた。「ケータイ・スマホ・タブレットを使ったネットショッピング」は若年層の利用者が多く、20代では47.9%が利用。40代でも約2割(18.2%)が活用している。

どこで商品チェックするのかを聞いてみたところ、ファッションカテゴリーをチェックする場所は「自宅」(97.1%)が中心。「通勤や移動の交通機関の中」(15.4%)、「カフェなど家や職場以外」(10.9%)、「職場」(10.6%)と続いた。
「働いている」「働いていない」人ごとで見ると、働く女性の約2割が「交通機関の中」(21.9%)や「職場」(19.7%)でチェック。1割が「職場以外」(13.7%)でファッションカテゴリーをチェックしている。
年代別では、自宅外でのチェック率は「働く女性」の方が多い。30代の働く女性の3割近くが「職場」(29.1%)で、20代の働く女性の3人に1人が「交通機関の中」(37.2%)。50代になると自宅外でのチェック率は低くなっている。

美容・健康カテゴリー、40~50代のPC利用率は6割超
美容・健康カテゴリーを利用するときに使うデバイスは「パソコン」(57.4%)「ケータイ・スマホ」(21.4%)で、ファッションカテゴリーと同様の傾向。「テレビショッピング」(13.4%)を利用する人は1割を超えている。
リアル店舗以外で利用率が最も高い「パソコンを使ったネットショッピング」は、50代(69.7%)と40代(64.0%)で利用者が多くなっている。

美容・健康カテゴリーもファッションカテゴリーと同様で、「自宅」(96.2%)でチェック(96.2%)し、「自宅」で購入(96.5%)するのが主な消費者の購買行動。
ファッションカテゴリーと比べて、「職場」(7.5%)や「交通機関の中」(13.2%)でのチェック率は低くなっている。ただ、働く女性は自宅外でのチェック率は高く、美容情報の収集に積極的な様子がうかがえる。
自宅外での美容・健康カテゴリーのチェック率を年代別にみると、「働く女性」のチェック率が高め。20代の「働く女性」の3割は「交通機関の中」(31.0%)。30代の「働く女性」の2割が「職場」(21.4%)でチェックしている。

通販女子の通販利用時間は1週間で7時間11分
パソコン、スマホ、ケータイ、ダブレットなどを使いECサイトで買い物をする「ネットショッピング」と、テレビ番組を見ながら買い物をする「テレビショッピング」に分け、それぞれの利用時間を調べた。購入に費やす時間のほか、商品の閲覧や検索、比較するチェック時間も含めている。
全体では、平日はネットショッピングが38.4分、テレビショッピングは21.2分。1日約1時間(59.6分)を通販に費やしていることがわかった。
休日は、ネットショッピングが42.0分、テレビショッピングは24.6分となり、休日1日で66.5分を費やしている。

1週間では、ネットショッピングが275.7分(4時間36分)、テレビショッピングが155.4時間(2時間35分)となり、合計で431.1分(7時間11分)が通販に関するショッピングに時間を費やしている。

年代別では、ネットショッピングに最も時間を費やすのは20代。平日41.4分、休日49.1分となり、1週間で305.1分(5時間5分)。
一方、40代はテレビショッピングに最も時間を費やしている。平日は25.6分、休日は30.0分、1週間で187.7分(3時間8分)となった。
通販女子の商品チェック時間は「20~22時」が約5割、昼は「12~14時」がピーク
平日に商品チェックする時間帯は「20~22時」が約5割にのぼる。商品チェックする時間帯を、使用するデバイス別に聞いたところ次のような結果が出た。
【パソコン】
- 20~22時 → 47.2%
- 18~20時 → 32.9%
- 22~24時 → 27.2%
- 12~14時 → 25.3%
【ケータイ・スマホ・タブレット】
- 20~22時 → 42.7%
- 22~24時 → 28.2%
- 18~20時 → 27.4%
- 12~14時 → 26.9%

