国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
海外&国内SEO情報ウォッチ

新SCに3つの機能が新たに追加

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Web担当者に役立つ最新情報

新SCに3つの機能が新たに追加
「検索での見え方」フィルタほか2つ (金谷 武明 on ツイッター) 国内情報

ベータ版として公開されている新しいSearch Consoleで利用できる検索パフォーマンスレポートに、3つの機能が新たに追加された。

追加機能は次のようなものだ。

  • 「検索での見え方」フィルタ
  • 検証の詳細ページから検証結果をエクスポート
  • エクスポートした比較データに見出し
検索での見え方 フィルタ
「検索での見え方」フィルタ。構成していればJob Posting(ジョブポスティング、ただし日本未導入)でもフィルタできる

「リッチリザルトやAMPを導入しているサイトは「検索の見え方」フィルタは成果を検証するのに助かるはずだ。残りの2つは地味だが、レポートが使いやすくなる。

この情報は、サーチクオリティチームの金谷氏がツイッターで知らせてくれたものだ。

★★★★☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

AMP採用で、成約率2.1倍・CTR 1.9倍・速度2.9秒短縮
金融系企業でのAMP成功事例 (Google AdWords公式ブログ) 国内情報

アドワーズ公式ブログが日本でのAMP成功事例を紹介した。三井住友カードの事例だ。

AMPを採用したことで、従来の通常ページと比較すると次のような成果を獲得したとのことである。

  • カード申込率約 2.1 倍に向上
  • 約 1.9 倍クリック率が向上
  • 表示速度が平均 2.9 秒に短縮(従来の 6.9 倍の高速化に成功)

(アドワーズ広告ではなくオーガニック検索による成果もしくはその両方かと思われる)

一部のページでAMPを採用しただけだったが、この結果を受けて今後は全面的にAMPを展開していく計画だそうだ。

金融系企業のWeb担当者でAMP導入したいが社内で話を通しにくいという人は、こうした事例をうまく活用するといいだろう。

★★★☆☆
  • AMPに興味がある人 必見!
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

アクセス解析スペシャリストがこっそり教える、閲覧率・回遊率を高める5つの秘策
即実践してみよう (週刊はてなブログ) 国内情報

オウンドメディアにしても、ブログにしても、記事を公開する以上は、できるだけ読んでもらいたいものだ。それは、単に「読みに来てほしい」だけでなく、「来たからにはちゃんと読んでほしい」まで含んでいる。

アクセス解析のスペシャリストである小川卓氏が、

  • 記事を最後まで読んでもらう「閲覧率」向上
  • 他の記事へ読者を誘導する「回遊率」向上

の秘策を解説してくれた。

次の5項目から成るTIPSだ。

  • 画像は「セーブポイント」見出しは「ロードポイント」 適切に配置しよう
  • 何分で読める? 記事の「読了時間」を提示する
  • 回遊促進のために、過去記事のリライトあるいは新規記事へ誘導する
  • 記事の最初に関連記事へのリンクを入れる
  • 記事の最後に最も重要なリンクを1つだけ入れる

どれもデータや経験に裏打ちされたものだ。即実践可能なのでさっそく試してみよう。

★★★★★
  • すべてのWeb担当者 必見!

全はてなドメイン名のブログがHTTPS対応、日本のHTTPS普及率を押し上げるか?
独自ドメイン名はもう少しの辛抱 (はてなブログ開発ブログ) 国内情報

はてなブログは、はてなが提供しているドメイン名を使用したすべてのブログがHTTPSに対応したことをアナウンスした。これまでは5つのドメイン名だけが対象だった。

独自ドメイン名のHTTPS対応はまだ準備中で、2018年6月末までの提供開始を予定しているとのことである。

それでもはてなブログのユーザー数を考えると日本でのHTTPS普及率に良い影響を与えそうだ。

あなたがはてなブログユーザーでHTTPSへ切り替えるとしたら、アナウンスをよく読んでおくように。一度HTTPSにしたら元に戻せないことや混在するコンテンツ問題など移行に際して重要な注意点にも言及している。

★★★☆☆
  • すべてのはてなブログユーザー 必見!
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

gTLD扱いされるccTLDのリストが消えた? どういうこと?
新gTLDは地域っぽくてもgTLD (John Mueller on Twitter) 海外情報

次のリストが何を示すものかわかるだろうか。

  • .cc
  • .co
  • .tv

これは、「gTLD扱いされるccTLD」の一例だ。

どういうことかと言うと、もともとは特定の国に割り当てられていたトップレベルドメイン名(ccTLD)だが、グーグルはこれらのドメイン名をどの国にも割り当てられていないジェネリックトップレベルドメイン(gTLD)として扱うことがあるのだ。

.jpや.ukのような純然たるccTLDとは異なり、Search Console でインターナショナルターゲティングを設定し任意の国に割り当てることもできる。たとえば.tvはツバル国のドメイン名だが、日本国民でも取得可能で日本向けのサイトとしてSearch Consoleで指定できる。

以前は、gTLD扱いされるccTLDを一覧したヘルプページがあったのだが、現在は消滅してしまった。別のページにリダイレクトされている。

こちらは、Wayback Machine(ウェイバックマシーン)で過去を遡って見た該当ヘルプページだ。gTLDとして扱われるccTLDが列挙されている。

インターナショナル ターゲティングの昔のページ

しかしヘルプページがなくなったからといって、これらのドメイン名がccTLD扱いされるように変更になったわけではないようだ。数が多くなったので最新状態の維持が難しくなったのかもしれない。

一方新しいgTLDには、.londonや.tokyoなど国に結びついていそうなドメイン名がある。しかし、これらはそれでもgTLDであり、特定の地域には関連付けられていない。したがって、Search Consoleのインターナショナルターゲティングの設定が可能だ。これは新しいgTLDが登場したときから変わっていない。

ドメイン名事情はどんどん複雑になっていっているようだ。

★★☆☆☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

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