テクニカルSEO情報
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リンク否認のマスターファイルは必要なのか?
必要なし (Google Webmaster Central office-hours) 海外情報
リンクの否認ファイルを1つだけ作り、複数のサイトでのリンク否認にそのファイルを共通して利用しているサイト管理者がいるようだ。怪しいと判断したサイトからのリンクを、すべての管理サイトで否認するためだ。
グーグルのジョン・ミューラー氏は、「このやり方は必要ないだろう」と助言した。主な理由は次の3つだ。
怪しいサイトからのリンクはグーグル側で無効にしているので実質的には意味がない
そのサイトからリンクが張られていなかったとしたら、否認することには意味がない
もしかしたら価値があるリンクまで否認してしまっているかもしれない
一般的なウェブ担当者にとって、リンク否認が必要になるケースは通常はないと言っていいだろう。利用が必要になる場面はかなり限られている(リンクの否認ツールが本当に必要になる場面を知りたければ、こちらの記事で)。
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
音声検索のデータ欲しい人、この指とまれ!
ミューラー氏に直談判しよう (John Mueller on Twitter) 海外情報
音声検索のデータをSearch Consoleでレポートしてほしいと思ったことはないだろうか?
グーグルはデータ提供を検討しているようだが、それが本当に役に立つのかどうかの確信がないようだ。それもあってか、まだ実現には至っていない。
音声検索のデータが必要な(合理的な)理由を、ジョン・ミューラー氏がサイト管理者に尋ねている。音声検索の情報を知ることが、どのようにしてサイト改善に役立ち、結果的に検索ユーザーの利益につながるのかを知りたいようだ。
I hear folks asking about voice search data in Search Console often. Can you elaborate on what you want to see there? What's an example of such a query that would be useful? pic.twitter.com/WOqS7aH4tP
— John ☆.o(≧▽≦)o.☆ (@JohnMu) 2017年12月7日
グーグルのモバイル検索では20%が今や音声検索だということだった。2020年にはモバイル検索の50%以上が音声検索になるとの予測もある。
音声検索が普及すると、クエリにも変化が出てくる可能性がある。筆者が昨年参加したカンファレンスで聞いたところによれば、たとえば、英語では音声検索により次のようなワードで始まるクエリが増加したそうだ。
- Who(誰)
- What(何)
- When(いつ)
- Where(どこ)
- Why(どうして)
- How(どうやって)
筆者の感覚では、日常生活のなかで浮かんだ「ちょっとした疑問」を気軽に調べる行動が増えている印象だが、これはあくまでも英語圏でのデータだ。
日本語での音声検索がどのような場面で使われるかの具体的なデータを、筆者は見たり聞いたりしたことがまだない。Search Consoleで手にできれば、声で検索するユーザーが求めているものを知る手がかりになり、それを解決できるコンテンツを提供できるだろう。
音声検索のデータを本当に欲しいと感じていたら、その理由とともにミューラー氏に要望するといい。
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もはやネイティブアプリは不要!? ウェブサイトをアプリ化したピンタレストの成功事例
PWAはますます注目に値するモバイルテクノロジーに (Addy Osmani on Medium) 海外情報
画像投稿のソーシャルメディアサービスであるピンタレスト(Pinterest)がPWA(Progressive Web Apps)を導入した成功事例を、グーグル社員が共有してくれた。
日本や米国にいるとわからないものだが、新興国市場では、回線速度が遅かったりスマートフォンのスペックが低かったりする状況が当たり前だ。そうした状況では、ピンタレストの従来のモバイルサイトではレスポンスが非常に悪く、登録するユーザーや広告収益にかなりマイナスに影響していたようだ。
しかし、ピンタレストのサイトをPWA対応した結果、そうした環境でもかなり快適に表示されるようになった。
それにともない、ユーザー行動やビジネス面にも良い影響があったことをデータで確認できたという。具体的には、旧サイトと比較して次のような結果が出たとのことである。
- 5分以上滞在するユーザー ―― 50%増加
- ユーザー生成の広告収益 ―― 44%増加
- 広告のクリック率 ―― 50%増加
- 主要エンゲージメント ―― 60%増加
またネイティブアプリと比較するとPWAサイトは次のような数値になっているそうだ。
- 5分以上滞在するユーザー ―― 5%多い
- ユーザー生成の広告収益 ―― 2%多い
- 広告のクリック率 ―― 0%(差なし)
- 主になるエンゲージメント ―― 2%~3%多い
以前の遅いモバイルサイトよりも成果が良くなるのは予想どおりだったとして、ネイティブアプリよりも成果が出ていることは注目に値する。ネイティブアプリを持たず、アプリ化したPWAサイトだけで十分なのではないかとさえ思ってしまう。PWAは、ますます注目に値するモバイルテクノロジーになってきた。
ピンタレストが実際に使用したコード例も掲載されているので、開発者にも読んでもらうといいだろう。
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Firefoxで読み込むウェブページの66%が、現在はHTTPSページ
HTTPSページの読み込みが増えているのはChromeだけじゃない (Let's Encrypt on Twitter) 海外情報
Firefoxで読み込むウェブページの66%が、現在はHTTPSページ
2017年1月1日時点の46%と比べて20ポイントの上昇!
HTTPSに必要なサーバー証明書を無料で発行する機関であるLet's Encryptが、Firefoxの開発元であるMozillaのデータをもとにこのような数字を公表した(最新の状況はこちらで確認できる)。
66% of page loads are now HTTPS, rising 20% from 46% on January 1st of this year! Together, we can #SecureTheWeb pic.twitter.com/MF2FnKDgAC
— Let's Encrypt (@letsencrypt) 2017年12月5日
グーグルは以前に透明性レポートで
- Android版Chromeのトラフィックは64%がHTTPS
- MacとChrome OSのChromeのトラフィックはいずれも75%以上がHTTPS
という統計データを公表していた。FirefoxにおいてもHTTPSが着実に普及していることが証明された。
あなたのサイトがいまだにHTTPのままだとしたら、改めて、
- HTTPSにしない場合に発生し得るデメリット
- HTTPS化する場合のメリット
- HTTPS化する場合のデメリットとコストとリスク
を、ビジネス面とユーザー体験面で考えてみるべきだろう。
- すべてのWeb担当者 必見!
#NoHackedキャンペーンでハッキングの防止策を学ぼう!
ハッキングするスパマーはどのようにして不正アクセスするのか? (グーグル ウェブマスター向け公式ブログ) 国内情報
グーグルは、ハッキングの被害からサイトをも守るための#NoHackedキャンペーンを絶賛開催中だ。
そのシリーズとして今回、「自分のウェブサイトがハッキングされることを防止するためのヒント」を解説する記事が、公式ブログに掲載された。
スパマーがサイトに不正アクセスするために主に用いる手段には、無料提供の有料テーマやプラグイン、ボットネットがあるとのことだ。
「ハッキングなんて自分には無縁」なんて思わずに、具体的な手口や防御方法を公式記事で確認し、少しずつセキュリティに慣れ親しんでほしい。
先週も書いたが、大切なことなので繰り返してお伝えする: いますべて理解できなくてもいい。すべてのウェブ担当者さんが、いや、あなた1人だけでも、
セキュリティ = わからない・自分は気にしなくていい
という意識から少しだけでも変わることが大切なのだ。
- すべてのWeb担当者 必見!
海外SEO情報ブログの
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スニペットとAMPに関する記事を今週はピックアップ。
- Google、検索結果のスニペットの文字数を増量。ただしモバイル検索は今までどおり
修正が必要とは思わない。
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予測どおりになるとしたらスゴイ!
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