商品をチェックする時間帯についての詳細はこちらをご参照ください。
まとめ
今回の調査について、最新トレンドに詳しいマーケティングライターの牛窪恵さんが以下のようなコメントを発している。
女性たちがリアル店舗のほかにも、PCやスマホ、テレビなどさまざま媒体で買い物を楽しむ姿が透けて見えますが、とくに20代~40代はテレビ通販だけでなく、PCやスマホでのショッピングにも慣れています。家事や育児に忙しい女性が増えるのと並行して、ショッピングの媒体も多様化することで、今後さらに「忙しい時間帯のすき間時間は、PCやスマホで」「深夜のリラックスタイムはテレビで」など、通販チャネルを上手に使い分ける賢い女性が増えるのではないでしょうか。
調査概要は次の通り。
調査時期:2015年4月24日(金)~4月27日(月)
調査方法:インターネット調査
調査対象: 20代~50代女性で、過去1年間にテレビ通販を含むネット(モバイル)、カタログなどの通販利用経験がある女性400人(各世代100人)
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オリジナル記事:通販女子は「いつ」「どこで」「どのデバイスで」ネットショッピングを利用するの? | 単発記事 | ネットショップ担当者フォーラム
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アジア新興国市場での成功の鍵② 従来手法に固執せず、現地主義に徹する | アジア新興国市場での利益と成長を実現するために | ネットショップ担当者フォーラム

経営者のためのチェックポイント
- 市場ニーズに対応するために、プロダクトポートフォリオや市場開拓戦略のどの部分を変える必要がありますか?
- 変化を起こす能力とともに変化への意欲を持っていますか?
- どのようなコスト構造にすれば収益を伴う成長が実現できますか、またどのようにして実現することが可能ですか?
多国籍企業は、成熟市場での伝統的な考え方や事業モデルから脱却しなければ、アジアの新興国市場で利益を伴う成長を実現することはできないでしょう。
市場ニーズや、消費者・流通チャネルの期待がますます多様化する中、アジアの新興国市場で従来の方法をそのまま踏襲したとしても十分な成果をあげることはできません。企業には自社の製品や事業モデルを現地のニーズに合わせて調整し、再構築する作業が求められます。
「新興市場のキーワードは多様性です。多国籍企業に共通する問題の一つとして、ある製品を取り上げた場合、それを複数の市場で同じように展開することが可能だと考えていることが挙げられます。新興国市場においては同じ国の中であっても、ニュアンスや障壁を理解するためには考え方を変えなければなりません」とイノベーションとリーダーシップに関する企業戦略の専門家で、「Jugaad Innovation」の共著者でもあるNaviRadjou氏(FJudge Business School, University of Cambridge)が語っています。
企業は自社の製品を現地のニーズに合うように、手を加える必要があることを認識しています。新興国市場で成功するために、製品を現地の消費者ニーズに合わせることは必要だと回答した企業は、ハイ・パフォーマーの75%以上、それ以外の企業でも65%を占めています(図6参照)。
「当社は上海にデザインチームを置き、デザイナーが中国で生活をしながらトレンドを肌で感じ取れるようにしています。まさに、成長市場に近いことがもたらすメリットの一つであり、中国人消費者が実際何を求めているのかを理解することの重要性に気付かせてくれるのです」とadidas GroupのEdgar Ho氏(CFO, Greater China)は述べています。

企業は参入戦略も各市場に適合させる必要があります。例えば日本のビール会社のサッポログループは、ベトナム市場に国営のベトナムタバコ総公社ビナタバ(Vinataba)との合弁会社の出資持分を取得し、参入しました。サッポログループは北米市場への本格参入に際しては、カナダ第3位のビール会社であるスリーマン社を買収しましたが、まさに好対照となっています。
サッポロインターナショナルの岩田義浩氏(取締役経営戦略部長)は、「アジア新興国のビール市場はオーナー企業による寡占化が進んでいるため、買収機会が限られています。そこで、現地企業との合弁会社に出資することで、市場へのアクセスを確保し、会社設立や事業認可手続きについても支援を得ることができました」と説明しています。
アジアの新興市場はそれぞれが異質であるため、戦略の実行にあたっても、細分化・現地化を十分に行う必要があります。マーケティングはその好例です。
Colgate Palmolive IndiaのGodfrey Nthunzi氏(CFO)は次のように述べています。「インドで全国向けの広告キャンペーンを実行して、成功を期待することはできません。北部と南部の消費者が、企業メッセージを同じように受け止めると考えてはなりません。当社はこうした複雑さへの対応策の一つとして、インド一国が持つ多様性と同じくらいの多様性を、マーケティンググループにも求めました。マーケティング担当者を一つの地域の出身者に絞らずに、いろいろな地域から集めました。更に、マーケティングチームメンバーには、市場に赴いて消費者と対話をし、消費者が本当に求めるものが何であるかを肌で感じ取ってくることを、継続的に勧めています」
この領域はまさに多くの企業にとっての課題です。ハイ・パフォーマーにおいてさえ、現地の消費者ニーズに効果的に対応できている、と答えた企業は31%に過ぎません。それ以外の企業においては、数字はさらに11%にまで低下しています(図7参照)。

