Googleからの「不自然な被リンクへの警告」「リンクペナルティ」について、Webサイトの運用制作担当者を対象に調査した結果を、エコンテが7月21日に発表した。
まず事前調査として、Webサイトの運用制作担当者(1,011人)に「自社のSEO施策の対応状況」について聞くと、「自社でしている」54.0%が最多。以下「外部に委託している」32.2%、「特にしていない」21.4%が続いた。
そこで、自社サイトでSEO施策を行っている担当者443人に、「Googleが定めるガイドラインに違反しているとGoogleから警告が送られてくることを知っていたか」を聞くと、「知っていた」83.1%で大多数が認識していた。実際にGoogleから不自然な被リンクへの警告を「受けたことがある」としたのは43.4%だった。
警告を受けたことがある151人に「ペナルティの解除作業をどのように行ったか」を聞くと、「自社で作業した」62.9%、「外部企業が作業した」29.8%、「解除作業はしなかった」7.3%だった。
自社で解除作業を行った理由としては、「自社の細かい事柄は自社の社員が一番よく知っているから」「迅速だから」「コスト圧縮」「自社でSEOに詳しい人材を育てるため」などがあがった。
外部委託した理由では、「社員のスキル不足」「専門家の対応のほうが安心」などがあがった。
「解除作業はしなかった」ことの理由では、「放置していても問題がない」「やりかたがわからない」「費用を抑えるため」などが見られた。
さらに、ペナルティの解除作業を行った140人に、「ペナルティを解除することができたかどうか」を聞くと、「できた」と回答した担当者は87.9%で、「できなかった」担当者が12.1%存在した。
解除作業ができた123人のうち、3か月以内のペナルティ解除に成功していたのは約8割だが、6か月以上の長期間ペナルティ解除されなかったと回答した担当者も5.7%存在した。
「自社でペナルティ解除作業した担当者が感じている問題点」としては、次のものが上位だった。
- 「最適な外部委託先がない」45.3%
- 「SEOに詳しい人員が不足している」41.1%
- 「不自然な被リンクを特定できない」32.6%
「外部委託した担当者が感じている問題点」の上位は次のとおり。
- 「SEOに詳しい人員が不足している」57.8%
- 「不自然な被リンクが特定できない」40.0%
- 「対応方法がわからない」35.6%
調査概要
- 調査期間:2015年7月8日~7月13日
- 調査対象:自社WebサイトでSEO対策を行っている運用制作担当者
- 回答数:348名
- 事前調査:自社Webサイト運用制作担当者(回答数1,011人)
参考リンク
WEBサイト運用制作担当者348名にGoogleペナルティ実態調査を実施(エコンテ)
エコンテ
Web担先生と初心者君のやさしいニュース解説
厳しいことを言うようだが、自業自得ではある。
ええええぇぇぇぇ!!?
ペナルティを受けるようなリンクは、もともとグーグルが長年「ダメだよ」と言っていたものだ。
まぁ、そうですけど……。
なのに、それを知らなかったり、知っていても無視したり、業者に言われるままにしたり。それが原因でペナルティを受け、解除しなきゃいけなくなっているんだよね。
先生、SEOに関しては厳しいですね。
まぁね。とは言え、Web担当者さんは忙しいし、なのに少しでも成果をあげろと迫られるから、大変なんだよね。
あら、優しくなった。
だからこそ、何が大丈夫で何がまずいのかをちゃんと考えて、さらに時代の変化にも敏感でいることが大切なんだよね。
(忙しいって言ってるのに、さらに大変なことを要求するんだ……)
ん? 何か言ったかね?
いえいえいえいえいえ。何も言ってません。その通りだと思います!
※「はじめてWEB」のオリジナル版は掲載を終了しました
Googleペナルティの話、ここ数年、多いですよねー。