コンテンツの品質・関連性――グーグルはいったい何で判断してるのか?
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コンテンツの品質・関連性――グーグルはいったい何で判断してるのか?
グーグルでさえ答えをもっていない (Reddit) 海外情報
グーグルが検索順位を決定する要因としては、すでに「リンク」「HTMLタグ内のキーワード」などよりも、「検索クエリとページコンテンツの関連性」「コンテンツ品質」といったものの重みが強くなっていると言われる。
では、グーグルのアルゴリズムは何を基準にして関連性や品質を判断しているのだろうか?
これは、SEOに取り組むだれもが興味をもつトピックだろう。
世界最大の掲示板サイトReddit(レディット)で、どんな質問にも回答する企画にグーグルのゲイリー・イリェーシュ氏が「何でも聞いてよ」と登場した。
そこで、こんな質問が寄せられていた。
グーグルがどのように品質を判断したり関連性を決定したりしているのかについて共有できることはありますか?
良質なサイトを作るためのアドバイスをグーグルが公開していることは知っています。ですが、ページに関して
- 価値を提供しているか
- オリジナルか
- 包括的か
- 洞察力があるか
といったことを、グーグルがどのように判断しているのかを知りたいです。
イリェーシュは次のように回答した。
そういったことは、非常にボリュームがある品質ガイドラインに書かれている。
基本的に、関連性をどうやって判断するかの考え(アルゴリズム)はある。評価者にそうした考えを評価してもらい、良さそうだと言われたら、(実際の検索に)展開する。
だけど関連性というものは、かなり難しい問題なんだ。関連性について何日間も話し合うことだってできるだろう。でも、最終的な答えはまだ出ていない。関連性はそのときどきで変わってくるし、常に変化し続ける。
残念ながら、関連性の評価基準に関しては、グーグルも明確な答えを出せるわけではないようだ。
もちろん、グーグルとしても判断基準をもち、それを測る指標を定めていることだろう。しかし「関連性を評価する指標はこれとこれとこれ」と示せる状況ではないようだ。
そもそも、そうした判断基準は、検索クエリによって異なるだろう。
さらに言えば、イリェーシュ氏が言うように、検索ユーザーが求めるものは常に変わる。そのため今日最善だった指標が明日も最善であるとは限らない。
そうした状況でも最適な検索結果を出せるように、グーグルは絶えずアルゴリズムを更新している。要は、グーグルはその時点において最善だと思われる指標で判断しているとしか言えないということだ。
何を基準にしてグーグルが関連性や品質を判断するのかを分析する試みは、とりとめのない作業と言える。仮に基準を発見できたとしても、それがいつまで通用するかは、だれにもわからない(グーグルにさえ!)。ひょっとしたら発見したときには、すでに使われていない可能性だってある。
「それでもヒントが欲しい」というあなたは、ぜひ品質ガイドラインを読み込み、グーグルの考え方の根底にあるものを理解することをオススメする(残念ながらすべて英語だが)。
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
新Search Consoleのサイトマップには欠けている機能がある
いずれ実装される模様 (John Mueller on Twitter) 海外情報
グーグルのSearch Consoleは、ゆっくりとだが着実に新バージョンへの移行が進んでいて、3月までには旧バージョン多くの機能が廃止される(ただし、旧バージョンが完全に廃止されるわけではない)。
さて、新バージョンのSearch Consoleで早々に使えるようになった機能の1つにサイトマップがあるのだが、「旧バージョンのサイトマップレポートで利用できたのに、新バージョンのサイトマップでは利用できない操作」がある。たとえば次のようなものだ。
- 登録したサイトマップの削除
- サイトマップの再送信
- サイトマップの登録前のテスト
サイトマップの登録削除に関しては、サーバーからサイトマップのファイルを削除し404を返しておけば、いずれアクセスしなくなるそうだ。
再送信は、手動で実行できる。次のURLにアクセスすればいい。
http://google.com/ping?sitemap=http://www.example.com/my_sitemap.xml
ミューラー氏の発言をみるに、削除と再送信に関しては、ゆくゆくは新バージョンでも実装されると思われる(テスト機能については言及されていないので不明だが)。
Yep, I'm sure we'll continue to have ways to remove sitemap files from there. If the sitemap file URL ("sitemap.xml" or whatever you use) starts returning 404s, we'll stop checking it over time automatically too.
