あなたのWebサイトを見に来てくれる人の気持ちを考えたページを作るコツ

「集客を考える、ホームページかんたん改善ポイント講座」では、「はじめてWEB(Jimdo)」を使ったホームページのちょっとした集客のための「改善のアドバイス」をお送りいたします。多くのホームページは「ここを直すだけでもっと人が来る」というポイントが存在します。
このコラムでは、JimdoExpertの「なっちゃん」と、「がじろう」が実際にあったお客さまの相談や悩みをもとに、ホームページの集客改善をどのように行えば良いのかを、掛け合いでお伝えしていきます。
今回のテーマは、せっかくホームページを作ったのに見に来てもらえない。または見られても効果が出ない原因や対策について考えてみます。
そのホームページで何がしたいの?


何か悩んでいるねぇ。大いに悩んでくれたまへ。
じゃ、ちょっとラーメン食べに行ってきます!

ちょっと、ちょっと。
がじろうさんに気付いてもらえるように大声で悩んだフリしてるんですから、少しは話を聞いてくださいよ。

わざとらしいから、スルーしたいんだよ。。。

悩みというのはですね・・・

は、はいはい。(無視して続けるのか・・・。)

ホームページを作ったけれど、目立った効果が出ない。人が来ない。ってことをJimdoCafeで相談される方が多いんですよ。
「Jimdo」を使って、お客様自身がかんたんにホームページを作ることができるようになってから、この相談は増えていますよね。

そうだねー。それは顕著だね。

で、ホームページの集客にどんなことをすれば良いのか?とアドバイスを求められるようになりましたよね。

うんうん。

アドバイスをしようと思い、ホームページを見ると・・・。

あー。わかったぞ。そういうことね。
それじゃあね、過去に相談いただいた内容を誇張したホームページを例として作ってあるので、一緒に考えてみようよ。

がじろうさん、ヒマなんですね。

うるさい。


どうよ?

うああああああ。すごいっすね。でも、あるある。

ツッコミどころが満載でしょ?

ですねー。色々と直したいところが多いです。

だよねー。でも、ここはグッとこらえて、よく見て考えて欲しいんだ。
そもそも、このホームページは、何のホームページに見える?

喫茶って書いてあるから、喫茶店ですか?

そうそう!正解!
で、喫茶店のホームページに見える?

まったく見えません。

多くの方が、忙しい時間を割いてホームページを作っているハズだよね。
それなのに、どうしてこのようなホームページになってしまうのか?
そこを考える必要があると思うんだ。

なるほど。言われて見れば、行き当たりばったり感がスゴイですね。

そう!そこなんだよ!
多くの方が「ホームページを作るぞー!」という気持ちで作るものの、事前に必要なことを考えていない。
だからその場の思いつきや「なんとなく」というノリで作ってしまうんだよ。

それじゃあ、期待する結果は得られないですよね。

お!良いこと言った。その「期待」なんだよ。
会社やお店として何を「期待」するのか。
言い換えれば、ホームページとしての『目的』がハッキリしていないから、喫茶店なのにネコの写真を載せてしまうことになるんだ。

そっか。そもそも何のためにホームページを作るのか。
この部分を明確にしないといけないですね。

そうだね。ホームページ全体で大きな目的を持つ。
この喫茶店のホームページが例だと、大きな目的は「お店にお客様を集客する。」ということにしよう。

そういえば、過去にがじろうさん、そのようなコラムを書いていましたね。
参考ページ
- ホームページの集客ってなんだろう?:ホームページにお客さんを集めるために知っておきたいコト※「はじめてWEB」は
サービスを終了しました - 集客の目的を掘り下げよう:ホームページにお客さんを集めるために知っておきたいコト※「はじめてWEB」は
サービスを終了しました

自然な流れで、告知。。。腕を上げたな!

ふふふふ。。。
そのホームページは誰が見ているの?

