ファンになった企業・ブランドを知ったきっかけ、「SNS」が「テレビCM」に迫る【ネオマーケティング調べ】
ネオマーケティングは、「ファンづくり」「ファンマーケティング」をテーマにした調査の結果を発表した。「ファンだ」と言える企業・ブランドがある男女1,000人から回答を得ている。
企業・ブランドを知ったきっかけ、SNSがテレビCMに迫る
まず「ファンとなった企業・ブランドを知ったきっかけ」を聞くと、「テレビCM」21.3%、「SNS」20.2%、「知人・家族・パートナーの紹介」19.8%の3つがトップ3だった。「雑誌」「テレビ番組」がそれに続く。
「ファンである企業・ブランドが販売しているもの」(扱っている製品・サービス)では、「衣服」45.4%が特に多く、「靴・バッグ・小物類」35.1%、「食品・飲料」32.9%など、ファンが多いジャンルでも頭1つ抜き出ていた。
こうした「ファンである企業・ブランドに対するアクション」では、「新商品・サービスを定期的にチェックする」63.1%が最多。「定期的に購入する」は45.7%とやや下がる。一方、各数値は低めながら、「知人・家族・パートナーに勧める」28.7%、「その企業・ブランドの商品をプレゼントする」12.8%、「SNS・動画配信サービスでその企業・ブランドについて発信する」9.5%など、いわゆる“布教”活動を行っている人が一定数存在する。
「ファンになった要因」(どのような点を魅力に感じてファンになったのか)については、「サービス・商品の品質」75.2%が、2位の「ブランドの世界観」32.0%に大きく差を付けて1位となった。高品質であることは最優先の条件であり、品質がブランドの価値観・世界観に直結しているファンが多いと言えそうだ。「顧客対応」「パッケージ」なども品質の一部としてあげているファンもいるだろう。
「SNS」「ブログ」での発信、7割が“ファンの熱”を感じとっている
ここで、企業・ブランドを知ったきっかけとして「SNS」「ブログ」「動画共有サービス」と回答した261人に限定して、「その情報を発信していたのは誰か」を聞くと、最多は「企業・ブランド」73.9%ながら、「一般人」41.0%、「インフルエンサー・著名人」37.9%、「知人・家族・パートナー」18.0%なども目立つ結果となった。
また「インフルエンサー・著名人」「一般人」「知人・家族・パートナー」きっかけで企業・ブランドを認知した170人に、「きっかけとなったその人自身をファンだと思ったか」を聞くと、「ファンだと思った」は74.1%で、やはりファン目線の発信や“布教活動”が強いことがわかる。
なお、「過去ファンだった企業・ブランドで、現在はファンではなくなったものがある」という人は33.6%。理由としては、自身の趣味嗜好の変化や、品質低下・対応への不満、ブランド・企業コンセプトのブレ、商品の一貫性のなさといった意見があがった。
調査概要
- 【調査対象】20歳~69歳の男女で、「ファンだ」と言える企業やブランドがある人
- 【調査方法】同社のアンケートサイト「アイリサーチ」を利用したWebアンケート(登録モニター)
- 【調査期間】2021年1月21日~23日
- 【有効回答数】1,000人
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