— 🍌 John 🍌 (@JohnMu) January 30, 2019
Hmm, we should get that button back in that case :).
— 🍌 John 🍌 (@JohnMu) February 4, 2019
You can also use the "ping" URL, it's pretty easy: https://t.co/nGmgPdOKHL
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
2019年最初のオフィスアワーで、MFI・構造化データ・AMPなどをグーグル社員が解説
前後に重要なお知らせと雑談あり (ウェブマスター オフィスアワー) 国内情報
今年最初のオフィスアワーが開催された。
我々の質問に答えてくれたのはいつもどおり金谷氏とあんな氏だ。今回2人が回答した質問は次のとおり。
- URL検査ツールでエラーが続く
- 中古ドメインを使用することへの懸念点
- Search ConsoleでのMFI移行通知
- ペイウォールコンテンツとQ&Aリッチリザルトの併用
- AMPレポートでインデックスを確認できない
- JobPosting構造化データのidentifierプロパティについて
- 分割されていない記事のrel="prev/next"
- クロールエラーの解消方法
- Search Consoleのスクリーンショットで画像が切れる
- AMP非対応ページの影響
Q&Aの前には検索に関する最近の重要なお知らせもある。こちらも注目だ。
また、後のほうには雑談が入っている。時間があれば最後まで視聴すると楽しめるかもしれない。
YouTubeにアップロードされた録画を埋め込んでおくので、見逃した人はこちらを見てほしい。
- すべてのWeb担当者 必見!
JSをヘビーに使う動的ページの内容をGoogleに正しくインデックスしてもらう方法
JSを多用したサイト向け (グーグル ウェブマスター向け公式ブログ) 国内情報
ウェブページのコンテンツを表示するのにJavaScriptをヘビーに活用しているサイトで、ユーザーがブラウザで見るのと同じコンテンツを検索エンジンのクローラにも確実に見せたい場合の技術的な解決方法を、ウェブマスター向けブログが解説している。
「Rendertron(レンダトロン)」を使ったダイナミック レンダリングを構成する手順だ(Rendertronは、ヘッドレスChromeを使用してサーバーサイドでウェブページをレンダリングする仕組み)。
解説は非常に技術的な内容だが、あなたが詳細まで理解する必要はない。
あなたが知っておくべきことは、これだけだ。
サイトの更新頻度が高く、コンテンツの表示にJavaScriptを必要とする(特にJavaScriptの新しい機能を使っている場合)場合には、有用な手法が解説されている。
グーグルはJavaScriptやCSSを解釈した状態でページをインデックスするが、最新のJavaScriptなどにすべて対応しているわけではない。そのため、次の手法で適切にインデックスさせる:
- アクセスしてきたのがブラウザならば、通常どおりJavaScriptを活用するコンテンツを見せる。
- アクセスしてきたのがクローラならば、ブラウザが行う表示処理をあらかじめサーバー側で行った結果を見せる。
サーバー側でRendertronを使うと、これをスムーズに実現しやすい。
ダイナミック レンダリングを必要とするサイトはそう多くはないだろう。しかし必要だと判断したのであれば、エンジニアにこの情報を伝えて検討してもらってみてはいかがだろうか。
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Googleニュースの最適化手法をグーグルが公開
かなり具体的な施策 (グーグル ウェブマスター向け公式ブログ) 国内情報
Googleニュースでより成果をあげるためのおすすめの方法やアドバイスを、グーグルがウェブマスター向け公式ブログで紹介した。かなり具体的な施策が書かれている。
次の項目から成る。
- 一般的なアドバイス
- 見出しと日付
- 明確な見出しを提示する
- 正確な日付と時刻を提示する
- 不自然に記事を更新しない
- 重複するコンテンツ
- 無断複製されたコンテンツをブロックする
- 書き換えられたコンテンツをブロックする
- 再公開されたコンテンツをブロックするか、canonical の使用を検討する
- 重複したコンテンツを避ける
- 透明性
- 透明性を保つ
- 虚偽の振る舞いをしない
- その他のヒント
- リンク プログラムへの参加を避ける
- リッチな表示向けに構造化データを使用する
- ユーザーとそのデータを保護する
グーグルニュースに登録しているパブリッシャーは参考にしてほしい。
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