さて、本題に戻るよ。
まずホームページで結果を得たいなら、目的を持つこと。
これではまだ、誰にも見てもらえないよね。
そのために集客をするわけなんだけど。。。

ハイハイハイハイハイハーイ!

ハイは1回でよろしい。
なんだね?

ホームページを誰に見て欲しいのか、さらにページを見てどうして欲しいのか。
これを考えて、反映させるってことですね。

そう。
よくある相談ってさ・・・


図のように、「ページを見てもらえない」→「誰にページを見て欲しいのか」
「ホームページを見てもらっても効果が出ない」→「ホームページを見た人にどうして欲しいのか」
裏を返せば、何をすべきか見えてくることが多いんだ。

「誰に、何を、どうする。」ってやつですね?

そう。そこを考えておくだけで、全然変わったものになるよね。

ターゲットとなる人が決まる。(決まっている。)
次にその人に対して、何をするべきか・・・ここ、悩みませんか?

まずは、自分の商売の『ウリ』は何なのか、キチンと把握することから始める必要があるね。今回は喫茶店を例に出してみたけど、コーヒーにこだわっているとか、ランチが美味しいとか、デザートに力を入れているとか色々とあるよね。

なかなか一言で表せる方っていませんよね。
表せたとしても、ホームページには全然、情報がなかったり。

そうなんだよ。
だから、まずは書き出してみる。
さらに、なぜこれが『ウリ』なのかも、具体的に考えて書き出すと良いね。

「デザートに力を入れている。」なら、「地元で収穫できる美味しいフルーツを農家さんから直接仕入れることができる。」とかですか?

そうだね。
『ウリ』を考えるには、立地条件などの環境、「三陸海岸の漁師が友達で、毎日、新鮮な魚介類が入るので海鮮ランチが得意」のようにつながりから得られるアドバンスなど、理由があるよね。

あ・・・今、気付きました。
『ウリ』ってことは、お客様にとっての『価値』になるんですね!

おお!正解!!
『ウリ』は、ホームページを見る人にとって、どのように『価値ある情報』として提供できるかがポイントなんだ。

そう考えると、目的、ターゲット、ウリは大切ですね。
この3つを軸に「どうする。」を考えるわけですね。

今日はすごいなぁ。優秀だ!
「どうする」つまり、ホームページの内容となるコンテンツが考えられるようになるわけだね。

えへへ。(事前に過去のコラムを読んでいてよかった。。。)

これらを意識して、参考になるコラムをまとめておいたので、読んでみるといいよ。

はーい!(すでに読んでいるですよ。ふっふっふ。)
参考ページ
- 見る人のことを本気で想像しよう:そのホームページ、ほんとうに作る意味ある?~ホームページを作る前に考えること~※「はじめてWEB」は
サービスを終了しました - ホームページを有効活用するために「ゴール」と「ターゲット」と「ウリ」を決めよう:ホームページを見なおそう※「はじめてWEB」は
サービスを終了しました
ホームページの内容をどう考える?

だいたい、どんなページが必要かは、これまでの説明で想像がつくようになると思います。じゃあ、具体的にページのコンテンツはどのように考えて作れば良いのか。
相談された方に、説明するにはどうすれば理解いただけると思います?

あー、それも大事だね。
「こういったページを作りたい。でも、何を情報として用意すれば良いのかわからない。」ってことが、多いよね。

みなさん、モヤモヤと形にはできないけど思っていることがありますね。

とにかくね、大切なことは先ほど紹介したコラムにもある「見る人のことを本気で想像すること」にあるんだ。
まずは、ホームページを見て欲しい人を思い浮かべる。

想像しやすいように、普段のお客様を思い浮かべると良さそうですね。

そうだね。
例の喫茶店であれば、常連のお客様を想定する。
「あの人だったら、こういう情報が必要だな。」とか「こういう情報を見れば、こういう風にしてくれるな。」のように考えられると思うんだ。

私がホームページのデザインをする時にも、考えています。

我々はそれが仕事だから、そのように想定できないといけないよね。
仕事が違えど、この考え方は非常に大切。
誰も必要としない商品やサービスを展開しても、売れないからね。

具体的には何をすれば良いですか?

