ステマの営業を受けた広告主さん、Yahoo!ニュースではステマ情報のタレコミを募集中です!
今日は、「ステマ」に関する話題を。「Yahoo!ニュースに配信されますよ」といったステマの営業を受けたことありませんか? そういう情報をヤフーさんに提供して、ステマ撲滅に協力してみませんか?
みなさんにお願いです。この情報を、義のある広告主さんの知り合いに、ぜひ知らせていただけませんでしょうか。
Yahoo!ニュース、ステマ営業の情報を広く募集
Yahoo!ニュースでは、「ステマ営業を受けた」ことの情報提供を、一般企業のWeb担当者さん・広報担当者さん・マーケ担当者さんなどから幅広く受けるようにし、情報提供フォームを公開しています。
ステマ(編集コンテンツと誤認させて広告を届ける行為)の迷惑営業に関する情報提供専用フォーム(Yahoo!ニュース)
http://form.ms.yahoo.co.jp/bin/news_stealth_inquiry/feedback
ここでいう「ステマ」とは、広告記事なのに、そうと記載せずにYahoo!ニュースに配信している、いわゆるノンクレジット広告のこと。
もしあなたが、PR代理店さんや広告代理店さんからYahoo!ニュースに関するステマの提案を受けたら、このフォームからYahoo!ニュースさんに情報を提供してください。
そうすると、ヤフーさんのほうでそうした情報をもとに調査や対策を進めてくれるはずです。
このフォームは、これまでメディア側のYahoo!ニュース担当の方向けに用意されていたものです。でも今回さらに対象を広げ、ステマ営業を受ける立場の人からも情報を集めるようにしていくということです。
フォームでは、
- ステマを唆す迷惑営業を行った媒体、代理店・PR会社等の企業名、部署名、担当者名、連絡先、迷惑営業を受けた年月日
- セールストークの内容(対価への言及の仕方等)
- Yahoo!ニュースへ掲出する手法等が書かれたメールや資料
- 対価等を示したメールや資料
- 掲載媒体名
- 掲載された記事のURL など
などの具体的な提供を募っています。
会社のメールアドレスではという方は、書面でも受け付けているとのことなので、そちらから。
Yahoo!ニュース、ステマ撲滅にさらに前身
Yahoo!ニュースがステマ記事排除へと本格的に動き始めたのが、2015年の7月。
ヤフーさんは「広告記事なのに、そうと記載せずにYahoo!ニュースに配信している」、いわゆるノンクレジット広告を、「読者を裏切るステルスマーケティング(ステマ)」とし、その撲滅に、積極的に動いています。
- 編集コンテンツと誤認させて広告を届ける行為(ステルスマーケティング、いわゆるステマ)に対する考え(Yahoo!ニュース スタッフブログ)
報道によると、一部のニュースメディアにおいて、広告であることを隠し、編集コンテンツと誤認させて広告を届けるような行為が行われているということです。「ノンクレジットのネイティブ広告」「ノンクレジットのタイアップ記事」などと呼ばれることもあるようですが、読者を裏切るステルスマーケティング(いわゆる「ステマ」)の一種であり、優良誤認として景品表示法違反に問われる可能性もある悪質な行為です。
もし仮にYahoo!ニュースでこのような悪質な行為を許せば、記事内容に対する信頼が損なわれるだけでなく、読者、広告主様との信頼関係をも損ない、ひいてはYahoo!ニュースが長年かけて構築してきたサービスそのものへの信頼を大きく揺るがす重大な問題と考えており、これらの行為について、積極的に排除し、撲滅したいと考えています。
Yahoo!ニュースさんと媒体社の契約では、記事広告やタイアップ記事の配信は明示的に禁止されています。
そして、ヤフーさんでは、そうした契約に違反する媒体との契約解除をすでに進めています。
でも世の中には、そうした「メディアの信頼性」を意識せず、目先の利益のために読者を裏切るステマのメニューを作るPR代理店さんや、それが引き起こす問題を意識せずに利用してしまう広告主さんも、未だに残っているようです。
そして、表では禁止されているだけに、そうした動きは、どんどん捕捉しづらい形になっていっているようなのです。
1割の「義」を知る広告主の力を
今回、ヤフーさんが広告主さん側からの情報提供を受けるようにしたことは、大きな前身だと思います。
世の中の9割の広告主さんは、「ステマとかうるせーなー、何が悪いんだよ」という姿勢かもしれません。
でも、1割の「義(道徳・倫理)」を知る広告さんが、ステマがらみの営業を受けた際にその情報をヤフーさんに提供すれば、かなりの効果があるはずです。
マーケティングも広告も宣伝も販促も、私企業の利益行為として行うものです。とはいうものの、社会の一員として活動している以上。そこに倫理がなければ、いくら利益をあげていても、胸を張って活動できるでしょうか。明確に法律で禁じられていなければ、何をしてもいいのでしょうか。
広告関連の倫理綱領というものを、各団体が定めています。代表的なものを以下に示します(これ以外にもいくつかあります)。
あなたは、「いま自社の利益になればいいや」というタイプですか? それとも、「自分のしている広告や広報という仕事で、世の中を良くしていきたい」タイプですか?
もし後者なら、ステマの営業は断らずに具体的に話を聞き、そこで提供された情報をYahoo!ニュースさんに提供してみてみるというのは、いかがでしょうか。
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