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検索結果のパンくずリスト、スニペット、タイトルの正しい設定方法

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検索結果のパンくずリスト、スニペット、タイトルの正しい設定方法
★★★★☆ グーグルからのアドバイス (Google Webmaster Help Forum)

グーグル検索結果での「パンくずリスト」「スニペット」「タイトル」の改善について、ある掲示板サイトの運営者が、グーグルの公式ヘルプフォーラムで質問した。

グーグルのジョン・ミューラー氏がアドバイスした。掲示板ではないサイトにも参考になるので紹介する。

  • パンくずリスト

    パンくずリストは意味がある。検索結果でユーザーのちょっとした案内になる。サイト内の完全な構造を反映したものである必要はないが、ユーザーがそのスレッドを訪問したときにサイトで見るものと類似させたほうがいい。

    パンくずリストを実装するなら、ヘルプセンターで説明しているフォーマットを必ず使うようにする。schema.orgで定義されているパンくずリストをグーグルはサポートしていないので注意してほしい。

  • スニペット

    検索結果のスニペットは、meta descriptionタグやコンテンツ、ユーザーのクエリに基づいて自動的に生成される

    meta descriptionタグの記述である程度は指定できるが、それをアルゴリズムが検索結果に使うかどうかは保証できない。

  • タイトル

    スニペットと同じように、そのページのtitleタグをアルゴリズムが書き換えることがある。ときにはユーザーのクエリに応じて書き換えることすらある。

    (掲示板での質問投稿のタイトルに)「解決済み」のような言葉を付け加えてサイトで表示していたとしても、検索結果で表示されるかは、やはり保証されない。

グーグルの評価を上げるためにメインコンテンツのソースは上部に記述すべきか
★★★★☆ 高速化のためにはそうしたほうがいい (WebmasterWorld)

「HTMLのコード上でメインコンテンツのソースが上に書かれているほうが、グーグルの評価が上がる」と聞いたが、これは本当だろうか?

自分が管理するサイトは、現状では、headセクションにscriptタグなどがたくさんあり、その後に国や年齢を選択するリストのコード、そしてその後にようやくメインコンテンツのソースが来るのだが、変えたほうがいいのだろうか。

こんな質問がWebmasterWorldフォーラムに投稿された。

結論からいうと、HTMLで上のほうにメインコンテンツのソースがあるからといって評価が上がるということはない

まず、headセクションにコードがたくさん存在し“肥大化”したとしても、検索結果に悪い影響を与えることはない。もう5年以上も前になるが、グーグルのマット・カッツ氏が説明したことがある。

また、現在のグーグルは、我々がブラウザで表示するようにレンダリングでき、メインコンテンツがどれなのかを認識できる。必ずしもソースに依存する必要はない。ソースコード上の配置が評価に直接影響しないことを、筆者はマット・カッツ氏に直に確認したことさえある。

だが、メインコンテンツより上のソースを“スリム化”にするに越したことはない。理由はページの表示スピードを速くするためだ。

グーグルはモバイルにおいて、ファーストビュー内のコンテンツだけでも1秒以内に表示させることを推奨している。メインコンテンツを先に表示させるには、メインコンテンツのソースをより上部に記述すべきだ。

余分なコードも省いたほうが、より速く読み込ませることができる。CSSやJavaScript(非同期処理に指定していないもの)がhead内にあると、そのファイルをサーバーから取得して読み込んで処理するまで、後続のコンテンツの表示処理が保留されるからだ。

ファーストビューのコンテンツに影響しないCSSやJavaScriptを読み込む場所を変えるだけでも、ユーザーが感じる「表示の早さ」が改善されるという。この点は、グーグルが提供しているPageSpeed Insightsでサイトをチェックしてみるとわかる。

まとめると、次のようなところだろうか。

  • メインコンテンツのソースを、HTMLで上の位置に記述したとしても、それだけで検索エンジンの評価が上がることはない。
  • ただし、ページ表示の高速化のために、メインコンテンツより上のソースを整理することは、ユーザーにとっても表示が高速化される価値がある。

