先週のWeb担まとめ記事

先週のWeb担まとめ記事

Googleは「AIによる概要」を下げ始めたのか? 検索意図を巡る最新アルゴリズム【1週間まとめ】

Web担で03/14~03/20に更新された記事を厳選してまとめて紹介。今週の注目記事は「AIOとオーガニックの共存」「noteやはてなに転載は効果ある?」など。

四谷志穂(Web担編集長)

11:55

2026/03/14~2026/03/20

Web 担当者 Forum に掲載された情報を毎週一度、まとめてご紹介するこのコーナー、今回は解説記事 5 本とニュース記事 5 本です。

今週の担当は、四谷です。

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今回の要チェック記事ニュース | セミナー | Googleは「AIによる概要」を下げ始めたのか? 検索意図を巡る最新アルゴリズム

Web担で先週公開された記事の中から、特に人気のあったものを厳選! 読んでおかなければ話題に乗り遅れる?

  • Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報
    「AIによる概要(AIO)」に変化? 表示頻度が低下し、“定位置”変更の新トレンド

先週の人気記事

  • ひとりSEO担当者の疑問に答えます
    SEO的にWordPressの記事を、noteやはてなブログに転載してもいい?
    https://webtan.impress.co.jp/e/2026/03/19/52318
    by 住太陽[執筆], 渡辺 淳子[編集]
  • 現場のマーケティングノート
    AI時代の「Webサイトの存在意義」とは? Sitecore CPOが語る、ブランド価値を守る“3つの拡張”
    https://webtan.impress.co.jp/e/2026/03/19/52354
    by 四谷志穂(Web担編集長)
  • ネットショップ担当者フォーラム 特選記事
    Amazonが始めた他社ECサイトでの商品購入を支援する「Shop Direct」とは? 生成AIを活用した新たな機能「Buy for Me」との違いは?
  • note #等身大の企業広報レポート
    AIに選ばれ、ファンに愛される。これからの企業発信とは?【AI時代の企業発信サミット2026 基調講演レポート】

先週のニュース記事要チェック | セミナー |

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※来週以降のセミナー情報をピックアップして紹介します。

  • マーケティング/マーケティングテクノロジー
    • 【3/31】【再配信】AI時代におけるアンケートデータの在り方 BIによる「定点観測」とAIによる「探索的分析」を両立させる、データ活用の最適解
      日時:3/31(火)14:00~15:00 場所:ウェビナー 参加費:無料 主催:株式会社クロス・マーケティング
      https://www.cross-m.co.jp/seminar/20260331

    • 【3/31】【山洋電気に学ぶ】グローバルで新規案件を生むマーケティングの進め方
      日時:3/31(火)13:00~13:30 場所:ウェビナー 参加費:無料 主催:Wovn Technologies株式会社
      https://mx.wovn.io/event/202602_sanyodenki

  • Webサイト
    • 【4/1】DNP に学ぶコーポレートサイトリニューアル ~ プロジェクト推進の落とし穴と、多言語対応の解決法 ~
      日時:4/1(水)11:00~12:00 場所:ウェビナー 参加費:無料 主催:Wovn Technologies株式会社
      https://mx.wovn.io/event/20250520_dnp.tribeck

  • SNS
    • 【3/31】BtoB企業が実践すべき、SNS・PRを活用したコーポレートブランディング
      日時:3/31(火)13:00~14:00 場所:ウェビナー 参加費:無料 主催:株式会社ホットリンク
      https://www.hottolink.co.jp/event/20260331

  • データ分析
  • 広報
    • 【3/31】競合と差がつく 百戦錬磨のBtoB広報
      日時:3/31(火)11:00~12:00 場所:ウェビナー 参加費:無料 主催:ビルコム株式会社
      https://www.bil.jp/seminar/details/401

編集後記

こんにちは。今週の担当は四谷です。

2026年3月、Adobe(アドビ)を18年にわたって率いてきたシャンタヌ・ナラヤン氏が、CEOの座を退くことを発表しました。

URL:https://news.adobe.com/news/2026/03/leadership-update

1. 「サブスク移行の先駆者」Adobeのシャンタヌ・ナラヤン氏の退任

18年という歳月は、変化の激しいテック業界では驚異的な長さです。ナラヤン氏がCEOに就任したのは2007年12月。当時、Adobeはまだ「ソフトを箱で売る」会社でした。それを、今では当たり前となった「サブスクリプション(定額制)モデル」へと、痛みを伴いながらも劇的な転換を成功させました。このビジネスモデルの転換は、当時「サブスク移行の先駆者」として他のテック企業のベンチマークとなりました。

