「自国はもうダメ」と思う日本人、世界でも異常に多い? 7割が“衰退している”と回答【イプソス調べ】
世界ワースト3位──日本の社会は崩壊しつつある? 政治家への信頼も低下。
8:15 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
イプソスは、「ポピュリズムレポート2025」を公開した。日本を含む世界31か国23,228人が回答している。
日本人の7割が「自国は衰退している」と回答、9年で1.8倍に

まず、「自国は衰退している」と思うかを聞くと、日本では70%が「同意する」と回答し、31カ国の平均(57%)を大きく上回った。これは2016年の調査開始時から比べると約1.8倍に増加しており、31カ国中で3番目に高い数値となっている。

また、「既存の政党や政治家は、私のような人間を気にかけていない」と感じている日本人は68%にのぼり、こちらも9年前と比較して約1.7倍に増加。特に2019年から2021年のコロナ禍にかけて大きく上昇していた。

最後に、「自国の社会は崩壊している」と感じるかを聞くと、日本では53%が「同意する」と回答し、調査開始時から22ポイントの増加。これは他国と比べて最も高い増加率となっており、日本人の社会に対する不満が高まっていることがうかがえた。
調査概要
- 【調査方法】イプソス グローバルアドバイザー調査プラットフォーム、IndiaBus プラットフォームを使用したオンライン調査
- 【調査対象】世界31か国23,228人(インドでは18歳以上、カナダ、アイルランド共和国、マレーシア、南アフリカ、トルコ、米国では18~74歳、タイでは20~74歳、インドネシアとシンガポールでは21~74歳、その他の国では16~74歳)
- 【実施日】 2025年2月21日(金)から3月7日(金)
- 【調査機関】イプソス
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