ランドが激怒! Mozからのリンクが不自然リンク扱いされた
★★★★☆ 問題視されたのはMozではなく記事寄稿者の行い (Moz)

Web担の月曜日のMozの翻訳コラムは長く続いている人気コーナーだ。当然のことながら、元記事は質が高く、Mozにはそんなハイクオリティなコンテンツが日々投稿されている。

しかし、なんと驚くことなかれ、Mozの記事が不自然なリンクの出どころとしてグーグルに指摘されたのだ。その記事はユーザー投稿記事だったのだが、Mozのユーザー投稿記事は、Mozの編集者の厳しい審査をパスしなければ掲載されない。不自然リンクの源になるような低品質なコンテンツであるはずがないのだ。

にもかかわらず、グーグルはMozの記事を問題視した。

Mozの共同創設者であり、Wizard of Moz(モズの魔法使い、“オズの魔法使い”にかけている)の肩書きをもつランド・フィッシュキン氏が激怒している。

グーグルがよく調査もせずに適当にリンク元を選んだのだろうか? それとも何かの手違いがあったのだろうか?

記事のコメント欄やソーシャルでの共有から判断すると、どうやらグーグルは間違った対処はしていないようだ。

大きな問題点は次の2つだ。

  • 記事寄稿者は、不正なリンク構築を長年に渡って続けていた。
  • 問題視されたMozの寄稿記事から張られた寄稿者のサイトへのリンクのアンカーテキストは、文脈とは関連性に乏しい、その寄稿者が上位表示を狙っているSEOキーワードだった。

グーグルがダメ出しをしたのは、リンク元であるMozに対してではない。記事寄稿者の過去の行いとリンク先サイトとの関係にダメ出しをしたのだ。もし、記事寄稿者が過去に不正なリンク獲得を常習的に繰り返していたのではなく、たまたまMozの記事からのリンクのアンカーテキストがそのキーワードであっただけだったならば、問題視はされなかったかもしれない。

積み重ねてきた悪行をグーグルは許さなかったということだろう。

グーグルが不自然リンクのサンプルを提示するのは、「そのリンクを削除するべし」という意味ではない。グーグルが不自然だとみなすリンクのパターンを伝えるために提示しているのだ。必ずしも、リンク元のサイト(今回の例でいえばMozというサイト)の評価の良し悪しが問題になるとは限らないのだ。

Moz(ランド・フィッシュキン氏)側にも言い分は当然ある。だが記事の品質チェックは厳格に実行していたが、不自然扱いされ得る、SEO目的のアンカーテキストを見抜けなかったMozの編集者に落ち度がゼロだったとは言えないのかもしれない。

グーグルのアルゴリズムは万国共通なのか?
★★★★☆ 国や言語によって異なる (Search Engine Roundtable)

グーグルのアルゴリズムは世界中の国や言語で同じように動作するのか?

ブラックハット系のSEOフォーラムに投稿された質問を、バリー・シュワルツ氏が自身のSEOブログで取りあげて解説した。

一言でいえば、答えは「ノー」だ。すべての国や言語で同じく動作するわけではない。

具体的な例を挙げれば、パンダアップデートは2011年2月に英語を対象に初めは実施された。17か月後にアジア圏の言語を対象に、日本語や韓国語にも導入された。

一方で、ペンギンアップデートはもっとグローバルで、どの言語のサイトにも衝撃を与えた。

言語によってグーグルがコンテンツを理解するプロセスは違う。その国に固有のタイプのサイトもあるだろう。ポーランドのように、より激しいスパムが横行している国もある。

このように外見上は同じでも、言語や国に応じて最も適切に機能するようにグーグルはアルゴリズムを調整している。また、その言語だけ、たとえば日本語だけに適用するアルゴリズムすら存在する。

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