Z世代とミレニアル世代、同じデジタル世代でも「普段見る動画」「買物のお勧め」で大きく違い【ネオマーケティング調べ】

Z世代はうまく回避? ストレスを感じるポイントが他世代より低い傾向。

ネオマーケティングは、「Z世代」と「ミレニアル世代」を比較した調査結果を発表した。この調査では、15歳~25歳を「Z世代」、26歳~41歳を「ミレニアル世代」、42歳~56歳をそれに当てはまらない「X世代」とし、商品購入に至るまでの行動や、ふだん何にストレスを感じているのかといった内面部分について、全国の15~56歳の男女993人が回答している。

Z世代は「ネット上で他人がおすすめしていたものを積極的に購入する」

まず「YouTubeやその他動画サービスでふだん観ているもの」を聞くと、Z世代は「商品レビュー系」が15.4%で、ミレニアル世代・X世代の10.8%よりかなり高かった。また「好きな商品・ブランドに対して把握すること」について、Z世代が「名前の由来」13.0%、「商品ラインナップ」29.1%だったのに対し、ミレニアル世代・X世代は18.8%・35.6%と大きく上回っているなど、差のあることが明らかになった。

「購買における推奨を、どのぐらい参考にするか」を聞くと、Z世代は「ネット上で他人がおすすめしていたものを積極的に購入する」38.7%と、他世代よりかなり高い。Z世代とミレニアル世代は、ともにデジタル中心の若年層ではあるが、本質や行動において、徐々にその差が開いていると考えられる。

「プレゼントをあげる際の行動」では、「イベントを計画し、プレゼントは事前に希望を聞く」はミレニアル世代・X世代がZ世代より高いが、「イベントは計画しないが、プレゼントは事前に希望を聞く」はZ世代のほうが高い。この結果に対し、ネオマーケティングでは、「Z世代は“失敗を避ける・保守的”傾向があるのではないか」と指摘している。

やっぱりおとなしいZ世代? ストレスを感じないように過ごしている?

続いて、「レビューサイト・レビュー投稿サービスを使用しているジャンル」を聞くと、特に大きな違いはないが、「音楽」はZ世代が高く、「家電」はミレニアル世代が高かった。サブスクリプションサービスが近年急激に普及していることの影響が考えられる。

そこで視点を変えて「ふだんストレスを感じること」という質問を投げかけると、「納得できない・つじつまが合わない時」46.4%が全体で最多となった。しかしミレニアル世代とZ世代を比較すると、Z世代は39.9%にとどまるなど、他世代より数値が低かった。「ストレスを感じることはない」という回答も23.4%あり、ミレニアル世代の19.2%より高かった。

最後に「YouTubeやその他動画サービスでふだん何を観ているか」を聞くと、「活動中のアーティストのMV・ライブ映像」Z世代40.6%・X世代30.0%、「YouTuberその他有名配信チャンネル」Z世代33.9%、X世代14.8%で傾向に差が見られた。また、Z世代は「商品レビュー系」15.4%が、X世代の10.8%より高いなど、動画重視の傾向が見られた。

調査概要

  • 【調査対象】全国の15~56歳の男女
  • 【調査方法】ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWebアンケート方式で実施
  • 【調査時期】2021年7月26日~28日
  • 【有効回答数】993名(Z世代男性243名、Z世代女性250名、ミレニアル世代男性125名、ミレニアル世代女性125名、X世代男性125名、X世代女性125名)
この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

Python
「Python」(パイソン)は、プログラミング言語の1つ。プログラマのグイド・ヴ ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]