文章作りがニガテな人のための、無理なく文を書き、読んでもらえるページを作るコツ
「集客を考える、ホームページかんたん改善ポイント講座」では、「はじめてWEB(Jimdo)」を使ったホームページのちょっとした集客のための「改善のアドバイス」をお送りいたします。多くのホームページは「ここを直すだけでもっと人が来る」というポイントが存在します。
このコラムでは、JimdoExpertの「なっちゃん」と、「がじろう」が実際にあったお客さまの相談や悩みをもとに、ホームページの集客改善をどのように行えば良いのかを、掛け合いでお伝えしていきます。
今回のテーマは、文章。集客するにおいても、コンテンツを作成するにおいても文章は大切な要素です。しかし、文章が苦手と公言してしまう人も多いことでしょう。どのようにすればホームページにおいて無理なく文章を書き、更新していけるのかを一緒に考えてみましょう。
なぜページを更新するのか?
(な、なんだ・・・この静けさは!?)
なぜ、人間は生きるのか。なぜ、ホームページは更新が必要なのか。
がじろうさん、なぜなんでしょうねぇ。
お、おう。(うわーメンドクサイ。。。)
閲覧者はリピーターでない限り、検索をしてページを訪れますよね。
うん。
なぜ検索をするのかというと、閲覧者それぞれに課題・問題、疑問や質問を持っているから。それらを解消するために検索をするということですよね。
おお、その通り!
しっかりと情報を掲載したホームページを完成さえしていれば、更新の必要は無いんじゃないのか?完璧なホームページを作成できれば、私はかなり作業が楽になるんじゃないのか。そう考えていたんです。
この素晴らしい考え、正解でしょ?
(ズルッ)ま、まぁ・・・。間違いではないけど・・・。
けど、なんです?
何を持って完璧なホームページとするのかだね。常に閲覧者はそれぞれの課題などを持って検索をするわけで、それは時間の要素を含む現時点での課題も含めるから、その点も解消できるなら完璧だよね。
そんなの無理じゃないですか!状況に合わせての情報も必要ですよ!
そういうことだ。
あ・・・。
ね。時間が経過しても色あせしない情報もあるし、時間の経過と共に状況も変化する情報もある。時代やニーズに応じて、商品やサービスもあるんだから当然、情報にもそれに応じたものが必要とされるんだ。
なるほどねー。簡単に楽できないわけか。チェッ。
チェッって・・・おい。
更新する理由はなんとなくわかりました。
ホームページでガンガン更新して、売り込みをすれば良いんですね?
それもちょっと違うんだなー。
例えば、なっちゃんが洋服を軽く見たいなぁと訪れたショップで、店員さんにべったりと張り付かれて、服を勧められ続けたらどうだい?
ちょっと見たいのに・・・あーっ!もうっ!ってなりますね。
うるさいし、見たいものを自由に見せて欲しい。
でしょ?それはホームページでも同じ。
過度な売り込みはお客様にとって有益であっても、マイナス効果を生んでしまう。
情報の更新は、『気軽に見て役立てて欲しい。』くらいの気持ちで、情報を提供することが大事なんだ。
たしかに。お店で商品を見ていて、気になったら手に取るし、欲しい色やサイズが無ければ、そこではじめて店員さんに声かけますね。
役立てて欲しいと願って更新する情報は、ホームページに蓄積される。それが検索によって知られ、信頼につながり人が訪れる。
そうなった時に、はじめて集客していると言えるし、価値ある情報が自社や自店の利益につながるんだ。
ページの更新に長文は必要か?
ホームページの更新の時、「長文が書けないから無理。」って声も多いですね。SEO的に商売に関係する多くのキーワードを散りばめて長文が効果的!なんて言う人もいますけど、やはりページの更新は長文が良いんですかね?
んー。オレは長文は読まない。読みたくない。なっちゃんは、長文を読む?
無理っす。
だよね。商品やサービスの情報を伝えるのに、長文が必要かと言ったら、あまりそのような場面は無いと思うんだ。
関係するキーワードと言っても、文章の文脈上関係のないものは必要ないと言える。
ということは・・・長文は必要無いと?
そう。むしろ、伝えたい情報はテーマを1つに絞り、要点を整理して簡潔にまとめることが重要。なんでもかんでもSEOって言う人がいるけどね、そもそも意味の無い文章やキーワードの羅列はダメ。結果にはつながらないよ。
言われてみれば、当然ですね。
でしょ?
良い文章とはなんだろう
じゃ、なっちゃん。逆に質問!
ホームページを更新するにおいて、良い文章ってなんだろう?
ふっふっふ。この流れで、答えられない訳はありませんっ!
良い文章とは『読みやすくて、しっかりと内容を理解できるもの』でしょう!
その通り!『読みやすい』『理解できる』これ、非常に大事。
だから、文章の長さは関係無いんだ。
そして、ホームページの文章ではもう一つ大切な要素があるんだ。
ん?なんだろう?『読みやすい』『理解できる』・・・その他に必要なもの・・・。
うーん。
出てこないか。もう一つの要素は『行動を起こせる』なんだ。
あーっ!それかぁー!
読んで、理解して、どうするの?ってことですもんね!
そうだね。読んで納得したら、何かをしたくなるでしょ?
「だから申し込む」、「購入する」など、閲覧者が行動を起こすための情報も必要になる。
とは言うものの、これだけでは良い文章は書けないですよー。
見出しとか、文章を書く上でこんなテクニックがあるとか教えてくださいよー。
そのあたりは、志鎌さん、益子さんが丁寧にまとめてくださっているので、下記を参考にしてくれ。
参考ページ
- 初心者のためのウェブ文章入門※「はじめてWEB」は
サービスを終了しました - Web文章入門※「はじめてWEB」は
サービスを終了しました
ほえー!すごいなぁ。これ、無料で読めてしまって良いんですかね?
たぶん、良い・・・んじゃないかな?
とにかくね、事業用のホームページの文章は文学作品のような素晴らしい表現、論文のような難解な内容が求められてはいない。
ポイントさえ抑えていれば、無理をせずに文章はまとめられる。そして、伝わる内容にすることができる。
文章を書きたくない人はどうすれば良いですか!
はっきり言ってしまえば、ご自身の事業のホームページだもん。
そこはそれぞれ、ご自分でお考えください。
ですよね(笑)
とにかく、少しずつで良いので情報の更新はテーマを決めて、閲覧者に役立ててほしい内容で行う。そのために読みやすい、理解できる『伝わる文章』を心がけよう。
具体的な方法は、上記のコラムを参考にしてね!
まとめ
事業で使用されるホームページの情報更新に、素晴らしい文章表現や長文は必要ありません。
正確で理解しやすい情報を、簡潔にまとめる。つまり「伝わる文章」を目指せば良いのです。気負わずに少しずつ、誰かの役に立てる情報であるように、まずはできる範囲から更新してみましょう。
このコーナーのコンテンツは、KDDI提供の情報サイト「はじめてWEB」掲載の「エキスパート(専門家)コラム」の情報を、許諾を得てWeb担の読者向けにお届けしているものです。
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