ちょっと話が逸れてしまったな。
ホームページを見て欲しい人が想像できたら、「どんな情報が必要なのか。」思いつくだけ、書き出す。

そして、整理するんですね!

グレート!

ふっふっふ。(すでに過去のコラムを読んでいるんですって)
参考ページ
- 情報を分類してみよう:みんビズ制作講座:ページの構成を考えよう※「はじめてWEB」は
サービスを終了しました - 情報もレイアウトしよう:あなたのホームページを「読んで」もらおう!※「はじめてWEB」は
サービスを終了しました

ざっと駆け足で説明したけど、ホームページを見てもらえない、見られても効果が出ないことの原因は、やはり、ホームページそのものにあることが多いんだ。

なぜ見てもらえないのか、なぜ効果が出ないのか。冷静に見直す必要があるんですね。

例に出した喫茶店のページ。コンテンツに「ネコ、オートバイ、家族」があるけど、これは趣味だよ。
趣味を否定するわけではなく、喫茶店に来るお客様にとって必要な情報かどうかで考えた場合に、必要とは言えないよね。

バイカーが集う喫茶店もあるじゃないですか!

それなら、「オートバイ」と「喫茶店」が結びつく分かりやすい表現など、バイカーに伝わるコンテンツが必要になるってこと。オレが言いたいことは、ホームページの目的に対して必要な情報、必要とされる情報をキチンと整理して提供する。ってことだよ。

あ、そっか。
趣味のホームページなら、別に設けたほうが良さそうですね。
Jimdoなら、ログイン方法も変わって、簡単に複数のホームページが持てるようになったことですし。
参考ページ
- ログイン方法が変わった?どうすればいいの?:はじめて相談室※「はじめてWEB」は
サービスを終了しました

なんか、今日は違うなー。なっちゃん。

ふっふっふ。

ホームページを見て欲しい人に、見て欲しい情報・見たいと思う情報を整理して用意する。さらにその情報は、見て欲しい人が普段、使っている言葉、検索するであろう言葉でなければならない。
このことを気をつけるだけでも、検索結果が変わったりするんだよ。
このあたりも、話せば長くなるからね・・・。

なんだか、時間を気にしてますね。。。

そ、そんなことないよ。(ラーメン屋さんの昼の部の営業が終わってしまう。。。)
とにかく、ホームページをしっかり運営されて、結果を出している方は、今説明したことを実践されている人が多いんだ。
つまりは、『ホームページを作るということはご自身の事業を見直すきっかけにもなる。』っても言えるね。

確かに!「大きな声で言えないけれど、ここまで商売のことを深く考えたこと無かった!」って、ウチのお客様にもこれまで、何回か言われたことがありました。
あ・・・。

ん?(まだ、何かあるのか。。。)

「ホームページを見てもらえない」ことに対しては、把握しました。
「ホームページが見られても効果が出ない」ってことに対しては、説明が中途半端なのではないでしょうか?

(ギクリ・・・。)ラ、ラーメン食べに行ってきますー!

あーあ、行っちゃった。。。
これは次回までの宿題ですね。
まとめ
ホームページが見てもらえない、効果が出にくいなど、集客に苦戦されている方の多くは、目的・ターゲット・情報の釣り合いが取れていない場合があります。目的に合わせて、見て欲しい人に届く情報を今回のコラムを参考に考えてみましょう。
次回は、より結果を得るためにどのようにページを作れば良いのかお伝えします。

このコーナーのコンテンツは、KDDI提供の情報サイト「はじめてWEB」掲載の「エキスパート(専門家)コラム」の情報を、許諾を得てWeb担の読者向けにお届けしているものです。
※「はじめてWEB」のオリジナル版は掲載を終了しました
うーん。うーん。