ナラヤン氏の在任期間中に、同社の企業価値は劇的に向上しています。

  • 2007年(就任時)の時価総額: 約200億ドル
  • 2025年(直近)の時価総額: 約1,400億ドル~2,000億ドル規模(※ピーク時には3,000億ドルを超過)
  • 従業員数: 約7,000人から3万人以上へ拡大

彼のリーダーシップのもと、Adobeの時価総額は就任時から10倍以上に成長しました。

2. 米テック大手のトップにインド系が多いという現実

ナラヤン氏の成功は特殊な事例ではありません。現在、米国の巨大テック企業の多くがインド出身のCEOによって率いられています。

  • Microsoft: サティア・ナデラ(1992年入社、2014年CEO就任)
  • Alphabet (Google): サンダル・ピチャイ(2004年入社、2015年CEO就任)
  • IBM: アービンド・クリシュナ(1990年入社、2020年CEO就任)

一昔前のシリコンバレーといえば、スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツのような、強烈な個性を持つ「アメリカ人の創業者」が主役でした。しかし、現在の巨大企業をコントロールしているのは、インドで育ち、海を渡った精鋭たちです。

特筆すべきは、彼らの多くが「CEO候補」として外部から招かれたのではなく、一エンジニアやマネージャーとして入社し、10年、20年という歳月をかけて組織内部で信頼を勝ち取ってきたという点です。現場の細部を熟知し、社内政治や文化を深く理解したうえで、実力によって階段を上り詰めた「生え抜きのプロ経営者」なのです。

3. なぜインド系人材が選ばれるのか

なぜ今、米テック大手には、インド系リーダーが多いのでしょうか。

選ばれる理由①:不確実性を乗りこなす「ジュガール」の精神
インドには「ジュガール(Jugaad)」という言葉があります。「限られた資源の中で、機転を利かせて解決策を見出す」という独自の知恵を指します。インフラが不安定で、ルールが日々変わるような複雑なインド社会で育った彼らにとって、ビジネスにおける「予測不能な事態」は日常茶飯事です。パンデミックや生成AIの台頭など、正解のない時代において、この「カオスの中でも動じない柔軟性と適応力」は、エリート教育だけでは得られない最強の武器となっているのかもしれません。

選ばれる理由②:強権ではなく「共感と調整」のマネジメント
かつてのIT業界は、天才的な独裁者が力で引っ張る時代でした。しかし、組織が巨大化し、多様な人種や価値観が混在する現代では、その手法は通用しにくくなっています。インドは多言語・多宗教が共存する複雑な社会であり、日常的に異なる価値観との調整が求められます。異なる意見をまとめ上げ、チームのポテンシャルを最大化する「共感型リーダーシップ」に長けていると言えます。

たとえば、Microsoft3代目CEOのナデラ氏は、就任後に社内の文化を「競争」から「共感」へと変え、停滞していた組織をよみがえらせました。Adobeのナラヤン氏もまた、技術者とクリエイターという異なる層をつなぎ留める、極めてバランス感覚の優れたリーダーでした。

選ばれる理由③:世界一過酷な「選抜」を勝ち抜いたタフさ
最後に忘れてはならないのが、圧倒的な「基礎体力」です。Alphabetのサンダル・ピチャイ氏の母校であるインドの最高学府、インド工科大学(IIT)の合格率は1%を切ることも珍しくありません。インドの人口は約14億5,000万人。日本人の私たちが想像できないほどの競争環境です。たとえば、インドの難関大学の入試倍率は、志願者100万人に対して合格者がわずか数千人という「100倍~200倍」を超えることもあります。

数百万人のライバルとしのぎを削り、さらにアメリカに渡って移民として実績を積み上げてきた彼らは、知力だけでなく精神的なタフさも桁外れです。

4. まとめ

シャンタヌ・ナラヤン氏は退任後も取締役会長として留任しますが、彼がAdobeに残した最大の功績は、単なる利益成長ではありません。「変化を恐れず、組織の文化をアップデートし続ける」というリーダーの在り方を示したことです。

次にAdobeのトップに立つのは誰か。そしてAmazonやMetaの次世代リーダーに誰が名乗りを上げるのか。その顔ぶれを見れば、世界のビジネスの重心がどこにあるのかが、より鮮明に見えてくるはずです。

Web担の編集後記も毎月末に更新してますので、よろしければご覧ください:
https://webtan.impress.co.jp/editors_note

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