必要となる現地適応策とは何か、という点に関して、しばしば視野が狭すぎる場合が見受けられます。
「製品を現地の消費者に適合させるとき、企業はマーケティングの4つの『P』、すなわち価格(Price)、流通(Place)、販売促進(Promotion)、そして製品(Product)を念頭に置く必要があります。現地化に際しては、研究開発や製品に関する戦略にとどまらず、はるかに全体的なアプローチを取る必要があります」とJudge BusinessSchoolのRadjou氏は語ります。
MondelezのOREOクッキーはこのアプローチの良い例と言えます。中国におけるOREOの売上高は過去5年で10倍になりました。この成長は非常に徹底した取り組みの成果です。
「Mondelezでは、グローバルブランドを活用すると同時にこれを地元の好みに合わせて手を加えました。たとえば、中国では甘さを控えたOREOクッキーを作っています。これは中国では甘さは健康に良くないと考えられているためです。またOREOの抹茶味やいちご味といった中国ならではのフレーバーを投入しています。さらに自社営業部門の業務遂行を強化するとともに、広告と消費者向け販促への多額の投資によって販売を支援してきました」とSwee Leng Ng氏(Group CFO GroupM China and former CFO of Kraft Foods,China)は説明しています。
成熟市場での考え方から脱却するためには、企業が自社の強みと弱みがどこにあるのかということを知る必要があります。多国籍企業はしばしば強力な内部組織構造や業務プロセスといった事業の鍵を握る強みを持っていますが、その一方で、現地での流通基盤や消費者ニーズの理解といった国内企業が持つ長所が欠如しています。
この点は最近Nestléが中国の乳製品メーカーであるYinlu7とパートナーシップを築いた理由です。Nestléは高度な製造ノウハウ、研究開発力とサプライチェーン・マネジメントの能力を有しており、一方のYinluは地元に深く根差し、中国農村部にしっかりとした基盤をもつ企業です。
中国におけるadidas Groupの小売販売での現地主義
世界的なスポーツ用品製造・販売企業であるadidas Groupはここ2~3年、中国で一級および二級都市(一級都市は直轄市や特別行政区など18都市、二級都市は経済特区、省都・副省都級の25都市)から内陸の中小都市へ浸透を深めるという戦略を追求してきました。
同社は現在、中国国内に7,500の自社ブランド小売店舗を有し、その多くはフランチャイズ方式によって経営されています。百貨店や大型スポーツ用品店での販売という成熟市場における販売戦略から離れ、現地の小売環境に着目した戦略を採用したことにより、中国は同社にとって最も利益の上がる市場の一つとなっています。
一級都市とそれ以外の中小都市の間で経済的、文化的にはっきりとした相違があることは、adidas Groupが7,500の店舗に対し、販売環境の差異に配慮しつつ商品を供給しなくてはならないことを意味しています。
たとえば上海で消費者が興味を示し期待しているものは、地方の中小都市の消費者が望むものとは大きく異なっています。それにも拘わらず、adidas Groupは小売店舗においてブランドイメージの一貫性を保つことを心がけています。「地元の市場ニーズに対応する必要がありますが、同時に一貫性も必要です。差別化を行う理由がありますが、これは柔軟性や現地主義のためだけではありません」と同社のEdgar Ho氏(CFO, Greater China)は語っています。
経営から協業へ
Yew Poh Mak Transaction Advisory Services, Chin, EY
アジア新興国市場がもつ巨大な潜在力は、引き続き数多くの先進国の多国籍企業をこの地域に引き付けています。10年前には多くの企業が適切なプロダクトポートフォリオ、あるいは厚みのある販売網を構築することが、この地での成功に必要と見て、100%保有あるいは過半数の持分の子会社を設立することを模索していました。経営権を握ることのできない合弁企業の設立を考えた企業はほとんどありませんでした。
しかし、アジア新興国市場が急速な成長を遂げているために、今や地元企業が売却に慎重になっており、さらに過去に比べてグローバル企業のブランドや技術に対する付加価値も小さくなっています。そのため多くの多国籍企業にとって、地域市場に参入するための戦略としては、マイノリティ出資による合弁しかなくなっているというケースがしばしば見られます。
また、合弁企業への出資比率を巡るパワーバランスも変化しました。多国籍企業は、合弁企業に強い経営管理能力、制度、業務プロセスを持ち込むことができると確信しています。しかし、地元企業は多国籍企業が期待するほど、これらの要素に価値を見出していません。彼らは多国籍企業がもたらしてくれる他の能力とともに資金面での貢献を期待しています。
合弁にあたっては、どちらの側にガバナンスと説明責任があるのかについて、双方が注意深く考える必要があります。先進国の多国籍企業は品質管理やコンプライアンスと共にCFO(最高財務責任者)の役割を掌握することを心がけなくてはなりません。
現地企業はしばしば鍵となるマーケティングや販売とともにCEO(最高経営責任者)のポストを獲得することに強い興味を示します。合弁の枠組み、ガバナンスと出資比率に関する合意形成が最初の障害となります。これらの協定をうまく作用させるために双方が長期的な視野に立って、企業を運営していくための前向きなアプローチを採る必要があります。
多国籍企業は現地の人材とノウハウに投資する必要があり、現地市場の持つニュアンスについて自社の取締役会や経営幹部を教育しなくてはなりません。また現地パートナー企業のDNAを変えたいという誘惑を我慢しなければなりません。
合弁を解消し完全子会社化することが最良のアプローチとなることもしばしば起こります。これによって双方の企業が最初の段階で達成した成功を掌中に収め、煩雑な官僚的手続きで身動きがとれなくなるのを避けることができます。
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URLを日本語にすべきか? => UXの観点から日本語のほうがいいかもしれないがSEOとは関係ない
“コンテンツの言語と同じ言語をURLに含めるべきかどうか?” ヒンディー語版のウェブマスター向けオフィスアワーで、GoogleのSyed Malik Mairaj氏は、その国の言語でURLを付けることを推奨した。ただしそれはユーザー体験の観点から。Googleの評価が高まりランキングが上がるということではない。日本語URLにすべきかどうかは、対象ユーザーに対して、どちらがユーザー体験を高められそうかで考えればいい。
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Posted on: 海外SEO情報ブログ - SuzukiKenichi.COM by Kenichi Suzuki
ショップチャンネルの15年3月期売上は1365億円で18期連続増収、純利益は145億円 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

