現役高校生がよく見るテレビ局、意外なほど“2系列”だけ人気が集中【ワカモノリサーチ調べ】
ワカモノリサーチは、「高校生のテレビ局視聴」に関する調査結果を発表した。全国の現役高校生(男女)193人が回答している。
「幅広く面白い番組が用意されているイメージ」が重要
まず「ふだんテレビを見ますか?」と聞くと、「見る」66.8%、「見ない」33.2%と、7割近い高校生が視聴習慣を持っていた。

次に「よく見るテレビ局はどこですか?」と聞くと、「家族でドラマを見ている」「好きなアイドルのレギュラー番組がある」「お気に入りのバラエティがある」「朝は決まった番組を見る」といった意見が多く見られた。
集計の結果、「TBS系列」33.3%と「日本テレビ系列」31.0%が圧倒的な支持を集め、この2系列で6割を超えることが判明した。3位以下は「フジテレビ系列」14.7%、「NHK」12.4%、「テレビ朝日系列」4.7%、「テレビ東京系列」1.6%が続いた。「その他」も2.3%存在した。

TBS系列は、Z世代に人気の『水曜日のダウンタウン』をはじめとし、『モニタリング』『それSnow Manにやらせて下さい』などのバラエティが豊富で、朝の帯番組である『ラヴィット!』の人気も高い。ドラマでも『不適切にもほどがある!』、さらに『VIVANT』などを放送していた日曜劇場枠があり、幅広く面白い番組が用意されているイメージが強かったようだ。
惜しくも2位の日本テレビ系列は、『月曜から夜ふかし』と『世界の果てまでイッテQ!』、あるいは『ZIP!』を見ている高校生が多く、傾向としてはTBS系列と似ていた。
フジテレビ系列では『めざましテレビ』の名前があがったほか、『ワンピース』『サザエさん』などアニメの視聴習慣が根強い。これはテレビ朝日系列も似ており、『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』『仮面ライダーシリーズ』などが具体的にあがっている。NHKは『おかあさんといっしょ』などのEテレが意外にも人気だったという。
一方で近年注目を集めることが多かったテレビ東京系列は、1.6%と極めて少数にとどまっている。これは「若年層で人気」と言われていても、深夜のドラマやバラエティなど高校生よりはもう少し高い年齢層がターゲットになっている点、事業者数が少なく全国ネットとしては弱い点などの要因が考えられるが、なかなか意外な結果かもしれない。
調査概要
- 【調査対象】全国の現役高校生(男女)
- 【調査方法】インターネットリサーチ
- 【調査時期】2025年4月24日~5月10日
- 【有効回答数】193人
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