テレビ通販最大手ジュピターショップチャンネルの2015年3月期の売上高は前年比2.8%増の1365億円だった。創業以来18期連続の増収。ネット通販売り上げの割合は2割程度と推測されており、300億円前後だったとみられる。
利益面を見ると、営業利益は222億6300万円。経常利益は229億5700万円、当期純利益は145億900万円だった。
ちなみに営業原価は684億7800万円。地上波の番組枠購入といった番組枠の取得に関する費用がかかるものの、基本的に大きなプロモーションへの投資は必要としないビジネスモデル。売上高営業利益率は約16%で、一般的な小売業の多くが1桁前半という最終利益率で落ち着くことを考えると、高水準の利益体質を誇る。
ショップチャンネルは2013年3月期を初年度とした「新中期経営計画」を策定。①さらなる商品力・番組力・オペレーションの強化による収益基盤の拡充②顧客基盤の維持・拡大③インターネット販売の強化・拡大④海外(アジア)市場への新規事業展開──の4点を重点施策として取り組んできた。
ネット通販の分野では、ECサイトだけで購入できる「ネット限定商品」の拡充、インターネットサイトの利便性・機能性の向上に注力。「24時間いつでも・どこでもショップチャンネルを楽しんでいただける環境と、コンテンツ作りを進めている」という。
前期のネット通販分野では、これまで漁業や農業がメインだったインターネット放送による魚介類や農産物の販売に加え、畜産物を動画を活用してネット販売を行う取り組みも始めた。
インターネット上で漁や野菜収穫などの現場を生中継して魚介類や農産物を販売する通販・ECサービスで、「生キャラメル」で知られる花畑牧場と組んでチーズの販売などを行った。これまで漁業や農業がメインだったが、畜産業界にも進出。チーズの製造工程や商品の魅力をネット上の動画で伝え、EC購入に結び付ける。
「ショップチャンネル顧客データ」(2014年3月末現在)によると、ショップチャンネルの顧客層は女性が91%を占める。年齢層は、60代が最も多く30%、50代が28%、70代が16%で、50代以上が占める割合は74%。40代は18%にとどまり、地上波テレビCMでは40代の開拓につなげる。
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